この度は飾磨港廃線跡&銀の馬車道を走ってきました



参加者:私と夫の2人
ちょっと前置き…
7月18日(月)に飾磨港に自衛隊の補給艦ましゅうを見に行きました


帰り道、同じ港内にある「姫路みなとミュージアム」に寄る。

ここは地元なので何度か来たことがあります。(⇓5月にチャリ散歩でも立寄り)

この建物の2階に日本遺産に認定された「銀の馬車道」の展示があります👀(随分前に来たときより、展示が充実して見どころがたくさんありました
)

生野銀山のある生野の方面は「銀の馬車道」のアピールがたくさんあります。

そこで産出した銀がここ姫路の飾万津(飾磨港)まで運ばれてました。
総距離73kの終点です

「じゃあこの辺りの「銀の馬車道」どこ通ってたん🤔」
ってな感じで、73kmもの道を日本遺産に認定してもらっても各地の温度差で、この辺りの盛り上がりを街の中に感じる気が…

⇩明治時代の飾万津(しかまつ:飾磨港)の様子。ここが73kmを運ばれてきた銀が船で出荷される港
(港ミュージアムの2階の展示より)


今は埋め立てられてるので原型をとどめてないように見えますが、灯籠から奥に伸びる港は⇑今はループ橋が掛かってるこの川です⇓

銀の馬車道は、飾万津(飾磨港)〜姫路駅までまっすぐ(赤線)伸びていて



「飾磨-天神-亀山-豆腐町-姫路····」
電車道がかつてあったようです



知らんかったぁ

(知らんこと、多いんですけどね
)

Googleマップを確認🧐
見えました👀旧国鉄飾磨港線

飾磨港線は現山陽電車の「手柄駅」で合流🧐
「きっと、この道
」っていうのが地図の赤⇩の指す、街の作りに反した斜めのラインに見てとれます



廃線跡に心を惹かれ、「今度走ってみよな
」と言いながら、補給艦を見に行った帰りに、駐車したリバーシティまで廃線跡を歩いて帰りました


…で、前置きが長くなりましたが今日は、姫路駅までの旧飾磨港線散策出発





旧国鉄飾磨港駅跡🚉から始めたいところですが、補給艦を見た帰りにこのリバーシティまで歩いて帰ったので今日は割愛

ですが、ブログには行ったつもりで補給艦を見た帰り道を付け足します

⇓旧飾磨港駅はループ橋のループ辺り

(↑コレは5月にチャリで訪れた時の写真)
鉄道はここからスタートして、今は何もないけど、妙な広さの道幅に鉄道跡の名残があります。

飾磨港駅を出て緩やかなカーブを描きながら、姫路駅方面へ向かいます🚃
(↑写真奥が飾磨港駅方面)
(↓写真奥が姫路駅方面)

…でここを北上すると、車を停めたリバーシティに繋がります


さて、今日の散策スタートです

マップから推測するにこのあたりを鉄道が通っていたと思われます。

北上すると飾磨工業高校の隣りにある遊歩道に入ります


鉄道跡っぽい匂いがしてきました

マップの直線の道とも合致


飾磨中部中学校の隣には遊歩道内に陸上のタータントラックが

走りたくなったお父さん(夫)



前を行く、自転車🚲のおばちゃんを追い超す勢いでダッシュ💨
このあと、悲劇が…

おばちゃんを追い抜くかというところでドッテーン
工エエェェ(´д`)ェェエエ工

大転倒
…大丈夫か、オトン


あまりの迫力に写真を取るのを忘れてました

トラックに乗った砂🏖で滑って勢いよく横倒しに

どこも折れてなかったので良かったですが、あとから見たら、普段、青タンにならないお父さんの足が腫れてなんとなく皮下出血してたので全体重が右大腿部にかかった模様

このときはアドレナリン効果でさほど痛いとは言わなかったのでこのまま、「大丈夫〜ぅ
」で散策続行


このときはアドレナリン効果でさほど痛いとは言わなかったのでこのまま、「大丈夫〜ぅ


この遊歩道の入り口に「銀の馬車道」を示す立て看板が


私達が知らんだけでした

姫路市内にもきちんと「銀の馬車道」アピールしてありました
反省




睨みをつけた、まっすぐ斜めの道はこの遊歩道で、飾磨港線跡で合ってました
その名も「旧飾磨港線遊歩道」(なぁ〜んや、そのままやんけ💦)


気を取り直して、進みます




まだ、整備中のようで叢のままのところも…

住宅街の中にまっすぐ伸びる旧飾磨港線跡をひた走ります



山電の亀山駅の近くで県道62号と交差し、姫路愛和病院南の横断歩道を渡ると、旧亀山駅の復元がありました


やっぱり、私達が知らないだけですね



中地の姫路バイパスの高架を潜ると、住宅街の中の田んぼの中を遊歩道が貫き、右手には山陽電車が走ります🚃

山電手柄駅手前で並走



山電手柄駅です

ここで遊歩道は終わりに。この先はマップにもそれらしき道はないので、現在の山陽電車の線と同じやったんかな🤔

山電沿いを北上し、姫路駅を目指します



姫路駅前までやってきました

飾磨街道に合流。この道が銀の馬車道です
この道が一直線に飾磨港まで続きます

商店街の中のボンマルシェの角に飾磨津門跡の看板が

飾磨街道に合流。この道が銀の馬車道です



商店街の中のボンマルシェの角に飾磨津門跡の看板が


ここに姫路城外堀があったようです

⇑⇓この通りが南町商店街です


今も昔も飾磨津門の西側に飾磨街道でその始まりです。

コレは「サギソウ」。姫路市の市花❀

コレは「白鷺」と「サギソウ」

白鷺は姫路市の市鳥🐦

(このマンホールの蓋を見て、「サギソウ見たいねぇ
」となり、サギソウどこに咲いてんねん🤔から始まり、翌日サギソウ鑑賞へ)

