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南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信fj鷹@gmail.com

2019 08/17 16時JST過ぎから興味深い印Chandrayaan2月軌道への遷移 印NavIC西輪1I→日QZSS太陽合バトンリレー

2019年08月17日 | 月面軟着陸への挑戦
2019 08/17 インドChandrayaan2衛星の月軌道への遷移が慌ただしくなってきています。
インドNavIC西輪1I衛星は太陽合ピークアウトしています。そして日本QZSSが次の太陽合対象で9月初頭には生起するでしょう。
8月の東西両輪インドIGSOに続いて日本QZSS合が9月初旬にバトンリレー対象としてサイクリックになっているのも、日印が共同して月探査衛星高精度ナビ計画を進めることにとっても有益でしょう。

慌ただしくなってきていますインド月面探査衛星Chandrayaan2の月遷移軌道へのモニタリングが面白くなってきています。

Chandrayaan2の軌道全体を360度カバーできるスナップショットは以下のとおりです。2019.08.17.18:50JSTのスナップショットです。


以下のURLを利用しています。
https://www.n2yo.com/?s=42917|36828|37256|37384|37763|37948|41434|42738|37158|42965|39635|40547|41241|43286|43539|44441|44204|40938|40549|40367


NavICペアの電波をインド月面探査衛星チャンドラヤーン2号は、月への航法に活用していると予想します。特にSバンドという前世紀から決まりの深宇宙通信用周波数を使用しているところが興味深いです。

欧米から自立しつつあるアジア主体となる新しい月探査競争・協力の時代が、アジア中心のGNSS/QZSS増強と合わせて到来したといえるでしょう。日本QZSSも堂々たる月面探査分野応用におけるアジアでの先駆者です。

軌道直径がMEOの倍近い8万kmクラスのIGSO/QZSS軌道からの送信波を使用して、地球ー月間30万kmのナビゲーションによる月軌道への投入や月面探査車の月面ナビゲーションへ活用しようとするものです。

先頭を切って、GPS/MEOの軌道枠の縛りを捨てた日本こそは、軌道直径約8万kmのQZSS軌道を月面探査に先頭を切って応用すべきでしょう。日本QZSSこそが日印月面探査協力協定を存分に生かして、新しい月面分野でのQZSS/IGSO応用に挑戦すべきでしょう。はやぶさ2同様に、これは納税者の大きな喝采を浴びることでしょう。

さらに日英共同によりグリニッジ経度に西輪QZSSを置けば、東西QZSS経度軸の時角差の大きさが、インドや日本の月面ナビゲーションの長時間運用にダイナミックに生きてくるでしょう。更にその高精度化にも同期太陽合の時角差は有効のようです。

以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
以下の両アニメGIFで16時JST過ぎからが興味深いです。
2019 08/17 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。


2019 08/17 QZS/IGSO軌道の4倍拡大アニメGIFを記録します。


インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います。



平成期の日本宇宙陣は欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS計画実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。各国の月面探査衛星はIGSOからの電波での測位を活用する動きが見えてきました。日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう。

中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守りながら、将来のIGSOエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシアが計画中のポストGlonassたる高々度亜QZSS型衛星軌道セグメントの実現にも大きな影響を与えるでしょう。

2019.08.17 インドISRO宇宙機関の Chandrayaan2 サイトの月遷移軌道関係の情報

2019年08月17日 | 月面軟着陸への挑戦
インドISRO宇宙機関の Chandrayaan2 サイトの以下のURLの月遷移軌道のスクリプト情報をGoogle翻訳してみました。
https://www.isro.gov.in/update/14-aug-2019/chandrayaan-2-successfully-enters-lunar-transfer-trajectory

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2019年8月14日
Chandrayaan-2の月への遷移軌道への投入に成功しました。

Chandrayaan-2宇宙船の最終的な遷移軌道への移行操作は、今日(2019年8月14日)午前2時21分(IST)に正常に実行されました。この操作中に、宇宙船の液体エンジンが約1203秒間発射されました。これにより、チャンドラヤーン2号は月への遷移軌道に入りました。この期間で宇宙船の軌道(巻数)は、2019年7月23日から8月6日までの間に5倍にまで増加しました。

宇宙船の健全性は、ベンガルール近くのビャラルにあるインド深宇宙ネットワーク(IDSN)アンテナの支援を受けて、バンガロールのISROテレメトリ、トラッキング、コマンドネットワーク(ISTRAC)のミッションオペレーションコンプレックス(MOX)から継続的に監視されています。 GSLV MkIII-M1車両による2019年7月22日の打ち上げ以来、チャンドラヤーン2宇宙船に搭載されているすべてのシステムは正常に動作しています。

