★Honey Trap Hunch★

Going My Way DiaryxxxYoUxxx 

“もってる男”

2011-06-21 | 舞台★たっちゃん


後、何回えーが観にいけたんだろー
しかも今回1回しか観に行ってないんだけど
それも前売り券だからコレ使えてないし。

別に使いたいから集めてたんじゃなくって

ノリ?

や、どのくらいたまるかなーって思って。
ってこんなに一人で食べてないよ?

前、つぶやいたのかな?
「コナン好きやろー」「これ意外においしいーねん!」ってジムで1つもらってからなんかハマっちゃって。

ん?もーアキたからいらないけど
ハマっちゃうとソレしか食べないからー・・ほんと単純♪



そう!コナンダイスキなんだけど!
主に映画なのね。DVD集めてるくらい

アニメ?は毎回みてるわけじゃないんだけど
あの今のん!すっごいおもしろいのっ!ちょーど最初みちゃって、
シャーロックホームズ、ロンドンが舞台だー
また暗号が

ワーワー・・って最近毎週予約して観てます(笑)
次が完結なのかな?






きょーもやらかしましたっ!
なんだろ、なんか月曜=遅い=9時ってイメージがあって。
ちーこーくー・・・
(笑)
ということで、そのままジムで筋トレに


あのね?
なんかすごい話題になってたのがーストレッチしながらなんだけど

きょーのZIPで
“最近、ジムに通う男性が増えている”とか“筋肉美男子”特集してたの?
もちろん観てないんだけど

そーいえば(全体的に)増えてるよなー。とか
毎年夏前とか季節の変わり目とかにおおいらしー。Byコーチ

ベンチプレスのとこらでやってる方々ってだいたいあのプロテイン?
なんか溶かして飲むやつ持っててあいまで飲んでたり
「おいしくないー」だって
でも飲んでるからーホンキなんだぁーっつって。
ほんと筋肉すごい方何人もいて!



プロテインときたら
PERFECTBODY~♪ってあの発音してるたつみくんがー



でね?ちょっとネタになったのが


街中インタビューで三択です

1●身体は細く普通だけど、顔はイケメン

2●身体はすごいマッチョで、顔もイケメン(だっけ?)

3●身体は筋肉がきれいにわれてて(筋肉美)、顔は普通

どの男性がいい? 









ダントツで【3】がおーかったって。

ということで、みんなで勝手にキャッキャしてました。


うち?もちろんー・・・
ってゆーかお友達がまたおもしろいたとえ出してくるからまたハマっちゃって。
「ちょーどいーやん!」
え?そーきちゃいます?!


んーなんでもいーってゆーか他人事より自分ですっ!自分なのっ!
がんばんなきゃっ!
や、別に筋肉がほしーとかじゃなくって、そんなにいらないんだけど。

キレーくなりたい
そして、今ハマってるDanceをもっともっとー


ただそれだけです♪
わーなーにゆってるんだろ。





Misty~REVENGER~♪みーよーっと
NextDream♪もおきにいりー。このステップがっ!








すごーーいっ!
さすが“もってる男”たっちゃんですっ!
しれーってあてちゃうんだもん
「めっちゃうれしいっ!」


「昨日おとといくらいから(問題)ずっとかんがえてて~」


お友達に電話かけながら
「そーとー緊張してるってメールがはいってきました」


えーいーの?!
いちおリアルでかけてる設定じゃー。
ってもうバレてますか。


やっぱTVだとー


「光石さんね、緊張しますよ生放送」
「これはちょっと危険ですね。光石さんがんばってください」


最初きんちょーするーいーながらも、お話してるとだんだんいつものたっちゃんスタイルに。
たもさんの横でもオーラでるなー・・って。


←ほんとありがとうございました。
Mailくれなかったら知らなかったぁー。
次のお芝居はいつかなぁ。



あの飲み屋で誰とでも盛り上がって吞むトークから
つるべーさんもすぐ友達になると。
で、フト思い出したの

この前の“にけつっ!”
知ってる?ジュニアさんとケンコバさんの終始フリートークなんだけど
これ打ち合わせとか台本もなかったと思うの。
毎回爆走するからすごいおもしろくて、時間的にもすごい観やすい時間で
なんかみてます♪

ちょーどさいとーさんトークが出たの!
ケンコバさんから吞み友達ってゆってたのかな?
せっちゃんのあだ名の由来から、吞んでるとー・・・後はりょーちゃんがゆってるよーなコトなんだけど。
ずっとそのトークしてーしてーってだんだんネタがなくなってきて最後ムリヤリつくってたとか(笑)

ってそれはいーとして。

この後、つるべーさんが誰とでも友達になる!って話から
間違え電話かけてきた相手ともすごい仲良しになって、その人の娘の結婚式に出たとかー・・・
つるべー師匠すごいっ!



“ブルータスの心臓”
コレなんか知ってるーフって出てきたんだけど。読んでたのかしら。
東野さんですし。
ドラマのたっちゃんの違和感がやっぱあって。
なんかなんか変なかんじー・・ ←ずーっとゆってるのですが
でも、でも、一瞬でフンイキ変わるのがすっごいステキ

あっと内山さんや芦名さんの役柄がすっごいステキVv
キレーなのっ!
ただ、芦名さんー最後までお名前でてこなかったんだけど、なんかなんか拝見したことあるの。それがすっごい印象に残ってて。
なんでだろ。


流れで先週のんも観ました!
“11文字の殺人”
わーこーゆーオチですかっ!
コレ!コレわかんなかった!!!!
まさかまさかの方が犯人で。
え?
それより、アダチさんキレー。あと声もなんかスキなのっ!

犯人の方。
どーっかで観たことあるーだれだろーだれだろー
ラストのエンドロールでわかった!
そう!星野さんだ!キレー・・


って。
なんか女優俳優陣がすごいステキなんですけどー・・・
来週も楽しみです








ろくでなし啄木

2011-02-13 | 舞台★たっちゃん


すっごいステキな御芝居でした。
新撰組のタッグのお三人―
たっちゃんはもちろん、兄様と吹石さん

そしてなんといっても三谷WORLDがっ!
最初の場内アナウンス三谷さんと野田さんのトークから爆笑しちゃって

石川啄木―・・・ってやっぱそーだったんだ?とか
そこに三谷さんの手が入って、ほんとほんとすっごい楽しかったっ!!!!



舞台映えしちゃうたっちゃんの空間に、カブキ役者ならではの兄様がバって入ってきてあーもーこれだけですっごい満足v



またゆっくり語っちゃいます







キャッ★


Glico

2011-02-04 | 舞台★たっちゃん

もらっちゃった★
ありがとうございます!!


こんなんあるんだ…


そう!
L!
失礼しました
松山さん。
日毎、フンイキがにのみとかぶっちゃうんだけど!

