クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

ひも大好き

2008-05-11 07:11:56 | Weblog
ニャンコはひもで遊ぶのが大好きだ。あの大人しいクーだって、ひもをチョチョイしながら、部屋の中を駆け回ることがある。ましてや、ココは毎日ひもで遊んでいる。今もデジカメをコードでつなぎ、パソコンのUSB端子に差し込もうとしたら、パソコンとモニターの20cm程の隙間で、マッタリと目を瞑っていたココが、それに気付き目をパッチリ開き、コードを手で押さえ、咥えた。仕方なく、ココの頭を軽く押さえて取れ返し、端子に差し込んだ。時には、キーボードのコードを咥えて引っ張ったり、マウスのコードを咥えて振り回したりし、僕に悲鳴を挙げさせる。ココがパソコンの側に居る時は要注意で、その動きを警戒しなければならぬ。
今朝も朝ご飯のカリカリを美味しく食べた後書棚に上がり、お気に入りの、ひもの付いた書類袋を床に落とし、咥えてソファーの上に引上げて、振り回したり、ひもめがけて飛びついたりして、楽しく遊んでいた。そして、コカ・コーラのヨーヨーを出せば、ひもの先の輪に爪を入れて、チャチャイをしていた。このヨーヨーは、本来猫用ではなく、人の玩具である。僕も昨日久しぶりに遊んでみたが、結構良い肩の運動になる。若い人はともかく、年をいった我々には、肩の凝った筋肉を刺激するのには良いだろう。もう少し重たい、木製の物を買って来て、体操の代わりにやろうかな。
横道に逸れたが、ココがひもで楽しく遊んでいる姿を見ると、ココを引き取って良かったと、ココの底から思う次第である。やんちゃ坊主は、遊び疲れて、温風の当たる、パソコンの横で寝てしまった。

お父さんお帰り

2008-05-09 09:47:12 | Weblog
昨日午後の事である。僕が所用から帰って来ると、クーは温かな陽射しの入る出窓でお昼寝をしていた。僕が立ち止まり、クーの気持ち良さそうな寝姿を見ていると、目を開けて立ち上がり、玄関に面したところに移動し、正座して「お父さんお帰り」と一言。クーは赤ニャンの頃から、僕が帰って来ると、出窓に来て「お帰りなさい」と言う。出窓から玄関への扉が開いていれば、玄関まで出て来て「お父さん」と挨拶をする。
出窓から「お帰り」と言うのは、僕と家内だけのようだ。近所の方が歩いていても、起きたりはしない。ただ、孫が遊んでいる時は、座ってその様子を眺めている。「晃君転ばないようにしてね」と優しく見守る。バッチリ目を開けて、吊り上げるのは、この付近を根城にしている野良ちゃんが通り、車庫から塀に上がったり、庭に向かう時である。大声で威嚇し、居間にす飛んで来て、車庫に面した窓の桟に上がったり、カーテンの中に潜り「ここはクーちゃんのお家よ、入っちゃダメ」と大騒ぎをする。昨晩も家の垣根に入った外猫ちゃんを見付け、大騒ぎをしていた。
外猫ちゃんが来ても、騒がないのがココである。クーのような縄張り意識が全く無い。知らん顔をしているか、尻尾を振って、遊び相手が来たように喜ぶのだ。
今日の写真は、我家に来て20日目のクーで、この頃から出窓をすっかり気に入ったようである。

