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ひょっこり猫が我が道を行く!

カオスなオリジナル小説が増殖中。
雪ウサギが活躍しつつある、ファンタジー色は濃い目。亀スピードで更新中です。

モモチ訓練2

2010年02月18日 21時51分13秒 | 日記
生ビールでイッキ、イッキ♪ 進化するのだっ! アンインストール、アンインストール♪孤高のペンギンよ、生まれ変わり、羽ばたくのだ。わかったか、モモチ。もっとちゃんと覚えてくれよ。!ルンバルンバ、シュワッチ!! 吾輩は猫である。吾輩はペンギンである。


ブログペットは、更新回数がモノを言いますからね。メッサ更新して、モモチがいっぱい話すまで書きまくってやる~~。。あ、あゆさん、スルーしてくれて良いですよ~~。ではでは、おやすみなさ~~い。あっと、ブログペットの方で、カウンターの貼り付け方を書きましたよ♪ また、分からなかったら、聞いて下さいね~~



パソコンに疎いから・・・

2010年02月18日 18時06分39秒 | 日記
RSSの設定、やっぱり間違えてたみたいで、ちゃんと設定直したらすんごい勢いで言葉を覚えてやンの。。今までの苦労は一体・・・

もっと覚えてくれよ、モモチ

後は、APIの設定じゃんっ

モモチ占いと、今日一日のテーマ、あとは・・・ペットの画像背景

一回挫折したけど、もっかい頑張るぞ。。パソコンを、少しでも理解して快適に過ごすのだ。うむうむ

タグの勉強もモウチョット
囲い線と、文字の色を変える事は出来るようになったんだ
文字の大きさは、変える事が出来なくて分かんないし。。
もうちょっと、頑張るぞ




最近、歌ってる自分

2010年02月18日 09時41分36秒 | 日記



ヤンマーニ、ヤンマーニ、ヤイーヤ・・・おっと、おはようございまっす。ブログ管理者のラクトでっす! 
今日はユーチューブに載ってた、面白いこの歌を貼らせて頂きました。

この歌大好きで、最近ずっと口ずさんでる・・・て、この大勢で歌うってのが、また迫力がありすぎますよね 初めて観た時、ビックリしちゃった

皆、楽しそうに歌って気持ち良さそうだ。。
私も混ざりた(ゲフンッ

ラクトからモモチへ、猛トレーニング1

2010年02月17日 15時35分13秒 | 日記
※意味不明なテーマを決めて、ブログペットに言葉を覚えさす為にたまに意味不明なブログを書くかもしれません。
だから、基本スルーして下さいね。。


ラクトからモモチへ、猛トレーニング1

覚えて欲しい言葉を、これからたくさん綴ってやるから、覚悟しろよモモチ

モモチよ、賢くなれ~~! お前なら出来るさ~~!
世界は、我の為にある! 皆の物は、我のモノ! 我の物は我の物!
スケートリンクを腹で滑って、華麗にジャンプ
五輪は目の前、ワンツー、ステップでトリプルアクセル♪
空を飛べないと思うなかれ、バッチシ飛んで、ルビお嬢様にアタック攻撃

お絵かき掲示板にて

2010年02月17日 13時50分43秒 | 日記
おコンニチハッ! ブログ管理人ラクトでっす。今日はスゴイ掲示板を見つけたのでその事をば・・・

最近、ラクトのお気に入りの場所、それはお絵かき掲示板Art.netです
この掲示板がすごいのなんの。。初心者の方から、プロ級の人まで物凄いワンサカ居ます(大興奮!)

昨日チョイチョイっとラクガキして、それをマイパソにダウンロードしてから、本気度MAXの掲示板を覗かせて貰いました。
すると・・・もう、超美麗級のお絵かきが沢山ありました。
美しい、鳥肌が立つとはこの事で、彼らの絵はラクガキの枠には収まりきらない、素晴らしい絵で満ち溢れてましたよ。 
目が洗われるとはこの事かと、思わず恍惚としてしまいました。 うへへ

気に入った絵師さんのスペースには、感想を書ける場所もあったのでラクトは気軽に書き込んで来ちゃいました。本当に、良い掲示板に巡り合えて幸せです~~
そこで描いた自分の絵は保存も出来るし、ダウンロードした落書きをgooの場所でアップロードすれば、好きな時にブログにアップ出来ます。もう、もう、狂うように書くのみです!

うへへ、もうラクガキし放題だなんて、嬉しすぎる・・・
ラクトは彼らの足元にも及びませんが、それでもひょっこり猫は突き進むのみ!

