本山すみ子 ガラスと心のうつろいと・・・

好きなことをして、美味しい物を食べて、時々旅行・・・etc.
楽しく暮らそう!

手造りオルゴール

2011-09-26 | ひとりごと・・・

手造りの素敵なオルゴールと出会ってしまいました!

子供の頃から、あのきれいな音の出る 『 箱 』 には憧れがあります。

旅先で見かけても欲しいと思う物は、万単位 。 簡単には買えません

先週、毎年12月にお世話になっている新宿京王百貨店・工芸サロンにふらりと

立ち寄ったところ、オルゴールの音が・・・。

ディスクタイプ ・ 2本のシリンダーが追いかけるように連弾するタイプ ・ 柱時計etc.

男性の作家さんは、木が大好き!オルゴールが大好き!という感じで楽しそうに

あれこれと説明してくれました。

いままで欲しいと思いながら、買う勇気がなくて私の手からスルリと抜けて

誰かの元に行ってしまった宝物は、どれだけあったでしょう?

「何億のお金 を持っていても、それは数字の羅列。お金は使って初めて自分の物になるのよ!」 という、姉の言葉にちょっと救われました。

そうね~、何億も持ってたら迷わず連弾タイプ買っちゃうけど・・・。

また清水の舞台から飛び降りますか~!

いままでも何度か飛び降りてるけど、何とか生きてるから今回も大丈夫かな?

1週間考えて、今日は最終日。 台風だけど新宿まで行ってきました。

私の好きな木肌 『 島桑 』 という 御蔵島の木。

デザインは、この型をシマグワで作って欲しいと無理やりお願いしました。

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シマグワは硬くて、このデザインでは作ったことがないそうですが

「何とかやってみましょう!!」と言って下さいました。

わがまま言ってごめんなさい  ありがとうございます

仕上がりは、2ヶ月後の11月末。 またひとつ、宝物が増えます

さぁ、お仕事ガンバロウ

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とんぼ玉展のお知らせ in 佐倉

2011-09-19 | ガラスあれこれ

千葉市在住 ・ 森谷糸さんグループの『 とんぼ玉展・GLASS21 』に

参加させて頂きます。

会期: 2011年10月4日(火)~10日(月)

時間: AM.9:30 ~ PM.5:00 (最終日は、16:30まで)

場所: DIC 川村記念美術館 ・ 付属第1ギャラリー

住所: 千葉県佐倉市坂戸631

TEL: 043-498-2672

☆ ギャラリーは無料ですが、

 美術館入館の際には別途入館料が必要になります。

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一人、50~60点出品予定なので多くの展示品をご覧頂けるものと思います。

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美術館には、自然散策路もあり素敵なところです。

私も、初めての場所なので楽しみにしています

お近くの方はもちろん、遠方の方も初秋 を楽しむ小旅行のつもりで

遊びにいらして下さい。

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ハートのストラップ

2011-09-16 | バーナーワーク

3月の大震災への支援活動に少しでも役立てたら・・・と始めた

ハートのストラップ 」の売上げが、第一目標の100個を超えました。

常設店で 500円で販売してもらい、バックされた売上げから1個に付き¥100を

寄付することにしています。

初め全額寄付と思ったのですが、5年10年と長く続けるためには負担にならないように・・・と、100円にしました。

ポケットマネーからの寄付とは違い、お買い上げくださった方々の気持ちも籠った、重みのあるお金

今回は作品展中に、お釣り銭をカンパしてくださった方や販売店さんの

ご厚意もあって、あしなが育英会 『 東北レインボーハウス建設募金 』に 

¥14,850.を寄付することができました。

レインボーハウスは、被災した子供たちの心を癒す場所。

心のケアに本格的に取り組む 『 家 』 だそうです。

自分の作品作りや教室・習い事の合間、限られた時間内での制作で、たくさんは

出来ませんが

次の目標 100個 に向けてコツコツと心を込めて作っていきます。

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結構、可愛いでしょ

大きさはマチマチ・模様も時には片思い( 気にしない!気にしない!)

でも、ちゃんと両面にハートをつけて、裏表の無い心ですよ~ という訳です

  お買上げくださった皆さま、ありがとうございました!

