手芸マニアの12ヶ月

増え続ける素材と道具の収納に頭を悩ませる
手芸マニアの雑記帳

憧憬れる

2009-09-23 | 

季刊「銀花」第百五十九号、染色家志村ふくみさんの特集。
織りの志村さんと染めの古澤万千子さんの出会いと交流の項が特に良かった。
ひとつのことに生涯打ち込んでこられた方のお話、作品、文章は深し。
原研哉のブックデザインの話もおもしろかった。

いつも悩むこと、著名人のことを書くときの敬称。
年配の女性にはなんとなく敬称をつけたいし、
デザイナーである男性にはつけない方が自然な感じがした。
自分との距離感で言えばどちらも同じなのに、不思議だ。

最近は店舗やブランド名にもさん付けする傾向があるけど
なんでもかんでも「さん」がついていると
ちょっと気持ち悪く感じるのは私だけだろうか?
同業者や取引先には社名や店舗名でもさん付けにすることがあるが、
全く関係ないのにさん付けをすることへの違和感。
呼び捨てはちょっとね、という丁寧な人なんだろうな。

志村さんと古澤さん、呼び捨てはちょっとね、と思ってしまったんだな私も。
面識があるわけでもなんでもないのに。