あゆさんも、覗いてごらん。目から何かが飛び出るよ。スンゴインだよ。
私も、あゆさんも才能が開花するよ 春が来るんだよ~~ (スミマセン、意味不明な言葉が・・・)

ではでは、今日のラクトでした~~

あの時の事を忘れない

2010年02月16日 22時43分56秒 | 日記
本編:白呪記

「今日は頑張って描いたから、もう一枚出来ちゃいました! リオ~、ガウラ~、おいで~~」

「ニャオォォ、ラクト~、眠いぃ・・・」

「リオが眠いと言ってるのに、貴様は俺たちを呼び出して・・・ちょっとは遠慮したらどうなんだ」

「じゃん、コレはどうだ!」

「ああっ、ガウラだっ」

「オレの肩に乗っかっているのは・・・リオだな

「ぜぇ、ぜぇ・・・夕焼けのポネリーアをイメージしたんだよ♪ ど、どう?」

「・・・うぅ」

「リオ?」

「ぐすん・・・あの時の事を思い出しちゃった」

「オレとはぐれた時の事か?」

「そ、それもあるけど・・・うぅ・・・悲しさと、驚きがいっぺんに来た場所だったから忘れられないよ」

「そうか。ポネリーアでオレがリオと離れた時、胸が締め付けられる思いがしたんだ。これは、リオの悲しみが伝わって来たんだな」

「今でこそ言うけど、あの時の私たちは打算でも何でも、何かに縋らなければ生きていけなかったんだね・・・
ガウラの事ばっかり悪く思っちゃって、結局私も、ガウラに頼っちゃってたんだよ」

「・・・」

「私が、王様との意思疎通にガウラを利用しちゃったの・・・友達のあなたを」

「・・・」

「利用したのはお互いサマだったのにね・・・私ったら、自分を棚に上げてガウラを打算的だって、決めつけてた」

「リオもオレも、納得した上で儀式を始めたんだ。もう自分を卑下しないでくれ・・・頼む。リオが悲しいと、俺も悲しいし、リオが苦しむとオレも苦しい・・・」

「うっ、うっ、・・・うわ~~ん!! ごめん、ごめんねっ、がうらぁぁ~~!!!!」

「全部話してくれてありがとな・・・今まで辛かったろう?」

「く、苦しかったよ。本当は、もっと早く話したかった!
でも、ガウラに正直に話したら、私、嫌われるかと・・・うわぁぁ~~ん、き、嫌わないでぇぇ・・・」

「嫌わない。そのかわり、オレはもっとリオが好きになった。リオが、やっと本音を話してくれたんだから・・・」

「ぼんどに(ホントに)?」

「ああ、昔から、とっくに好きだったよ」

「ガウラァ~~、言い過ぎだよ・・・ズビビッ!」

「愛してるよ、リオ



****

「あ、あんた達、感動のシーンを、私が居る時にしなくてもいいじゃん。お陰で、小説に出来なかっただろぉぉ・・・ズビビッ、も、勿体ないぃぃ・・・ズビビッ」

「あ、リャクト・・・ズビッ、ゴメンよぉ。この絵を見たら、思い出したんだもん。。ズビビビビッ」

「リオ、この絵を貰って行こう。良いよな、ラクト?」

「も、もってけドロボォ・・・ズビビッ」

「あ、ありがと、リャクトォォ~~ズビビビッ!」

「り、リオの鼻水が・・・!」


収拾が付かないので、今日のひょっこり猫はここまで! シーユーアゲインッ、バイバイッ!!


お絵かきブログ、発進!

2010年02月16日 11時01分12秒 | 日記
つれづれ~、まったりと~、大分ブログれて来たラクトでっす

今日は~、前のラクガキの下書き部分をお披露目しまっす
正直、こっちの方がしっくり来ます。イメージイラスト、こっちにしようかと考え中。。

ラクトは、色塗りで損してる気がしませんか?
どう見ても、色アリの方がゴッチャに見えて仕方ない。。

私が書いてる小説も白呪記って言うくらいだし、ハッキリ言って他の色がジャマに思えて来た。。
でもでもぉ~~、ナゼ色を塗ったかと言うと、二通りのパターンを創ってみたかったからなんです。。深い意味はありませんでしたぁぁ・・・

小説描くのも好きですが、キャラ達のラクガキ描くのも大好きで、
ああぁぁ・・・もう、こんなに沢山、しかも気楽にラクガキでき~ので、ここまで描いてきて良かったよ~・・・もんです。うへへ

シリアス、コメディ、ホカホカ、スヤスヤ、ラブラブ、描きたい絵柄が湧き出るぅぅ~~! 

これからも、気分次第でラクガキいっぱいタメて行きまっす!
あぁ~、色塗りも楽しいな~~ ルンラルンラ

ラクトの絵描きブログは、まだまだ始まったばかり! 納得いくまで描き進むのみ!

