自社のトラックフォワード。以前インジェクター交換をした車両です。
「信号待ちでエンジン停止し、セルモーターは回るが再始動不能。何度か繰り返すうちにエンジン始動」
との依頼です。
入庫時エンジンチェックランプはついてません。
「停止時エンジンチェックランプ点灯した」との事で診断機にてエンジン自己診断します。
診断結果は、「メインリレー閉固着または開固着」もう一つは「エアフロ異常」
なるほど。IGオン→メインリレーオン→エンジンECU。
て言う事は、メインリレーがoffになる時があるのかもです。
けど、修理書の点検個所は「配線の断線を点検から」みたいな事です。
リレーを疑う前に配線を疑えと言う事ですね。そんなに弱いのかな~。
まずは、メインリレーの場所探し。


意外と簡単な所に。
それとECUに入ってるドロップレジスター。メインリレーを通ってるので。

シート下にECUが有りその横にドロップレジシターがあります。

観ずらいですが中央の長細いのがドロップレジスター。
さっそく配線の導通テスト。ECUに入ってるカプラー外して、メインリレーを外して。







こんな感じで配線図見ながら一本一本点検。
ECUに入るギボシ(配線と配線をつなぐ金属)はとても小さいので神経使います。
老眼て言うのもありますが。(笑)
すべての配線OKです。

メインリレー交換。

ドロッピンクレジスター交換。
それとエアフロ交換。
自分はリレーを交換すると、ばらして点検します。中の状態を確認する為にです。

カバー側。焼けてますね。



観ずらいですが接点が溶けてます。
ギャップが多いと付いても離れてしまうかもです。
裏側の基盤も一カ所半田が浮いているように見えます。


先週から預かってるスズキキャリーですが、完成検査中に冷却水が漏れて検査中止。ラジエターサブタンクが劣化でヒビが入ってました。

サブタンク交換してエンジン暖気をしていたら今度は


ウォーターポンプから漏れてきました。
工場主任「どんどんはまっていく感じがするな」
自分「一難去って二難来ますね」
笑いは有りませんでした。(-_-;)
また、よろしくお願いします。