五次元世界へ誘う魂の道案内 ブログ

老人問題は潜在意識を変えれば解決する 1 老化の原因は意識、若さの秘訣

当旧HP2001/7/17---2021/7/7ブログへ掲載
(主に霊脳研究1991年12月号より抜粋)

老人問題がクローズアップされている昨今ですから、皆様へも老けないための一助になればと紹介します。「光陰矢の如し、少年老い易く、学成り難し」では困りものです。
前回の紹介しました能力開発は、脳の活性化を促して脳と心身を生き生きさせて老化を防ぐ作用があります。
ここで脳力開発になぜ老化問題を持ち出したかと言いますと、心身の老化は脳力の減衰に繋がるからです。

高年齢者雇用安定法の施行
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/koureisha/topics/tp120903-1_00001.html

2021年の4月に政府により、通称「70歳就業法」(改正高年齢者雇用安定法)が施行され定年延長により、65歳以降の働き方は大きな変化を迎えようとしたり、竹中平蔵氏は「90歳まで大衆を働かせる」と言っている程ですが、これには可成り無理があります。
この70歳就業法は現在“努力義務”で、目先どれだけの企業が雇用環境の整備に取り組むかは未知数と言え、75歳就業法とか定年制を廃止する法案も視野に入り、政府は今後どのような対策を講じるのかも分かりません。
2012年の法改正で、60歳未満の定年が禁止され、65歳未満の定年制の企業には、65歳までの雇用機会の確保が義務付けられたばかりです。



しかし、現実は60歳を過ぎると急に身体の衰えで体力が低下したり動作が遅くなったり、65歳にもなると殆どの人は細かい字がまともに見えなくなったり、論理的な判断力が弱って来て即断も叶わずに、第一線で働くのは少々の無理があり豊富な経験と知識を生かして後方支援にならざるを得なく、どうしても若い頃のようにバリバリとかテキパキとかとフル活動することは出来ないでしょう。

一方では、高齢者が運転する交通事故が多発して、加齢・老化に伴うに身体的な能力の動作・運動は緩慢になり、反射神経・判断力も鈍ったり脳の衰えで認知力の低下による原因ではないかと言われています。
70歳の定年を迎えて、豊富な経験と知識を生かして世の中の役に立つ事が出来る時期に入ったと言っても、何も仕事・労働だけが人生ではなく勤務から離職をして自由に成って肩の荷を下ろして、転機を迎えて遣りたかった趣味などの事柄を始めたり、地域の社会的な奉仕活動を通して人生の本番が始まる機会になるかも知れません。

人は明珠在掌の存在で如意宝珠が授けられている

人に備わる明珠在掌(みょうじゅたなごころにあり)とは、人は誰でもが生まれながらにして各々曇りのない明珠(宝珠)の存在であり、世界に一人しかいない貴い個性的な能力・魅力のある自己(アイデンティティー)を持っています。
しかし、私たちは自分に備わった個性的な性質・能力・魅力に自信が持てずに、他者と比較をして競争したり葛藤したり失望したり羨み嫉妬しがちですが、本来は平和や豊かさや幸せや人権の大切なものを実現させる力は、全てあなたの手の中(内)に納められているのです。
つまり、人には個々に天から与えられた「如意宝珠」とも言うべき、他者とは異なる天分の持ち前・役割に伴う貴い個性・才能が授けられて、魂・霊性・神性として内在されている訳です。
現世は心・魂の潜在意識が投影する幻想に過ぎず意識・思考を上手く駆使して潜在意識を巧みに操り、自らに秘められた潜在能力・如意宝珠を引き出して役割・天分の才能を社会に役立たせて活用すれば、それに相応しい境遇・環境が映し出されて具現化し、豊かさや幸せや喜びや生き甲斐を始め安心立命が訪れます。

