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さすらいの講師1

2004年09月02日 18時05分37秒 | さすらいの小説
さすらいのカリスマ漫才講師・犬塚猫夫。

彼は、京都府出身の雑誌記者で、編集長でもある。

とりあえず彼のマークはにしておくか。

詳しいプロフィールはWinning Postシリーズの宝塚菊夫とほとんど一緒なのだが…

まず彼が目をつけたのは、東京NSC(吉本総合芸能学院)である。

ここなら、お笑い芸人の卵たちがいっぱいいて、講義をやりながら、漫才をやれるからだ。しかし、彼のボケ…いや、彼の作ったネタにかなうものは、誰一人いなかった。

誰か、俺にかなうものはおらんかいな?
すると、一人の女子生徒が手を上げた。
「私にやらせてください!」
「お前は誰やねん。」
「私は、グラビアアイドルを目指してこのNSCに入った長良川沙織です。」
「お前、芸人みたいな名前やな。どっから来たねん。」
「栃木県からきました。出身地は長野ですけど。オリンピックイヤーなので、オリンピックにも出たいです。」
お前、アホか!オリンピック出たいって…まあええやろ。俺はローカル番組の司会や俳優として活躍する、京都府出身のカリスマタレントや。今日はここNSCに、カリスマ講師として、お前らに漫才を教えにやってきたけど、俺は昔、漫才コンビ組んでデビューしたけど、相方に逃げられたねん。元相方は今、写真家やってる。
「で、誰なんですか?」
「言い忘れとったな。俺は京都府出身や。」
「で、名前は何なんですか?」
「お前もしつこいなあ、俺は元東西バスターズの犬塚猫夫やぞ。名前覚えとらへんのやら、Base(Baseよしもと。デビューしたての芸人が腕を磨く大阪の有名な劇場)にも上がられへんで。」
「あの~私、グラビアアイドルになりたいんですけど、どうすればなれるでしょうか?」
「そやな、まずコンビ名考えようか。今は町も人も改名ブームやし、『オリックス・バッファローズ』ってどうや。」
「あの~話聞いてますか?コンビ名はそれでいいと思います。でも、グラビアアイドルは、どうすればなれますか?」
「なるほど、じゃあ今度はハンガリーに行って、ホリケンの金メダル取りに行こうか。」
「そんなもの取れません!いい加減にしてください!」
「どうもありがとうございました~」
感想
「こいつ、なかなかやりよるけど、まだまだや。俺が店長やってるコンビニの面接でも落ちるわ。(グラビアアイドルになるには、グラビア雑誌か写真家を探して、掲載されるまで写真を撮られること)」
次回、対コギャル編。こうご期待?