NPO法人POSSE(ポッセ) blog

10/8(木)18:30~「若者の過労死とブラック企業、若者の雇用対策のいま」シンポジウムを開催します!

 POSSEが参画しているブラック企業対策プロジェクトでは、10月8日(木)に「若者の過労死とブラック企業、若者の雇用対策のいま ~渡辺航太さん過労事故死事件を通じて~」シンポジウムを開催します!
 以下、シンポジウムの詳細になります。

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 2015年10月8日(木)18時30分から、ブラック企業対策プロジェクト主催で、シンポジウム「若者の過労死とブラック企業、若者の雇用対策のいま ~渡辺航太さん過労事故死事件を通じて~」を開催し、過労事故死事件の遺族の講演や若者の過労死問題についてのパネルディスカッションなどを行います。

■開催趣旨
 近年、若者の過労死が問題となっています。
 新卒の若者に過酷な長時間労働をさせて使いつぶす「ブラック企業」が社会問題となっていますが、今も多くの若者が過労によるうつ病などの精神疾患に苦しめられ、死に追い込まれてしまうケースが後を絶ちません。
ブラック企業対策プロジェクトが支援している「渡辺航太さん過労事故死事件」も、長時間労働による過労が原因で若者が命を落とした事件です。この事件は、アルバイトとして採用された若者が長時間労働や不規則深夜労働に従事させられ、正社員として雇用された後も過酷な労働を強いられ、その過労により事故で亡くなってしまったというものです。
 今回開催するシンポジウムは、この事件を機に、「ブラック企業」の問題や若者の過労死、さらには若者雇用対策についての議論を深めることを目的としています。

■シンポジウム概要
○イベント名:
「若者の過労死とブラック企業、若者の雇用対策のいま ~渡辺航太さん過労事故死事件を通じて~」
○開催日時:
2015年10月8日(木) 18:30~20:30 (開場18:15)
○場所:
北沢タウンホール11階「らぷらす」研修室3・4 (東京都世田谷区北沢2-8-18)
○当日のタイムスケジュール:
18:30 開会・主催者挨拶
18:35 弁護士解説
18:50 渡辺淳子さん (過労事故死裁判原告) 報告
19:00 寺西笑子さん (過労死を考える家族の会) 講演
19:40 パネルディスカッション 
参加者:上西充子(法政大学教授)、寺西笑子(過労死を考える家族の会)、
川岸卓哉(過労事故死裁判代理人)、坂倉昇平(ブラック企業対策プロジェクト)
20:30  終了
【予約不要・入場無料】

■講師紹介(敬称略)
○渡辺淳子
 「渡辺航太さん過労事故死事件」原告。2014年に過労事故で息子の航太さんを亡くす。
○寺西笑子
 「全国過労死を考える家族の会」代表。1996年に過労死で夫の彰さんを亡くす。過労死等防止対策推進法の制定に尽力。
○川岸卓哉
 弁護士。川崎合同法律事務所所属。「渡辺航太さん過労事故死事件」裁判の原告代理人を務める。
○上西充子
 法政大学キャリアデザイン学部教授。共著に『大学のキャリア支援』『ブラック企業のない社会へ』など。
○坂倉昇平
 ブラックバイトユニオンおよび個別指導塾ユニオン事務局長。学生アルバイトや塾業界の労働問題に取り組む。

■事件の概要
 故渡辺航太さんは、株式会社グリーンディスプレイがハローワークに出していた「新卒正社員募集・試用期間なし」の求人に応募しましたが、実際は求人情報とは異なり、試用期間としてアルバイトでの勤務を求められました。
 同社に採用された後、航太さんはアルバイトであるにも関わらず週6日フルタイムでの勤務を要求され、一週間連続勤務のほか、100時間を超える時間外労働、深夜早朝までの不規則な長時間労働に従事させられました。
 昨年4月にようやく正社員に採用されるも、劣悪な労働環境が改善されることはありませんでした。そして正社員採用から1か月後、22時間連続勤務を終え原付バイクで帰宅途中、長時間労働による極度の心身の疲労と睡眠不足により、川崎市麻生区路上で電柱に激突、24歳の若さで事故死するに至りました。
 これに対し、遺族は、会社の安全配慮義務違反があったとして、損害賠償請求を求めて提訴しています。

 この事件の背景には、若者の就職難と非正規雇用の拡大があります。多くの若者は正社員としての採用を希望していますが、「ブラック企業」はそうした若者の気持ちを利用し、試用期間であるとして非正規雇用で採用、酷使して使い潰すケースが相次いでいます。本件でも、航太さんはアルバイトで採用され、正社員化をちらつかされながら長時間労働に従事させられています。
 また、求人媒体における虚偽記載の問題も見過ごすことができません。労働条件が劣悪な「ブラック企業」では、賃金や労働時間に関して虚偽・ごまかしの求人を出すことで若者を大量採用するケースが多く見受けられます。本件の企業もこれに該当し、求人に虚偽の情報を掲載していました。
 とりわけ本件においては、国が運営するハローワークの求人票に虚偽の情報が記載されており、渡辺さんはこの情報を信頼して応募したという経緯があります。このことは企業の責任のみならず、こうした求人情報を放置した行政の問題でもあります。
 こうした実情を踏まえ、ブラック企業対策プロジェクトは、7月13日(月)に厚生労働省へ申し入れを行い、ハローワークの求人偽装に対する対策を求めています。

■ブラック企業対策プロジェクトとは
 ブラック企業によって若者が使い潰されることのない社会を実現するために、各分野の専門家が力を合わせて発足したプロジェクトです。
 ブラック企業による被害の実態についての調査および報告はもちろん、被害者の法的権利実現のための政策提言や、若者に対しブラック企業の具体的な見分け方や対処方法の発信を行う事によって、日本社会からブラック企業をなくすことを目指します。
 詳しい活動内容は、以下のホームページをご参照ください(HP:http://bktp.org/ )。


■お問い合わせ
TEL:03-6673-2261 FAX:03-6845-3255 E-mail: admin@bktp.org
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