…きのせい?
や、最近Vでちょくちょくおみかけするのですが、しぐさだったり目元かなぁー左からの横向くときのー…って。

やめとこ
(笑)






黙阿彌オペラ

2010-09-12 | 舞台★たっちゃん

きのーはこちらへ。



ムサシ以来ね。
始まる前までちょっと戸惑いがありましたが、すぐ入り込めることができてよかった。
や、頭ん中は、しょーじき“日生”ですし、舞台背景がちょっと…大丈夫カナ?と。


でも、雰囲気、場所、によって声のハリをかえるだけであんなにも・・・

あの長い言い回しをスパン!って・・・ほんと気持ちがいいですね。
本当に素敵な舞台を観させていただきました。



ありがとうございました。

追悼公演にはなってしまいましたが、
井上さんの作品はどれをとっても本当におもしろく、日本語のすばらしさ、おもしろさ、というものを感じさせられます。

あらためて“日本語”はもっと大切にしなきゃ。




次は、兄様との舞台ですね。
まだ先にはなりますが、楽しみです♪


ということで、本日
日生1DAYS デス♪


すっごい楽しみデス♪
ってゆーか、すでに頭ん中は

まばた~き~のとちゅ~で~♪

しか流れていないんだけど・・・



CiaO





ANJIN

2010-01-14 | 舞台★たっちゃん

久しぶりの市村さんとのタッグですっ!
2007年の「ヴェニスの商人」以来ですね

これがすっごい気になったの
ただ、日英合作ということでいろんな意味でドッキドキしての観劇となりましたが。
だって御芝居に字幕付ってどんなの?!って・・・
いつのまにか引きこまれてましたね。


徳川家康役の市村さんに最初すっごい違和感があったけどだんだんとー・・あの!あの張りつめたフンイキがすっごいステキなのっ!
こんな将軍とだったらーっておもわせる。


通訳である宣教師役の竜ちゃん。役柄的にもセリフの半分以上が英語だったのかしら。
いつもの竜也WORLDにはほんとドッキドキさせられます

サムライになるのかカトリックの宣教師として生きていくのかー・
そして、時代背景として、ちょーど真田幸村もでてきて
キャーVv

織田信長が異教&異国の文化に興味を持ち、
豊臣秀吉は異教徒を糾弾し、
徳川家康が異教に寛大で、
徳川秀忠が異教を禁止、
孫の家光で鎖国が確立―・・・
260年にも続く江戸幕府を外国人から見た中枢ストーリー
ほんとステキな空間でした。

アリガトウゴザイマシタ



まさか、まさかの小次郎は・・・

2009-05-08 | 舞台★たっちゃん
GW初日は、ちょっと舞台しているとこへお邪魔しました。


ドン!


うちが観るのは今週末だったんだけど、せっかくなんだから~ってお友達がいろいろ手配してくださって。
本当に、本当にありがとうございました。
こんなステキなモノを観させていただいて本当に感謝しております。

もちろん、明日?明後日?も観させていただきます
ゴメンナサイ


最後の方展開がすごいはやかったん、確認したいし、いろんなトコに井上さんの訴えが入ってたんよ。
まさか“能”までイミがあったものだったとは・・・
それを踏まえてもう一度観てみたい。


蜷川さん×井上さん
お二人の作品は、そう“天保12年のシェイクスピア”以来ですね。
4年ぶり?
そして、出演者が秘蔵っ子といわれる藤原さん×小栗さん×杏ちゃん 

これは絶対観なきゃでしょ!

これを見ずして何を見る。
2009年、YoUちゃん的最高傑作といっていいほどのお芝居
この日をどれだけ楽しみにしていたことでしょうか。

キャストが決まってからこの日が来るまで、今思えば本当に長かったですね。
制作発表も忘れかけそうになった、今年入ってからですし。
逆にゆえば、決まるのがすごい早かったんですよね。

どんだけ早く決まってても、台本仕上がったんは、舞台初日、数時間前なのに
さすが、井上さん。
失礼しました。

“これは井上ひさしの集大成なのではないか”と誰かが言っていたが、喜劇のようで、いろんな所で熱い訴えが伝わる舞台でした。

このお二人がタッグ、そして“ムサシ”ということもあり、いろんなイミでシリアス、激闘・・・を想像していたのですが。

見事、ブチ壊されました。

もちろん、いい意味での裏切りです。
ほんとね、笑いすぎました。
え?ココで?!
オナカイタイイタイ・・・みんな真剣にボケてるからほんと楽しくて。
これが井上WORLDなんですよね。
そこに、長セリフがパン!と蜷川WORLDも加わって。

“5人6脚”でのみんな真剣なツッコミ合い

“皇位継承者第十八位”としての、小次郎の真剣な悩み

“タンゴ”剣の練習がいつのまにかみんなでLet’s dance♪

で、最後の最後こんなオチ?!

えーーーーーーっっ!!!!!!
一瞬固まっちゃった。

あ!そう!そっか!
うちの心ん中でも二転三転するお芝居でした。

内容は非常にわかりやすく、初心者に優しい?
ただ、彼らの演じたシェイクスピアや悲劇の味を知っているうちにとっては、
逆にちょっと物足りない。
生意気言ってすいません。
ついでに欲を言えば、もっと、もっと抜きんでた彼らの魅力をぶつけてきて欲しかったと。
ただ、等身大の今風の役を演じている藤原さんを観るのがすごい新鮮でとてもよかったです。

ほんと、本当に感動しました。

まず、シナリオがとても丁寧です。
これが最後につながるとは・・・
そして、あいまあいまに出てくる、井上さんの訴えが。

“命の大切さ”  “報復の連鎖を断ち切る”


生きよ~ 
死ぬな~
殺すな~
殺されんな~
もったいないのに~
たいせつなのに~
ばか~
わからずや~
あほ~


←だんだんネタに・・・


生きていたころは生きていることをずいぶん粗末に乱暴に扱っておりました
しかしながら、いったん死んでみると、生きていたころの
どんなにつまらない一日でも
どんなに辛い一日でも
どんなに悲しい一日でも
どんなに淋しい一日でも
とにかくどんな一日でも
まばゆく、まぶしく輝いて見える。

このまことを、生きている方々につたえないうちは、仏物できません。

←あぁ、こーゆーコトかぁ
 ここですっごいジーンってきちゃって

“孝行狸の能”まで、
いろんなところに伏線をはりめぐらされて、
本当にすばらしいお芝居をみせていただきました。


カチカチ山で殺された狸の子狸の復讐劇なんだけど
背中に火つけたり、そこに唐辛子塗られたり、最後には海に沈められるやん?
そんないたぶりながら殺すくらいだったらスパッ!とやれ!と。
子狸は修業して、そのウサギをスパッ!とまっ二つに切ったの!
すると、ウサギの上半分が“鵜(ウ)”になって、下半分は“鷺(サギ)”になって空高く飛んでったと。
めでたしめでたし

これウマくない?!
おもわず、うわぁ~って感動しちゃった


舞台装置、笹がBGMに合して波打つように動きまくっててなんだろーって思ってたらお寺がでてくるんだけど。
これだけなのに、すごい感動させられました。
笹があるため風はリアルに感じちゃって。


そしてなにより、藤原さん×小栗さんをを取り囲む豪華出演陣の皆様の演技がほんと素晴らしい!
生意気いってすいません。

特に、白石さんや吉田さんの存在感には圧倒されました。
声がすごい通るんです。
ここちよーくなって、油断してたら意識を吸い取られちゃいそうに…
絶妙な台詞まわしや、間の取り方、魅せ方・・・どのシーンも引きずり込まれます。
大石さんの説明、小ネタ…もすごい味がありました


