髪の毛と爪がとても丈夫なたちでよく伸びる。
シャンプーやコンディショナーで悩んだことなどついぞなかったのだが
これも加齢現象なのか、髪ではなく頭皮に問題が(ちょっとオーバー)
急にふけがでるようになったので、石鹸系のシャンプーに替えてみた。
石鹸シャンプー、頭皮はすっきりしたのだが
今度は髪がぼわっとまとまり悪くなってしまった。
ぼわっとしてるのに、さわるとなんだかべとっとしている。
友人からも最近つやがなくなったみたいねと指摘され、
このところののシャンプー状況を説明すると
彼女の夫、T君が使っている「コラージュフルフル」がいいみたいだとの情報。
すぐに忘れそうな変な名前なので、ボトルの見た目を確認してから買いに行こうと
早速ネットで調べてみると製薬会社が作っているシャンプーで、なかなか良さげ。
ふけの原因菌『カビ』をやっつける!って、えー『カビ』だったの!?
体験者の使用後の感想はふけは出なくなり爽快だが、きしきしはかなりあるとのコメント。
石鹸シャンプーの使用感と似ているような?
T君の短髪では、指通りやさらさら感、きしきし感はさほど問題ではないだろうしなあ・・・
まあとりあえず、試してみよう。
しかし『カビ』かあ、T君とはカビ仲間なのね。
比治山にある現代美術館へ行った。
「柳宗理 手から生まれるかたち」展、開催中。
昭和の頃からあちこちで見たことのある柳宗理のインダストリアル・デザイン。
テープカッターや水道のひねるとこ(名前なんだっけ?)など、「これもだったのかあ」というような
小さなものから、トンネルや防音壁などの建造物まで、多岐に渡るデザイン活動の展示。
なかでも紙やスチレンボードで作った椅子や鍋の試作模型が興味深かった。
エッグパンやバタフライスツールの完成品はお店でもみることができるが、
ものづくりのプロセスであるスケッチや模型を目にすることはなかなかできない。
後からパンフレットを読むと、そういう主旨の展示だった。
ひとり工作部員、主旨に沿っておおいに楽しんだ。
柳デザインのものではキッチングッズが一番身近だが、なぜかうちには全然ない。
欲しいものはいくつかあるのだが、今あるもので十分間に合っているので、
なかなか買うことができないのだ。
展示物の中で唯一うちにもあったものはコレ。
芹沢介型紙集
民藝業書第一巻
本の装丁が柳宗理デザインなのかと思ったら、監修が柳宗理だった。
芹沢介の美しい色彩を持つ染色作品の魅力の源は、
刀で彫った型紙模様にあるという柳宗理の前書きで始まる型紙集。
白黒の型紙図版と染色された作品の両方を見比べることのできる構成になっており、
染色を学ぶ人にはもちろん、ビジュアル本としても楽しめる美本だ。
久しぶりに開いてみると、やはり型も色彩もすばらしい芹沢介ラブ。
芹沢介の作品集は数々あるが、この本がとびきりモダンなのは、
柳宗理監修だったからなのね。
民藝業書第一巻ということは二巻以降もきっとあるということか、こんど本屋で探してみよう。
現代美術館は山の中腹にあるので、歩いて行ったらとっても暑かった。
近くの段原骨董街ぶらついて帰る。
高砂唐松(タカサゴカラマツ)、なんか固い名前だけど
直径1cmぐらいの小さなかわいい花。
最近のベランダの様子。
相変らずほとんど雑木ばかりで、花はほんの少しだけ。
しかもちっこい花ばかり。
葉っぱに斑の入った露草とタツナミ草
鳥も来ないまずい木苺の実。今年も収穫期待のオリーブ
この季節の定番、マーガレットとビオラ
倉敷日帰り旅の続き。
しつこくダラダラ語るのだ。
クラフトフェアの会場で物欲を満たしたおば三人組は美観地区の民芸館へ。
倉敷民芸館は東京・駒場の日本民藝館に次いで、2番目にできた民芸館。
初代館長外村吉之介氏の蒐集したあらゆる民芸品が、建物や部屋の調度品として自然な形で配してある。
企画展「暮らしの布ー纏う」展開催中。
