ある新刊サイトを見ていたら、目についた本が、川岸宏和の
「食品業界を知り尽くした男」って本。日本一時帰国の際に買ってくるのを
忘れた。大体の内容は覚えているので、気になって書くことにした。
そもそも、自分達はマレーシア含め東南アジアでは絶対に「生卵」を
食べない主義だ。炎天下で、バイクで膝に抱え、危ない恰好で運ぶあの姿を
見たり、ホーカーセンターでの生卵の放置状態・・、冷房は効いているが、
スーパーやモールなどでの何千個という卵の保管状態・・・は気になる。
マレーシア及び、東南アジアでは、生玉子は食べない。
卵を使うときは、完全に火を入れる場合のみ。それでも、殻の状態や、
割れていないかなども確認。一番困るのが、そして一番信じられないのが
パックの卵の殻に「フン」が付いていることだね。コレこっちでは普通の情景。
よ~く洗って拭いて冷蔵庫にしまう。もっとも最近、卵はほとんど買ってないな。
仮にサルモネラ菌がいても、75度で1分間加熱すれば死滅する。けれど、もし、
36度で保管すると1日で食中毒が起きる・・もっとも、36度放置はほとんど
普通ではあり得ないが、外での炎天下保管や運搬だったら、あり得ることになる。
冷蔵で保管されて消費者に渡るまでの、途中の「輸送」+「保管」+「販売」
の3つの管理がちゃんと施されていれば、問題なし。日本では、常温保管は
問題外と考えているけど、国によりいろいろ事情があるのでしょう。
湿気など、いろいろ条件が関係してくるでしょうが、マレーシアでは事故が
ないのだろうか?日本には熱中症があって、マレーシアにはほとんどない?
のも湿気の関係かな。その辺の違いかもしれない。
もちろん安心は出来ないけどね。
以下は、以前にテレビ番組でやっていたことです。
①、卵の殻が白いのと、茶色(=赤玉)では、どっちが栄養価が高い?
・・・赤玉は白より高級?いいえ、買う人が勝手にそう思っているだけ。
②、卵の「黄身」の色は、黄色くオレンジ色の方が栄養価が高くいいの?
・・・いいえ、エサの色で黄身の色が決まるんです。
白は米の粉砕だったり、ホウレン草を食べれば、緑っぽくなるし、トーモロコシ
なら黄色が強くなり、濃いオレンジにしたかったらパプリカやマリーゴールドを
エサに混ぜればいいんです。
TVでは、その実験もやってましたが、どの色も可能らしい。規制があるから
やってないだけ。
今では、逆に白い黄身の卵を作っている所もある(カロリーが少ないなど利点)。
以前にブログにも書いたけど、新鮮なしっかりした養鶏場で特に放し飼い
されたストレスのない卵は、弾力性があり、つまようじを刺しても立つ。
これはホント新鮮だと思う。こういうのをホントは食べたい。
また、川岸氏の話になるけど、卵を買う時に見る注意点は、賞味期限だけ
じゃなく産卵日が書いてあるものを選ぶ。でもこれは難しい事らしい。
スーパーの方で調整するからだ。でも、こんなの日本だけの心配。
マレーシアではやってないし、そこまで心配するなら買わないほうがいいと
言われるかもね。
③、卵の賞味期限って、産んでからスタートなの?
いいえ。答えはスーパーなどでパックされた日から賞味期限が決まるんだって。
解凍したり、袋にラベルを貼ったりパックに詰めて販売する日が決定の日であって、
日本の法律上では、「最終加工」となり、そのラベルを貼った日からが
「製造日」になるんだって。う~ん、参った。
法律でそう決まっているらしい、法律違反じゃないんだって・・・・・
(注・・・すべて日本の場合)
卵だけじゃなく、他の商品に関しても、これは適用されてるらしい・・・よ。
国により違いはあるけれど「卵」と「食」に対してちょっと見る目が変わりました。
たくさんのバナーを貼ってしまいました。過去のYouTubeを見るときは、
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