ではでは、ひょっこり猫のラクトでした~~。
あゆさんのラクガキは進んだのかなぁ~?? 


イメージイラスト

2010年02月15日 18時18分00秒 | 日記
「皆さん、おコンニチハッ・・・ブログ管理人のラクトです・・・おおぉ。
今日のラクガキは、白呪記の、私が抱くイメージイラストでっす・・・り、リオ~~


「ニャ! ラクト、今日は何だかヨレヨレじゃないかっ。一体どうしたの? 」

「今日のラクガキ、白呪記のイメージなんだけど・・・どう?」

「おっ、・・・あぁっ! な、なんかコワイ白猫が居るじゃんっ。コレはもしかして」

「白猫のパンナロットと、女の子の方は人間版のリオだよ」

「ニャ! あんのクソパンナ。短編の時に私をどうのこうのとか、世界を滅ぼすだ、私を猫にするだの、
自分は子猫のクセに、超生意気だったよ。躾けはどうなってんだろーね?」

「えっ? 躾けって、リオがやってたんじゃ(ゲフンッ!)」

「私?? えぇ、そんなバカな。あの時、初めて会ったんだよ。私は関係ないよぉ~。バカだな、ラクトは!」

ぼよんぼよんと、ラクトの体をバウンドさせる白い猫リオ。
雪うさぎの頭をバスケットボールの如く、地面に叩き付ける白猫は、生みの親を気遣う仕草が全然見えません。

「ね、ねえリオ、『子供は親の背を見て育つ』って格言、知らないのかなぁ~」

「へっ?」

「ま、まあいいや。どっちにしても、いつかはパンナもひょっこり猫に出演してもらうからね!」

「ニャ、ニャンと! あんまり、会いたくないよぉ~・・・」


****

「今日のひょっこり猫はここまで! おっと、そうだ。最後にあゆさんへ!

そういえば今日のラクガキは、半日の時間を使って仕上げました! (ただのラクガキなのに・・・
ラクガキのコツは、直線をどう上手く使うかによる! と、思いまっす。

リオの顔と髪は、最初に直線を使ってますからね~ 直線を、どう柔らかく直せるかどうか・・・です。

でも、顔のパーツと猫の体は、さすがに直線は無理でした。上手く描けるまで、何回も何回も手直しの連続ですよ

長時間座っててもストレスが無いように、イヤホン付けて大好きな歌を聴きながらラクガキきするのも、モチベーションを保ち続けるコツです!
あゆさんもラクガキ、頑張ってね~~ ではでは、ラクトでした


白呪記目次ページ

2010年02月14日 14時55分31秒 | ☆カオス文庫1
本編:白呪記異世界小説ほのぼのファンタジーです。現代に住む女の子が猫の姿となり、違う世界を行き来するお話です。←R15指定となっています。本文中には、“ ”印のページに残酷な表現が入っている事を示しています。気になる方は読む事をおススメしません。
キャラ絵整理ページに飛びます

修正中(ラクガキも追加中)

第一部
プロローグ 01 02 03 04 05 06 07 08 09 010 011 012 013 014 015 016 017 018 019 020 021 022 023 024 025 026 

第二部
027 028 029 030 031 032 033 034 035 036


白呪記の短編集でっす。増えて来たので貼っておきます☆

020 暗転シーン番外編   
リオとガウラの聖なる夜  
デルモントでかけっこ遊び
フリージアと陛下 01

【シリアス】シャラ・ステア

【シリアス】ユキハルへの、それぞれの想い

【シリアス】 恋慕と狂気(ソルトス視点)

【シリアス】 誇り高き華(ルビリアナ視点・独白調)

【コメディ】 白呪記湯けむりパラレル紀行―1―

【コメディ】 白呪記湯けむりパラレル紀行―2―

※コメディ、シリアス、どちらも増やしていくつもりです






ロマンシング獣記
【設定】SFCのロマサガ3の世界にて、ギャグファンタジックぽく連載中。
 主人公 →猫のリオが二足歩行で冒険中。
 人間の様に喋り、人間と同じ物を食べ、ギャグハーチックに進める予定…
(※※12話~更新停止中※※)



