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潜在意識を変えれば老人問題は解決する3 心と肉体 老化と情報 痴呆と脳細胞

老化意識と若さの秘訣シリーズ、心の力の秘密と生理作用シリーズ
当旧HP2002/11/15---2021/7/24ブログへ掲載
(主に霊脳研究1991年12月号と、「自分を活かし自分を超えるα波操縦術」より抜粋)

ここで脳力開発になぜ老化問題を持ち出したかと言いますと、心身の老化は脳力の減衰に繋がるからです。
心(精神)の働きに対する作用と働きを学ぶことは、意識を活用する脳力開発には不可欠なことでしょう。
何時までも老いず疲れず病まず若々しい気分で生きたい、と誰でもが望み願っています。
若さや美しさが失われていくのを恐れて、様々な栄養剤を摂ったり、肉体のシェイプアップをやってもあまり効果がないものです。
それは恐れや不安があるからです。実はこれが人を老け込ませるのです。

意識が肉体に作用する

人間の生命本質である「霊」は、自己表現のために道具なる肉体を父母の物質を媒介として造られて個性を与え、生理的な構造を与えたのは「霊的実在」なる自己自身に他ならないのです。
魂、霊なる自己の意識が自己の肉体を形成し、一定の形態に維持しつつあるのです。
自己の意識の状態が変化すれば肉体の状態も変化する訳で、当然のこと霊魂が去れば死が訪れます
同じ食事をしている家族の間でも健康や若さが異なるのは、意識の相違に基づくのです。
たった今まで「悲しんでいた心」は、気分を一転させると次の時間にはもう「笑っている心」になることが出来ます。
悲喜交々、すでに笑っている時には今まで「悲しんでいた心」は消えているでしょう。
この様に今在るように感じても次の時間には無くなるものは、高次元の世界から観ると「本来無い」と言うのです。
この様に移り変わる心の状態を「妄心」とも呼びます。
悲喜交々、恐怖や混乱や憤怒や苦悩の交替する様な日々のネガティブな生活から、何らかの動機で「妄心」からきた恐怖や混乱の動揺によって、心(潜在意識)に異常なバイブレーションを起こすことにより、肉体面に具象化して病気となって現れます。

病人は現象(症状)を見て、それを「ある」と思い常に恐怖していますから、何時まで経っても病気が消えないのです。
毎年の春や秋など、何処の企業の職場でも「人事異動」が行われます。すると、決まってその頃になると、胃病を訴える患者が増えるものです。
転勤への心配と、新しい職場での人間関係に対する取り越し苦労で痛み出す訳です。思ったり、考えたりする心遣いが肉体に現れます。
今の時代は、不況の真っ最中にありますから、企業再起のリストラ対策で自分が対象になるのではとの思い込みで、不安や無理な仕事で体調が崩れたり暗くなる人もあります。
ある診療所の先生は、患者には胃の薬よりも精神安定剤を与えるようにしているそうです。
人は死に直面して自らの生き方を振り返り、人やモノに対する観方や価値観を一変することで、死に対する恐怖を無くし、利己的な金品に対する執着心を取り除き、依存や依頼心から利他的な与える愛に目覚めた時、大生命から生還が許され家族との幸せを見い出せる様になります
表情は心の現れ(霊脳通信1988年2月号より抜粋)

常日頃、心遣いが豊かで暖かく慈悲深い性格の人ですと、その表情は常にニコニコと円満な時間が多いでしょう。
反対に短気で怒りっぽい性格の人は、一日の大半もマユをつり上げ、肩を怒らせた姿で過ごすでしょうし、悲しがりやは一日中、何事につけてもメソメソ、ジメジメとした表情を続けるでしょう。
これが一度や二度のことなら、大した影響はないかもしれませんが、度重なるとその影響は、はっきりと目立つようになります。
この様に「何時も円満な人」と「何時も怒っている人」と、「何時も悲しがっている人」について、研究した面白い報告が学会に出されています。
特殊な器械を使って、それぞれの人の吐き出す息を調べて見たところ、プリプリと腹を立てた時の息の成分からは、茶色の濁りが発見されました。
この濁りを取り出して動物に注射しましたら、突然に興奮して騒ぎ始めたのです。
この他、悲しい時に吐き出された息の成分からは、灰色の濁りが、ああ残念無念と悔しがった時には、赤色の濁りが検出され、これらの濁りは全部、人間の身体にとっては大変に害の有る化合物であることが証明されました。

