無念で悲しいストーリー‼映画「女は二度決断する」

　本日ご紹介の映画は、実在するネオナチ組織、国家社会主義地下組織（テロ組織）の事件に巻き込まれ家族を失った1人の女性の物語です。
この映画はこの事件をモチーフにしておりますが、実話ではございませんので予めご了承ください。

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ドイツで起きたネオナチによる連続テロ事件に着想を得て、家族を突然失った女性の日々を映し出す。
※本作品は「PG12」指定作品です。保護者の配慮が必要です。
＊上映時間　　：：：　105分
＊日本公開日　・・・　2018年4月14日
＊監督　　　　・・・　ファティ・アキン
キャスト
・カティヤ・・・ダイアン・クルーガー
夫と1人息子と３人で幸せな生活を送っている女性。子供を夫に預け友人と出かけている間に夫と子供が爆弾事件の被害者になってしまう。
・ダニーロ・・・ デニス・モシットー
カティヤの弁護士。
・ヌーリ・・・ ヌーマン・アジャル
クルド系トルコ人のカティヤの夫。逮捕歴があり服役中に経営学を学び、出所後学生時代からの恋人カティヤと結婚し旅行関係の仕事を経営しながら家族と幸せな日々を過ごしていた。
・ハーバーベック・・・ヨハネス・クリシュ
加害者の弁護士。
・ユルゲン・メラー・・・ ウルリッヒ・トゥクル
加害者の父親。
・ロッコ・・・ ラファエル・サンタナ
カティヤとヌーリの1人息子。
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＜あらすじ＞
カティヤはトルコ移民のヌーリと結婚し、息子も生まれ、幸せな家庭を築いていた。ある日、ヌーリの事務所の前で爆弾が爆発し、彼と息子が犠牲となる。ドイツ人による人種差別テロであることが判明するが、身をえぐられるような裁判に、カティヤの心の傷は深まる。
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一瞬の出来事で家族を失った女性。夫は元犯罪者ということもあり偏見のまなざしで見られ、夫の両親からは責められ、持ち場のない怒りにかられていく姿はこの映画の最大の見どころではないでしょうか？
気持ちを落ち着かせるための手を染めてしまったドラッグを警察に見つかり、逮捕まではいかなかったものの、裁判ではその行為を突き付けられ証言も不利な状況に。。。

主人公を演じるダイアン・クルーガーの演技がとにかく素晴らしく、言葉少なめで常に脳内と会話しているような表情が主人公の感情を表現しており、鑑賞側にとっても持ち場のない怒りと悲しい気持ちにさせてくれます。

洋画ばかり鑑賞している私なので展開は読めてしまいますが、この物語を通じてテロ被害者の心情が手に取るように伝わり主人公の行動に否定的な意見もあるようですが、個人的には主人公に同情してしまう物語でした。


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