自分でキリ番ゲット

2010年02月14日 14時06分51秒 | 日記
「ひょっこり猫のブログ管理人ラクトです。今日は、つれづれなるもののラクガキを描きましたよ~~♪ リオ~~」

「ん、ラクト。今日はエラくご機嫌だね。良い事でもあったの?」

「行方不明だったあゆさんが、ひょっこり猫に連絡してくれてさぁ~。ホントに良かったよぉ」

「ラクトはマジ泣きしてたもんね」

「うん・・・だから嬉しくって、ブログの方も進んでさぁ。リオと私の絵をラクガキしちゃったよ~~、うへへっ」

「まだ何か隠してる?」

「えへっ、自分のトコのブログに隠しカウンターみたいなのを貼ってあったんだけど、自分でひょっこり猫の1000番を踏んじゃってさぁ~~
こんな隠れ里みたいなサイトに、そんなに人がくるとも思わなかったし、来てくれれば凄く嬉しいなって、自分だけ分かるようにしてたんだけど。。」

「ラクト・・・それって寂しい事なんじゃ・・・」

「記念絵に、私とリオのラクガキ絵を描いちゃった! うへへっ

「地獄から天国とは、まさにこの事なんだね~~。ラクトの前の落ち込みようと今とじゃ、雲泥の差じゃんっ」

「うへへっ。リオ~~」

「ニャオッ、ニャオオッ! 頬ずりゃないでよぉ~」

 
※※※ラクトと白猫は、ただ今ジャレ込み中※※※


「ひょっこり猫はここまで! シ―ユーアゲイン、バイバイッ」

「ひょっり猫の隠しカウンターを見たい人は、カウンターの場所付近を範囲選択して色を変えてみてねっ。
ここのブログで白いテンプレートを使ってる時は、実はカウンターが隠れてるんだよッ」

「まったね~~


恋慕と狂気

2010年02月13日 21時23分16秒 | 小説作業編集用カテゴリ
本編:白呪記
番外編:恋慕と狂気


 夢を見た

 女の子だ

 泣いている


「どうしたの」
「居なくなってしまったの。すごく大切なヒトなのに・・・」

 白い服を着た幼い女の子は、蹲ったまま動かない。だから私もしゃがんで訊いてみた。

「誰が居なくなったの? 私も一緒に捜してあげるよ」
「本当?」
「うん。二人で探した方が早く見つかるよ。ねっ、何を探したら良いの?」
「あのね、女の人で、黒髪で、私のお母さんなの」
 
 手の平で覆い隠していた顔を上げ、瞳を合わせてくれたその子の名前はエリシュマイルちゃん。
 私の手と彼女の柔らかな小さな手を繋ぎ、陽光がゆらゆら照らす蒼色の世界を二人で歩く。
 彼女が言う、お母さんの手掛かりとやらは見つからない。不安を露わにした彼女は、立ち止まって動かなくなった。

「お母さん・・・」
「ねっ、お母さんの名前はなんて言うの?」
「~~~、~~~っていうの! お母さんは、とっても優しいんだよ!」

 名前が聴こえなくて、もう一度訊ねると

「お母さんが居ないと、~~~~~~が寂しいんだって。勿論、わたしも寂しいから捜しに来たんだけど。やっぱりどこにお母さんが居るか分かんないよぉ」
「え、お母さんが分からないの? どうして「ねえ、お姉ちゃん」」

 私の言葉を遮り、疑問に答えないエリ・・・ちゃんは、手を後ろに回して微笑みながら訊いてきた。澄んだ青空を写し出したかのような瞳に、吸い込まれそうになる。

「お姉ちゃんの名前も、教えてくれる?」
「あっ、ごめんね、言ってなかった。私の名前は大泉理緒だよ。リオちゃんでも良いし、お姉ちゃんでもいいよ」
「リオおねえちゃん。ねぇ、私はエリーで良いよ。そう呼んで」
「分かった。エリーちゃん・・・だねっ」
「リオ、リオ!」
「あれ、エリーちゃん。私の事は呼び捨てで呼んじゃうの? もう・・・」

 私の手を、再び握るエリーちゃん。
 何か言いたそうなので、またしゃがみ込んで彼女の言葉を待つ。

「リオは、私が困ってたら、また助けてくれる?」

 不安そうな彼女に寄り添い、金髪の頭を撫でて背中を擦ってやる。
 表情がほぐれたのを確認してから、彼女を勇気付けた。

「~~~~~~が、~~~~~~~~の世界なんてどうでも良いって言ってたの。お母さんは『二つの世界を平和にしてね』って言ってたのに、アイツ、あんまり他の事には干渉したくないってさ。だから私が一生懸命取り持ってるのに・・・今度は~~~~~~が邪魔するんだよ」

