すでに日本には120万人を超える外国人が働いていますが、彼らの労働環境は過酷です。
国連が「強制労働」と指摘した外国人技能実習制度の元で、アジアから来た労働者は逃げられないようにパスポートを会社に没収されて、時給300円で月100時間を遥かに超える残業を強制されています。縫製工場や農場で働き過労死や労災が多発していますが、文句を言うと強制帰国されられるため多くは泣き寝入りしています。
4月から受け入れを拡大する中で、外国人労働者のサポートがより重要になってきます。今回のイベントでは、外国人の労働問題に第一線で取り組んできた弁護士の指宿昭一先生と、労働相談からブラック企業を問題化したPOSSE代表理事の今野晴貴が、現場の実態と解決のために必要な取り組み、さらには社会人ボランティアにできることを議論します。
▼イベントタイトル
時給300円で働かせられる外国人技能実習生 ～私たちにできること～
▼日時
2019年1月26日（土）14:00~16:00（開場13:45）
▼場所
ワイムスペース市ヶ谷 会議室（会場のHP）
JR・地下鉄市ヶ谷駅徒歩5分
東京都新宿区市谷本村町3-26 ホワイトレジデンス1F
▼対象
外国人の人権、労働問題、ボランティア、NGOなどに興味・関心のある社会人向け
▼講師
・指宿昭一（弁護士、外国人労働者弁護団代表）
賃金未払い、セクハラ、長時間労働による過労死などが頻発する外国人技能実習生の問題にいち早く取り組み、国内・海外に問題を告発してきた。昨年11月には参考人として招かれた衆議院法務委員会で、技能実習生の置かれた実態を訴えた。著書に『外国人研修生 時給300円の労働者2 －使い捨てを許さない社会へ－』（外国人研修生権利ネットワーク編・明石書店）など。
・今野晴貴（NPO法人POSSE代表理事）
2006年に若者の労働問題に取り組むNPO・POSSEを立ち上げる。学生や社会人ボランティアとともに年間3000件以上の無料相談に対応し、労働・貧困問題に現場で取り組みながら積極的に言論活動を展開。若者の使い捨てを社会問題化した著書『ブラック企業』は10万部を超えるベストセラーとなり第13回大佛次郎論壇賞を受賞。
▼プログラム
・指宿昭一弁護士、ご講演「外国人を取り巻く労働問題について 〜高度人材、留学生、技能実習生〜」
・今野晴貴・POSSE代表理事、講演「社会人相談ボランティアにできること ブラック企業問題から考える」
・質疑応答
▼参加費
無料。事前予約不要。
▼主催
NPO法人POSSE
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