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南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信fj鷹@gmail.com

21.10.27 後継みちびきQZS-1RのNORAD番号は49336とのこと

2021年10月27日 | QZSSの軌道・幾何
21.10.27 後継みちびきQZS-1RのNORAD番号は49336とのことです。


まだH2ロケット本体の近くを飛翔中のようです。


https://www.n2yo.com/?s=49337|49336

とすれば両者の軌道を追跡できます。

Celestrakの方でも:
https://www.celestrak.com/NORAD/elements/tle-new.txt
の最新(一番最後が最新)にQZS-1RとH2ロケット本体のTLEデータが載りました.
QZS-1R
1 49336U 21096A 21299.35214646 -.00042864 00000-0 -88841-2 0 9994
2 49336 31.9333 105.8031 7300601 180.1574 192.6740 2.26411668 05
H-2A R/B
1 49337U 21096B 21299.60939730 .00030423 00000-0 51246-2 0 9996
2 49337 31.9363 105.8157 7285199 180.0241 46.6208 2.28794084 07

このTLEデータを利用すれば,いろいろの軌道計算などができますね.
まだ遷移軌道なので,これからTLEデータはドンドン変わってゆきますから,
時々は更新して確認することが必要です.

またSpaceFlightNow誌の下記URLにQZS-1Rの打上げの英語ニュースが載りました.なかなか詳しく紹介しています.
https://spaceflightnow.com/2021/10/26/japan-successfully-launches-replacement-for-decade-old-navigation-satellite/


2019 7/31 ロシアの高々度Glonass計画軌道はモルニア軌道とは全く違います。

2019年07月31日 | QZSSの軌道・幾何
当ブログが以下のURLなどで、ご紹介しているロシアの高々度Glonass計画はモルニア軌道ではないかと、しばしば質問を受けます。しかしQZSS型軌道とモルニア軌道とは全く異なりますので、この機会に整理しておきましょう。
https://blog.goo.ne.jp/qzss/e/625053dc192f2adba02abde2d4872d15
https://www.gpsworld.com/directions-2019-high-orbit-glonass-and-cdma-signal/

以下の図の赤い軌道から分かりますように、ロシアの高軌道GLONASS計画は、QZSS同様に離心率が小さい楕円軌道を飛翔します。6機の宇宙機を2面の軌道上に配置し、軌道傾斜角64.8度、離心率0.072、軌道周期23.9時間、地理的経度は東経60°と120°の宇宙機軌道トレースを形成します。


代表的なモルニア軌道は(離心率が大きい)という点がもっとも大きな相違点です。

つまり近地点がLEO高度に近いことで、ロシアや北米上空で地表面に極端に接近する軌道を飛翔させることを目標としています。

当方にはロシアの高々度GLONASSの軌道配置は、日本QZSS軌道の亜流であると考えます。ロシア計画では東西2連QZSSになることは日本QZSSよりも発展したものであるとはいえるでしょう。

当方は英国のEU離脱が確定したときには、日本型QZSSを東輪として、英国宇宙陣にグリニッジ経度ゼロの西輪QZSSを提案してはと考えています。

自信持とう:露の高軌道Glonassは阿qZSS、日本みちびき「8の字」軌道の先駆性を示す

2019年01月01日 | QZSSの軌道・幾何
ロシアが2023年以降に実現を目指す次世代のHigh-Orbit GLONASSは、日本のQZSS「8の字」軌道の先駆性を示すことになります。

GPS World Web 12月誌の以下のURLの記事:
https://www.gpsworld.com/directions-2019-high-orbit-glonass-and-cdma-signal/
から、High Orbit Glonass部分をGoogle翻訳しますと、以下のようになります。

------------------------------
High-Orbit GLONASS
信号の可用性を向上させることが同様に重要です。
大都市圏ではナビゲーション技術の使用が増えているため、ユーザーは仰角25°以下で飛翔する宇宙機からの信号を受信することが困難です。
こうした都市環境での高精度なナビゲーションソリューションを提供するために、ロシアは2019年から高軌道GLONASSの開発を開始します。

高軌道GLONASSは、6機の宇宙機を2面の軌道上に配置し、軌道傾斜角64.8度、離心率0.072、軌道周期23.9時間、地理的経度は東経60°と120°の宇宙機軌道トレースを形成します。 下の図を参照してください。



