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高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2019 05/26 合ピークゆっくり判定 トランプ杯大相撲千秋楽 インドNavIC東西両輪太陽合 IGSO/QZS軌道2/4倍拡大アニメGIF

2019年05月26日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2019 05/26 インドNavICの東西IGSO両輪で同期太陽合は、真ん中付近通過の合ピーク状態がまだ継続しているようです。おそらくピークは昨日5/25であったと思いますが、来週までデータを見て、ゆっくり前後データからピーク判定をする予定です。1年前よりは当ブログの幾何学的な手法も随分と改善できていることもありますし。

トランプ杯大相撲千秋楽の大騒ぎをテレビ中継で見てみましょう。

NavICでは東西両輪1D,1B衛星の太陽との対地射影距離の減少ペースも良く一致していますから、東西両輪間の合同期精度の評価データも良くなるであろうと期待できます。

NavICの東西両輪の衛星配置位相からしても、本5月の太陽合が一番同期精度が高くなりそうです。東輪では2衛星が1日に2回、赤道上で見事に合体していますが、西輪ではズレが生じているからです。

太陽赤緯が最高に達する夏至へ向けて、次のQZS-2に続いて6月中旬までは、次々と太陽合が生起しますから、アジアのQZSS/IGSO軌道からは目が離せないエベントが続きます。

以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2019 05/26 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。


2019 05/26 QZS/IGSO軌道の4倍拡大アニメGIFを記録します。


平成期の日本宇宙陣は先駆的な脱MEOという大胆なQZS計画実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。

中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守り、将来のエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシア計画中のPostGlonassたる高々度QZSS型衛星軌道セグメントの実現に大きな影響を与えるでしょう。

当面、今後の中国衛星セグメントについて知らないふりをするのではなく、その長期戦略を読み取ることが重要でしょう。エコシステムの鍵は歴表時・原子時・世界時のクロスポイントである太陽と測位衛星の合ではないかと推測しています。

統計学的には永年の天文データ蓄積に基づいてガウス統計で決まってきた太陽の歴と、ビッグデータを事前学習して、測位衛星の瞬時および近未来の軌道を実時間でAI予測するベイス統計とのぶつかりあいとして興味深いでしょう。幾何学の範囲を超えますが。

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