ゴールデンウィークのお出かけのこと。
人と自然の博物館で「氷上回廊」の勉強をしたので、氷上回廊のある兵庫県丹波市氷上町石生(いそう)へレッツゴー🚙
参加者:私と夫の2人
氷上町石生の水分れ(みわかれ)には一度お父さん(夫)と若い頃ドライブがてらバイクで来たことがあります。
でもなんにも知らない若僧なもので「ヘェ~」って見て帰った気がするなぁと二人で思い出しました。
興味を持って見るのと見ないのとでは同じ景色でも全く違うように思います。最近歳がいったせいかよく思います😁
車の中で検索しながら行くと、「氷上回廊水分れフィールドミュージアム」っていうのがあり、いいのが出来てますやんリニューアルしたそうです。
13時30分
水分れ公園の無料駐車場に車を停めて、隣のの道が、分水界だと案内看板にあり🤔
エッこんな平地で日本海と瀬戸内海に分かれるの
ホント、驚きます😮エッここってとこです。
↑今この現在地にいるのですが
実際の写真で見るとこんな感じで、右手の道路がずぅっと1250m、一番低い分水界のようです。
道に上がり、地図にある交差点まで来ましたが、なんの変哲もない、今立ってる道が、日本の背骨だって書いてあって、分水界だと🤔(青線が分水界で緑矢印は瀬戸内海へ、赤矢印は日本海へ分かれます)
この道を上がったところにミュージアムがあるらしいので行ってみます
公園内の人工の滝。(これは昔も見たことあるなぁ…という記憶にある風景で)
公園内の人工の滝。(これは昔も見たことあるなぁ…という記憶にある風景で)
ここから流れ出てきた水が、
整備された水路を通って、
整備された水路を通って、
まっすぐ流れていくと、歩いてきた道の隣を流れてる小川(高谷川)から加古川に合流して瀬戸内海へ
写真下側へ流れると由良川を通って京都府側の日本海へ
奥まったところに「氷上回廊水分れフィールドミュージアム」がありました大人210円/人を支払って中へ。
さてお勉強✏️
日本列島の中央は数千メートル級の山々が(赤ペンでなぞった部分)背骨のように連なり、(赤線が「日本の背骨」)中央分水界と呼ばれます。
日本列島の中央は数千メートル級の山々が(赤ペンでなぞった部分)背骨のように連なり、(赤線が「日本の背骨」)中央分水界と呼ばれます。
(今いるところが→のところ)
中部地方では分水界は3000m級
(最高地点は乗鞍岳の3026m)
この日本列島の背骨が「氷上回廊」と呼ばれるこの箇所だけ、標高わずか90mなんですって
氷上回廊とは地理的には兵庫県から京都府の内陸部を南北に貫く、細長い低地帯のことをいうそうです。
例えば、海面が100m上昇すると、本州が赤矢印の氷上回廊で分断されてしまうことになります。
(北と南が海になって繋がってます)
高い山脈の連なる日本列島の中でここだけ高い山に遮られず、山越えなしに本州を南から北へまたぐことができる、ホント珍しい自然地形とのこと
今、その石生(いそう)という所にいます。
水分れは一般的には山の峰で水が分かれますが↓
ここ石生は谷の中の平野で水が分かれます。↓
自分の住んでる県でありながら、初めて知りました😁面白いですねぇ〜
ここ石生は谷の中の平野で水が分かれます。↓
自分の住んでる県でありながら、初めて知りました😁面白いですねぇ〜
これを「人と自然の博物館」で習ったので見たくて見たくてやって来たわけです🤩(過去に無知のまま来てるのですが)
兵庫県の地図ですが、上が日本海、下が瀬戸内海。赤い二本の線の間が標高約100mという「氷上回廊」、日本海と太平洋をつなぐ道です改めて見ると国道175号も貫いてます。
昔はこんなことを考えてる人もおられたようで、現代じゃ簡単に道路が通り、車の物流路が確立してますが昔は、船や馬車の水陸路が主で車はまだないですもんね。
でもその頃から氷上回廊の地形を活かして考えてた大阪商人がいるってスゴイです
約3万年前は狩りの道🏞️
約400年前は舟の道⛵
現代はJRが走り、国道175号が通り、高速道路も建設中です。
人が行き交うから、文化も行き交うんですね播州弁の「べっちょない」が丹波地方でも通じるなんて
それから、魚や植物などの生き物もここを通って交わっているそうです。
暖かい地域でしか生息しないヤマモモが日本海側にも生息してたり、北の地域にしか生息しない魚が南の地域で採れたり…
たっぷり勉強したら、16時30分になってしまいました。また、同じところで同じポーズ。(分水界に立つポーズ)
分水界を歩いて街に降りてきました。
分水界上から南側を見ると確かに下っていっているのが分かります。
北側もちょっと分かりにくいですが、下に下がっていってます。
街の中の交差点に出ました。
ここが分水界の一番低いところ、標高94.45m
案内板の通り、ここから分水界は山に登ります。
せっかくなので登ってみます
少し登ると神社があり、登山道へと続いてます。
駅の周りは開発されて新しい住宅が立ち並んでました。
石生駅
南側の景色を見て、早々下山。
ここから、また駐車場まで1250mの中央分水界を戻ります。
同じ道は面白くないので、ちょっと日本海側のJR石生駅に寄り道して
駅の周りは開発されて新しい住宅が立ち並んでました。
石生駅
本州一低い分水界、面白かったです。
日本一は北海道の千歳空港にあるとか…
長々、最後までお付き合いありがとうございました