南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2019 08/01 関東猛暑⇒雷雨 BD-I1-S太陽合ピーク過ぎ?! NavIC東輪1Dは明日にも準合状態か?

2019年08月01日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2019 08/01 関東猛暑⇒雷雨、熱帯島嶼国らしくなりました。BD-I1-Sの太陽合ピークは過ぎようとしています。代わってNavIC東輪1Dは明日にも準合状態に入りそうです。その判断のためにも、来週には総括プロットを記録する予定です。

軌道長半径がMEOの倍近いIGSO電波を各国の月面探査衛星の軌道運動・測位へ活用する動きが見えてきました。脱MEOの先頭を切ったQZSSこそが、日印月面協力協定を生かして新しいQZSS/IGSO応用に挑戦すべきでしょう。

NavIC西輪1I機と東輪1D機とは数日以上遅延する非同期太陽合生起となります。

以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2019 08/01 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。


2019 08/01 QZS/IGSO軌道の4倍拡大アニメGIFを記録します。


インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います。




平成期の日本宇宙陣は欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS計画実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。各国の月面探査衛星はIGSOからの電波での測位を活用する動きが見えてきました。日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう。

中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守りながら、将来のIGSOエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシアが計画中のポストGlonassたる高々度亜QZSS型衛星軌道セグメントの実現にも大きな影響を与えるでしょう。
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