クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

我は猫である

2008-03-21 04:24:12 | Weblog
我は猫である。その名をココと言う。我の住まいは、東京のつつじヶ丘と言う街である。我の生まれは、神戸であった。つまり、東京にもらわれて来たのである。家族は両親とお姉ちゃん猫のクーちゃんである。生まれてから、1歳と5ヶ月程になる。もう、大人の猫である。しかし、体重は3.4kと猫の中でも軽量級である。因みに、クーちゃんは4.4kと我より重い。
父さんは還暦を過ぎ、あと10日で定年退職する。髪は白く、のっぽである。母さんは修道院のお手伝いをしている。クーちゃんは、我が見ても、美人で、大人しくて、孤独を楽しみ、よく寝ている猫らしい猫である。我は、猫らしくしているのが大嫌いである。みんなの側で遊ぶのが大好きな、猫らしくない猫である。今日も今日とて、先程はクーちゃんを追いかけていて、流しの荒い桶に落ちてしまった。猿も木から落ちるの体であった。クーちゃんには笑われるし、足は冷たくなったが、全く気にはしていない。失敗を恐れない猫である。
「あぁー疲れた。お父さん大人の言葉で、お話しするって疲れるね。ぼくは何時ものように猫語でお話しするから、日本語に訳してね」バイバイ。

花粉症

2008-03-19 05:13:57 | Weblog
ここ数日花粉の飛散は物凄いですね。花粉症に悩む皆様に、同病相哀れむの心で、お見舞い申し上げます。
さて、昨日は会社で花粉に晒されぬ、引継ぎ書の作成やら、パソコン内の整理をする心積もりでした。ところが、始業間もなく、電話が入りました。工務課のエンジニアの声は引きつっていました。ペットボトル作製の金型がダウンしたとの事です。至急機械鳶の会社に出動要請をしました。幸いにも、機材整備中の職人と、25㌧クレーンが飛んで来てくれました。代替品は、埼玉県の工場から輸送するとの事でした。その間打ち合わせをしたり、受け入れ準備をしたりと、事務所と外の搬入口を行ったり来たりです。事務所から搬入口迄は歩いて4~5分掛かり、その間花粉に晒され、鼻はむずむずし、目は痒くなってしまいました。この仕事が終ったのは、結局夕方になりました。事務所に戻ると、くしゃみが連続して出ました。
この季節つくづく羨ましく思うのは、ニャン・ワンは、花粉症にかからない事です。我家は木造家屋。隙間は至る所にあり、風向き次第では、家の中にも、花粉は入って来ます。その中で遊んだり、お昼寝を楽しむクーやココが羨ましくなる日々です。

春だニャー

2008-03-18 04:59:50 | Weblog
おはようココだよ。元気だよ。今朝はね、クーちゃんはご飯食べた後、お母さんのお部屋で寝んこしちゃったの。つまんニャイニャー。ぼくは広いお部屋とお台所を探検したんだ。何か遊ぶ物ニャイカナーってネ。残念。今日は何もなかったニャー。だからね、お父さんの側で「ぼくと遊ぼうよ」と言っているんだニャー。
お留守番の時は、お廊下のベットでお昼寝しているよ。お日様ニコニコ、温かいし、小鳥さんのお歌を聞きながらね。お庭の梅の花も満開だし、お花の良い匂いも入って来るよ。春だニャー。ぼく東京に来て良かったと思うよ。
クーちゃんとぼくの晩御飯は、5時だよ。モリモリ・モグモグ食べた後に、お父さんのお布団の上で、少しだけ寝るんだニャー。昼間お日様が、お布団をふかふかにしてくれているんだよ。気持ちが良いよ。お父さんの車が車庫に入る音分かるんだニャー。それで目が覚めるよ。お父さんはお家に入ると「クー子、只今。良い子してた」って言ううんだ。ぼくちゃんと聞こえるよ。ニャンコは耳が良いもんね。だから「お父さん、ぼくの所に来てよ」って、大きな声を出すんだよ。お父さんぼくがお部屋に来ると「ココ只今。良い子だね」って撫ぜ・撫ぜしてくれるよ。ぼく嬉しくなっちゃうんだ。ぼくもお父さんのお手て舐めて「うん。良い子だったよ」ってご返事するの。
今日も暖かくなるんだって。お昼寝はお廊下のベットだニャー。バイバイ。

春ですネー

2008-03-17 05:48:23 | Weblog
春ですネー。クーが出窓から外を見る時間が長くなりました。木蓮と沈丁花の良い香りが漂って来ます。ココも洋間のガラス戸から外を見ながら、小鳥と歌っていました。
今週末から、定年前最後の大仕事が1週間続きます。体長を整え、有終の美を飾りたいと思います。