人生は魂の体験・修行であり学習なのですから、目前に与えられた課程・試練を速やかに修了して次なる過程へと前進して、霊性を高めて人格を気高いものにしましょう。
○あなたは1日の終わりに何にも感じなかったとか、嫌な日だったとか愚痴を言って不平や不満、倦怠感や絶望感で終わっていませんか?。
○あなたは職場や家庭や人生の様々な出来事や問題に対して、不安や恐れや自信のなさが先に立ち、怒り憤ったり・傷ついたり・落ち込んだりするタイプですか?。
○あなたは、ちょっと物事が上手く行かなかったり失敗したりすると「ああ、俺はダメだ」と、何時までも暗く惨めにクヨクヨする心の弱いタイプですか?。

老化は人類意識のイメージが作る

人間は誰であっても永久に若く美しく健康でありたいと考え思い願うのに、老いるのは何故であろうか?。
それは人類が遠い過去から繰り返し経験した意識上の記憶からサイ情報的に、その潜在意識に「人間は年齢に従って老いる」という記憶を各自が潜在意識で持っており、それが人類意識の共通した信念となって強い渦巻きとなり、各個人は人類意識という強力な想念波動の渦巻く中に生活をしているために、多少なりともその影響を受けずにはいられないからなのです。
つまり、私たちは誰もが習慣的に人間は年と共に老化していくものだ、という共通したネガティブなイメージを持って生きているからです。

世の中を眺めると実に多くの人々が、まだ50才や60才という実年で早々と老い込んで無能と化してしまうのは「人間の人生わずか50年、60年」と云う、古い諺にもある様な「老い」という過った想念が人類意識にあり、顕在意識が日々の生活で何かに付け無意識の内に同調する様な想念を持つからです。
近年は寿命が延びていますから私たちが未だ未だ50才や60才というのは、人間が人生の幾多の問題に接触して豊富な体験を積み重ねて、人生に最も益するところの重要な老功や老熟な年齢であるのに、もうこれで終わりだと痴呆(認知)症になったり、早々と去ってしまうことは誠に惜しい限りであると言わなければならないでしょう。

私たちは誰もが、ある年令に達すると老化し死亡する、という事実を目の当たりにしています。
子供の頃から両親や祖父母を始め周囲の老人を見ていて、自分も何時かはそうなるのだろう、と漠然とでも考え、無意識の内に自分の将来を知らない内に予測しています。
つまり、自己イメージの中に老いるということと、死の予測が潜在意識の中にイメージとしてインプットされている訳です。
それが、生体のプログラムとなりある年令に達すると自動的に実行され、身体のホルモンの分泌を低下させます。それが老化現象のメカニズムです。

人間は生きる希望を見失い、未来への展望である夢(ビジョン)を描かなくなった時に進歩は止まり、向上しなくなり「老い」は始まるものです。
肉体ばかり若い風貌をしていても、肝心な精神・意識が意気消沈して「老い」てしまっていては何にもならないでしょう。
ところで、仕事・労働が人間を老衰させるのは、仕事の内容から来るよりも、その仕事に対する責任感からくる取り越し苦労や焦る心など、精神の重圧や期日までという急ぎ過ぎる心とか、失敗や上司・周囲からの脅迫から来る恐怖心とか、持ち越し苦労などが主な原因なのです。

誰しも人間は「吾の使命は終った」と心の奥底から思う時、次の世界であるあの世(霊界)へ行く準備をし始めるのです。
つまり、現象的な肉体の硬化や老化とを始め、精力の減退や疲労などは全て心・意識の問題なのです。
ですから、あなたに何が起こり何があろうとも常に希望を持ち、使命感を有し、一刻といえども進歩向上の心・意識を捨ててはならないのです。
人間は物事への関心を全て失ってしまった時点から、人生の転落つまり老化が開始されるのです。



