五次元世界へ誘う魂の道案内 ブログ

科学や研究の目的を誤るな 便利さは何のための便利さなのか

ビジネス・マインドシリーズ (会報 1990年4月号より)
当旧HP2000/6/2---2020/9/16 ブログへ再編集して再掲

科学者の発明・発見した様々な科学や技術などは、時の権力者・事業経営者・資本投資家・科学者が、迎合主義を優先して利己的な欲望で貨幣至上主義の利権とかの増大に利用して、世の中を戦争に駆り立てて安全・平和を脅かしています。

真理の探求は科学を生み、一方、愛の探求は宗教や哲学を生みました。

人は「個」の内に「普遍的な生命」を蔵していますから、個人的な道楽・享楽主義だけでは魂が満足しませんから、決して心の底から幸福感は得られないものです。
それには利己的ではなく何か建設的で、他の人々のために貢献し創造する働きに自分の生命・天分を捧げる時、誰でも生命本来の内性を満足させて、魂を高揚させることが出来ます。

精神世界に目覚めて私たちに内在する秘められた能力を開発して、世の中の進歩向上と進化のために自分の置かれた立場の役割を果たすことを誓い、人類社会を少しでも良くしょう、明るくしょうという思い・心意気で努力されることは大変に喜ばしいものです。
常に自らの意識は上昇志向で気高い理想を持ち、正しく有益な人生観を学ぶ心掛けと、自分の人生に対する洞察と反省が必要であり、世の人々の為に正しく有益に生きる方向を指し示す努力も大切でしょう。
さらに、真の平和や幸福や繁栄のためには、どの様なことを人生の価値基準として何の教え・思想を基礎に置き、意識・思考し想念し行動するのかという、自然科学+心霊科学+サイ科学=世界の諸聖人の説かれた共通する教説、という従来の人間智を越えた知識に重点を置くべきです。

人間の価値は高尚な精神で個性を社会に活かし向上

ここで人間は常に何かの価値(利益)を求めて思考し行動する、高尚で高度な精神を持ち知能的な動物だということを知るべきです。
さらに、私たち人間に課せられた使命・役割は社会生活の中で必ず人々の役に立ち、且つ何かの建設的な価値ある事物を生み出していることが大切でしょう。
このことが自分や家族にとって社会的な営みの中に於いて自己の存在として、他人に認められることでそれなりの名声と地位や報酬も得られることにより、十分に生き甲斐と有意義な出来事として満足されるのです。
あなたは常にあなたであり続け、自分自身であることが大切です。
このことはあなたには他人とは違う魅力があり個性や能力が備わっていることであり、他人と同じではないということで、皆んな違っていいんです。
あなたは多忙な日々の生活に於いて、瞑想や反省で心の休息を取り精神的な余裕を見つけて、ほんの少し余分に積極的に進歩向上する気持ちがあれば、内在する秘められた能力・個性を高めることになります。
この様に伸ばして成長する人は、日々の生活に於いて心の底に常に何かの「目的意識」を持ち、人生に価値ある何かをコツコツと築き上げて残している訳です。
私たちは誰もが真向きに向上へ向けての布石を敷く心構えを持ち、何があろうとも何かを学び絶えず一歩一歩と前進しているものです。
生活の利便性・快適さは諸刃の剣と心得る





現代に於ける科学技術の進歩や発達などによって、私たちの人間生活に便利さと幸福と快適さなど密度の濃い時間や空間と、豊富な物質などを提供する便利で素晴らしく魅力的な時代であります。
それを有効に併用して大いに活用するのが人類の発明した様々な道具であります。従ってそれらには善悪の差別とか方向性は本来無いものです。
しかし、忘れてはならないのは、便利さというものは一概に善となることでも、T.P.Oにより場合によっては悪となることもあり、常に「諸刃の剣」という性質を合わせ持っているものです。
ですから、何かの発明や発見をされる科学の研究や技術に携わる人々は、正しく有益な人生観を学ぶ心掛けと、自ら生み出した技術に対して、それなりの責任感を持つことと使われ方にも注意を向ける必要があるでしょう。
そして発明・発見・開発した科学・技術の研究が、邪悪な者の手により間違って危険性がある使われ方をした場合は、速やかに警告を発する勇気も必要でしょう。
誰でもこのことをよく認識し考慮に入れて、且つ自己の責任を自覚して正しく活用することが大切でしょう。