チビである

2008-03-15 03:56:15 | Weblog
ココはチビである。体長もクーに比べると一回り小さく、体重も1k位軽い。しかし、食事はクー以上に良く食べる。朝はクーよりも多めにカリカリを入れるが、5~6分で食べ終わる。但し、我家のニャンコは、どう言う分けかほんの少し残す癖がある。ココも半口程必ず残す。チビであっても、動きはびんしょうだ。クーを追い掛ける様子見ていても、何時も感心する。足も速く、機敏に動く。それ故、おっとりお姉ちゃんは、弟の動きが読めず、追い詰められる事が多いのだ。ココは、走り回る時「ウッウウ」とサイレンを鳴らしている。クーは慌てている時、高い所に飛び上がり損ねる事があるが、やんちゃ坊主は、クーの動きを冷静に読み、後を追い、飛び上がる。失敗する事は滅多にない。クーに逆襲されても、冷静さを失わず、機敏な動きをする。クーは「あんぐり」と言う感じで見詰める。
神戸でも、我家でも、末っ子的な甘えをする。僕達やクーと一緒に居ないと寂しいのである。今も、クーの残したご飯を摘み食いした後は、僕の側で「遊んでよ」と言っている。もしかしたら、末っ子として生まれたのかも知れない。
今日は豊橋の工場で、大型成形機の搬入工事がある。後任者を連れて見学に出張する。5時過ぎの電車で東京駅へ向かう。現地では、後任者に、鳶職人の仕事を解説する。何事も百聞は一見にしかずである。今日見て記憶した事は、これからの仕事に大いに役立つだろう。

新聞娘

2008-03-14 05:18:51 | Weblog
クーは可愛い新聞娘。オチビの頃から、新聞が大好きで、僕が新聞を広げると、上がって来たり、下に潜ったりする。
昨晩も、晩酌をしながら、新聞を読んでいると、台所のクーたん椅子から飛び降り、タッタッタタと小走りで来て、ピョンと新聞の上に。大きくなったクーが、新聞の真ん中に座られると、見出しさえ読めなくなる。「クーたん、退いてくれないかな。新聞が読めないよ」と言うと「クーちゃんも新聞を読んでいるのよ」と言うような態度だった。僕は諦めて、テレビを見ながら、時々クーの頭を撫ぜながら、食事をしたのである。
オチビの頃、クーが新聞の下に潜ると、かくれんぼに発展していった。「クーちゃん居ませんよ。どこですか」と言えば「バァー。ここに居ますよ」と勢いを付けて、顔を出したものである。それを数回繰り返すと、クーは大満足と言う顔になった。今も、良く新聞の下に潜る。その時頁をめくると「私が下に居る時、頁をめくらないでよ。煩いのよ」と逆に怒られてしまう。
新聞人だった父か今も生きていれば、4月で100歳になる。僕も4月で父より長く生きた事になる。誕生日に近い日曜日には、教会に出かけて祈りを奉げようと思っている。

かぎ尻尾

2008-03-13 05:13:28 | Weblog
ニャンコさんの尻尾も、夫々に個性がある。勿論ワンちゃんの尻尾も皆違う。秋田犬の太くて、丸まっている尻尾は美しいと思う。
我家のクーとココの尻尾も個性が感じられる。クーの尻尾は、太くて長さは中位で、全体を黒い毛で包まれている。ココの尻尾は、体の毛模様の延長模様だ。あまり太くはなく、やや長めで、先端は鈎型に曲がった“かぎ尻尾”である。
実物のココを始めて見たのは、神戸・ビートさんのお宅に、引取りにお伺いした時だ。「あれ!この子、かぎ尻尾だ」と言った。猫の先輩のビートさん、テケトさん、やましたさんと話しているうち、かぎ尻尾は「幸運の扉を開く尻尾」だと教えて頂いた。ココはこの尻尾で幸運を引き寄せたのであろう。ダンボールに入れられて、寒空の公園に捨てられたのを、同級生に猫博士と言われている、リングちゃんに助けられた。猫を愛し、造詣の深いビートさんに助けられ、これまた猫を愛し、猫の写真を撮り続けられている、やましたさんとテケトさんの共同作業で、里親募集のブログとレス迄作って頂いた。多くのニャンコさんブログ仲間の協力も勝ち取った。生まれ故郷よりずうっと遠い東京で暮らす事になった。
ココはこのかぎ尻尾を触っても、全く怒らないニャンコである。少々引っ張っても平気な顔をしている。昨日も出勤時に、下駄箱の下に入り込み、呼んでも出て来ないので、強硬手段で、尻尾を引き、体が出た所で抱き上げて、居間に入れた。その時も全く怒らず、僕の顔をなめ回した。大らかなニャンコである。