●藤原さん×小栗さん
本当にステキでした。
お二人ともひけを取らない、むしろ、お芝居しながらも相手を挑発しているオーラ
がビシバシと。
途中からの二人の言い合いは、アドリブ的に、そして素のケンカ(言い合い)を見ているよーで、リアルに楽しかった。
最初は、今にも切りかかりそうだった2人の間に、いつのまにか友人、そしてとっても大切な存在になって終わったの。
ほんとステキでした。

なにもかもすっきりした後の最後のシーンが、ね?
この辺の雰囲気がスタバイん時とそっくりなの!
なにもかもがはれたってゆーか、ね?
同じ空気が流れてるんよ~
同じ劇場ですし、キャッ
これでキャーってなっちゃった



●藤原さん
ムサシは常に冷静沈着
型にとらわれることなく、その場その場で瞬時に勝ちにいく剣。
策士。
口悪く、一言二言多く、それで小次郎を挑発する姿がほんとワルガキっぽくてうちが
冷めた目で小次郎を上から見てる姿がほんと

“静”から、気配を感じるとスって立ち上がって“動”となる流れがほんとスマートで。
途中から、小次郎のボケ(ゴメンナサイ)メインになってきてる場面でも、ムサシの一言、しぐさでスッっと空気が変わったり。
これが、藤原さんが持ってるモノなんですよね。

藤原○也、ココニアリ。

この雰囲気が、ね?
すごいキモチイイの。

無言でも、しぐさや表情ですごい表現されていて、真剣入っちゃってたんだけど、
客観的に観たら、やっぱなんかモノタリナイ。
や、竜っちゃんの出番が少なくてやだぁ~とかゆってるんじゃなくって、
なんか“ココ!”ってゆー見せ場が欲しかったのっ!


正直、ラスト時間に追われて無理やり終わらせた感じがしたんよ。
ゴメンナサイ。
や、最初はすごい丁寧なの。
おだ~やかに流れてたのが最後の方になるとバッタバタと折りたたむように・・・
もちろん、うちの勝手な感想です。
感じ方は人それぞれ、同意を求めようとも思いません。

うちは、小次郎でここまで引っ張られたら、逆にムサシサイドも見たいわけであって。
いろいろと、ね?

そして、ムサシが小次郎にとどめを刺さなかった理由は?
これが伏線になって物語が進んでいたため、この辺を、もう少し訴えて欲しかったです。
や、これはうちが幼すぎて気付いていないだけ?
勉強不足ですね。



●小栗さん
常に基本を大事にする剣。
巌流島の戦い時間に遅れたのをいつまでも根にもち
その分、世俗の欲にも左右されやすく、そのムサシにいちいち対抗して、途中からダダッコ化してきた小次郎。
「第18位」
しょーもない争いでいちいちムキになってるのね。
すごい可愛かった(笑)

でも、腕組んでスっと柱にもたれかかったり、髪を直したり、ところどころドキっとさせられます。
彼も、前の“カリギュラ”から感じたのですが、やはり舞台栄えする方ですね。

“生”と“死”と“不戦勝”=“希望”と“絶望”と“期待”
うわぁ、うまい!って出だしっからいきなしハマっちゃった。



『なんでー?』ってゆってて知ったんだけど…
また、ニアミスです



えぇーお二人ともつながってたんですね。
藤原さんは、もちろん、バトロワ
ってちょーしのってゆってますが、もちろん『なんで?』って聞いて思い出したんだけど(笑)
小栗さんは・・・?
まぁいーや。




やっぱし…




ということで、うちはリアルに書きます
きょーみある方だけ・・・




まぢ、自己マンのためのものです・・・



あの有名な巌流島での決闘シーンから始まります。

小次郎:・・・遅いぞ、ムサシ!

ムサシ:この勝負、おぬしの負けと決まった

・・・
ムサシ:息がある。手当によっては・・・
と、お医者様を呼び、そのまま立ち去る。

それから6年後・・・
まさか、まさかの小次郎は生きていた!!!!!





Part1へ
まだ続いてるため、とりあえずSecretに

Part1@『ムサシ』

2009-05-08 | 舞台★たっちゃん
まぢ、自己マンのためのものです・・・



舟島の決闘
あの有名な巌流島での決闘シーンから始まります。

小次郎:・・・遅いぞ、ムサシ!

ムサシ:この勝負、おぬしの負けと決まった

・・・
ムサシ:息がある。手当によっては・・・
と、お医者様を呼び、そのまま立ち去る。

それから6年後・・・
まさか、まさかの小次郎は生きていた!!!!!




蝉 第1日・早朝

鎌倉、宝蓮寺にて参籠禅が行われようとしていると、草陰から小次郎が・・・

小次郎:傷の手当に1000日
 身体と技の鍛えなおしにまた1000日
 そしておぬしの居所探しに200日
 あわせて2200日“宮本憎し、ムサシに勝ちたし”の一念でおくってきた

いきなし現れた小次郎に驚く柳生。
不思議やな~♪って扇子もって舞いだす姿が
フッとなたぎさんのネタが・・・

小次郎が果たし状を持ってくるんだけど、その内容がほんとおもしろすぎるの。
“約束の刻限に半日近くも遅れてきた。半日待たされる身にもなってみよ。これはまことに不公平”
“ムサシは真昼の日輪とまばゆき海を背にして構えたから自分はそれをまともに見据えて戦うことになった。これもまことに不公平”
“刀の長さが長かった”
とか、~やから、今度は平等で戦いたいと。

小次郎:わたくしも参籠禅に加えていただく
と、ムサシの一挙手一投足からいっときも目を離さないように見張るということで泊まる事に。


Part2へ



Part2@『ムサシ』

2009-05-08 | 舞台★たっちゃん
Part1のつづき・・


蛸 第1日 夜

夜中、いきなし切り出すかもわからない2人を沈めようと、柳生にはいい案があると。
それは・・・

それぞれが、二人三脚、三人四脚で登場。
足を引きずられながら出てきた小次郎、両足を縛られてたムサシ。
そして、ムサシと結んでた沢庵和尚が反対の足を小次郎と結び・・・五人六脚姿に。

“柳生新陰流の極意のひとつ”=友情が芽生えると。

足を結んだまま 【○(ム)(柳生)(小)○】 この状態でおやすみ。
ムクっと小次郎が起きて、ひとりごと、巌流島での文句をまたぶりかえし。
どんだけ根に持ってんねん!て。

ムサシ:声が高いぞ!
小次郎:聞け!