 聴き取れない言葉が多くて、彼女が言い終わるまで待つ。

「~~~~~~は、黒くてキライ。
 ~~~~~~から産まれたくせに私と力が同等なんて、これじゃあ何も出来ないよ。しかもアイツの方は、私より力が上なの。あくどい白猫をたしなめるなんて、私にはムリなんだもん」

 うわーーん、と大泣きするエリーちゃん。
 泣き止まそうとするが、なかなか涙は止まらない。 

「じゃあ、お姉ちゃんがエリーちゃんの助けになるよ。あくどい白猫なんて、私が躾けてあげる!」
「リオが助けてくれるの?」
「困ってるんでしょ。動物の躾けなら、任せてよ」
「プッ、動物って。アイツが聴いたらなんていうか・・・アハハッ! リオ、ありがとうっ!」

 エリーちゃんと話していると、私の影が伸びて下に引きづり込まれた。
 地面にお尻から落ちた私は、痛みに耐えながら周りを見回す。そして、エリーちゃんが居ない空間を見て戸惑った。

「ニャー」
「あの子を探さないと・・・あっ、ね、猫・・・?」

 影に引きづり込まれた私は、エリーちゃんと離れてしまった。
 何もない白い空間だけど、優しい雰囲気はどこか懐かしい。ふと前を見ると、金色の瞳が特徴の白い猫がこちらを向いて座っていた。

「ウニャアーー」
「わっ、可愛いニャンコちゃん、こっちおいで」
「ゴロゴロ」

 擦り寄る白い子猫を抱き寄せ、頬ずりを繰り返す。
 こんな柔らかくて天使みたいな子が、エリーちゃんの言う“あくどい白猫”なのか。

「め、メチャ可愛いよぉ。ね、ニャンコの名前は? って、言葉を喋る訳ないかぁ」

 私の言葉を聴き、瞬きを一回繰り返した白い猫。
 ウニャア、と一鳴きして口を開いた。

『ワレはパンナロット。そういうお前こソ、シャラの生まれ変わりだろウ?』
「うええっ!」

 驚いて、思わず子猫を落としそうになったが踏み止まった。
 白い子猫は地面に落ちまいと、私の制服に手足を伸ばして必死にしがみついていた。

「はわわっ、猫が喋った!」
『喋る事など造作もなイ。それよりも、今のシャラの名前を教えて欲しイ』
「へっ、しゃ、シャラ・・・?」
『お前の名前を聴きたイ』

 胸の前で擦り寄る甘えん坊な子猫は、私の名前を聴きたがった。
 毛むくじゃらの白い手で、ポスポスと胸の部分を叩かれる。

「ニャンコちゃん、私の名前は理緒・・・大泉理緒だよ」
『オオイズミリオ。リオだナ。良い名だ、リオ』
 
リオ、リオと、何回も繰り返すニャンコ。
 ヒゲをピクピクと動かして、鼻先を擦りつけて来る。

『リオ、ワレの名は“パンナロット”ダ。覚えて欲しイ』
「パ、パンナロット・・・」
『そうダ。ああ、リオ、リオ・・・』

 うっとりして呟く白猫に、ついうっかり見惚れてしまう。
 しかし、先程のエリーちゃんとの約束を思い出して自分を叱咤した。
 
「ねっ、パンナロット。あなた、エリーちゃんを困らせてない?」
『何の事かワレには分からなイ』
「エリーちゃんは困ってたよ。私には何の事か分からないけど、とにかくアナタを躾けないといけないの」
『ホォ、リオがワレに躾けヲ? 一体どの様にしテ?』

 しらばっくれる白い猫に“あくどい”という言葉は使わず、エリーちゃんからの要望を伝えた。この子を躾ける事に成功すれば、エリーちゃんはきっと笑顔をみせてくれると思ったからだ。
“躾け”の単語を聴いた白い猫は、興味深々と言った風に金の瞳を丸くさせて訊いてきた。

『“躾け”というからにハ、勿論ワレと共にずっと一緒に居てくれるのだろウ? 楽しみな事ダ』
「ずっとって、そんなに長くは・・・パンナロットは・・・ああもう、長い名前! パン・・・パロ・・・パット・・・どれもしっくりこないなぁ」

 エリーちゃんの名前も呼びやすい様に略したので、パンナロットの略称も考えたが、不可能のように思える。唸っていると、パンナロットはペロリと私の頬を舐めて来た。

『リオ、無理に略す必要などナイ。ワレの名前には、シャラが力を込めた最高の言霊(ことだま)が宿っているのだかラ』
「え・・・」
『“あらゆるものを制する統括精霊”。この名前があるから、ワレはファインシャートで一番の精霊・・・統括精霊を名乗れるのダ。ワレも、この名前が気に入っていル。しかし、リオだけなら別の名前を使っても良いカ・・・なら、』
「んっ、な、何?」
『何を代償にすル?』

 頬ずりされ、金の瞳と目を合わせた。
