南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2019 09/04 明後日から予定の印月面南極軟着陸作業、秋分後のBDS-1,4,7三姉妹編隊の同期太陽合を追う

2019年09月04日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2019 09/04 9月は明後日から始まる前人未到のインド月面南極軟着陸と並行して、中国IGSO東輪BDS-1,7,と西輪4の三姉妹の同期太陽合を追いかけてゆきます。昨年と比較して位相の相違点が三姉妹の編隊飛翔において見られるかどうかが興味深いです。

編隊内の位相差を計る手法として太陽合が効果的に使用できます。

インドに続き、日本や中国も月面軟着陸・探査機を準備しています。アジアが主役の月面探査競争・協力時代が、アジアGNSS/QZSS発展と合わせて到来してきているといえるでしょう。

以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2019 09/04 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。


2019 09/04 QZS/IGSO軌道の4倍拡大アニメGIFを記録します。


インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います。



平成期の日本宇宙陣は欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS計画実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう。

中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守りながら、将来のIGSOエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシアが計画中のポストGlonassたる高々度亜QZSS型衛星軌道セグメントの実現にも大きな影響を与えるでしょう。
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