   また機会がありましたら、ご購入下さいね

   この場を借りまして、まずはお礼とご報告をさせて頂きます 。

   これからも、よろしくお願い致します

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ヴェネチアングラス

2011-09-08 | ガラスあれこれ

六本木・サントリー美術館での 『ヴェネチアングラス展』 に行ってきました。

初めてレースグラスを見た時の感動を思い出します。

現在のように工具も設備も揃っていなかっただろう時代

試行錯誤に試行錯誤を重ねて作品を作り上げた時、どれだけの感動があったでしょう !

当時の職人さんたちの苦労と工夫と喜びと・・・想像するだけで楽しくなります

作り方は知っていても、上手く出来る訳でもなく

私が作ると、あの優美なフォルムとは全く似ても似つかない、分厚い不格好なグラスになります

レースグラスなどは、もうとっくに諦めてレース棒は専らフュージングの飾りに使っていますが・・・。

20年程前、六本木にあった麻布美術工芸館でのヴェネチアングラス展で購入したのが

私の 『 一番のお宝 』 ルチオ・ブバッコ氏の仮面道化師の一対です。

その時は、有名なマエストロ誰々?と聞いただけで名前も良く判らないまま

ただただ欲しくて、清水の舞台から飛び降りるつもりで買った作品です。

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高さ : 黒の道化師 23センチ 赤の道化師 22センチくらい。指先まで付いています。

それから10年近く過ぎ、新島のガラスアートフェスティバルでルチオのアシスタントをさせてもらった時

絶対に、この人の作品 と思って、写真を持って行きました。

「なんで君が持ってるの~? これは、北海道の美術館用だったはず・・・」と

驚いていましたが、なぜと言われてもね~工芸館で売ってたんです 

そして、これは チェザレ・トッフォーロ氏の 『 小さなお宝 』

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高さ: 赤が 6センチ ・ ブルーが 5センチの超ミニサイズですが、作りは精巧です。

地震が心配で 2年ほど前に飾るのを止めて、しっかり梱包し押入れの奥に片付けました。

見て楽しむ物を押入れに仕舞い込んでは、意味がないのでは?と思いましたが

3月の震災の時に仕舞っておいて良かった~

また、安心して飾れる日が来てくれるのでしょうか?

壊れることも覚悟で飾っておくべきか? 悩みどころです

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不揃いのガラスたち

2011-09-01 | ガラスあれこれ

「福島の桃」で書いた、南相馬市から宮城県に避難している友人とようやく連絡を取りました。(遅い

友人の変わらぬ声を聞いて、目を細めて笑う 「平安美人 」 Tさんの顔が見えるようです

私の不揃いのガラスを貰ってくれる?と聞いたところ 

「 欲しい~!送って~!何にも無くてさ、グラスなんて2個しかないのよ。」 

とにかく、きれいな物が欲しい! との事

少し斜めっていたり、座りが悪いとか少々難有り品だよ! 

私の言葉に  「そういうのが良いのよ~!」

グラス類・サラダボール・小さめの花瓶、他に使えそうな細々した物を入れて発送。

私の癖なのか、いつも微妙に斜めってます 

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翌日、無事届いたとの連絡をもらいました。

「 かわいいね~。何だか、見てるだけで癒されるよ!!」 と嬉しそうな声。

喜んでもらえて良かった! 私もうれしいです~

私の部屋で埃まみれになっていたグラスたちも、毎日使ってもらえて喜びます

彼女の家は原発から20キロ圏内だそうで、いつ戻れるのか全く判りません。

いままでの穏やかな生活を、全て取り上げられた状態です。

福島原発が、私たち東京人の為の物だったなんて・・・。

毎日使っている電気がどこで作られ、どうやって送られてくるのか?

全く考えたこともありませんでした

いつもの当たり前の生活が、実は当たり前ではなかった。

いつ取り上げられるか判らない!!

「 原発に反対してね!?」 という被災者 Tさんの切なる言葉に胸が痛みます。

私に出来ることなんて微々たるものだけど、これからも応援し続けるからね

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