Chandrayaan-2は2019年8月20日には月に接近し、宇宙船を月軌道に挿入するために宇宙船の液体エンジンが再び発射されます。これに続いて、月面から約100 kmの距離で月の極を通過する最終軌道に宇宙船を進入させるために、さらに4回の軌道操縦が行われます。

Trans Lunar Injectin後の将来の運用の暫定計画は次のとおりです。

Date Time Orbit around moon
LBN#1 August 20, 2019 8:30-9:30 118 X 18078
LBN#2 August 21, 2019 12:30 – 13:30 121 X 4303
LBN#3 August 28, 2019 05:30 – 06:30 178 X 1411
LBN#4 August 30, 2019 18:00 – 19:00 126 X 164
LBN#5 September 01, 2019 18:00 – 19:00 114 X 128

その後、Vikram着陸機は2019年9月2日にオービターから分離されます。2019年9月7日に月面にソフトランディングを行うために、パワー降下の開始前に2回の軌道操縦が着陸機で実行されます。
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以上がISROの公式スクリプトです。

当ブログはN2YOサイトの2次元軌道情報を追いかけていますが、概ね正しくフォローできているようです。
8月20日からの月周回計画の実現が楽しみです。

2019 08/17 アニメGIF追加【特報】印Chandrayaan2軌道一気に赤道面に収束

2019年08月17日 | 月面軟着陸への挑戦
2019 08/17台風10号明け、お盆明けの早朝に確認できましたが【印月面衛星軌道特報】といえるでしょう。
前日20時JST過ぎのブログでは:

というような360度画面ショットであったものが

それが本日早朝には以下のようにChandrayaan2の軌道面の赤緯が揃って、一気に赤道面に収束しています。
2019.08.17 06:10JSTの360度画面ショットです。


お盆明けまで待たせていた大型Windows Updateにもかかっていましたが、なんとか以下のようなアニメGIFが記録できました。


午前2時40分JST過ぎに赤丸のChandrayaan2の軌道の大きな変化・飛躍が起きていました。
そのChandrayaan2の衛星位置が、日本QZSSの8の字軌道のカバー範囲内で起きたということが単なる偶然ではなく、インド宇宙陣の日本QZSS宇宙陣へのメッセージのように、当方には思われます。

今月2019年8月に入ってからのChandrayaan2のTLEの一覧です。
0 CHANDRAYAAN 2
1 44441U 19042A 19213.53219047 -.00000582 00000-0 00000+0 0 9995
2 44441 21.5890 15.6784 8446047 183.7768 41.6896 0.99635562 142
0 CHANDRAYAAN 2
1 44441U 19042A 19213.53219047 -.00000582 00000-0 00000+0 0 9995
2 44441 21.5890 15.6784 8446047 183.7768 41.6896 0.99635562 142
0 CHANDRAYAAN 2
1 44441U 19042A 19213.53219047 -.00000582 00000-0 00000+0 0 9995
2 44441 21.5890 15.6784 8446047 183.7768 41.6896 0.99635562 142
0 CHANDRAYAAN 2
1 44441U 19042A 19213.85532154 -.00000191 00000-0 00000+0 0 9993
2 44441 21.0648 15.8290 8409192 183.4500 159.1790 0.99861085 153
0 CHANDRAYAAN 2
1 44441U 19042A 19217.07300000 -.00000576 00000-0 00000+0 0 9991
2 44441 21.5350 15.4480 8711317 184.3400 0.1040 0.74495620 186
0 CHANDRAYAAN 2
1 44441U 19042A 19217.07300000 -.00000576 00000-0 00000+0 0 9991
2 44441 21.5350 15.4480 8711317 184.3400 0.1040 0.74495620 186
0 CHANDRAYAAN 2
1 44441U 19042A 19218.40000000 -.00000231 00000-0 00000+0 0 9994
2 44441 21.5640 15.3710 8698728 184.5740 359.2570 0.75285330 195
0 CHANDRAYAAN 2
1 44441U 19042A 19220.90000000 .00000254 00000-0 00000+0 0 9996
2 44441 21.6390 15.2140 9148223 185.2780 0.5860 0.39660859 211
0 CHANDRAYAAN 2
1 44441U 19042A 19225.83063060 -.00001011 00000-0 10000-3 0 9996
2 44441 21.3890 15.4590 9137227 185.0590 352.9800 0.40104806 230
0 CHANDRAYAAN 2
1 44441U 19042A 19225.88000000 -.00001033 00000-0 00000+0 0 9995
2 44441 21.6660 14.9540 9147943 185.6850 0.1120 0.39452095 239

10年以上のWinXP時代の古参のPC達には、Win7やWin10の大型アップデートには3-4時間かかってますので、アニメGIFデータの欠落はご容赦ください。

肝心な 時の大型 Windows Update(川柳のつもりです)