(このマンホールの蓋を見て、「サギソウ見たいねぇ

姫路駅とサヨナラして、飾磨街道を進みます。

古いお寺の土塀が続いてます。

古い瓦で、それも塀の上まで本瓦葺でサルスベリの花と…(アッ、電信棒いらんかったね
)いいですねぇ

街の中なのに飾磨街道沿いは古い民家がたくさん残っていて情緒豊かです

ようやく「銀の馬車道」の看板を見つけました
(ココは、情緒ないですが…)


古いお寺の土塀が続いてます。

古い瓦で、それも塀の上まで本瓦葺でサルスベリの花と…(アッ、電信棒いらんかったね



街の中なのに飾磨街道沿いは古い民家がたくさん残っていて情緒豊かです


ようやく「銀の馬車道」の看板を見つけました


気持ちいいです
この瓦屋根の曲線美

この通りにこんなにもお寺があったとは知りませんでした

(要はなんにも知らないんですけどね
)



ちょっと寄り道、灘菊酒造へ




無料で見学させてもらえるようです。

他に二組の見学の方がおられましたが、コロナ前は観光バスも入る結構盛況なスポットだったと思います


今はガランとしてます


日本酒飲めない、飲まないのであまり興味がないのですが、お酒が出来るまでの工程が説明されてます。(一応、目は通しますよ


その中で興味を引いた展示がコレ


そうそう、東京オリンピックの時にフランス🇫🇷の柔道チームが、ここ姫路で事前合宿をされたのですが、

その最大の理由は、灘菊酒造さんの創業者の実弟さんにあたる「川石酒造之助」さんが昭和10年に渡仏し、柔道を指導したことにあります



名前が素敵です

創業者の方は、
「川石酒造作(みきさく)」さん、
その弟さんは、
「川石酒造之助(みさのすけ)」さん
と、お読みするそうです


渡仏されて、最初のお弟子さんの中にキュリー夫人の娘婿さんもおられるように書いてありました

いやぁ、歴史の中の偉人さんの名前が出てきて、びっくりです



いやぁ、歴史の中の偉人さんの名前が出てきて、びっくりです


お酒とはちと違うところに興味が向いて、外に出ると約10年前の大河ドラマ「軍師官兵衛」に出てくる「栗山善助」の生誕地で屋敷跡と案内があり


地元の人でないと、もう「軍師官兵衛」のことは記憶にないかもしれませんが、「栗山善助」とは濱田岳さんが演じられた黒田官兵衛の右腕です


幽閉された黒田官兵衛を有岡城から救った立役者です



この辺りの地名も「姫路市栗山町」で「栗山」が残っています




地元の知らないこと発見でなかなか寄り道、面白かったです



飾磨街道に戻ります




「亀山」に入りました


やっと大きな「銀の馬車道」の案内板が登場


亀山に来たなら、「亀山御坊本徳寺」を抜かしてはいけません


ココは映画のロケもやってきます
姫路市内で言うとトム・クルーズの「ラストサムライ」で有名な書写山圓教寺だけではありません

ここ、「亀山御坊本徳寺」にも綾瀬はるかさんの「本能寺ホテル」のロケがあったし、先の「軍師官兵衛」や「関ヶ原」でも登場





ここ、「亀山御坊本徳寺」にも綾瀬はるかさんの「本能寺ホテル」のロケがあったし、先の「軍師官兵衛」や「関ヶ原」でも登場



本堂は西本願寺からの北集会所とやらを移築したもので、普通のお寺のと少し見た目が違います。
お寺の境内は5000坪あり、北にも南にもめちゃめちゃ広いです


今日は、汗だくでベチャベチャなので中には入らず、入り口だけ

飾磨街道に戻り、古い町並みを



飾磨街道に戻り、古い町並みを



飾磨港に近付いてきました



「姫路藩御舩役所堰」とあります。
ここにお城付きの姫路藩の水軍「御船手組」があり、藩士200人ほどで構成、多いときで海船53隻、川船23隻も所有していたとのこと


ココは外堀川が野田川に合流するところですが、外堀川は実は運河で
池田輝政の時代に城まで船で行けるよう計画されましたが、当主死亡により中断…


その後、本多忠政が姫路城の西側を流れる川を改修して飾磨港まで舟運の便を開いたそうです

それから、城の東側を流れる川を「船場川」と呼ぶそうです



外堀川に行ってしまったので、飾磨街道を見失ってしまいましたが、このあたりは情緒豊かな建物と景色が残っています

ここから、浜国(R250号)を横断して最終地点飾磨港に繋がります。
しかし…
夫:「もう何回も行っとるからええか」と、暑さに耐えられず、港までは行かずにこのまま車を停めたリバーシティへ





途中、いろんな寄り道をして色々勉強ができました


最後までお付き合いありがとうございました
