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コロナ禍の影響や回復とウクライナ戦争で2度のウッドショックが起きた

ウクライナ戦争で木材価格急騰 「ウッドショック」マイホームが遠ざかる
https://www.j-cast.com/trend/2022/04/19435642.html?p=all
ロシア発『ウッドショック』の衝撃
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220415/k10013583561000.html
最近、ウッドショックという言葉をよく耳にします。
最近、世界的に木材が品薄になり価格が高騰して深刻化している。
ロシアによるウクライナ侵攻を切っ掛けに、森林大国ロシアの木材が姿を消したためだ。
なぜロシア材は無くなったのか。それは、日本にどのような影響を及ぼすのだろうか。
寒冷地で育ったロシア産の木材は木目が詰まっていて強度が高く地震に強く、住宅の柱や梁や土台や屋根などに使われる垂木とかの構造材や、薄い板(単板)を重ねて貼り合わせた合板の表面板・耐力壁などとして重用される。
経済制裁の影響でロシア産の供給が急減。木造住宅の壁や床に使う国産合板は過去最高値で推移する。



日本の木造住宅の何割かはロシア産のカラマツが使われた、合板を使用していると言われる。
2021年から続く世界的な木材不足に、ロシア発の「第2次ウッドショック」が、追い打ちをかけた形だ。
アメリカでコロナ禍からの回復に伴ってロックダウンが解除されて以降、新築住宅の需要が急激に高まったことが切っ掛けになり、世界的な木材不足の現象になったのです。
2021年3月にスエズ運河で発生した大型コンテナ船の座礁事故の影響で、日本へのコンテナ輸送の遅れに追い打ちを掛けたことや、コロナ禍で船員や荷受け人の検査とか下船・上陸の許可が下りず、物流の混乱によりコンテナ不足で国際的な物流が停滞した事も影響しました。

アメリカでは我が国同様、リモートテレワークによる自宅勤務者が増加(在宅需要)したことで、郊外に住居を求めて新築物件を購入したり、自宅をリフォームしたりする傾向が顕著になり住宅需要が高まりました。
さらに、アメリカ政府が景気刺激策により低金利政策を取っていることも相まって、住宅ローンの需要も旺盛になっています。
一方で、コロナ禍で労働者が減り森林の伐採が思うようにいかず、製材工場の稼働率は下がってしまい休業が増えて、建築用木材の供給が需要に追い付かず、木材の高騰を引き起こしたとも言われています。
他にも、コロナ禍によるコンテナ輸送業務の停滞・遅延で海上運賃も値上がりするなど、輸入木材の品薄と価格高騰はますます拍車が掛かっています。

我が国の木造住宅では、強度が安定し加工しやすい北米産の松(ベイマツ)が最もよく使われています。
日本の商社などは、これまで節や曲がりの少ない高品質な木材を好んで輸入して来ましたが、日本向けの出荷は米中の業者が提示する価格が高く、買い負けの状態で質に厳しくて安値の国に売る必要はないと敬遠されているのです。
今回のウッドショックは一時的な現象とみる向きもありますが、輸入依存度が高い我が国の産業構造の脆弱性を浮き彫りにしました。

私は1年前の今頃に、自宅の雨戸が傷んでいたのでベニヤ(合板)を張り替えようと、ホームセンターへ見に行くと知らない内に価格が2倍以上もしていましたから、値下がりを待とうと今回は断念をして様子を見ています。
自宅は築45年にもなりますから彼方此方と傷みが出て来て、自分で直しています。
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