一番安全な場所に居たのは

2008-05-08 04:20:47 | Weblog
先程午前1時45分頃大きな地震がありましたね。鉢割れご一家のみなさんお見舞い申し上げます。この地震起きる10分程前に、僕は目覚め、クーも僕の足音を聞いて、居間の扉をノックし、何時ものように物凄く早い、朝ご飯を食べていた。クーのお茶碗にご飯を入れた後の僕は、パソコンに送られて来たメールを確認し、ヘンテコメールの削除を始めた時であった。本棚のガラスが大きな音をたてると同時に、(クーの座っている奥のガラス)僕の座っている椅子も揺さぶられた。「地震だ!」。僕は立ち上がり、部屋の真ん中に。クーも食べるのを止め、台所と居間の敷居を跨ぐ様にして座った。小さな揺れと大きな揺れが、2回続けてやって来た。時間にして2分以上揺れ続けた。こんな長い地震はあまりない。女房殿は起きる気配も無い。火の元は心配ない。揺れが収まりかけて、テレビを付けると、緊急地震速報が入ったところだ。「こりゃ何だ。間・抜け」地震は既に収まっている。「アッぁー勿体無い」こんな遅い地震速報に税金を使うのなら、年金額を引上げたり、老人医療費に使えと言いたくなる。
さて、今回我家では、クーが一番安全な場所に避難した。ガラス戸を支える柱が、頭の上と左右にあり、物が落ちる事も、潰れる事もない場所で、動かないで居た。ココは、僕の寝室で寝ていたが、ココのベットは壁の所で、物が落ちる心配は無い。
地震が収まると、クーはご飯の残りを、何事も無かったように食べ「お父さんお休み」と、自分のベットに帰っていった。その後でやんちゃなココが洋間に入って来て、玩具で遊んでいる。
もう一つ言わせて貰おう。この地震が起きる1時間40分前頃から、今回と同じ震央で4回、震度3~2の群発性の地震が発生している。これだけ頻発しているのだから、何らかの注意情報を出せたはずである。深夜で数人の方が軽症を追った程度で済んだが、日中なら大災害となっただろう。お役所的な発想は、全ての事で見直されたい。事なかれ主義は、国民の為にはならぬ。 

春陽の中で

2008-05-07 09:15:47 | Weblog
昨日は久しぶりに東京も、春の日差しがまぶしいほどに降り注いだ。振り替え休日だが、息子は仕事に出掛けた。ブログを投稿し一息付き、本を読み始めると、外から子供の元気な声が聞こえて来た。あの声は孫と近所の1歳年上の男の子のこえである。カメラをぶら提げて表に出る。やはり孫と仲良しの男の子であった。孫は僕を見付けると「ジージ、ジージ」と呼ぶ。子供のママさんも一緒だ。玩具の自動車に跨って動いたり、二人で駆け足をしたりと。孫の足はまだ少々おぼつかぬ。駆け出しては転ぶ。小さな傷が絶えない。春陽の中で子供は元気一杯遊ぶ。小さな怪我なんて恐れない。
この声に目を覚ましたのが、クーであった。僕が家の中に入ると、居間の扉をノックして、「クーちゃんもそっちのお部屋に行きたいと」一声鳴いた。眠りを妨げられた事を怒ってはいない。朝ご飯の残りを食べると、居間のカーテンの中に入り、気持ち良さそうに体を伸ばして、日光浴を始めた。目を見れば、瞳は糸のように細くなっている。突然隣からサイレンが聞こえて来た。孫が泣き始めたのだ。続けてココも「ぼくも広いお部屋に行んだよ」と叫びだした。洋間と台所を一巡りすると、クーの側に近付く。「変な事をするとこれだからネ」と手を振り上げる。流石のやんちゃ坊主も、「ぼくも隣でお昼寝する」と言う様に、カーテンの中に入って、横になり目を閉じた。ココが大人しくしていれば、クーも決して怒らない。その2ニャンズの体は、陽を浴びて暖かくなっていた。