世の中の定年退職をした人たちを見ていると隠居してから、趣味を持たない多くの人は閑居に置かれると、急に老い始めたり認知症になってしまうことがあります。
だから、何に付け忙しければ老いたり認知症になる暇が無くなると言う人もありますが、それが、すべての原因だとも言い切れません。仕事をしている時から認知症の症状は始まっていたかも知れないからです。
脳において、知覚情報の処理する回路の自動化が過度に進むと、長年の習慣に従い条件的な反射で事足りる様になって、あらゆる事象が新鮮さを失い、色褪せて見えてくるものです。
何か新しい経験を前にしても、ドキドキとかワクワクやウキウキする様な感動や感激の興奮を覚えなくなるものです。そして何もかもが詰まらなくなり不満や倦怠感や絶望を抱くことになり投げ遣りになるのです。

老化は自己の意識から 心に柔軟性を持ち感動や感激を味わう

「昔から頑固一徹の老人」と言われる様な心・精神の持ち主では、血管や皮膚や筋肉に硬化現象が起こるのも無理がないものです。素直で柔軟と寛容な「其の儘の心」が必要でしょう。
老齢化すると、脳細胞の活動が弱まり減少するのは、日々の学習量が減ったからではなく脳波が周波数の高いベータ波で支配されることが多くなり、生体に有効で生産的なアルファ波の占める割り合いが少なく、その時間も短いからであることが分かっています。
人が老いるのは、感動や感激の興奮が減少して生命力が溌剌として働くか、それとも倦怠感とか投げ遣りで働く意欲が無くなるかの相違なのです。何よりも精神・感情が高揚しないで沈滞は老衰の最大の原因です。
自己を物質的な肉体のみに過ぎないという想念を常に抱いているならば、物質は古びれば風化し変化して変質し脆くて弱くなるという人類共通の想念があるので、その想念の具象化によってその人は老衰して機能は低下して麻痺が生じ、病気となることもあります。

人間の深層心理を深く分析されたカール・メニンジャー博士は、「己れに背くもの」という名著の中で、多くの病気や失敗・事故・事件は自己処罰の心で起こっていることを指摘しています。
自己処罰とは魂の非難であります。正義感の強い人は他人の不正を赦せず腹立てて怒り、敵意を持ち攻撃しますが、本人も気分や後味が悪いものです。これは天意に背く咎めの心であり、自己破壊の感情が含まれているからです。
特に心の正しい人、真面目な人、正義感の強い人は、自分が正しいだけに他人の不正や悪が目につき、赦せなかったり協調できなかったりします。
そして、人間関係もおかしくなり、こちらの心境や気分も悪くなって仕事がはかどらないでしょう。この心の在り方は早急な老化へと繋がります。

★あなたの健康や若さにとって百害あって一利無しの心境は、(1)不平の心 (2)憎しみの心 (3)恐怖心 (4)争いの心 (5)嫉妬心 (6)取り越し苦労 (7)持ち越し苦労 (8)責める心 (9)許さない心 (10)傲慢な心 (11)欲張りの心…などです。
これらの意識・思考は心の歪みから豊かな生命の癒す働きを弱めたりストップします。
★あなたは命を減らす生き方をしていませんか。「いけません」や「ダメ」という禁止や否定のコトバで生命力は萎縮します。減らす原理があることを知りましょう。
私たちの生活で利己的な生き方はマイナス・ネガティブのサイクルです。すると自分の命が減って老化します。

毎日の生活が、何となく色褪せて見え退屈し生き生きしない人。
希望を見失い何事にも意気消沈して意欲が湧かずヤル気が起こらない人。
何か新しい経験をしても新鮮な感動や感激の興奮を覚えずに喜びもない人。
何か新しい事物に挑戦して収穫物・成果を得ても、魂の底から喜びや感激が湧いてこない人。
何をやっても詰まらなくて不平不満や倦怠感とか絶望感を抱く人。
そんな人はきっと心の何処かで自分を駄目な奴だと見捨てている人です。
自分を嫌っている人です。自分を虐めている人です。
あなたも心当たりはありませんか。
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