反対に、愉快な時・楽しい時・感激した時・幸せな時に出る化合物は、当然、人間の身体にとってとても栄養価の高い、よい結果を生む成分だということも判ったのです。
これら害の有る化合物が身体の中に溜ると、やがて頭部の方に集まり骨を溶かすこともあるということです。
そうなると常にプリプリしている人の頬の骨は、溶けては高くなって固まり、また溶けて一段と高くなり、ついに『コワイ顔に』なってしまいます。
逆にニコニコしている人は、その相が『円満な顔』に固まっていくことになります。
人相を見ると心遣いや人柄が分かるということには、こういう理由があるのです。
人間は40歳を過ぎたら顔に責任を持てと言われるのも頷けます。
つまり、日々の心遣いで顔の表情が決まり、心境が積み重なると習慣となり性格や人柄と進み、性格から人相や容貌へと決定されつつある訳で、その人の人格とか品性として現れます。
健康のみならず女性には馴染みの美容としての容姿のためにも、心遣いは大切なポイントです。
人の心遣いは生き方や人生観となり性格も定まり、人相のみでなく手相にもその変化は現れてきます。
ですから、創造ゼミのカテゴリでは心遣いについて様々な角度から考察した、説明を紹介している訳です。

運命成立や品性が形成されるプロセス(左から右へと年月を経て徐々に形成されていく)


参考図書はニューモラルです。モラロジー研究所発行

老化現象と脳への情報

私たちの脳は、感覚器官からの新しい知覚情報が得られないと退屈し、反対に情報が多すぎると拒否反応を起こすことが明らかになっています。
社会的な活動の現役を退いた老人の生活を考えてみますと、若い人に比べて行動半径は当然に狭くなり、実社会の活動から疎外されて安定した環境にいます。
しかも、趣味を持たないと思考力や知覚能力と運動能力も急速に減退し、新しい刺激や情報の獲得がより困難になってきます。
つまり、隠居生活にある老人の脳は慢性的な情報の過少状態に置かれる訳です。
その上、その限られた情報の処理する活動もかなりの部分が、自動化(マンネリ化)されてしまっています。
ですから、日々の生活は変化に乏しくなると共に、単調的で同じ事の繰り返しが多くなり、特に頭を働かせなくても長年の習慣に従ってメカニック的、つまり自動的に処理するだけで事足りる様になるのです。
この様な処理は人間の知覚や認識や運動といったあらゆる面の活動に於いて起こり、その人間が様々な経験を積むにつれて一層の自動化が進んで行くものです。
これでは益々と脳が退屈するのも無理はないことでしょう。
脳細胞の活動が弱まり減少するのは、学習量が減ったからではなく脳波がベータ波で支配されることが多くなり、生産的なアルファ波の占める割り合いが少なく、短い時間であることが分かっています

脳において知覚情報の処理する自動化が過度に進むと、あらゆる事象が新鮮さを失い、色褪せて見えてくるものです。
何か新しい学びや経験を前にしても、ドキドキとかワクワクする様な感動や感激の興奮を覚えなくなるものです。
そして何もかもが詰まらなくなり不平不満や倦怠感や、絶望や苦悩を抱くことになるのです。
近年の科学技術の発達によって、今までは単調で時間ばかり掛かる肉体労働や日常の雑事から人間を解放し、高度な医学と医療の成果は多くの病気に抗し得る力とを与え、大きな自由と余暇を手に入れました。
ところが、社会の動きは変化の早さを増して慌ただしくなり、情報の氾濫から心身を守る作用で順応して馴れる様になり、人々は新たなより強烈な刺激を求めて狂奔しますが、退屈と疲労と無気力と刹那的な生き方が彼らの心を蝕んでいく様になったのです。
適度な知覚情報の過多状態は脳の良い刺激となり、人間の学習意欲や創造力を駆り立てるものです。
一方、小児の場合は経験が浅く脳の処理能力も低い上に、世の中はまだまだ未知の刺激に溢れているものです。
個人的な程度の差はあるにしても、子供は常に情報の過多状態に置かれている訳です。
特に幼児の睡眠時間で深い眠りが長いことは、目覚めている間に大量の知識情報を吸収するため、脳がオーバーヒート気味になるため、眠りに逃避して十分な休養を要求するからです。