ここでもまた、展示物を見ながら
「そういえばおばあさんのところ(母たちの実家)にあったあのお皿はどこにいったのだろう?」とか
「あの民芸の机が欲しかったなあ」だのと、身内話に花をさかせつつ、民族衣装の織技法に感心したり
展示してあるかごを欲しがったり、おおいに楽しむ。
この前行った原美術館もだったが、この日の民芸館もわたし達以外の鑑賞客は二人。
ゆっくりと観れるのはいいのだが、あまりにも人目がないのでなんだか心配になる。
布物の展示って、裏を見ようとさわっちゃったりする人がよくいるけど、だいじょうぶかしらん。
おおらかな展示だわね~。と思っていたら
床の間に飾ってある子供の装束を身を乗り出して観ようとした途端、電子音声に注意された。
ちゃんとセンサーがついているのね、良かったわ。
歩きつかれたので、近くの『旅館くらしき』のサロンでお茶にする。
経営が替わったそうで和風喫茶店みたく改装されていて、がっかり。前のほうが断然良かった。
お茶を飲みながら叔母に「写真ができたら送るね」というと
「Kちゃんはいつもそういうこときちんとしてるねえ」と褒められる。(いつも反対の評価しか受けることないのに・・・汗)
そういえば前の旅行のときにも、チケットや箸袋などもあわせて旅のアルバムにして渡していた。
途中何度か「若い人と一緒だと楽ちんねえ」とか「若い人はいろいろ情報のアンテナが・・・」などと
日ごろ聞いたこともないフレーズで褒められ、母には笑われる。
おだてられると張りきる血液型のせいか、今回もすばやく写真を編集して送った。
おばのところの従姉妹たちは皆まだ30代、断然若い。まったくおだて上手なおばだ。
そろそろ夕方、行ってみたかった雑貨店や古本屋を覗きながら、平翠軒という全国のおいしいものを
集めたお店に行きお土産を買う。平翠軒のカタログ、商品が写真じゃなくてすべて写実的なイラスト。
気になる食材いろいろ。
叔母は「おじさんの晩御飯をしなくては」と、うちも「犬猫がおなかをすかせて待っている」ので早めに解散。
今回の倉敷、二人ともとても楽しんでくれたようで良かった。母の日だったしね。
去年、思い切って人工股関節を入れる手術をした母、それまでは車椅子でもなければ
旅行なんてとても行けるような状態ではなくなっていたので
近場とはいえ一日中歩き廻れるなんて、夢のようだ。
帰りの新幹線は福山で乗換え、駅のホームから駅前開発で掘り起こして石垣がでてきたところが見えた。
ニュースで見た感じよりも規模は小さいが、駅の下もこの辺りいったいの地下は石垣やお堀の跡なのだろう。
つい先日、美しく保存されている姫路城に行ったばかりなので、ここもうまく保存する方向に進むといいなと思いつつ、
鞆の浦の道路整備計画といい、その時々の行政の無責任な破壊行為には腹が立つ。
広島駅についたところで、駅ビルにMARKS&WEBができているのを思い出して、立ち寄る。
石鹸系シャンプー、石鹸、ソープディッシュを買う。
家に帰って買ったものを眺めてにやにやしていると、友達から自家製新鮮野菜のおすそ分けがあるとのメール。
近くなので自転車で取りに行き、そのまま近所のお好み屋で鉄板焼きをあてにビールを飲む。
朝早くから、夜遅くまでよく遊んだ。
本当に楽しい一日だった。
リネンバードからのダイレクトメール。
「Lisette リネンの服作り」という本の発売のお知らせ。
リゼッタの服をハンドメイドでも楽しむというソーイング本らしい。
リゼッタの服は甘すぎないので、大人が着ても大丈夫そうだ。
今シーズンもソーイングモードに突入しており、すでにワンピースとチュニックブラウスを仕上げたばかり。
何かいいデザインはないかと思っていたところ。この本は期待できそう。
オンラインショップで本の予約をするとなにやらプレゼントをくれるそうだ。
おまけに弱いわたしと、送料が惜しいわたし。どうするわたし?