2019.08.09 長崎の日 Chandrayaan2軌道 月面へ向けての軌道管制開始か

2019年08月09日 | 月面軟着陸への挑戦
2019.08.09 長崎鎮魂の日 台風9そして特に10号は厳重警戒の準備が必要でしょう。
昨日から開始したChandrayaan2軌道のモニタリングは、ちょうど月面へ向けての軌道管制が開始されているようです。

3D軌道プロットで見る限りは、昨日8.8と本日8.9では余り大きな変化はみえないようです。
8.8お昼過ぎ:


8.9お昼頃:


2D軌道プロットで見ますと、昨日8.8と本日8.9ではかなりの変化が見え始めているようです。
8.8お昼過ぎ:


8.9お昼頃:


これから面白くなりそうです。

2019 7/23 【画期的Big News】NHK TV :インドが月面探査機打ち上げ 世界初の月の南極への着陸目指す

2019年07月23日 | 月面軟着陸への挑戦
2019 7/23 NHK TVは 昨夜から画期的なBig Newsを流しています。前世紀まで植民地支配に苦しめられてきたアジアの大国インドが、いよいよ宇宙探査を本格化しました。以下のURLからトップ画面とスクリプトをお借りして記録しておきます。

インドが月面探査機打ち上げ 世界初の月の南極への着陸目指す
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190722/k10012003791000.html



スクリプト開始
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
宇宙開発を強化しているインドは22日、月面探査機の打ち上げに成功し、水が氷の状態で存在すると指摘される月の南極に世界で初めて着陸できるか注目が集まっています。

インド政府の宇宙機関は、22日、南部アンドラプラデシュ州にある宇宙センターで、無人の月面探査機「チャンドラヤーン2号」を載せたロケットを打ち上げました。

ロケットが切り離されたあと、探査機は、月に向かう軌道に入って打ち上げに成功し、技術者たちは抱き合いながら大きな歓声を上げて喜びました。

探査機は9月7日に月面に着陸する予定です。月面着陸には、ことし4月にイスラエルの民間の探査機が失敗していて、今回、インドが成功すればアメリカと旧ソビエト、それに中国に続いて4か国目となります。

今回、インドは、太陽の光があたらず、水が氷の状態で存在すると指摘される月の南極への着陸を世界で初めて目指しています。成功すれば、探査によって水の存在の解明が進み、将来的な月面基地の建設などにもつながる可能性があります。

インドの宇宙機関のシバン長官は、「打ち上げは予想以上にうまくいった。インドが月の南極で行う歴史的な旅の始まりだ」と述べ、宇宙開発技術の高さをアピールしました。

また、モディ首相はツイッターに、「栄光の歴史に刻まれる瞬間だ!すべてのインド人はきょうをとても誇りに思う」と書き込み、喜びをあらわにしました。

モディ政権は、国産の宇宙船による有人飛行を2022年までに実現させるとしているほか、独自の宇宙ステーションの建設も計画するなど宇宙開発を強化しています。

インドの取り組み 月の南極で水の存在の解明に期待
今回、インドが打ち上げた月面探査機「チャンドラヤーン2号は」、2008年に打ち上げに成功した月探査衛星「チャンドラヤーン1号」の後継に当たります。

「チャンドラヤーン」とは、古代からインドなどで使われたサンスクリット語で、「月への乗り物」を意味していて、インドは今回、アメリカ、旧ソビエト、中国に次いで4か国目の月面着陸を目指しています。

NASA=アメリカ航空宇宙局は去年、1号機に搭載されたNASAの観測機器のデータ分析などから「太陽の光があたらない月の南極と北極にあるクレーターの表面に、水が氷の状態で存在する決定的な証拠が得られた」と発表しました。

今回、2号機は、世界で初めて月の南極への着陸を目指していて、特殊なカメラやX線を使って月の表面の物質などを調べることで、水の存在の解明が進むと期待されています。

月に大量の水が存在すれば宇宙飛行士の生活用水のほか、水素と酸素に分解することで燃料としても活用できるということで、将来的な月面基地の建設にもつながる可能性があります。

月の南極を目指す意義
インドの探査機が着陸を目指す月の南極は、関係者の注目を集めている場所です。
月の南極にある一部のクレーターには、太陽の光があたらない「永久影」と呼ばれる特殊な場所があり、水が氷の状態で存在する可能性があると指摘されています。

水は、飲み水などとして宇宙飛行士の生活に使うことができるほか、水素と酸素に分解することによってロケットなどの燃料になると期待されていて、将来的な月面基地の建設につながる可能性があるとして、各国が探査計画や資源として利用する研究を競うように進めています。