未だ解明されていないボケのメカニズム

日本は今、空前とも言える老人社会に突入しています。
それと共に、老人特有の様々な病気を始め、痴呆という問題が山積みになっています。
果たして日本は、これからの高齢化する社会をどの様にして生きていくのでしょうか。
その中でも老人医療として一番に問題となっているのは、何と言ってもボケと言われている症状です。
ボケと一般に言っていますが、主に、アルツハイマー病と多発脳梗塞性痴呆という名前も付いていますが、一般的には認知症と呼ばれたり言われています
アルツハイマー病は、不可逆的な進行性の脳疾患で、記憶や思考能力がゆっくりと障害され、最終的には日常生活の最も単純な作業を行う能力さえも失われる病気で、高齢者における認知症の最も一般的な原因です。
脳表面に近い部分を中心に大小の 梗塞(こうそく)が多発する「多発梗塞性認知症」と、脳の深い部分で起きる白質病変などを特徴とする「脳小血管病性認知症」などが含まれて、早い段階から運動機能障害が起こり意欲・自発性の低下や、不安・焦燥感が現れるのが特徴です。

脳血管性認知症は、アルツハイマー型認知症に次いで、患者が多いとされている認知症で、典型的には多発性の小さな脳梗塞(またはときに出血) によって,ニューロンまたは軸索の喪失が起き、脳機能が障害されることで生じます。
これらは脳細胞が喪失したり老化して樹状突起が萎んでいき、シナプスが減少したり変形したりするのです。つまり、脳の神経細胞が徐々に消えていく様な病気だということです
アルツハイマー病は発病の原因すら詳しく分かっていません。
この病気の症状としては、時として認識できないくらい僅かでも知的な機能の減退を示すことです。
初期には記憶が衰えて覚えられないとか思い出せないとかがあり、後になると話すことも出来なくなったり人格の変化まで起きる様になります。
中には歩くことも出来なくなる段階にまで進行して要介護の有様へとなる人もいます。
多発脳梗塞性痴呆は、小さな脳梗塞が多くできて痴呆が現われるのです。

脳梗塞は脳の動脈が降下して内腔が狭くなり、血栓によって閉塞されて血液を送ることができず、分担する領域の脳細胞が破壊され、軟化するのです。
そして、脳の一部が段階的に破壊されることその影響が現れて病気が引き起こされる、と言うことになります。
症状としては、記憶・運動・対話などの能力に影響が現れ、脳のどこが破壊されたかにより症状に違いが出る訳です。
一定の期間のみ進行が止まったり、極端に悪くなったりすると言われます。
最近では、アルツハイマー病と多発脳梗塞性痴呆の混合形も増えているようです。
最近になって、エーザイでアルツハイマーの進行を抑制して痴呆の症状を遅らせる新薬が開発されました。
脳内には神経を成長させる因子ホルモン(NGF)がありますから、働きを活性化すれば脳神経の老化を押さえると共に、シナプスの成長と枝分れを促進する働きからボケを防止することも可能になるでしよう。

パーキンソン病 (指定難病6)

主に50歳以上で起こる病気で、時々は40歳以下で起こる方もあり、振戦(ふるえ)、動作緩慢、筋強剛(筋固縮)、姿勢保持障害(転びやすいこと)を主な運動症状とする病気です。
この病気の原因は、大脳の下にある中脳の黒質ドパミン神経細胞が減少して起こります。
ドパミン神経が減ると体が動きにくくなり、ふるえが起こりやすくなります。
ドパミン神経細胞が減少する理由は分かっていませんが、現在はドパミン神経細胞の中にαシヌクレインというタンパク質が凝集して溜まり蓄積し、ドパミン神経細胞が減少すると考えられています。

オメガ3脂肪酸のDHA

オメガ3脂肪酸のDHAは、脳にダメージを与える有害物質を防ぐ「血液脳関門」というフィルターを通過して脳内に入ることができる、唯一の脂肪酸です。
DHAには体内の免疫反応の調整、脂肪燃焼の促進、血管壁の収縮、血小板の凝集に関わる等のさまざまな働きがあり、アレルギー疾患・高血圧・動脈硬化・脂質異常症・脳卒中・皮膚炎の予防と改善にも効果が期待できます
血液から脳に移行し、細胞膜に作用して脳細胞を柔軟にします。
DHAは脳の記憶装置である「海馬」に特に多く含まれ、これを増やすことは記憶力や学習力を増すのに非常に効果があります。
EPA・DHAは、脳神経を再生し、情報伝達の維持に役立ちます。
血栓をできにくくしたり、コレステロール値や血圧の上昇をおさえる作用があります。
脳梗塞などの脳の病気を予防するだけではなく、脳の老化や痴呆症の改善にも効果が期待される栄養素です。

何れにしても、貪欲とか怒りとか恨みとかのネガティブな感情を続けていると、脳梗塞などに罹り易くなります。
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