それはかつてあった火薬とかダイナマイトの発明を始めとして、原子力(核)・毒ガス・細菌・ウイルス・ミサイル・ロケットなどの研究開発が、戦争やテロという誤った使用例に相当します。
今後は遺伝子工学・ナノテクノロジー・ロボット工学、コンピューター・プログラムのソフトウエアなどが、軍事やテロに利用される危惧があります。
高度なハイテクを駆使した犯罪やテロ活動なども同様で、これらのテクノロジーを間違った方向に使えば、人類は犠牲となり生存さえ危うくなるでしょう。
それはかつて太古に、地上には高度なアトランティス文明やムー文明が栄えていたのですが、支配欲や権力を望む邪悪な人々は利己心から、テクノロジーを間違った方向に使ったことで、1万年以上も前に破滅した二の舞いになる可能性があるからです。
高度な精神文明を誇ったムー文明と、高度な科学文明を誇ったアトランティス文明は、自ら慈愛(利他)と真理の調和を失うことで崩壊の道を辿りました。
それはどんな高度な科学文明であっても、慈愛を失った科学は自然の秩序と摂理を欠き自ら崩壊して行くのであり、またどんなに進んだ精神文明であっても、真理(天意)から離れた慈愛は虚構の愛に穢されて自ら崩れて行くものです。

人間の幸福と自己実現は三方良しがベスト

私たち人間は特定な事物の実現や、特定の団体や企業、特定の国の国政、国益とか国家体制の実現と固持のために、単に利用される手段ではない存在です。
それぞれの人間がどの様な時や立場に置かれようと人権的に平等であり、健康と平和で安心と豊かで幸福に暮らして行くことと、将来性や生き甲斐や充足感のある生活が目的であり、その為にそれぞれの立場にある団体・国家などに属して働いているのです。
人間が安心と幸福に生き続けて行くこと自体に真の目的があり、子孫は繁栄し安泰な生活を送っていれば、それで先ずは目的を体現しているものなのです。
ですから、昨日よりは今日、今日よりは明日とよりよく生きたいと思う気持ちこそが、他の動物には見られない人間の存在する理由でもあるのです。
そして、よりよく理想や究極に近づいて行こうとすること、それが「自己実現」でもあります。
聖書の原本によると、人間は神の如く姿や形に創られたとありますから、端的に見れば人間とは神の代弁者であり、霊的な存在としての神を無意識の内に感じつつ、神の存在を認めつつ神の意志をインスピレーションにより受けて、意志を汲み取り代弁・代行する者でもあり、人間が「自己実現」を目指すことは、大生命(神)が願い給うことであって神ご自身の表現でもあるのです。

ここで間違えてならないのは、あなたやあなたの家族、或いは属している会社や団体・特定のグループ・特定の人種・特定の民族や自国などが、幸福になるとか繁栄や豊かにするために、第三者、第三国となる他人や他国を始め、動物や植物等を利己的で無謀にもけっして傷つけてはならないということです。
自然破壊や環境汚染も同様です。何故なら、大生命である神や仏は慈愛(利他)であり人間は神の子や仏の子であるからです。
ここで神とか仏とかと言っても何も宗教を指してはいません。新時代(弥勒の世)になると真理は科学と同じ扱いになり、宗教という様な思想団体は不要であると云われています。
つまり、事業や商売の仕事をしていても常に自分や自社・属する団体のことは当然でしょうが、正しく有益な人生観を持ち従業員のことや取引先のこと、顧客のこと、そして第三者のことからなる、愛念と真理と調和に基づく基本的な「三方良し」を心に留めて、何事にも思考し行動することがベストであり、人としての責任でもあります。
これは第三者を粗末にする様な心構えでは、潜在意識の情報は心理的に「自己同一視」をするため自分自身や大切な人を始め、モノ・事をも知らず知らずの内に粗末にしてしまうからです。

