2018 04/29 昭和の日です。 もう一度大きな視野(当方は南十字星)から世界のIGSO/QZSSを見てゆきましょう。
最初は縮小軌道GIFを少しみていただき、次に拡大GIFをじっくり、合計24時間分をご覧ください。
若干ネット回線のトラブルもあり、GIF終盤のQZS-4と太陽との合の開始が唐突ではありますが、まだ発生しているようです。4月下旬という今の時期は、太陽の赤緯がぐんぐん北上する速度と、QZS-4の日周8の字運動のズレをもたらす太陽時と恒星時のズレ具合と8の字軌道の運動方向がちょうど良いあんばいになっているようです。
そのためQZS-4と太陽との合もどきが長期間にわたり繰り返し多分2週間以上続くという、特異な興味深い現象が発生することが判りました。これは今後も毎年4月下旬から5月連休にかけて起きると予想されますので、激動の昭和史の彼岸というべき事象なのでしょう。
日本列島から見ると、この昭和の日の前後は毎日、お昼前から午後へとシフトしながらQZS-4衛星の背後から強い太陽電波と日射を浴びせていることとなり、QZS-4電波受信への影響も考えられるかもしれません。
さて今起きているインドIRNSSの1I機の緑の8の字軌道の中心経度はインド本国の真上をゆっくりと東に動いています。インド宇宙空間研究機構Indian Space Research Organisation(ISRO)の方針は公開されていないようですが、IRNSSの1I機は計画の55度IGSOと111度IGSOの中央に新たな中心経度(83度Eくらい)を置くのではと推測します。
すると55度と83度はそれぞれ相棒衛星のないIGSOになってしまいます。従ってインドはそれぞれの相棒衛星を将来打ち上げるのではないでしょうか。インドは3連のIGSO衛星配置を考えているのではと思います。以上はあくまでも当方のFactDataに基づく推測です。
インドは中国の一帯一路構想に基づく大宇宙戦略とは自立した、独自の宇宙セグメントを構築するという意志が示されているように思われます。これは18世紀以降の大英帝国の苛酷かつ狡猾なインド植民地支配・経営の負の歴史に学ぶものではないかと、当方は予測します。
当方が2年間の南太平洋大学滞在で学んだ大事なことのひとつが、産業革命以降の近代世界史を箱庭の如く展開した大英帝国の南太平洋島嶼での奴隷的労働のためにインド系住民を強制連行してきた厳しい史実であり、そして21世紀にそれを乗り越えようとする主導的な動きが起きていることであるからです。
上記は1年前の本ブログ記事にてもご紹介したQZSSの視認時間率の図面です。以前もご説明しましたが、フィジーなど南太平洋島嶼国の西半分ではQZSSの視認時間率は、北海道に匹敵する長さです。さすがに仰角は低くはなりますが。日本QZSSとインドIRNSSは、フィジーというインド系が科学技術を主導する地域を仲介しての連携を構築する意義はここにあります。
そのためにも同記事でも述べましたフィジーに日本ODA予算で建設・設置したICTセンターが役立つことでしょう。
どうも5月連休の暖季になると毎年、当方は南太平洋大学からみのブログ記事を書きたくなるようです。
最初は縮小軌道GIFを少しみていただき、次に拡大GIFをじっくり、合計24時間分をご覧ください。
若干ネット回線のトラブルもあり、GIF終盤のQZS-4と太陽との合の開始が唐突ではありますが、まだ発生しているようです。4月下旬という今の時期は、太陽の赤緯がぐんぐん北上する速度と、QZS-4の日周8の字運動のズレをもたらす太陽時と恒星時のズレ具合と8の字軌道の運動方向がちょうど良いあんばいになっているようです。
そのためQZS-4と太陽との合もどきが長期間にわたり繰り返し多分2週間以上続くという、特異な興味深い現象が発生することが判りました。これは今後も毎年4月下旬から5月連休にかけて起きると予想されますので、激動の昭和史の彼岸というべき事象なのでしょう。
日本列島から見ると、この昭和の日の前後は毎日、お昼前から午後へとシフトしながらQZS-4衛星の背後から強い太陽電波と日射を浴びせていることとなり、QZS-4電波受信への影響も考えられるかもしれません。
さて今起きているインドIRNSSの1I機の緑の8の字軌道の中心経度はインド本国の真上をゆっくりと東に動いています。インド宇宙空間研究機構Indian Space Research Organisation(ISRO)の方針は公開されていないようですが、IRNSSの1I機は計画の55度IGSOと111度IGSOの中央に新たな中心経度(83度Eくらい)を置くのではと推測します。
すると55度と83度はそれぞれ相棒衛星のないIGSOになってしまいます。従ってインドはそれぞれの相棒衛星を将来打ち上げるのではないでしょうか。インドは3連のIGSO衛星配置を考えているのではと思います。以上はあくまでも当方のFactDataに基づく推測です。
インドは中国の一帯一路構想に基づく大宇宙戦略とは自立した、独自の宇宙セグメントを構築するという意志が示されているように思われます。これは18世紀以降の大英帝国の苛酷かつ狡猾なインド植民地支配・経営の負の歴史に学ぶものではないかと、当方は予測します。
当方が2年間の南太平洋大学滞在で学んだ大事なことのひとつが、産業革命以降の近代世界史を箱庭の如く展開した大英帝国の南太平洋島嶼での奴隷的労働のためにインド系住民を強制連行してきた厳しい史実であり、そして21世紀にそれを乗り越えようとする主導的な動きが起きていることであるからです。
上記は1年前の本ブログ記事にてもご紹介したQZSSの視認時間率の図面です。以前もご説明しましたが、フィジーなど南太平洋島嶼国の西半分ではQZSSの視認時間率は、北海道に匹敵する長さです。さすがに仰角は低くはなりますが。日本QZSSとインドIRNSSは、フィジーというインド系が科学技術を主導する地域を仲介しての連携を構築する意義はここにあります。
そのためにも同記事でも述べましたフィジーに日本ODA予算で建設・設置したICTセンターが役立つことでしょう。
どうも5月連休の暖季になると毎年、当方は南太平洋大学からみのブログ記事を書きたくなるようです。