横浜：松山がプロ初登板、無失点に笑顔/巨人戦から

　横浜商大高出身の松山が、プロ入り初登板を果たした。

　八回に４番手として登板。先頭の鈴木尚に対し、初球は１３９キロの直球で空振りに。追い込んでから遊撃への内野安打とされたが、同じく県内の日大藤沢高出身の黒羽根が二盗を阻止し、無失点で役目を果たした。

　名前がコールされると勢いよくマウンドに向かい、笑みを浮かべた松山。「歓声がすごかった。一つ目のアウトが大きかったので、黒羽根さんを抱きしめたくなった」と安堵（あんど）の表情で、黒羽根も「少しは助けになったかな」と笑顔だった。

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横浜：阿斗里５失点に課題も、飛躍の予感/巨人戦から

　五回。小笠原に投じたスライダーは内角低めに決まったが、いとも簡単に右翼席に放り込まれた。「２軍では、あの球を打たれたことはなかった」。今季初先発となった阿斗里が、セリーグトップの本塁打数を誇る巨人打線の洗礼を浴びた。

　初回に先頭の坂本に、高めに浮いた直球をバックスクリーン右に運ばれる。四、六回に本塁打とされた投球も甘いコースだった。「失投はそんなに多くなかったけど、確実にとらえられた」。１軍のレベルを肌で感じた。

　２年ぶりの先発は、４本塁打で５失点。課題は残したが、尾花監督は「いい球もあった」と期待を持った。三回に小笠原を三飛に打ち取った打席では、カウント１―１から内角に１４５キロの直球をズバッと投げ込んだ。20歳右腕が「きっちり投げられれば抑えられる」と手応えを口にしたように、飛躍を予感させる一球だった。

　野村投手コーチも「初回に打たれてからは低めを意識していた。落ち着いていた」と評価。坂本は第２、第３打席で空振り三振に仕留め、対応力と、プロの意地も垣間見せた。

　阿斗里は「次はもっと失投を少なくしたい」。球場を後にする背中からは、雪辱への意欲があふれていた。

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横浜：尾花監督「満塁で１点でも取れていれば」/巨人戦から

◆尾花監督ひと言
　最終回は粘り強く打ってくれた。（四回の）満塁の場面で１点でも取れていれば、違ったと思う

◆選手ひと言
　新沼（九回１死一、二塁から代打出場し、左前適時打）球が速いから追い込まれる前に何とかしたかった。１球で仕留められた。

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ユース五輪 「息長い大会に」ＩＯＣ会長決意

　ユース五輪開幕を控えた１４日午前の会見で、国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）のジャック・ロゲ会長は「子どもの誕生を待つ父親の気分だよ」と笑顔を見せた。自らが強く提唱した大会の創設。「失敗もあるかもしれないが、学びながら改善していく。長く続く大会になることを願っている」と地に足をつけて取り組む決意をにじませた。

　現在の五輪は選手のプロ化とともに勝利至上主義の傾向を強め、ドーピング（禁止薬物使用）のまん延や大会の肥大化など多くの課題を抱えている。こうした流れに歯止めをかけ、原点を見つめ直す。それが０１年の就任時から温めてきたロゲ会長の理想だった。

　今大会では競技を超えた教育、文化の交流を重視するプログラムに力を注ぐ。ロゲ会長は「スポーツに参加するだけで、若い選手が挫折や壁を乗り越える力がつくというのは、無責任な話だ。試合に勝利することと、人生の勝利者になることは違う」との考えを示している。ＩＯＣがスポーツを通した若者の教育に積極的に取り組むという意思の表れだ。

　娯楽が多様化し、若者のスポーツ離れが懸念されている。実施競技には遊びの要素を取り入れたバスケットボールの「スリーオンスリー」を採用したが、これも若者の関心をスポーツに向けさせる策の一つといえる。

　将来を見据えた五輪改革の第一歩。それだけに早急に結果を求めず、長期的な視点で見守る姿勢が必要なのかもしれない。【井沢真】

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移籍の香川、フル出場＝ドイツ杯サッカー

　【ロンドン時事】サッカーのドイツ連盟カップは14日、各地で1回戦が行われ、MF香川真司が加入したドルトムントは下部リーグのブルクハウゼンを3―0で下した。香川は移籍後初の公式戦で先発し、フル出場。得点はなかった。　

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