南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2019 05/25 本日ピークか!?インドNavIC東西両輪太陽合 IGSO/QZS軌道2/4倍拡大アニメGIF

2019年05月25日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2019 05/25 インドNavICの東西IGSO両輪で同期太陽合は、ど真ん中通過のため本日がピークの様相です。ピーク通過前後のアニメデータも考慮してピーク日を決めましょう。1年前よりは幾何学的手法も随分と改善できたようです。

NavICでは東西両輪1D,1B衛星の太陽との対地射影距離の減少ペースも良く一致していますから、東西両輪間の合同期精度の評価データも良くなるであろうと期待できます。

NavICの東西両輪の衛星配置位相からしても、本5月の太陽合が一番同期精度が高くなりそうです。東輪では2衛星が1日に2回、赤道上で見事に合体していますが、西輪ではズレが生じているからです。

太陽赤緯が最高に達する夏至へ向けて、次のQZS-2に続いて6月中旬までは、次々と太陽合が生起しますから、アジアのQZSS/IGSO軌道からは目が離せないエベントが続きます。

以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2019 05/25 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。


2019 05/25 QZS/IGSO軌道の4倍拡大アニメGIFを記録します。


平成の日本宇宙陣の先駆的な脱MEOという大胆なQZSSの頑張りが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBD-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。今後の中国宇宙測位セグメント戦略を読み取ることが重要でしょう。中国側も日本QZSSの自立した頑張りと将来展望を見ているでしょう。これらはインドやロシアの測位衛星セグメントの将来計画にも大きな影響を与えるでしょう。

当方のブログアップロードのペースはアニメGIFの画質向上と合わせて、かなり定常化・安定化してきました。このペースに合わせて太陽合同期の幾何天文学的な補強説明を更新してゆきたいと思っています。

この記事についてブログを書く
« 2019 05/24 5月猛暑大陸型体... | トップ | 2019 05/25 訪日トランプ熱気... »

アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道」カテゴリの最新記事