お外はこわい でもね……

2008-05-06 09:37:24 | Weblog
おはようココだよ。元気だよ。今日は暫らくぶりに、朝からお日様ご機嫌で、ぼく家のお廊下暖かいよ。
ぼくはお外に出るのはこわいんだょ。ココらしくないって言いたいんでしょう。だってぼくは、神戸のお家に居る時から、お外に出たことないんだもん。何時もお家の中で遊んで、ご飯を食べて、お昼寝してたからニャン。お外に出なくても、お廊下に出れば、お庭の木に停まっている小鳥さんと一緒に、お歌を歌えるでしょ。つつじのお花に顔を付けてる、ちょうちょも見えるよね。車庫のところにあるお窓からは、道を通る自転車も、お散歩しているワンちゃんも見えるからね。このお窓は、クーたんのお窓ってお父さん呼んでるよ。何故って、クーちゃんが最初にお家に入る時に、使ったんだって。お父さんの自動車の屋根から、このお窓に登って、お父さんの胸に飛び付いたんだよ。ぼくもクーちゃんに教わって、このお窓から外を見るの好きになったんだ。この間は、クーちゃんがお外見てたから、ぼくも後ろに行って一緒に見たんだ。クーちゃん怒らなかったよ。バイクが通った時、ぼくが背をかがめたら、クーちゃんに「ココ君弱虫ね。バイクはこっちへ来ないわよ」って言われちゃった。
クーちゃんはお外が好きだよ。何時もお父さんに「お外に連れてって」っておねだりしてるんだ。「ココ君は知らないだろうけど、お花は甘くて良い匂いがするのよ。家のバラの匂いは最高ね」だって。
お外は怖いけれど、今日はお廊下で遊ぶんだ。バイバイ。

クーちゃんも

2008-05-05 09:27:23 | Weblog
昨日の午後、ココが車庫に面した窓から外を見ていた。その様子を外から写そうと外に出て、数ショット撮り門を入ると、クーの「ミャー」と可愛い声が聞こえて来た。振り向くと、外に出る時は居なかったクーが、出窓に座って僕を呼んだのだった。クーはオチビの頃から、写真を撮られるのを嫌がらない。「クーたん、お写真撮るから、こっちを向いて」と言えば、機嫌の悪い時意外は、座ったり、箱座りに伏せたりして、ポーズを取ってくれる。遊んでいる時だって、瞬間に止めてカメラ目線を送ってくれる。ココは違う。遊んでいる時は夢中で、「ココ、写真撮るよ」と言っても「ぼくには関係ないよ」と。ココが神戸に居た06年12月16日、テケトさんがココを写されているが、走り回っているのを写そうとして、「子猫は動きが早く撮り難い」とブログの中で嘆いておられるが、ココは今でも僕を嘆かせる。
クーは「クーちゃんも写してよ」と正座をし、僕の方に顔を向け、足も一寸交差させ、お嬢様ポーズを取る。3ショット程撮り「クーたん終わったよ。有難う」と言えば「ミャー」と返事が返って来た。クーは返事の出来るニャンコさんでもある。