 獲物(わたし)を捕えようとする、獰猛な瞳。

「何って・・・」
『ワレの名を、リオが呼びやすい別の呼称で使えば良イ。ワレの名は、特に大きな意味を持ツ。リオ以外の奴がやたらに略してワレを呼ぶなド、そいつを焼き殺して嬲り殺シ・・・ああ、悪かっタ。今のは聴かなかった事にしてくレ』
「なぶり殺しって・・・この子猫は!」

 腕の中に居る彼をペチペチと頭を優しく叩いてやったら、少ししょげていた。
 甘えるように、ニャアニャアと鳴きわめく。

「略すのは止めとくよ。と、とにかく、言葉遣いの悪いパンナロットは、やっぱり躾けてあげないとね!」
『リオ、ワレを躾けてくれるのカ。そうカ、そういう事なラ・・・』
「えっ、コレ何?」

 頭の上から金粉が体中に舞い落ち、体の中に浸透して消えていく。

『リオが、ワレの居る世界に躾けに来イ』
「へっ? ちょ、ちょっとぉぉ!」
『ワレは“あくどい”白猫なのだろウ?』
「知ってるんなら直せばいいじゃないっ」
『エリシュマイルとも約束したみたいだしナ。リオがこちらに来るのを待ってル』
「ど、どうやって」
『リオが来るときハ、目印としてファインシャートには一匹として居なイ、純白の猫の姿になってもらウ。ワレと同じ白い猫。きっと美しいメスなのだろうナ。交じり合いたイ・・・』
「ちょ、ちょ、猫で交じり合うって・・・それは聴き捨てならない――!!」

 生意気な白猫の首根っこを掴み損ね、私の腕から素早く離れたパンナロット。
 ふわふわの白いシッポを名残惜しそうに振って、こちらに振り返る。

『ワレのあくどい行動ヲ、窘(たしな)めてみロ』
「の、望むところだよ!」
『イバラの道を辿ろうともカ?』
「え、エリーちゃんが困ってるんだもん。私がイバラの道を切り開く!」
『言ったナ』

 ニヤリと口の笑みを浮かべるパンナロット。
 白い空間が、端の方から崩壊を始めて来た。上下左右に震動する。

「わわっ、く、崩れるぅぅ――」
『リオが現実の世界に戻った時、今のワレと喋った記憶が無くなるようにしタ。もう一度エリシュマイルに会った時、今のセリフが言えるかナ?』
「も、勿論だよっ! ただ、忘れてたら思い出させて欲しいんだけどな――・・・」
『リオでもその願いは聞けない。賭けの代償は“リオ”だからナ。猫のお前が無事にワレの元まで辿り着キ、“躾け”が出来ればワレは二つの世界を平和に導く。反対にその道中、リオが挫けてワレの元まで来ぬ場合ハ』

 舌舐めずりする白猫は、金の瞳を妖しく光らす。
 子猫に見せかけ、鋭い牙をチラつかせた。

『ワレがお前ヲ連れ去リ、二度と人間に転生出来ぬように施ス。老いを知らぬ世界デ、ワレと無限の時を暮らすのダ。世界も、どちらか一方だけを崩壊させル』
「パンナロット! そんな事したら許さないから――――!!」

 地盤と呼ばれる、白い床が崩れ落ちてまた落ちる。
 そして今度こそ、私は深みに沈んでいった。

『ワレとエリシュマイル、未だにリオを欲しているのダ。お前が過去を思い出ス、思い出さのうト、必ず迎えに行くヨ。リオを欲するのハ、ワレもアイツも同じなのだかラ』
「こんのお馬鹿ネコ――――!!!!!」



 覇者としテ、純白の猫の姿でワレの元まで挑んでみロ!




****


「――、――さん、大泉さんっ!!」
「ほわ?」

 じっとりとする温度。
 額に汗を浮かべて目を覚ませば、自らがいつも授業を受ける教室。
 窓の開いた場所から風が吹き、日差し除けのカーテンがひらりと揺れる。
 クラスメイトからの驚くような視線と、鬼ババ先生の殺されそうな視線にも負けずに、私はぐっすり眠りこけていたようだ。

「ほわ? じゃありませんっ! あなたは、また居眠りなんかして。宿題はやって来たのですか?」
「はわわっ、しゅ、宿題って・・・何でしたっけ?」
「けっこう、放課後までに提出するように」
「馬鹿だな――っ、大泉。鬼ババの授業に宿題忘れて眠るなんて。度胸あるぜっ」
「あはっ、言えてる――っ!」
「「「「ギャハハハッ!」」」」

「今笑った人全員、宿題をさらに追加するザマス!」
「うあぁぁぁ――――!」





 
 恋慕と狂気 番外編(終)



(後書き)
 リオが、中学生くらいの時です。
 



心配なラクト

2010年02月12日 13時42分37秒 | 日記