まさに高軌道GLONASS計画とは、QZSS「8の字」軌道をロシア流に適用修正したものといえるでしょう。

本ブログで使用している用語にすれば、
高軌道GLONASSとは、東経120度の東輪と東経60度の西輪から構成されます。
各輪には120度の位相差で3機の宇宙機が配置されているわけです。
さらにはQZSS同様に、非ゼロの離心率0.072を与えていますから、
北半球側のモスクワやシベリアなどの高緯度地域での対地軌道速度を落とすように考慮しています。
そしてこの図の3機の位相からの推測ですが、ロシア東西両輪間では太陽合の並行した同期生起が期待できるでしょう。

まさに、ロシアの次世代High-Orbit GLONASSは阿qZSSです。わが日本が既にサービス・インしているQZSS「8の字」軌道測位衛星プロジェクトの先駆性を示すことになります。
そして東経120度の露IGSO東輪は日本列島からも、おそらく受信可能となるでしょう。そしてユーラシア大陸は日本が先頭を切ってきたQZS技術の発展形として、日・中・印・露が推進するQZS/IGSO型軌道測位衛星群に覆われることになるでしょう。

QZS/IGSOエコシステムの構築について、大衆的なスマホ受信技術などを含めて、日本は先陣プレイヤーとしての役割を果たすべきでしょう。

新年にふさわしく、日本のQZSS計画は国際的な先駆的測位衛星技術プロジェクトとして、この機会に大いに自信を持つべきでしょう。
ただ、中・印・露軌道がすべて東西両輪間で太陽合同期を狙っているところがあり、日本のQZSSも東西両輪型に発展させる必要があるように思います。

2018年版の欧州GNSS User Tech report 2018の中のQZSS将来軌道配置図

2018年12月18日 | QZSSの軌道・幾何
以下のURLからEuropean GNSS Agencyの2018年新版のGNSS User Tech report2018(92頁)がダウンロードできます。

https://www.gsa.europa.eu/system/files/reports/gnss_user_tech_report_2018.pdf
European GNSS Agency’s (GSA) GNSS User Technology Report

この65ページにQZSSについて将来衛星配置を含んだ紹介記事がありますので、クリップさせて頂き、以下に記録します。



上記図面の英文をGoogle翻訳しますと
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日本の準天頂衛星システム(QZSS)は、2017年に2つの衛星が打ち上げられたことにより、2018年に始まった最初の完全な運用サービスで4衛星衛星の目的を達成しました。
4つの衛星のうち3つは南北非対称8の軌跡を描く傾斜静止軌道(IGSO)に従う。
日本のカバレッジに合わせて最適化されていますが、軌道は最も幅の広い弧でオーストラリアの一部をカバーし、軌道は狭く、日本を事実上「横切っています。
第4の静止衛星は、システムを強化し、災害メッセージングサービスを提供します。
システムはGPS互換信号(L1 / L2 / L5)を送信します。
さらに、QZSS固有の信号はL1、L5、L6で送信され、サブメーターレベル拡張サービス(SLAS)とL6 - センチメーターレベル拡張サービス(CLAS)を可能にします。
いくつかのアプリケーション分野が、QZSSサービスの恩恵を受けることが期待されています。
農業、大規模工事で使用される機械、日本の小さな島々への物資の配送に使用されるドローンなどがあります。
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となります。

この図ではみちびき4機体制以降に打ち上がる予定の3機の配置が図に入っています。3機のうちのQZS-5は8の字軌道に配置され、QZS-6とQZS-7の2機は静止軌道にGEOとして配置されることとなっています。

私が見た限りでは内閣府のQZSSみちびきWEBサイトには、こうしたQZSSの将来配置図は載っていないのではと思います。

なおこの欧州PDF資料の89頁にあります頭文字の略語表は非常に有益です。ご参考まで。

2018 11/08 QZSSみちびき3衛星の美しい軌道の姿

2018年11月08日 | QZSSの軌道・幾何
最近の本ブログは、中・印のIGSO系と合体したような日本みちびきQZSSの軌道図ばかりではないか、とのご意見もありますので、本日2018 11/08 13時前の最新のQZSSみちびき3衛星の美しい整った軌道の高解像度のスナップショットを3枚記録します。







https://www.n2yo.com/?s=42917|42738|37158|42965

上記のURLをたたけば、いつでもQZS-3GEOをアンカーとした美しい軌道図が入手できます。
下部の青く長いLarge Mapボタンを押して、拡大・縮小は右上の+/-ボタンを押せばOKです。

以上、ご参考まで、美しいみちびき軌道図を心ゆくまでご鑑賞ください。


【速報】やはり昨日9/23昼前JSTが天文学的秋分でした<本日午前速報アニメGIFから

2018年09月24日 | QZSSの軌道・幾何
以下の本日午前速報アニメGIFの最後の時間帯で、太陽が完全に静止衛星MTSAT-2の南側を通過しましたから、やはり昨日9/23昼前JSTが天文学的秋分であったと判断できます。



この解像度であれば、BDSS-GEO1や日本のWINDSなどインクリが1~2度の衛星の縦につぶれたような8の字衛星の軌道運動も、かいま見えます。

後ほど補強予定です。
以上、とりいそぎ。

2018 0801 Facebookとの連係中止⇒Twitterで代用可能 高速流しスクロール速い!