小次郎はムサシを待っているうちに“もしやムサシは臆病風に吹かれて逃げたのでは~”とまで思っていた
ムサシ:おめでたいやつだな

小次郎:勝てるのか、敗けてしまうのか、そして、戦わずして勝てるかもしれないという奇妙な期待が割りこんできたのだ。 
 生か、死か、不戦勝か、この3つが頭ん中をぐるぐる回り始めた。
 こんな心の持ちようでまともな試合ができるか!
 したがって遅刻したおぬしは策士だ!ひきょう者だ!
 思ってもみよ、生と死と不戦勝、希望と絶望と期待の3つがグルグルと体の中を駆け回っているのだぞ



ムサシ:・・・あのときは、潮目を呼んでいたのだ
 戦いを始める時は、あらかじめその前に戦いをどう終えるかをかんがえておかなくてはならない。
 これが戦いの基本ではないか


小次郎:おのれ!

ムサシのほーが大人です(笑)

その間も、眠りながら2人の間の柳生は能を・・・
カチカチ山の狸の子が6歳に~
わが父いかに悪くとも、あの殺し方の凄まじさ、あれはウサギはひどすぎる~♪


小次郎:あの時の位置も卑怯だ!まぶしかった!
ムサシ:いまごろ分かってどうするのだ!
 位置取りも兵法の1つだよ。おぬしも海を背にすればよかったのではないか
小次郎:だまれ!
ムサシ:他に言いたいことは?
小次郎:あの木刀よ!長い!長すぎる!
ムサシ:おぬしの太刀も長かったぞ
小次郎:だまれ!きさまはそれを隠してた!
ムサシ:それもまた技のうちだ
小次郎:おのれ!

ウサギの悪知恵の始まりは~父に柴束背負わせて、火打ち石にてカチカチ~父の背中は一面の~大家事に~♪

ムサシ:この機会に忠告しよう。
 おぬしは剣さばきにこだわり、格好のきれいな勝ち方にこだわり、そして約束にこだわる。
小次郎:そのどこが悪い!
ムサシ:型がわかれば崩すのはたやすい。俗にお茶の子サイサイというやつだな
小次郎:だまれ!きさまの口にはドクがありすぎる!
ムサシ:言葉は我ら武芸者にとって最初のそして最強の武器なのだ。
 おぬしの剣は天才の剣だ。
 だが、言葉にかぎってはまだ3歳の童子にもおよばぬな
小次郎:だまれ!だまれ!
ムサシ:ほら、おぬしには“おのれ”と“だまれ”の2つしかないではないか

って、扇子でしばきあいながら、もーめちゃくちゃ笑っちゃった

叩き合いしてる間でも、眠りながら能を・・・
うさぎのワルジエその次は、やけどの薬といって、十がらしをぬりたくる~
あまりのいたみにわが父はカチカチ山をかけにけり~♪


ここで五人六脚の始まりです。
前に出てくるわ、こけるわ、みんな扇子で頭のしばきあい
もーめちゃくちゃおもしろかったです!!!!
ほんと、この舞台一番の見せ場ですね。ある意味。

途中で、アドリブしすぎてか、小次郎が一瞬かんじゃって。
これもご愛嬌



狸 第2日 未明

泥の小舟に乗せられて~たちまち波間に消え~
野暮れ山暮れ里暮れて~涙にくれし子狸は~
殺すならば一度で殺せ~なぶり殺しは許さず~
かくなる上は、あのウサギ 父の仇と思い~江戸へ修行に~♪



乙女の父が騙され殺されたと。その仇を討ちたい。
ムサシ、小次郎、そして柳生に剣術を教えて欲しい。

殺された理由は“利き茶”
乙女の父は生まれついての聞き茶の天才であり、常に勝っていた。
それを妬んで、父を海に沈め殺したと。

小次郎:それで、その浅川は?
乙女:いつも2番でした
ムサシ:それはいささか辛いはなしだな
って、鼻で笑って小次郎をみる目が

柳生:殺生はいかん!
 “柳生新陰流の極意”兵法は能なき者のわざなり
  剣術は我れも打たれず他人も打たず無事に行くこそ妙とこそ知れ
  争いごとはいけませんよ。つまんらんことだ。
  頭をひやしなさい

2人が笑いだし
ムサシ:それではなぜ武士に太刀を帯びることを許しておいでなのですか
小次郎:それはつまり、万が一の場合には抜いてもよいということではありませんか
ムサシ:初めて意見があったな
(と、握手)
小次郎:無礼承知で申し上げる。柳生新陰流は弱虫の剣法です
ムサシ:腰抜け剣法といってもいい
ムサシ:ここに父を騙し打ちにされた女がいる。
 それを見ないふりしなさいというのが柳生新陰法ですか
小次郎:困まってる人にささやかにであっても手をかす。
 それが剣を持つ者のつとめではないか
ムサシ:悪を悪のまま放っておいて、なにが政治ですか
小次郎:そんなモチのどこがおいしいのか

←ここの2人のテンポが上手いっ!さすがです

すでに、浅川に果たし状を出してきたと。
その場所が2人が決闘する場所と同じ日同じ場所

ムサシ:いったいなにを考えているのか、あなたがたは!
まい:こうしたことにはなれておりませんので、小次郎さまの果たし状をお手本にいたしました
(笑)

江戸に着きし子狸は~木の葉の小判を差し出して住み込み弟子になり~♪

ここまできたらしょーがない。小次郎が4人に剣術を教えることに

小次郎:今からでは遅いかも知れぬが、とにかく命がけではげめ!
奇跡が起こるか知れぬ
いや、奇跡をおこそう!


4人が真剣に稽古してる隅で、ムサシも仲間入り
それに小次郎が気づくと
ムサシ:後日の教訓のためにやらせてもらっている
小次郎:スキにするがいい

はげしい稽古のかいあって~子狸の腕はあがりけり~♪

みんなの足もスムーズに動きだし、いつのまにか全員でタンゴの音楽にあわせて踊りだしました!
うまい!
ほんとね、マヂ楽しいっ!

ムサシ:太刀を返してあげたらどうだ。丸腰のままではまるでお能のけいこだ
小次郎:でしゃばるな!ちょうどそうしようとしてた矢先ではないか

←ほんと、小次郎ってオトナゲナイ
 だんだんと、小栗さんも“素”でやってるよーな・・・

小次郎:そうだな。打ち込む寸前にペッと唾を飛ばしてみよう!これは効くぞ

ムサシ:・・・はぁ。

小次郎:いやみったらしい溜息よな。わたしの教え方が気に入らぬようだ
ムサシ:いや、さすが見事に教えるものよと感じ入ってた。
 打ち込み3年、切り返し3年、都合6年でやっと一年前というのをわずか1日に縮めようとしていたおぬしの才気はさすが、勇気は見事よ。
あまりにみごとなだけに返って悲しい
小次郎:悲しい?
ムサシ:かくも天才といわれててきたおぬしが、ごろつき侍どもの下種技を懸命に教えている。これは悲しい
小次郎:ほめながら腐すな!よいか、ムサシ。
 わが方にはわずかな時しか残されていない。
 基本技に奇手奇策を合わせて鍛えるしかないのだ
 ・・・まてよ、奇手奇策はおぬしの得意とするとこだったな。なにか策はないか
ムサシ:無策の策ならばある

4人が真剣にしている中、平心に
沢庵:おまえは本望成就を祈る側へ立ちなさい
 おまえの生涯をかけて、お三人の成仏を願いなさい

なんまんだぶなんまんだぶつ~
(ってマヂで手を合わし拝みだし・・・)

小次郎:葬式はまだ早い!