☆政治
上記の様な考えは前述した科学者や技術者のみならず、国政や自治体に携わる首相(大統領)、大臣・代議士・知事・市区町村長・各議員などの皆さんにも当て嵌まり、その方々の人格や人生観が政策には如実に反映されます。
このことは一企業の方針よりも広範囲に及ぶ政策は影響力が大きく、町民・市民・区民、都道府県民・国民の生活にまで左右されます。
今の政治体制は科学的に確立された主義や政策ではなく、欠陥を含み不完全で矛盾もあります。
例えばかつて、中国の江青氏を筆頭とする4人組による「文化大革命」の様な、偏狭と独断で誤った政策を執られたら国民は大迷惑で大犠牲となり、優秀な人物や重要な文化遺産を消失したり国運にまで響くでしょう。
例えば、北朝鮮の独裁的な軍事政権で軍事力の増強を図る一方で、庶民は貧困に喘ぎ毎年数十万人もの餓死者が出ているのに、特権階級の人は不自由なく暮らしており、これでは庶民が余りにも哀れで脱北者が続出しています。

☆医学
人々の大切な生命を預かる医療の世界でも、携わるスタッフの人格や人生観は重要な課題です。医療ミスが叫ばれて久しくなりますが一向に改善されそうにありませんが、一概には不可抗力も無視出来ません。
インターン医師の長時間な労働による過労死は命を預かる立場でありながら、人の扱い方と命に対する軽視も含まれますが、人材の慢性的な不足とか経済的な理由もあるでしょう。。
最新の高度な医療システムや先進の医療技術の導入とか、医師と看護師共に表面的な単なる注意とか心構えだけでは何も解決しないでしょう。

☆教育
国造りは人造りからと云われている様に、次世代を担う立派な人物を育成する教育の現場に携わる、教師(教諭・教授)の人格や人生観は重要な課題です。
教育(指導)者の如何によってどの様な人材が育って行くのか分かれます。
例えばかつて、札幌農学校(現札幌大学)の初代教頭となられたクラーク博士の教えに触れた若者たちからは、深い感化を及ぼしてやがて新渡戸稲造氏らの様な立派な人物を育てることになったのです。
我国に於ける今の教育政策の現状からは、この様な人物を輩出するのは夢物語の様です。

高度な知識や技術のみが先行して、心構え(人生観)が真理から離れて不完全で邪悪な面を含んでいると、人々を安心や幸福や豊かにする正しい智慧が浮かばなくて、自らの能力を世の中に認めてもらえず人生に失敗して社会から落ち零れます。
そして、自らの不徳を忘れて社会や会社が悪いと早合点して呪い犯罪とかテロ活動へと、知らずにエスカレートしてしまうものです。
さらに、この世界は宇宙の大生命(神や仏)が表現する展開の場所でありますから、大生命である宇宙意識(神や仏)より全ての人々には、各自の魂的なレベルと能力に応じて無限の供給が約束されているのです。
ですから、偏狭と独断で利己的のケチな考えで他の人を犠牲にすると、高次元の宇宙的な「超巨大サイ情報網系」を通してフィードバックされ、年月を経て循環的に「因果の法則」が巡って来て、やがて自分が犠牲となるのです。
世の中の多くの人々は、自分の人生に於いて苦しい経験から、何時か不正道は引き合わないという愚かな事柄を学ぶものです。そして、その人は一生の教訓としている筈です。
だからこそ、第三者のこともよく考えて愛念と真理と調和に基づく、三方良しを心に留めて常に思考し行動する心構えが必要なのです。
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