香りは小さな旅 

つれづれなる呟き

行ってみるもの

2015年01月30日 | 季節
今月は、お正月
寿ぎの舞台は内容も役者さんたちも充実。

そのうちの一か所、いつも行くスカイツリーが身近に見える街にて、
今年も観劇に加え、お参り、おみくじ
干支の置物購入、と二部制の合間に慌ただしく動き回る。
そう、その日は正にぶっ通しで観る日。

せっかくだからと間の時間も大いに活用するのが恒例となっている。
まずはお参り。こんなに外国の人が多いのか、と
人並みかき分け祈念するも、押し出される。
ふつうの日だというのに。

下って、おみくじは残念な内容。これ、いつも(苦笑)
さっさと結んでしまう。ここは結構出るんで驚きもしない。

年配の女性がひっそりお店を守るいつものお土産屋さん、
干支の置物が種類も多く手頃な値段。
今回、播磨屋初代の押隈が飾ってあったのに
やっと気づき、驚く。お知り合いだったとか・・・
今年は若手ばかりですね、と。
ちょっと大きい羊を一匹連れて帰る。

幕間に食べる年に一度のスィーツ。
これもまた劇場のそばのいつものお店で購入。
家族も大好物だからお土産にも。

遠距離を乗り越えはるばる観に来て、合間に
これらのルーティンを守るのが
自分なりの伝統になりつつあるのかも。
ほんの数年ですが、それでも・・・

お寺周辺も街もまだまだ初春の賑わい。
いや、一年中、かもしれない。この街なら。

その日は舞台の最後はスタンディングオベーション。
若手が集うから一層応援したく感じていたので
1か月りっぱに務め上げた彼らに大喝采。
それぞれがずいぶん大人っぽくなり
芸もしっかりとしてきた。
見続けると分かるもの、とマイ伝統に
ささやかな満足感。

しかし、これだけではこの日は終わらなかった。
久しぶりに歌舞伎を見始めた頃に知り合ったお仲間さんと
ばったり遭遇。
つきせぬ歌舞伎談義をすることになりました。

おみくじと逆のことが起き
ふしぎなことに、前々回のマトマイニの菊本さんと同じ
今度は歯痛が治ってしまう。
心地良い時間、は結局は自分で掴むもののようです。


よく動き回った一日、
感動とおみやげを胸に日付が変わりそうな
時刻にやっとの帰宅。
今年はもう、遠いからやめておこう、と
思っていたのですが・・・
若手を応援しよう、との思いが湧いて
やはり行ってみるもの、でした。






寒いときほどよく眠る・・・?

2015年01月16日 | 季節
映画のタイトルに、「悪い奴ほどよく眠る」ってあったような・・・
私の場合は、暑いとき、寒いときほどよく眠る・・・
おそらく、日中の厳しさに体力が使われ、疲れがたまっているからか。
そう、とても深い眠り。ありがたいです。



反対に春、秋はある時期より苦手。いい季節なのに、
調節に振り回されていました。
が、このごろはちょっと早めに、メンテナンス。
すると、次の季節の波にすっと乗れるように。
敏感でいるって、ちょっと早めにたちどまる感覚。
まぁ時が追いかけてきています。


あとは、なんといいましょうか、
こだわりを捨てざるを得ない状況とかがあると
その変化、がつらく感じることはあるのですが、
そこを超えると、体に返ってくる。解放感として。
結果として、楽になる。


もうすこし、意識にあげて、できるといいのですが...
なかなか難しい。ついつい流されている。
しかし、あまり時間はないぞ、とやはり感じるので
変化を見極めよう、と思うことが多いです。









さて、いろいろ感じた年末年始でしたが、
観劇のほうでは、とても励まされるというか、エネルギーをいただいた。
まず、玉三郎さん。
歌舞伎座をかきいれどきに背負っています。今もですが、
まさに、気を吐く・・・

年末は、新作の演出も。予想外だったので、とっても得した気分。
情報はなるべく入れずいつも行きますが、
若手を大いに起用し、信奉される泉鏡花氏の作品と
ふたごのような幻想的な作品に仕上がっていて・・・堪能。



テレビでは、若い中村屋兄弟のNYでの奮闘。お父さんの苦労を今にして
感じるふたり・・・や、海老蔵さんの特集。さらには愛之助さんの
永楽館巡業の番組。いいですね、地方の今も残る小さな芝居小屋に
毎年やってくる歌舞伎役者さんたちと迎える地元のひとびと。
かつては、日本のあちこちにあったのでは・・・
いまでは数えるほど。
あぁ、これらへもいつか足を運びたい、と夢はひろがる。
なかなか、楽しい気分になってきました。


始めたものの、続けられなくてやめたり、
いつの間にか定着したものもあった一年。
続いたものはやはり縁があったのだなあと再確認。
思っていると、実現するようです、まったく。
不思議ですが・・・
自分の変化にすなおに従う、ことで
何か引き寄せているんでしょうかね。
わかりませんが・・・


さて、羊年。



節目の年なので、いつもの年同様ではありますが、
なお一層大切に過ごしたい、と思っています。





三日の富士。