ひょっこり猫のブログ管理人ラクトでっす! 今日は、少し驚いた事があったのでその事をば・・・

お友達のあゆさんトコのブログに繋がらなくて、メチャびびったラクト。
一体どうしたのか、ページにジャンプしても『お探しのページがありません、URLが変わったか、削除されました』と出ていたのです。。

ええぇぇーーっ! こりゃ一体どうしたのか、訳が分からない状態。。
もう、あんな楽しいやり取りが出来なくなったのかと、意気消沈しました。

辛抱強く待つか、向こうから連絡が来るのを待つしかない・・・ってカンジです。
ブログを閉じられてしまったのなら、連絡なんて来ないかもしれませんが。。

でもでも、それでも待ってます。

ひょっこり猫は、待ちながらも突き進むのみ


****


今日は、あるブログに遊びに行って“お守り”なるものをゲットしました
健康運が上がる魔法陣・・・他にも沢山の種類があったのですが、とりあえずこれを携帯の待ち受けにして過ごしてます。

二、三カ月悩みの種だった、腰の腰痛に変化がありました
しゃがんだり、立つのも億劫だった腰の痛みが、なんとなくですけど軽減したような気がします。
正直、効けばいいし効果があればいいなくらいにしか思ってなかったんです。。腰の痛みなんて、長年付き合って行かねばならないと、タカを括っていたのですから。

待ち受けにして良かったです 嬉しい効果に、ラクトの気分は少しハイです。。
とりあえず、そこのステキブログへジャンプ出来るように、リンクを貼っておきました。興味がある人は、覗いてみてください。
ブログの内容も、とても面白かったです

→ ラクトの、とてもオススメなブログ 透明先生の占い師日記です。

暇な時とか、お邪魔して楽しませて貰ってまっす


ではでは、ラクトでした。

ラクト、公募ガイドを見る

2010年02月11日 19時43分25秒 | 日記
ひょっこり猫を見てない人も、見てる人もおコンバンハッ。ブログ管理人のラクトでっす! 
ブログのネタになるかどうか分かりませんが、ちょっとした事を今日は載せますね~

FILE2 公募

父親を車に乗せて、ジャスコへと向かうラクト親子。
おとんが買い物をしてくれてる時に、私は本屋へ直行した。

“公募ガイド”

「・・・(なんか目が惹きつけられる)」

本屋の棚の下の部分、本が陳列している場所に近付く。
本の中身は、テーマに沿って期限内までに出して競い合うポスターや、小説の事を詳しく説明されていた。
一旦その本を置いたまま、別の場所へと足を運んだ所は、文庫本が整理されたコーナーだった。

“ライトノベルを書こう”

「・・・買おうかな」

先ほどの本を合わせ、二冊を手に取りお買い上げする。
家に帰り、文庫本の方を読み漁ると考えさせられる事が多々あった。

「い、一人称、三人称の区別が付かない・・・」

私が書く小説・・・白呪記は、一人称なのに時々おかしく変わるのだ。上手く使えばそれも武器になるらしいが、使い所を間違えては逆の効果を生む事にもなるらしい。

「つ、次は・・・」

守るべき基本ルールについて。
文章作法・三転リーダーは、…を、“……” このように偶数個付ける。
行頭を一字空ける。

「あ、全部やってないんでやんの・・・(←コレもいけないらしい)」

真っ白になりそうな丸い体を叱咤して、今日は文章上達法から二つ取り上げてみた。


一つ、上達するには量が必要
二つ、新聞の文章を手本に

小説家を目指すなら、失敗を恐れずに沢山書きまくり、応募する。それから才能が付いてくるという。
新聞も、私の頭には上手く脳内変換されないが、意識的に目にする気概を持った。 

「プロの人は、全部出来て当たり前なのかなぁ」

小説家を目指す人は、とんでもない労力を使っているのかもしれない。
万人受けを期待するのなら、文章作法はとても大切なのだと身に刻みこんだ。

****

「今日のひょっこり猫はここまで~♪ 皆さん、シーユーアゲインッ、グッバイ あゆさん、おやすみなさ~~い」


若かりしルビリアナちゃん

2010年02月09日 16時19分12秒 | 日記

「皆さん、おコンニチハッ。ブログ管理人ラクトでっす。今日のラクガキは若かりし頃のルビリアナお嬢様でっす、ルビリアナちゃ~~ん」

「はあ~~い、ルビリアナでっす! あら、ラクト。今日も丸くお過ごしかしら?」