ここで、ムサシが無策の策を教えてる所に、浅川御一行が。
乙女とやらはおらぬか

小次郎:やるべきことが山とあっていぞがしくしておる。とっとと帰れ!
(笑)
←この言い方、ほんとツボ

そして、仇打ちが。
見事、腕を切り落とし、ただ、その離れた指がずっと動いてたんよ。
生々しくって・・・

ムサシ:さ、お父上の恨みを晴らすときです
小次郎:ぐずつきめさるな

乙女:恨みは晴れるのではなくて、太るのでは。 
 この恨み、今わたくしが断ち切ります


乙女:“うらみ”の三文字を細筆で最初に書いたのは父でした
 その文字を、小筆で荒く書き、今わたくしが中筆でなぐり書きしようとしている。
 やがてゆかりの方々が太筆で暴れ書きすることになるはず・・・
 そうなると、恨み、恨まれ、また恨み、恨みの文字が鎖になってこの世を黒く塗りあげてしまう。
 そうなるまえに今はどんなに惜しくとも、わたくしはこの鎖を断ち切ります

平心:(ムサシに)恨みの鎖は切ろうと思えば切れるんですね。
 ひとが作った鎖ですからあたりまえではありますが

まい:(小次郎に)ひとという生きものがうつくしくみえるのはこんな時ではないでしょうか


2人が何かを感じたあたりで幕は下り


刀 第2日 たそがれどき

歩行禅中~

ムサシと乙女がぶつかったとき
乙女:今とても気分がいいんです
 恨みの鎖を断ったせいですわ。この気分、ムサシさまにも分けてさしあげたい

ムサシ:試合が終われば、わたしも~

小次郎とまいがぶつかり
小次郎:あの無策の策を目のあたりにしたときの喜び!
 ああ、自分はまたとない相手とふたたび刀を交えることができる!
 剣客冥利につきるとはこのこと、小次郎はつくづくしあわせものです

まい:恨みを断ち切った時の乙女どののあのすがすがしい姿になにかお感じになりませんでしたか?
小次郎:なにがいいたいのですか?

沢庵さまのお説法!
沢庵:ムサシと小次郎、初試合はいくつのときだった?
ムサシ:13でした。
小次郎:9歳です! ←勝ち誇ったげに

沢庵:これまでに戦った試合の数は?
ムサシ:60までは覚えております。その間一度も敗れることがありませんでした。
小次郎:目下、99連勝中です
ムサシ:舟島で敗れたのはだれだ!
小次郎:決着はまだついていない! 
 明後日には小次郎の勝ち数はちょうど100になる

ムサシ:・・・口達者なやつよ
小次郎:きさまに学んだのよ

沢庵:そこまで剣にこだわるわけは?
小次郎:天下一を誇り、百姓町人の上に立つ栄誉を受け、天下に広げること
ムサシ:天下の大乱を忘れずこの先の戦乱に常に備える。するともう生きるか死ぬかしかない。
ムサシ:剣を唯一の友として己れの人格を築き上げていく、それがムサシの道です。
沢庵:おろかだな、小次郎も。そしてムサシはバカだ。

沢庵:人を殺しても出世したいというところがまことにおろかじゃ
 おぬしたちに人を切る資格はない
 この道理のわからぬ二本差しはみな、鈍鈍鈍の鈍鈍だよ
ムサシ:いかにしてもそれは暴言です。
小次郎:全発言の撤回を求める。
沢庵:きけ!
小次郎:聞かん!
ムサシ:それがしの35年間の努力はムダですか。そんなばかな・・・
小次郎:小次郎の29年間にはちと汗と涙がつまっている、ムダではない!
まあまあ落ち着いて、これもお説法なのですよ

柳生:わが柳生新陰流は“争いごと無用”としているが、ただ1つ例外があり、
 一人を殺すことで万人が救われる時は、殺すのが正義としている。 
 活人剣、すなわち人を活かす剣である
 活人剣をふるうときは、まず己れの中にある3つの毒を殺すこと、これが秘伝よ。


沢庵:己れのうちに3つの毒を持つ者は、たとえ相手がどんな極悪人であれ彼を殺す資格はない。
 欲張ること、怒ること、そしておろかなこと。


己れの心をこーやって(乙女がやったように)切ると切れる

刀を帯びているからには、侍はいつでもそれを抜いてよろしい
だが、刀を抜く資格は心のうちに三毒を持っていない者だけに与えられる。

柳生:しかし、そんな完璧な人間はだれ一人としておらぬぞ

沢庵:だから、だれも刀が抜けない

柳生:・・・あ、なるほど


小次郎:ムサシ、おぬしは途方もない愚か者ぞ。
 おぬしの心はそのおろそかに耐えかねていまに破れてしまうはずだ
ムサシ:何をわけのわからぬことをほざいているのか
小次郎:お通さんの真心を受け入れてやらなかった愚かさよ
 夫婦約束までしておきながら、ほったからしたままだ。
 かわいそうに。うわごとのようにおぬしの名をよんでるぞ
ムサシ:見てきたようなことをいうな
小次郎:おぬしの立ち回りそうなところへは残らず足を運んでいる~
ムサシ:だまれ!出世第一の優等生め
小次郎:おぬしはおろかさの塊~
ムサシ:おのれ、天下一が大好きなこの秀才やろうめ
ってゆって、小石を投げると、小次郎は扇子でカンとうちかえしてます

ムサシ:やかましい!明後日の朝まで好きなコトをさえずっていろ!

  Part3へ

Part3@『ムサシ』

2009-05-08 | 舞台★たっちゃん
Part2のつづき・・・

鏡 第3日 夜
小次郎の姿が見えないと思ったら、明日にそなえ、源氏山をひとまわりしてくると。

ムサシ:このムサシがなにかワナでも仕掛けているのではないかと、心配になったのでしょう。   
 疑り深いやつなんですよ


キツネのお面をかぶった小次郎が帰ってくる

小次郎:佐助稲荷へ明日の勝ちを祈ってきた
ムサシ:とうとう神さまにすがったか
小次郎:うるさい

まい:わが子のことをみなさまにきいていただきたいだけでございます~
と、生い立ちを語りだしました。
行く土地土地での名前の由来、云々語りだしました!

蜷川WORLD全開です。
長場の長ゼリフ、それを平然とこなしてらっしゃる白石さん。
さすがです。
うちは途中でなにがなんやらわけわからんよーなっちゃった

結論、小次郎が実の子であり、今の帝のイトコチガイと・・・
第十八位皇位継承者だと・・・

小次郎:なにをバカな・・・! 
 おかしい!こんなことは絶対におかしい!


ムサシ:お気はたしかか。いったいどうなさったのだ
まい:小次郎どのとの果たしあい、やはりなさるおつもりですか
ムサシ:ああ、明日の朝な
まい:いけませぬ、皇位継承順位第十八位のやんごとなきお方と・・
ムサシ:いいや、天才佐々木小次郎の剣が上か、それがしの努力の剣が上か、この決着はつけなければならぬ

ムサシ:小次郎が第十八位だという証しは?