お話し

2008-03-12 04:51:30 | Weblog
僕は子供の頃からペットと良く話をしていた。小学3年生の頃我家に来た、お嬢さんスピッツのポッ子とは、学校から帰ると、ポッコの居る前に座り込み、嫌な事、嬉しかった事を話した。ポッ子はうなずくようにして良く聞いてくれた。僕にとっては、真に妹だった。会社に勤め酔っぱらって帰って来ると、100m以上手前から騒ぎ出した。門を入り、抱き上げると、顔を舐めながら「お兄ちゃんそんなにお酒を飲んじゃダメよ」と言われたものである。
そのポッ子が天国に召されてから、30年後に僕はクーと出会った。可愛い女の子。クーとも良く話をする。先程もご飯を少し食べると、台所のクーたんの椅子に正座して「お父さん来てよ」と呼ばれた。僕が行くと、蝿帳の前に立ち上がり「ねえ、ここの美味しいの頂戴」と可愛い・甘い声でささやく。ついついクーのねだる物を茶碗に入れてしまった。クーは物をねだる時は、物凄く甘い声で喋る。反対に怒る時は、仁王様のような顔をし、威嚇しながら「シッアー」と言う。大好きな家族だって無関係だ。それをなだめようとして「クーたん良い子だよ」と頭を撫ぜると、余計に炎は高くなり、ガブリかパンチが飛んで来る。
ココは少し太い声で話をする。「ぼくと遊んでよ」と今もモニターの前で伏せて、言い続けている。こんな時は、あいている左手で、撫ぜたり、手に触れば、直ぐに乗って来る。しかし、度が過ぎると、ココも悪乗りになり、ガブリが来る。我が家のニャンコさんとは、何時も楽しい話をしているのだ。

ぼく、つまんニャイ

2008-03-11 04:51:13 | Weblog
何時ものように居間に入って来たココは、クーの残したカリカリを3口ほどで食べ、茶碗も綺麗になめた。次は遊ぶ道具探しを始めた。居間や茶の間、ダイニングをゆっくりと歩き回るが、彼の気持ちにピンと来る物は無かったようだ。僕がカリカリ新聞の、ゆうちゃんとお兄ちゃんの可愛いブログの印刷を始めると、何時もの事だが、紙が吸い込まれるのを、不思議そうに見ながら、紙を手で押さえようとする。これは、僕も手でバリケードを作って阻止。しかし、つまんなそうな顔。
次は茶箪笥の上に飛び乗り、本箱の上で気持ち良く寝ているクーの尻尾に「クーちゃん遊ぼうよ」と手を出す。これも空振りだった。ココに1回だけ応戦したクーは、横向きになって寝てしまった。つまんないにゃーと言い続けながら、モニターの前で寝そべり、手で僕の頭を撫ぜ「ぼくと遊んでよ」と言う。そして「遊んでくれないニャラこうだぞ」と腕に噛み付いた。
食事時間迄15分早く、朝ご飯をゲット。食べ終われば、一人でぶつぶつ言いながら、部屋中を駆け回り始めた。近くに居るクーは全く知らん顔をしていた。クーはやはり大人のニャンコさんである。腕白なココ、可愛いよ。

あと3週間で

2008-03-10 04:58:38 | Weblog
僕はあと3週間で定年を迎える。自分のやりたい仕事ではなかった。生活のために入った会社であったが、24年3ヶ月も勤めると、愛着も涌いて来る。ほっとした気になると同時に、一抹の寂しさも出て来た。こんな感傷に浸っていられない事態が起こった。昨年末から引継ぎを始めた、後任予定者が金曜日になり、自分には出来ぬと言い出したのだ。会社も慌てただろうが、もっと慌てたのは僕の方だ。新たに決まったのは、30代後半の若い人。しかし3週間では全てを教えられぬ。大まかなアウトラインしか掴めぬであろう。本社の担当部長と近々会って、支援を頼むしかないだろう。
この期末滅茶苦茶に、仕事の予定が入って来ている。年休消化等と甘い事は言っておれない。仕事の中で、後任者を得意先に引き合わせたりと、超多忙になりそうだ。クーやココと遊ぶ時間も少なくなる。ストレスも溜まるだろう。昼間は現場立会い、夜は事務関係のまとめと、帰宅も遅くなりそうだ。
ブログも更新出来ない日が多くなるかもしれない。疲れて帰ったあと、クーの頭をなぜ、ココを抱っこしてあと3週間乗り切ろうと思う。