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南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信fj鷹@gmail.com

2018 06/06太陽合移行中の軌道間同期リンク:QZS-2=Navic1E=BDIGSO-3=BDIGSO-6=Navic1D

2018年06月06日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
大見得のデータ更改版です。後悔版?ではありませんが、太陽赤緯の上昇が夏至を前にして、当然の如くスローダウンしており、BD-IGSO-3,-6と合にならずに夏至になってしまわないのかは様子をみましょう。その点インドNavicのインクリは小さいので、1連あたり2衛星にもかかわらず確実に合となってくれたようです。

太陽合移行段階の軌道間同期リンクの姿が:QZS-2=Navic1E=BDIGSO-3=BDIGSO-6=Navic1Dのようにみえてきています。


6/6本日は残念ながら午前中のデータが取得できていませんでしたが、
午後からのアニメGIFからも中印両IGSOとQZSの太陽同期軌道リンク関係が読み取れます。

今後さらに太陽が各衛星軌道位置に接近すれば、より明確に見えてくるでしょう。

今後の課題は日中印の3大宇宙セグメントIGSO/QZS間の太陽同期軌道を次世代モバイル技術にどう利用するかでしょう。

宇宙無限遠点からみた衛星楕円軌道の時空間幾何学的配置を御する恒星時(歴表時)、
衛星搭載原子時計が刻む原子時、
衛星ケプラー運動を御する世界時UT、
衛星軌道上配置位相により太陽同期を御する太陽時(地方時と東経度)、
欧風の人間生活を仕切る太陽歴時と、
人間と生物の健康・病気・宗教に関わる潮汐・気象・気候等を仕切る太陰暦時などと、

多様な時系群が並びます。

全てが世界時UT使用で良いと西欧風に一元化するだけではなく、より多彩な時空間、古代からのまたは土着の民族や宗教に関わるローカルな固有時をも無理なく包含する統合グローカル時系群の考え方が次世代高精度モバイル技術には重要です。

これらがすべてかかわってくる宇宙規模スケールから人間生活のローカルスケールまでのグローカルな時系複合結合が一気に押し寄せてくるIGSO/QZSS太陽・月同期系の仕組みの全体将来像こそが、次世代高精度モバイル時空間計測系の基盤モデルとなることでしょう。

古代から連綿と紡ぎ続いてきている天文暦系列を有してきたインドや中国と、複合的かつ対立的な概念を、かつての遣唐使時代の空海のように均してしまうことが上手な大陸東端の日本と組むことで、新しいローカルから宇宙規模までシームレスな時空間計測技術への挑戦が可能となるでしょう。

そこから東アジアと南アジアオリジナルの次世代高精度モバイル用時空間技術が生まれてくるように予想します。
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