憲法記念日に想う

2008-05-03 07:46:18 | Weblog
僕はこのブログでは、政治的な記述は、意識して避けて来た。しかし、今日は憲法記念日である。憲法改正の動きが、加速している。僕は憲法第9条、戦争放棄の条文は変えてはならぬと思う次第だ。
僕は戦後第1世代・団塊の世代である。生まれたのは、東京世田谷の代田と言う町である。生まれた家は、何の縁戚もない2家族が、1枚の襖を隔てただけで同居していた。台所も便所も一緒の生活で、プライバシー等微塵も無い。30~40代の夫婦が良く我慢出来たと思う。僕は同居していた年寄り(60代)の夫婦を、実の祖父母と思っていた。便所に入ると、天井も床も焼夷弾で焼けた穴が開いており、風呂場は焼けたトタンが張ってあるだけだ。米は勿論パンも配給で、7歳年上の姉に手を引かれ、パン屋に並んだ事を憶えている。子供のおやつは蒸かし芋か配給の乾パンであった。たまに大切な来客があると、寿司の出前を頼んだが、握り賃の他に、米も渡していた。子供の口に寿司は超贅沢品で、年に1、2回しか口に出来ぬ食べ物であった。寿司を取ると、僕達は襖の隙間から覗き、残してくれるのを待っていた。父は子供の好きな、卵と海苔巻きを残してくれた。今でも僕には、寿司は贅沢品との思いが強くある。
着る物は、父の知人の子供のお下がりで、ズボンに穴が開けば、母がミットのような当て布で繕ってくれた。他人との同居は、僕が4歳になる迄続いた。周りに住む人々の結束は強く、母が寝込むと、隣近所からおかずの差し入れはしょっちゅうあった。今は梅の名所となった羽根木公園も、当時は根津山と呼ばれ、防空壕の後が幾つも開いていた。
戦争は人々に悲惨な生活を、長い間強いる。絶対にしてはならぬ。号令を掛けている連中は、旨い物を喰らい、贅沢な暮らしを保っているが、庶民は家族と分かれ、命を落とし、住む家を失い、満足に食べ物を手に入れられぬ。ワン・ニャンとて同じだ。人々にワン・ニャンに目を向ける心の余裕が無くなり、満足な食事を与えられなくなる。
後期高齢者医療制度、これは何なのか。今その対象となっている方々は、プライバシーも無い家に住み、空きっ腹でも働き続け、今の日本の礎となった、我慢の生活をおくってこられた。これらの方々にまた我慢をさせる。許せない政治だ。国民の生活に少しも目を向けぬ政治。一部の利権者だけが得する政治。人々の心は荒む。故に、虐待、いじめ、自殺と命を大切にしなくなる。はけ口は、花壇の花をへしり折、ワン・ニャンへの虐待と繋がる。
今日の写真のように、幼子とニャンコが楽しく遊ぶ姿を、何時迄も見続けられるように、憲法第9条、戦争放棄は守らねばならぬ。

寝子(猫)

2008-05-02 07:39:00 | Weblog
世の物知りさんに寄れば、猫の語源は、寝る子から来ていると言う。確かに猫は良く寝る。古代野生の猫は、獲物が動かなくなる、夜中に狩を行った方が確率は良いだろう。猫科の動物は、昼間は寝て体力を温存している。それは人と共に生きるようになっても、習性として受継がれている。
クーは昼間のほとんどの時間、タンスの上のベットや出窓で寝ている。家の前の道で、孫や近所のオチビさん達が、大きな声を出して遊んでいても、我関せず。出窓で伸び伸びとしている時など、若いお母さん達は「クーちゃん良く寝ているよ」と評判になっている。昼ご飯の時間も起き出さず、眠り続ける事も。一方昼間のココは、朝ご飯を食べた後3~4時間寝た後は「ぼく起きたよ」と呼び、居間に入って遊び出す。一眠りした後のココは元気になる。夕方迄遊んでいる。
今朝はココが昼寝を始めた後、クーの居る部屋を覗くと、タンスの上で寝ていて、僕が写真を撮ると「煩いわね」と目を吊り上げる。そして起き出し「ゴアーン」と僕を呼び2回目の朝ご飯を食べ、ソファーの上で爪研ぎをして、さっぱりしたと言う顔を見せる。間もなく部屋に戻り、お昼寝を始めるだろう。寝子らしい猫なのだから。

五月晴れ

2008-05-01 10:28:36 | Weblog
今日から5月。見事な五月晴れだ。廊下にも五月の陽光が注がれている。寝ない息子ココは、2時間程で目が覚め僕を呼ぶ。一緒に廊下に入れば、柔らかな日差しが入っている。庭を見れば、白いつつじが8分位咲き、小鳥も梅の枝にとまり、春の柔らかな日が嬉しく、さえずる。鯉のぼりも風にそよぐ。ココは小鳥と一緒に、唇をバイブレーションさせて、ご機嫌で鼻歌を歌い始めた。
その後ココは、元気に部屋中を駆け回り、飛び乗った扉から落ちたが、見事に着地して、また廊下に入っていった。門白蝶を見付け後を追うが、蝶ちょはつつじの花に停まり、美味しそうに蜜を吸っていた。静かに、ゆったりと時間は流れる。これから僕も廊下で寝そべって、3年前に買い、ほってあった本を読む事にしよう。