先週末(5・11)倉敷に行ってきた。
倉敷は広島からだと日帰りができて、なおかつ旅行気分を味わえる街。
初めて訪れた高2の夏休みから、何度も訪れている。
過去の旅の目的はバーナード・リーチ展や棟方志功展などの企画展を観に行ったり
友達と『旅館くらしきに泊まる』ために行ったり、特にこれといった目的のない時にも。
今回はわたしの備忘録なので、ダラダラ長くなりそう。
どうぞ適当に読み飛ばしてください。
『フィールドオブ倉敷』というイベントがあることを知り、母を誘うと二つ返事。
岡山の叔母さんも誘おうということになり、連絡するとまたまた二つ返事。
まずは岡山の叔母の家に行き、ご自慢の庭の花々を見せてもらい、
犬×1匹、猫×3匹と叔父さんにご挨拶。(早く倉敷に行きたい私)
ちょうど里帰りしていたいとこと従姉妹の子供も一緒に、近くの湖のほとりのカフェでお昼ごはん。(みんな、早く食べてね!)
お天気も良くなり、山の中の湖畔のカフェはとても気持ちよく、食事もおいしかった。(でも早く倉敷に行きたいのだ~!)
私の心の声が届いたのか(ホントはずっと口に出してた) 早めに食事を切り上げて倉敷へと向かう。
倉敷に近づくと [美観地区方面パーキング満車] の表示が、ひぇ~!
何とか空いているパーキングを見つけて、会場へ。
二日目の午後だったので、品物が少ないのではないかと心配していたのだが
前日が雨だったせいか、作家さんたちの準備がバッチリだったのか、
どのブースも十分楽しめるだけの品物があった。
今回は、『木のもの』を目当てに来たので木工作家さんのブースを念入りに見て廻る。
わたしはイメージどおりのカッティングボードを富山孝一さんの所で見つけて購入。
母は携帯用のお裁縫箱にと、井藤昌志さんの小ぶりなシェーカーボックスをオーダー。
叔母は井藤さんの座れちゃうぐらい大きなシェーカーボックスをオーダー。
井藤さんは個展が近いので、それが終わってからの製作になるそうで、
忘れた頃に届くらしい。それもまた楽しみ。
三人ともまずはひとつずつお気に入りを見つけたので、安心して他のブースをゆっくり見て廻る。
会場を出る間際にもう一度木工のブースを覗いて、パン皿とバターナイフを購入。
予算の都合で、いいなと思ったものよりひと回り小さなサイズにしたのだけれど、
これが家に帰って実際に使ってみたら、サイズといい形といいとてもよろしくて、毎日褒めたたえながら使っている。
松本寛司さんの木の器。
最後まで悩んだ角掛さんの急須と井藤さんのトレイはまた次の機会の楽しみに。
染めや織りの作家さんブースも好きなものがいろいろあったが、技術的に作れそうなものは
(三人とも手織り経験者で織り機所有のため)やめとこうねと話す。
シェーカーボックスはどんなにがんばっても作れっこないからね~(笑)
コースターやランチョンマットぐらいは、すぐに織れるよね~、縦糸さえ張ればね~。
と、しばらく織りから遠ざかってるくせに、口だけは達者な三人組。。←やってから言え!ですな。
こういうおばさんたちは巷にもよくいる。
●織り機の話●
2・3年前に知人から、たて機を譲り受けた。
母からたて機が届くと聞いたわたしは、北欧のつづれ織り用の機を想像していたのだが
届いたそれは、民芸家具のような趣のものだった。
倉敷で作ってもらったという織り機で、床に座るか風呂椅子ぐらいの高さで腰掛けて使うらしい。
「らしい」というのは元の持ち主も注文したものの、一度も使ったことがないし、使い方はわからないという。
説明書のたぐいもない。とはいえ織り機はどれもだいたい似たような構造なので、適当に組み立ててみた。
本体はずっしりと重く安定感のある木製で、筬もとても重たい。なぜこんなに重いのだろう?
家具屋さんで作ってもらったんだろうか?と、ハテナだらけの織り機だった。
母はたて機でつづれ織りや絵織りをしたかったようだが、少し織りかけた状態で放置していた。
足腰の悪い母(その頃症状が一番ひどかった)にはちょっと使いにくかったのだ。
狭いうちの中におそらく今後も使わないであろう道具を置いておくのもどうかということになり、
織り物用の小屋を建てる予定の友人に引き取ってもらうことにした。
今のところこの機は3件の家を移動しただけで、
創作活動を全然させてもらっていない。
かわいそうな機なのだ。
今回倉敷に来て、倉敷段通という織り物があることを知り (今までも見たことはあっただろうけど興味を持っていなかった)
例の織り機、実は段通用の機ではないかと気がついたのだ。(確かめてないけど)
重たい筬は力を入れなくても打ち込みが強く、密な織りができるのではなかろうか?
