負け犬のつぶやき~ぴょんちゃん日記~

teacup.ブログからのお引越し。のんびり気ままに好きなことを更新してます。

妖怪大戦争

2005年09月09日 11時15分00秒 | 映画の話
ずっと気になってた「妖怪大戦争」を、やっと見てきたよ。
これ、マジでおもしろい!むしろ大人が楽しめる映画だよ!!
ホント、これぞ角川映画!!って感じだった。

小さい頃よく見てた、水木しげるの妖怪大図鑑から、まんまの妖怪がガシガシ出てくるし、芸人っぽい人が多いからか、なんともいえない妖怪のかわいらしさや滑稽さが出てて、すごいおもしろかった!

CMでもやってたけど、戦争行くのに逃げる一反木綿に「お前、鬼太郎の前ではいい顔してるんだってなぁ~」とかセリフがあったりして、かなり大うけ!
アギっていう魔人加藤に尽くしまくってきた妖怪は、妖しいお色気ムンムンだし。。

昔からもってた、イメージそのままで、いろんな妖怪が出てくるので、すごい楽しかった!
妖怪バスとかも懐かしかったなぁ~。。

そして、主人公の神木くんがかわいい!あんな子だったら欲しい!ってくらいかわいかった。

なんか、映画見ながら、小学生に戻って、一緒に夏休みを楽しんだ気分でみょぉ~に楽しかった!

魔人加藤を倒したものは!!??ってラストも考えてもない展開だったからさ。。。マジかよ!?って感じであっけにとられた・・・。
でも、なんか妙に納得しちゃったりしてー。

そして、教訓がたくさん盛り込まれてたよ。
でも、人間の哀れさが最後の最後の最後のシーンに出てくるんだ。

※※以下ネタばれになるかもしれないので注意※※

少年はいつしか大人になり、少年の頃のことは忘れてしまうものなんだよね。子供の頃に感じた教訓は、大人になると忘れてしまう。
加藤が操っていたのは、人間が捨てたゴミの山。
人間がなんでもかんでも捨ててしまい、捨てられたものの恨みがそうさせたんだ。
少年は、その話を聞いたとき、なんでも捨ててしまうのはよくないことだと感じたに違いない。
でもね、最後のシーンは皮肉にも、大人になった主人公がゴミを捨ててるんだよね。
別にポイ捨てとかじゃないよ。分別してる袋をゴミ捨て場に捨てるだけなんだけど・・・
でも、きっと少年の頃に得た教訓はすっかり忘れてしまっているんだろうなぁ。。って思った。
そこに人間のはかなさと、おろかさを感じとれた。

大人になった少年は、もう妖怪を見ることができない。だから、加藤が復活しても、彼が地球を救うことはもうないんだろうねぇ~。。。
そして、新たな少年が麒麟送子に選らばれて戦うんだろうね。。
しみじみ。

そして、水木しげるの言葉・・
「戦争は腹がすくだけじゃ」ってまーさーにそのとーり!
勝ち戦でも、負け戦でも、おなかがすくだけ!本当におっしゃる通りです!って思ったよ。

この映画、きっと海外でもウケると思うんだけど、どうだろう?
子供映画なんかじゃないよ。大人の映画だ。

もうすぐ公開は終わってしまうけど、是非!!オススメ!
映画を通して、子供の頃の夏休みを味わえること間違いなしだよ!

あっ・・でも世代によるかもぉ~っと思ったぴょんであった!
鬼太郎とか、どろろん閻魔くんとか知ってる世代かな?
へけけ。

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