小次郎:そう、なにか証しがあるのか。思いつきのデタラメをいうでないぞ
 おぬし(ムサシ)もいってやってくれ、このおばさんはなにかたくらんでる


←おばさんていーながらムサシの影に隠れる小次郎が

小次郎がこの寺にやってきた時から、もしかして。と思ってたけど、
さっき話の中に、小次郎が割れた手鏡を持っているということが判明し・・・

まい:小次郎や、手鏡を渡すのじゃ
ムサシ:渡してはならぬ

・・・ひきつけられるように渡してしまい、まいが持っている手鏡とあわすと・・・

ぴったし

と同時に、小次郎は倒れてしまい、客間のお布団の中へ

(外でムサシとまい)
まい:明日からあのコとの26年ぶりの水入らずに過ごしたい
ムサシ:御苦労なさいましたな
まい:・・・はい?
ムサシ:米阿弥、~名も7つ変えて、大変でしたね
まい:(うなずき)それも今となってはなつかしい思い出
ムサシ:御苦労がむくわれて本当によかった。小次郎どののかあさん
まい:ありがとうございます。

(客間にて)
ムクっと起き上がると「・・・第十八位」といったまままた倒れ

まい:昔から寝付きの悪い子なんですよ。ちょっと寝かしつけてまいります

ムサシ、ニヤリとしながら暗くなる


仏 第3日 真夜中

(みんなが寝静まっている中、まいと乙女が現れ)
乙女:いよいよ総仕上げですね

(遠くで稲光が)

まい:どうしました?

乙女:遠くで稲光が。生きていたころから雷がキライなんです

←“総仕上げ?!”“生きていたころ?!”
 ここで、うちも“え?!もしかして・・・”と気づく


2人が去るとムサシが小次郎の寝ている客間に入り
ムサシ:小次郎、起きよ!目を覚ませ!
と、扇子でツンツンつつきまわります

小次郎:(起き上がり)・・・第十八位

ムサシ:おぬしにはそのようなもったいない血は流れておらぬ

小次郎:鏡があって第十八位・・・

ムサシ:その鏡の謎、それはわしにもまだとけてはいない。
 だが小次郎、わしら2人はなにか知らん途方もない者どものワナにはまっている
 そいつらの正体を突き止めれば鏡のナゾもおのずととけそうぞ

小次郎:解けないうちは第十八位。・・・母上はいづこか

ムサシ:すっかり魂を抜かれてしまったな

(ムサシが小次郎のおでこを扇子でバシバシたたきながら語ります)
ほんとね、めちゃくちゃです(笑)

ムサシ:普段のおぬしであれば、こう打ちこまれればさっと打ち返してくるはず、
 それがどうした。隙だらけではないか
 あのまいという女はおぬしの母ではない。
 まったく打ち放題、打たれ放題ではないか。
 かつての佐々木小次郎はどこへいってしまったのか

(といいながら、立ちだし)
小次郎:あ、鏡がない

ムサシ:今は鏡の事はわすれろ

ムサシ:小次郎よいか、よく聞くのだぞ
 あの女にさきほどこっちからワナをかけてやった
 見事にはまってくれたぞ
 あの舞い女はあの長い身の上話の中で巡業地は10、変えた名前も10といった。
 今のその様子では覚えておらぬだろうが、よいか、あの女はこういったのだ
 “1つ、越中富山で薬阿弥、2つ越後で米阿弥、3つ~・・・”

(まだ扇子で叩こうとしたら、逆に打ち込まれ)

ムサシ:イタタ・・・しかしうれしい
 やっと、ふだんの小次郎に戻ってくれたな。
 では、“7つ、~”


小次郎:最後がこの鎌倉で舞阿弥。
 しかし、その巡業地と阿弥号がどうしたのだというのだ

ムサシ:よくきけよ
 おぬしが皇位継承順位第十八位でのぼせあがって失神したあと、わしは最初の越中富山の~と6つめの仙台~9つめの浅草~この3つをわざとぬかしてあの女にこう聞いたのだ
 巡業先は7つで、名前の阿弥号も7つですねと

小次郎:それで母上の答えは?

ムサシ:しっかりしろ。あの女はおぬしの母ではなく、ウソつき女なのだよ
 よいか、わしのわざとまちがえた問いに、あの女は“うん”と大きくうなづいたのだ。
 どういうことかわかるな


小次郎:・・わが子と泣いて別れた、悲しい、辛い旅、その最初の巡業地をわすれるのはおかしい

ムサシ:そのとおりよ、6つめの仙台も
小次郎:仙台は大当たりを出したところ
ムサシ:それほどありがたい土地をぬかしても気がつかなかったのだぜ
 あの女いってることが前後不揃いなのよ
小次郎:なるほど、少しはよめてきた

ムサシ:あの女は自分がいった旅はしていない、その場の思いつきをならべていただけだ そう見当がついてこの3日のうちにおきたことを1つ1つ思い返してみた。
 すると・・・

小次郎:まて
(どんどん頭の回転も早くなり)

小次郎:足を結びあっていればおのずと友情が芽生えるという柳生どのの策あれはおかしい

みんなが2人に刀をぬかないように、許しあって友達になれとゆっていたんだと。


ムサシ:仕上げが偽りの母子ご対面よ。
 おぬしを雲の上のそのまた雲の上の貴いお方に仕上げあげてわしに切らせぬようたくらんだ

小次郎:いったいだれが、ぜんたいなんのためにわしらに切りあいをやめさえせようとしてるのだ

ムサシ:わからぬ

小次郎:わからぬ、わからぬといってるばかりではなにもあからぬではないか

ムサシ:だがひとつわかってることがある。戦うのだよ、小次郎

(と、いきなし、襷をかけだし)
ムサシ:われらを戦わせまいとしてあれやこれやの仕掛けを繰り出してくる正体不明のヤツらと戦おうぞ
小次郎:どう戦おうというのだ
ムサシ:まず、わしとおぬしが戦うのよ、時刻は少し早いがいま果たしあおう
小次郎:いま?
ムサシ:支度を急げ
小次郎:おう、望むところだ
(2人が刀を交えたところで、相手の仕掛けはすべて水の泡になると)

ムサシ:したがって、われらが戦うことがそのままやつらをやっつけることに通じる
小次郎:あいかわらず戦略長けてるな。そこだけは小次郎の及ばぬところよ

(外へ出て)

ムサシ:われらの勝負は速い。おそらく一太刀で決まるだろう
 勝ち残ったものがやつらの正体を見破ることができよう。
 だが、そんなことはもはやどうでもよいのだ
 今はおぬしとすばらしい試合がしたいだけだよ


小次郎:おぬしと2度にわあたって立ち会うことができるとは、この小次郎も幸せなものだな

(と、そこに、邪魔な石が)

ムサシ:邪魔になるかもしれんあ、これは
と、崖下に落とし・・・

・・・

いざっ!