機を引き取ってくれたK子さーん、その機はきっと素敵なシャギーマットを織ることのできる
優秀な子だと思われます!
冬には積雪のあるK子さんちにぴったりのあったかシャギー、ぜひ織ってみてくださいね!
奈良の作家さんがこんな素敵な作品を作られていましたよ。
やっぱり長くなってしまった。
続きはまた今度にしよう。
去年うちにやってきた全長10cmほどの小さなロバのぬいぐるみ。
一年に1~2回、イベントで広島にやってくるブロカント雑貨を扱う店で出会ったカワイイやつ。
「古いもの」ではなく、今の作家さんの手づくりなのだが、それはそれは細かい仕事。
こんなに小さいのにとぼけた表情がなんとも言えず、眺めていると心が和む。
今年も6月下旬に来広予定。
HPもあるのだが、「リンクはしてくれるな」という変わり者。
年中あちこち飛び回ってて、HPはイベント期間のお知らせぐらいしか
更新できないので、知ってる人が覗いてくれるだけでいいんだそう。
『Brocante d'#t#』
6・18(水)-6・24(火)
そごう広島店の本館7階
今回はリクエストしていたかご類も
いろいろ持ってきてくれるらしい。
アンティークのソーインググッズや
レースも素敵なので、手芸好きには目の毒かも・・・
少し前に公園で見つけた紫の花の群生。
はかなげな小さな花だけど、かなりの繁殖力と見た。
夏になると刈り込まれてしまう芝生のところだけど、
こぼれた種で来年も同じ景色を見せてくれるだろう。
公園内でも人気(ひとけ)のない気に入りの場所。
うちの犬たちは、小さな子供や他の犬にぎゃんぎゃん吠えつく情けない犬。
公園に集う愛犬家の方々とは遠く離れたところから挨拶して
人や犬をさけてさけて、裏道から裏道へとこそこそ散歩しなければならない。
正面からいかにも犬好きの方が満面の笑みで向かって来られるのを、
ごめんなさいよ~と心の中で言いながら手前の道を曲がるのだ。
犬にさほど興味のない人と挨拶したり、立ち話をしたりする時はおとなしく、
犬好きな人が顔を見つめたり、女子高生がカワイイー!などと言いながら
かまってくれようとするととたん「ガルルゥ~」とうなりだす。
感じ悪いったらありゃしない。
どうも注目されるといけない奴らなのだ。
そんなわけで、散歩は人の少ない、さみしい道を選んで歩いている。
おかげでまあこんな地味だが心和む景色に出会うこともできるのだ。
東京に行った折、仕事の合間に訪れた原美術館。
平日の常設展だったからか、鑑賞客は2・3人。
ゆっくり建物と展示作品を楽しむことができた。
美術館の楽しみのひとつにMuseum Shopがある。
特に現代美術を扱う美術館のショップは、カラフルでアートな雑貨屋さんだ。おそろしく楽しい!
しかし長年の経験で、このようなところで衝動的に買ったものは、ほとんど使うことも
飾ることもなく、お蔵入りしてしまうということにもうすうす(ホントははっきり)気づいており、
最近はかなり自制できるようになっている。ような気がする。
とはいえ来館記念にウォーホールのキャンベル缶のマグネットと、
友達が好きそうな写真のポストカードをお土産に買い
なぜかカフカベンダーのジャガードリボンが置いてあったので
見たことのなかった豚モチーフのものを買う。
これで自制したと言えるのは、
ビーズ細工の巨大な指輪をずいぶん悩んだ末、買わなかったからだ。
旅先でも記憶だけを思い出にして、無駄なものを買ったりしない。
そんな人になりたいけど、無理だなきっと。
おそろしく忘れっぽいから、ものをきっかけにしてやっとこさ
思い出を引っぱり出しているのだから。
ものと出来事をくっつけておくのは、私にとっては大事なことなのだ。
短時間でのアート鑑賞、素敵な洋館の建物探訪、小さな買い物に満足して
軽い足どりで、仕事に向かった。2008年4月中旬のこと。