【 教会に特別待遇はありません】
長年、神に従い、一定の苦しみに耐え、一定の犠牲を払ってきたので、少しずつ、これまで稼いできたもので生活し、年配者としてふんぞり返ることができるようになったと感じていました。次のように考えていたのです。遠い昔に家を出てから、家族とは長い間連絡を取っていない。このような状況下、教会は必ず私の面倒を見るだろう。私が働きをきちんと行っていなかったとしても、教会が私に家に帰れと言うようなことはない。最悪の場合でも、私の役職を解任し、別の仕事に就くように言うぐらいのものだろう。このような考えでいたため、私に与えられた働きに、一切責任を感じていませんでした。すべてのことに見て見ぬふりをし、福音の働きを邪魔なものとさえ考えており、常に、問題と言い訳にまみれて暮らしていました。私のいい加減な態度により、神にあまりにもたくさんの借りを作っていたので、罪悪感があり、良心が痛み、遅かれ早かれ教会から追い出されるだろうと感じていました。それにも関わらず、運良くやり過ごせるだろうとのんきに構え、教会での日々を無駄に過ごしていました。
神は正しく聖なる存在です。結局、長年に渡るいい加減な取り扱いが原因で、私に与えられた働きで大失敗をしてしまい、私は役職を解任され、自宅に戻って反省するように告げられました。この時、私は驚いてしまいました。もう少し配慮があってもいいのではないだろうか。長年、教会のために働いてきたのに、いとも簡単に自宅に帰れと言うのか。いまさら家に返って、家族にどんな顔をすればいいのか。この先、私はどうなるのか。・・・私の心は極めて混乱した状態に陥り、神に対する誤解と非難で一杯になりました。暗闇に落ち込み、痛みの中でもがいていました。
このひどい苦しみの中で、私は神の前に来て、神を呼びました。神よ、私は家から離れ、長年働き、一定の苦しみにも耐えてきたので、教会がこんな風に私を取り扱うことはないだろうと常に考えてきました。現在、私は暗闇の中で暮らし、神に対する誤解と非難で心の中は一杯です。この暗闇の中で、神の啓示とガイダンスが得られるよう、どうかもう一度私を憐れんでください。・・・このように、何度も繰り返し祈っていると、神の言葉による啓示がありました。ある日、次のような神の言葉を目にしたのです。「長年にわたって苦しみ、大いに努力しているが、その結果を示すことが出来ない者に対し、私は全く憐憫を感じることはないだろう。それとは反対に、私の要求に満たない者に与えるのは罰であり、報いでも、いわんや共感でも無い。おそらくあなたがたは、長年にわたって付き従ってきた者として、何であれ大いに努力してきたので、いずれにせよ自分は奉仕者として神の家で1杯の白米を得られると想像して考えているであろう。あなたがたのうち殆どの者がこのように考えると言える。なぜなら、あなたがたは現在に至るまで、常に自分が利用されるのを防ぎ、何かを利用する原理を追求してきたからである。それゆえに、ここで真剣に伝えるが、私は、あなたがたの大いなる努力がどれほど賞讃に値するか、あなたがたの資格がどれほど素晴らしいか、どれほど忠実に私に従っているか、あなたがたの姿勢がどれほど改善されたかは問わない。あなたがたが私の要求した物事を行わない限り、あなたがたは決して私の賞讃を得ることができないであろう。…なぜなら、私の敵と、邪悪の臭気を持ちサタンに倣う者を私の国すなわち次の段階に入らせることは出来ないからである。」（『キリストの言葉の記録』の「罪は人間を地獄へ送る」より）神の一語一語はその威厳と怒りを明らかに示し、両刃の剣のように、私の一番痛いところをまっすぐに突き刺しました。「私は教会のために働いてきたのだから、たとえそれが立派なものではないにせよ、どのようなことがあろうとも、教会の中で少なくとも生活していけるはずだ」という私の夢は完全に砕け散ってしまったのです。この時、私は反省するより他、選択肢はありませんでした。家を離れ、過去数年は、表向きには多少の犠牲を払い、少しばかりの苦しみに耐えているように見せながら、家から離れたところで自分の責任を果たしてきましたが、全く神の苦しみを感じていませんでした。神に満足していただくために、どうしたら適切に私の責任を果たすことができるかなんてことは一切考えていませんでした。その代わりに、私の働きをいい加減な態度で取り扱っていたのです。特に、この期間中、福音の働きに一切責任を負わないばかりか、教会の福音活動を真剣に考えておらず、これをやり遂げようがやり遂げまいが、神に何かの借りを作っていると考えることはありませんでした。新たに信者を増やしても、彼らに神の言葉を注ぐ人がおらず、さらに厄介なことになると考え、福音の働きを邪魔なものとして取り扱っていました。その結果、福音の働きに興味を一切示すことはなく、これにより大きな損失を引き起こしてしまいました。新たな信者に神の言葉を注ぐことに意識を向けていなかったため、彼らに神の言葉を伝える人がおらず、新たな信者のうちの数名は教会を去っていきました。教会は私にホストファミリーを見つけたり、その他の一般事務を処理したりするように仕事を割り当てましたが、それでも私は問題と言い訳の中で暮らし、神に協力することを拒んできました。さらに、私は現在の状況に満足し、向上心がなかったため、むしろ堕落してしまいました。その結果、聖霊の働きを大きく失い、教会の働きのさまざまな側面を混乱した状態に陥れてしまいました。・・・私は自分の行動について考えました。私はどのように自分の責任を果たしてきたのだろうか、と。それは、全く悪の行為でした！それにもかかわらず、私の働きが立派なものではなかったにせよ、少なくとも一生懸命やってきたし、何があろうと、教会で生活していくことができるだろうと実際に感じていたのです。教会が、私に家へ帰って反省するように仕向けた時、私は不当な扱いをされたとさえ感じたのです。自分自身を教会の貢献者であるとさえ考えており、臆面もなく神を求め、年配者としてふんぞり返っていました。私は本当に理不尽で、常識を欠いていました！私のこの性質は神に嫌がられ、忌まわしいと感じられて当然のものでした！神の義なる性質がすべての人に容赦がないという点で、教会は社会や世界とは異なります。あなたの資格、耐えてきた苦しみ、または神に従ってきた期間は関係ありません。あなたが神の性質に背けば、神の怒りと威厳があなたに落ちるだけでしょう。実際の仕事をせずに、教会の善意に頼って生きていただけの私のような寄生虫が、義である神の前で、どうして例外になりうるでしょうか。そのときになり、ようやく、自分が反省のために家に帰されたのは、正確に、神の私に対する正しい裁きであったと気が付いたのです。これは同時に、神がその反抗的な息子に与えることができる最大の愛と救いでした。そうでなければ、未だに、「私は教会のために働いてきたのだから、たとえそれが立派なものではないにせよ、どのようなことがあろうとも、教会の中で少なくとも生活していけるはずだ」という誤った考えを持ち、自分の都合の良いように作り上げた美しい夢の中で眠りこけ、私自身の想像の中で最終的に朽ちていたでしょう。
神様！ありがとうございます!神を賛美いたします！神の救いの方法が私の考えていたものと一致していなかったとしても、今なら神の意図を理解し、神の愛情と考えが分かります。私は喜んで神の刑罰と裁きを受け、それにより正しく反省し、自分自身への理解を深め、神の義なる性質を知り、そしてさらに、悔い改めて新しい人間となるべく最初からやり直していきたいと思います！
全能神に感謝します！