その時、稲妻と雷鳴が・・・
と同時に、白装束の人達が現れ

生きよ~ 
死ぬな~
殺すな~
殺されんな~
もったいないのに~
たいせつなのに~
ばか~
わからずや~
あほ~


←だんだんネタに・・・


彼らを切っても切っても立ち上がる、その異変に気づき
まさか。
さっきまでの和尚さんたちだと。もちろん浅川も。


さっき結果石を崖下に落としたため、決壊が破れ、きちんとバケることができなくなった。
どうして亡くなったか一人ずつ説明・・・


生きていたころは生きていることをずいぶん粗末に乱暴に扱っておりました
しかしながら、いったん死んでみると、生きていたころの
どんなにつまらない一日でも
どんなに辛い一日でも
どんなに悲しい一日でも
どんなに淋しい一日でも
とにかくどんな一日でも
まばゆく、まぶしく輝いて見える。

このまことを、生きている方々につたえないうちは、仏物できません。
それを、生きている方々のお好きなお芝居仕立てにくるみこみ、一生懸命、相つとめました
←あぁ、こーゆーコトかぁ
 ここですっごいジーンってきちゃって

あの手この手で
お二人を戦わせまいとして死力をつくしました
お二人がお命を大切になさることで私たちを 成仏させてください
成仏を~成仏を~

2人が刀をさえにおさめると
“ありがとう、なんまんだぶ~”とみな帰って行き・・・

○孝行狸の話の結末
カチカチ山に帰った子狸は、仇のウサギをスパッと2つに切った。 
するとウサギの上半分が鵜になって、下半分は鷺になって
空高く飛び去って行った
めでたしめでたし
ありがとう


○2つになった鏡がぴったし1つになった理由
こっそり寸法を測らさせていただいて、まいさんがつくったと
一分のくるいもなくぴったりあった
これでも腕のいい鏡職人だったんですよ
ありがとう


皆が消えると、何事もなかったおだやかな、夏の朝の光がさす境内に
2人は無言で縁側にすわり身支度を・・・
やる姿がいちいちカッコよくって


小次郎:しかし、今、何位ぐらいだろう?
ムサシ:なにが?
小次郎:皇位継承順位

←最後までこだわってます(笑)
 でもね、この辺の雰囲気がスタバイん時とそっくりなの!
 なにもかもがはれたってゆーか、ね?
 同じ空気が流れてるんよ~
 同じ劇場ですし、キャッ
これでキャーってなっちゃった


小次郎:ムサシはこどこへいく?

ムサシ:北の方のどこか、山間の荒地にクワでもうちこもうか
 もう35だ。そろそろ人の役に立つようなことをかんがえないとな
 おぬしは?

小次郎:越前あたりの寺の軒下でもかりて境内のくさむしりでも始めるか
 雨の日はムサシにならって書を読もう

ムサシ:まだ29ではないか。老けこむなよ

小次郎:おぬしもな

(と、そこに、おでかけしてた、本物の和尚さんたちが帰ってきて)

沢庵:これこれ、むさしよ、どこへいくのだ
ムサシ:きゅうに思い立ったことがあります
沢庵:家光さまが一度おぬしにあってみようと。わしと江戸へ行かぬか?
ムサシ:ありがとう。でもそれはまたの機会に

まい:おや、こちらの方は?

ムサシ:・・・友人です

乙女:ぶしつけながら、お名前は?

小次郎:(ムシしてムサシへ)・・・からだをいとえ

ムサシ:おぬしも達者でな

と、2人が去り、“去る者は去る”ということで誰もとめず。
で、最初のお寺の紹介をさわやかにしながら・・・


END


うん!
満足!
よーやった!YoUちゃん、ハマっちゃったらとことんやるからね
きょーみなかったら、ほんまやらんけど
聞きとりにくいトコもあったんで、これを踏まえて再び挑みます



身毒丸~復活~

2008-03-05 | 舞台★たっちゃん
今日はー・・・


「お母さん、もういちどボクを妊娠してください。」

久しぶりの藤原くん×蜷川さんの舞台。
なんやろね、毎回あの独特な世界わっ!!!!
あの空間に一歩入った時から空気が変わるんよ。
すっごいハマる・・・

今だからゆえるんだけど
最初ね、今回は“復活版”やったし?
あのしんとくの雰囲気だけはなんか慣れない思い入れがあってパスしようかってゆってたんよ。
だって記憶にあるイメージって“不気味”と“禁忌”と“行水”
や、そんなもんだって!5、6年も前のコトやしー・・・
でもいろんな意味で変わってるということで観劇です。

暗闇中、突然の天井から散る4つの火花・・・始まった。
前観たんとは全然雰囲気の違う世界が・・・
あきらかにしんとくの声が違うの!(あたりまえなんだけど)
少年が男になったVerってゆーんかな。
多分、流れは同じ。
演じてる役者もほぼ変わってないはずなんだけど、なんだろあの威圧感?迫力は・・・
おもいっきし蜷川WORLDに引き込まれ、あっという間に終わっちゃった。

Bravo!

Bravo!




『超天才の僕をギリギリまで追い詰めた君が
 まさかこんな事件に苦労なんてしてないですよね。
  え?してんの? 
 がんばってください。ライトより。』


(笑)
や、生だよ生!   ←めっちゃ身内ネタ
ゆっても“L”は観てないんだけど。

リア王

2008-02-26 | 舞台★たっちゃん
久しぶりにシェイクスピア×蜷川さんの観劇です。
やっぱこの独特の雰囲気、すごいハマりますっ!
今回は・・・“リア王” そう、シェイクスピアの四大悲劇の1つ

今回の舞台は「和」×「洋」
音楽、効果音も拍子木、尺八、和太鼓とか伝統芸能的なものに
ピアノ、コントラバスが併用されてすごい独特の雰囲気が・・・

前回みた“カリギュラ”の勢いとは全く正反対の・・・
なんやろね、あれは観る人にしかわからないものがあるんよ。

始まる前、『リア王』ってどんな話だっけ?って友達に聞かれて
現代風に勝手にアレンジして説明してたの
何故か爆笑されまくって最後
『やっぱYoUにしゃべらしたら喜劇やなっ!』

なんで?!?!
これって一応悲劇なんですけど・・・
簡単にゆったら、よくある家庭の内情・・ってやつで

リア王(父)には3人の娘がいました。
王が歳をとってきたため将来を見据え3人に国を分割してやろうと提案。
ただし、父に対する敬愛によってそれぞれの領土(広さ)は決める。と。

上2人は『お父さま』『お肩をお揉みしましょうか?』とかうまいことゆーて父のご機嫌取ってる中、
下の娘だけは美辞麗句を並べるのが嫌いで、黙ってて何もしーひんのがほんまの愛情やって。
でも、肝心な父には伝わらず大変ご立腹
勘当されて、姉2人等に国外へ追放されちゃったのね。
でもフランスかどっかの王妃に。

数年後、王が老いてきた時、約束通り上の2人の娘を頼りにいったけど
案の定・・・
『うっとーしーねん!』って煙たがれ裏切られてもーて、
荒野を彷徨うはめに…

それを知った下の娘が父を助けたい!って。
まぁなんてやさしい・・・
でも、姉達から追放処分を受けちゃってるため、軍を引き連れて戦争覚悟で戻ってきたけど、
父に会う前に見つかって殺されるんよ

彷徨ってた父が殺された娘とご対面。娘を抱きながら自殺…

ね、悲劇でしょ?
このシビアな場面でも
荒野を彷徨って雄叫びあげてる最中に、いきなし鉛の塊のようなものが降ってきて

え――――っっ!!!!!