2018年08月01日 | QZSSの軌道・幾何
2018 0801 ちょうどNAQU明けになった本日からGooブログとFacebookとの連係が中止となりました。しかし以下にご紹介しますように以下の当ブログTwitterサイトがその代役を果たしてくれます。

https://twitter.com/nadisuva

MovableType型のGooブログはカテゴリー管理などの柔軟性は高いですが、記事数固定のスクロール検索しかでき無い点が一番こたえます。

特に2000本を超えるブログ記事が溜まってくると、スクロールの悪さ・不連続性は記事探しでオーバーヘッドになりがちです。

時系列のブログ記事検索では、これまでこの役目を、自分の眼によるFacebookの連続無限スクロールによる検索が便利で、そのスクロール高速性が大きな役目を果たしてくれていました。

Twitterで試してみたところでは、Facebookのこの自分の眼による高速無限スクロール検索の役目については、Twitterでも十分代用可能で、高速無限スクロールの速度自体はFacebookより速いことがわかりました。

アニメGIFがTwitterではブログとの連係時にブランクになるのが欠点かもしれませんが、逆にいえばアニメGIFがFacebookでのスクロール速度を落としがちになっていた点からすれば、長所であるともいえます。

当ブログの過去記事を高速検索したい方はTwitterをお試しください。

夏至前後夕刻Duskの東アジアQZS/IGSO 整列の美

2018年06月23日 | QZSSの軌道・幾何
夏至前後夕刻Duskの東アジアQZS/IGSO 整列の美(2018/06/22 18:11~19:01JSTの10分ごと1時間分のスナップショット)

1)2018/06/22 18:11~19:01JSTの10分ごとスナップショットを右上から左下へタイル配置


1)2018/06/22 18:11~19:01JSTの10分ごとスナップショットを上から下へ配置


今年の夏至前から気づき始めていたのですが、夕刻の東アジアQZS/IGSO 整列の美しさです。10衛星のうち6衛星がDusk Line上に美しく整列しています。特に18時41分から51分にかけて良く揃っています。

このQZ-BD Dusk Lineともいうべき人工天体整列現象は、6月中しばらくは楽しめそうですよ。

2018 06/20 BD-IGSO軌道はメビウスの輪か?QZSS軌道との8時間分アニメGIF比較

2018年06月20日 | QZSSの軌道・幾何
2018 06/20 BD-IGSO軌道はメビウスの輪か?QZSS軌道との8時間分アニメGIF比較

2018年夏至後太陽合は軌道間同期リンクの姿が:BDIGSO-2=BDIGSO-5のようにみえてきました。

ただ、ここ1ヶ月は太陽同期に着目して、それ以外の時間帯が抜けていました。そこで、6/20は00:00-07:55JSTの約8時間分の時間帯について、アップロード上限のアニメGIFを記録します。


BD-IGSOでは衛星軌道配置が8時間シフトになっていることは、この8時間アニメがメビウスの輪のように衛星がスムーズにずれてゆくことからも分かります。QZSSは8時間シフトにより明確なジャンプが発生しています。

以上はTLEデータをみれば判断できることではあります。



直感理解:QZS-4天頂付近軌道速度とBD-IGSO軌道速度を比較してみよう

2018年05月19日 | QZSSの軌道・幾何
QZS-4天頂付近軌道速度とBD-IGSO軌道速度を実感として比較してみましょう。

IGSOの軌道速度は通常のMEOの軌道速度に比べれば数分の1にもなりますが、以下のアニメGIFからは、天頂に近づきつつあるQZS-4の軌道速度に比べれば数倍は速いことを実感できます。


つまり日本列島から見ると、天頂付近にあるQZSSの軌道速度はGPSなどのMEOの軌道速度の10分の1よりはるかに小さいことが多いことが理解できます。

このQZSSの特徴を積極的に活用することの重要性が直感的にわかります。