しかし、月の南極は起伏が激しいほか、温度が極めて低いため、着陸やその後の活動が難しいとされ、これまで月の南極に降り立った探査機はありません。

インド 本格的な宇宙開発に乗り出して50年
インドは、50年前の1969年に宇宙の研究機関を設立したのをきっかけに、本格的に宇宙開発に乗り出しました。

当時、関係が良好だった旧ソビエトから支援を受けながら開発を進め、1975年に初めて衛星を打ち上げたのに続き、1984年にはインド人初の宇宙飛行士が旧ソビエトの有人宇宙船で打ち上げられ宇宙に滞在しました。

2000年代に入るとアメリカの協力も得ながら太陽系の探査に乗り出し、2008年に月探査衛星「チャンドラヤーン1号」を打ち上げたほか、2014年には火星探査機をアジアの国としては初めて、火星を回る軌道に投入することに成功しました。

モディ政権はイギリスから独立して75年となる2022年までに国産の宇宙船による有人飛行を実現させるとしているほか、独自の宇宙ステーションの建設計画も明らかにしており、宇宙開発を通じた国威発揚のねらいもあるとみられます。

一方でインドは、周辺地域で存在感を強める中国を念頭に、2012年に射程が5000キロを超え中国全土を射程におさめるICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験に成功したほか、ことし3月には、人工衛星のミサイル撃墜実験に成功したと発表するなど、軍事の分野でも宇宙開発を応用しています。

トップランナーのアメリカ 再び宇宙開発を加速させる
長年、ロシアとともに宇宙開発のトップランナーであり続けたアメリカは、再び宇宙開発を加速させています。

おととし、トランプ大統領は宇宙飛行士を再び月に送ることなどを盛り込んだ新たな宇宙政策に関する文書に署名しました。

NASA=アメリカ航空宇宙局では、民間企業の参入を促しながら宇宙開発を加速させることにしていて、2024年に宇宙船の着陸試験を実施し、2028年に人類を再び月面に送る計画です。

また、探査の拠点として、月を周回する新しい宇宙ステーション、「ゲートウェイ」の建設を各国に呼びかけていて、2026年ごろの完成を目指しています。

アメリカはオバマ大統領の時代に、予算がかかりすぎるとして月や火星への有人飛行は取りやめていましたが、政治的なねらいに加えて、このところ宇宙空間でも各国の軍事技術の競争が激化していることが、政府が力を入れる理由です。

一方で、アメリカ国内では、民間企業が月を目指す動きも加速していて、宇宙開発ベンチャーの「スペースX」は、2023年に初めて民間人を乗せて、月を周回する宇宙船を打ち上げる計画です。

中国 「宇宙強国」の仲間入りが目標
中国政府は2030年までに世界の宇宙開発をリードする「宇宙強国」の仲間入りを果たすという目標を掲げ、宇宙開発における存在感を強めています。

2003年に国家の重点プロジェクトとして月の探査計画をスタートさせ、探査衛星の打ち上げを進め、ことし1月には、世界で初めて、無人の月面探査機を月の裏側へ着陸させることを成功させました。

また、ことしの年末ごろに新たな無人探査機を打ち上げ、月の岩石などのサンプルを地球に持ち帰る計画であるほか、各国とも協力して月面基地の建設に向けて調査を進めることにしています。

中国は一連の探査計画で月にある利用可能な資源について調査を進め、将来的にはウランやチタン、それに核融合で使えば巨大なエネルギーが得られるとされる「ヘリウム3」などの資源の獲得を視野に入れているものとみられます。

日本の月探査の現状
日本でもJAXA=宇宙航空研究開発機構や民間企業が月への着陸や資源探査を行う計画を進めています。

このうち、JAXAは再来年度に打ち上げて月面着陸を目指す無人の着陸機「SLIM」の開発を進めています。

また、アメリカは月を周回する新しい宇宙ステーション「ゲートウェイ」への参加を各国に呼びかけていて、日本はこれまで国際宇宙ステーションで培った有人宇宙技術をいかして参加できないか検討しています。

民間企業では、トヨタ自動車とJAXAが水素を燃料とする燃料電池車の技術を活用して、人が乗って月の表面を走る月面探査車を協力して開発していて、月面で1万キロ以上の走行を目指すとしています。

さらに、東京のベンチャー企業「ispace」も、官民ファンドなどの出資を受けながら再来年(2021年)、探査車を月に送り込んで水資源を探す計画です。
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スクリプト終了

NHKとしては意欲的なスクリプトです。

当方は南太平洋大学で過ごした今世紀初頭の2年間に、英領植民地時代に南太平洋島嶼国に移されてきたルーツを持つインド系住民と知り合うことができました。大学でインド系学生と計算機科学について議論をやり合うなかで、隔絶した島嶼国にあっても超ナローバンド環境の中で頑張る彼らの優秀さハングリー精神を知りました。

総人口は13億を越えようとしており、まだまだ人口ピラミッド構成もしっかりしているインドの持つポテンシャルは大きいです。月面探査の進展に注視すべきでしょう。