いきなしコントが入るんが蜷川さんなんです!
毎回の事、めっちゃ物語に入り込んでる時やから、びっくりしちゃうの!
ここで笑ってもいーのか一瞬躊躇してしまう雰囲気が楽しい
次は来週です♪


カリギュラ

2007-12-11 | 舞台★たっちゃん



ちょっとBRAVAへ。
実は・・・2回目やったりするんデス。
先月あっちで観劇したから。
や、ちょーどいてる時お誘いあったからコクーンへお邪魔っ♪



“カリギュラ”
蜷川ワールドに引き込まれてきました。
毎回の事ですが、劇場入った瞬間空気が変わるのね。
ピリッていうかあのどこか冷たい…
あの舞台に圧倒されて、前で迫真の演技でしょ?
カーッコイー…
ほんと時間経つのがはやい。
蜷川ワールドダイスキなんです。
これにハマったら他は―…ってこれはうちの勝手な偏見ね。



それより、最初すっごいひっかかったのが
おぐりんがたっちゃんやの! ←めちゃめちゃや…
や、あの立ち振る舞いというか、声!そう声!
あのハった声!ほんとそっくりやねんかぁ!!!!



え―――っっっ



舞台仕様?おヒゲはやしてるやんかー
蜷川ワールドもプラスされてほんと舞台人。栄えるなぁ



終演後ね
『おぐりんの舞台観るんうち今回初めてやない?』ってゆってたの。
夏のシェイクスピアのんも47ツアー最中やったからパスしたし
「観てるよ?4年前のハムレット共演してたし・・・」
え――っと・・・っていうか4年も前やしね?
≪笑≫

ついでに言えば、これお友達出てたのね
どーかで見たことある・・・

あ―――っっ!!!




キャッキャッキャ。 ←めっちゃ身内ネタ
・・・りょーちゃん以外はいつもこんなもんです
演出者どーこーよりストーリー重視やから

「俺はまだ・・・生きている!」

オレステス

2006-10-11 | 舞台★たっちゃん

『オレステス』パンフ&
 舞台最後、頭上に直撃したペーパー達・・・痛かった



この3連休、久しぶりの友ダチと休みナシで遊んでShoppingして・・・めっちゃ満足
すっごい楽しかったぁ。
あんな生活してたのに・・・眼の血ィかたまりも結構治ってきてた

『オレステス』蜷川×藤原 舞台観劇
やっぱり蜷川さんです。あいかわらず度肝を抜かされます。鳥肌立ちまくり
舞台構成は「ロミジュリ」とよく似た感じで、今回は舞台上に大量の水がいきおいよく降ってきたり(この水循環されてるんかな~って)、スモークとライトと音響使いが上手い!
蜷川さん特有のシリアスなシーンの中にポツッと突然笑かす台詞があるの、
真剣に見入ってるため結構笑うタイミングが…
「え?笑っていいの?」と逆に考えてしまう。
さすが世界の蜷川氏。感無量。

今から観劇行かれる方がいてましたら、ストール1枚必要かと。
・・・サムイ!!!!!  というのも、
舞台上で何度も大量の水(雨)がハンパない!
その水に打たれて演出してる側が大変なんですが。
その下で傘さされたら絶対1列目水しぶき飛んで来てるやろ~。
濡れた服のまま通路走ってこられるし。
竜っちゃんの肌はあいかわらず白いし。←比較する人が
ただ、最後、客席(民衆)にいきなり『号外!号外!』的なペーパーばらまくの
その紙の束がちょうどうちの頭上にHitして…痛かった
もう少しさばいてください。何やと思ったら各国の国歌
今回は休憩なしの2時間半だったのですがあっという間でしたね。

秋物Shopping&ぶらぶらツアー
めっちゃ大量買いしたった。めっちゃ満足。めっちゃ楽しい♪

セシルで21000円以上買ったらくれるもの…こちらです。ドン!

可愛いでしょ。とりあえず
今秋のセシルの青…いい発色でしょ?前から気になってたん、でお買い上げ
「姉さん、これよー似てますやんー」て言われても
「ちゃうの!このソデとか後ろの開き具合とか~」と

他も、めっちゃツボ的な型&カラーのスカート…また買ってもーたぁ~。
あーゆーのディスプレイしたらあかんて、ほんま。さてさて・・・


そうそう、
Pちゃん(山下智久さん)が・・・
「なんでココにPちゃんおんの?」「あの~錦戸さんは?」と惚けながらも。
えっと、新年ぐらいにある時代劇?え?なんやらの撮影で来てて、
結構自分の時間があるとかなんとか…、ねーうちにはさっぱり
この前は錦戸さんとLive行かれへんくなって残念ねー
POP&R・Rの合体作。すごい気ィなる組み合わせですが。
あの箱のイメージはうちは・・・2F派で
・・・ムショウにステージ上でマイク持ってる錦戸さんを観たくなりました


PS:最近の人って(誰やねん)『智くん』って呼ぶの?
   めっちゃ慣れへん


先週、会社で偉っそーな人きて気安げーにうちのフルネーム呼んでるの。
記憶ないし、何がバレたんかなぁ…何事やと思ったら、
『12月のセレモニーに通訳として同行&プレゼンに出て欲しい』やて。
また突然とんでもない大役

上のお墨付きやらで上手いこと話は進んでて
←こういう事に関しては‘メリトクラシー’な社風がうちは大好きだぁ
 こーなったんごく最近らしい。
 上司とか関係なくゆー時は"ギャンギャン"ゆってますから
 
期間は1週間。場所が‘幕張’‘金曜夜~日曜まで自由。外泊OK’
この2つで喜んでお引き受けいたしました。
←やっぱり単純でしょ?

ということで、
今の英会話(1/w)だけやと日常はともかく専門用語がでたら「えっと…」になるから
‘Japan Times’‘DAILY ’で慣らそうかと。
TOEIC前とか利用させてもらってるの、結構いいよ。オススメ♪
←誰にやねん
ただ、これ電車中やCAFEで広げてたら外国人さんに「Excuse me~」「Hi!って声かけられるの。
道を尋ねられたり~世間話等いろいろ、勉強にもなるし
ただひつこいのはマジうっとーしい。
Go away!!


ということで、12月も・・・
うわぁ~とりあえず近況報告で

バイバイ

ライフ イン ザ シアター

2006-05-07 | 舞台★たっちゃん
《ライフ イン ザ シアター》
5月6日(土)18時開演シアター・ドラマシティ


コンサ翌日の舞台ってどーやねん!
でも見入ってたからあっという間やった。
竜ちゃん…やっぱ違った意味で素敵やね。
ベテラン俳優市村さんとの二人芝居。
貸切公演やったからやかましい子らもおらへんかったし、バッチシ
満足 

次の舞台、また蜷川氏やねん!

もち観るよ!って10月?!
…あの…錦戸さん、10月なんですが…