「丸くって・・・雪うさぎの被り物を使ってるから、丸くなるのはしょうがないんだよ」

「ふふっラクトの丸い所が、私は気に入ってるのよ。これからもその着ぐるみで過ごすのよ」

「ムッ、ルビリアナちゃんに言われなくても、私は毎日雪うさぎだよっ。たまに変わるかもしんないけど・・・」

「ダ~~メッ、ラクトは雪うさぎで良いの。ネコはリオちゃんだし、トラの被り物はガウラだし。もうラクトの使うものなんかないわヨ」


→  「ガ、オォーーッ! どう、ルビリアナちゃん・・・ヒョオォォッ!」

「うさぎ鍋が良いかしら? ハーティスは古代竜の住処に放り投げても良いって、言ってたわね♪

「きょ、兄弟そろってデンジャラスぅ・・・!」

「私はクロウ家の当主よ。ラクトを締め上げるのは簡単なんだからね。
さっ、ちょっとこっちへいらっしゃい

「ヒーーンッ、お説教部屋へ連れてかれるっ!」


****

「今日のひょっこり猫はここまでらしいわっ

そろそろ書くネタが尽きてきたから、ブログを更新出来ないかも・・・と、ラクトからの伝言を、私がここでお知らせするわね

あゆさんのブログへは、変わらずにボチボチ遊びに行くそうよ
適度に遊んでやってちょうだいねっ では皆さん、御機嫌よう

クロウ家当主代表、ルビリアナ・レット・クロウでした まったね~~」

ザ・卵戦争

2010年02月08日 14時53分30秒 | 小説作業編集用カテゴリ
見てる人も、見てない人もオコンニチハッ。ブログ管理人ラクトでっす。
今日は買い物に行って来たので、その様子を小説風にレポしてみました。
では、どおぞ・・・


FILE1 ザ・卵戦争 

今日は、私がいつもひいき目にしてるスーパーの特売日だ。
野菜や果物、月曜日恒例の赤卵L・M色々混ざったサイズのワンパック12個入り卵が98円で売られているお買い得デー。
そこのスーパーは、朝9時に開くので5分になってから自宅を出発した。

「9時30分なら、まだ駐車場はガラ空きだよな~♪」

駐車場に着いたのは9時20分。
カーナさんのラヴァーズレゲエを、車の中でフンフン聴きながら着いたは良いが・・・

「え」

駐車場はもう満杯だった。
車の中からスーパーの駐車場がハッキリと見える。
スーパーの入り口から遠く離れた場所にも車がビッシリで、しかも他の車が停めれないから一周してるその動作まで丸見えだ。

「こ、こんなんじゃ私が停める所が無いじゃん!」

慌てて広い駐車場に入ったは良いが、一周しても車を止める事が出来なかった。
運よく車が空いても、そこへ別の車が待ってましたとばかりに入って行くのだ。
私は途方に暮れて、スーパーから少し離れた向かい側のレストランの敷地内で車を駐車して走って行ってみた。



【スーパー内部】

いつものガランとした店内じゃなかった。
人、人、人。
既にレジに並ぶ行列。
そこは卵から遠く離れた位置にあるので、私は焦って奥にある卵の所まで急ぎ足で進んだ。


「・・・」

空っぽの台がポツンと置いてある。
200組の卵パックは完売だった。
隣で商品を陳列しているおばちゃんに訊いてみると――

「完売しちゃったんよ~。次売ってるのは4時やからねぇ」
「そうですか・・・」

すごすごと今日のおかずをカゴに詰め込み(甘味しゃけとマーボ春雨)、列をなす場所へと並びに行く。
卵の事を諦められない・・・だから、隣にある薬局店で6個入りの赤卵・98円をお買い上げした。 

「ありがとうございました~」
「・・・(6個で98円て・・・)」

完全に敗(ま)けた。
私の敗北、結局主婦には勝てなかった。
当然と言えば当然かもしれない。何せおばちゃん達は、一家を支える猛者(もさ)共ばかりなのだから。

「うおぉぉ~~ん! 卵ぉぉ」

この気持ちをバネにして、来週の月曜日からは早めにスタンバイを心に決めた。


****

「ラクト~、ファイル1ってこれ、続きでもあんの?」

「分かんない。ただ、私のおかしな日常を小説風に纏めたらファイルくらいにはなるかもよ」

「ラクトの日常って、おかしな事だらけだねっ。見てて飽きないよ」

「もう何でも良いよ、誉めてくれればサ・・・」


今日のひょっこり猫はここまで、シ―ユーアゲイン、グッバイ!
あゆさんとこのブログを見たら、私んトコのが前に写し出されててビックリしたよ
嬉しいけど、ちょっと照れるなぁえへへ