ご無沙汰しております。
goo blog移行後初投稿ですので、少しずつ慣れていきたいと思います。
2022年の5月頃から、これまで使用していたデスクトップPCが不具合で動きが悪くなり、電源長押しで強制OFFせざるを得ないことが出てきました。
イベントログなど色々調べていたら、グラフィックボードのドライバをupdateしてから不具合が出るようになっていたようで、
update前のものに戻したら無事に起動するようになりました。
しかしながら、現在の構成で約10年(!)使用しておりまして…。
ちゃんと動くうちに予防交換ということでカミさんからも許可が下りたので、思い切ってPCを組み直しました。
簡単に構成を書くとこんな感じです。
M/B:ASUS P9X79 PRO
CPU:Core i7-4930K(Ivy Bridge-Eの6Core/12Thredモデル)
メモリー:Quad-Channelの8GB×4枚=32GB
ディスク:SATA3接続SSD×2@RAID0構成
グラフィック:GeForce RTX 2060
お陰でこれまで全くストレスなく使用できていたのでした。
そもそもなぜこんなに組み直さなかったかというと、一言でいえば「Intelのせい」です。(笑)
Intelのデスクトップ用CPU第6世代CPU(Skylake)は難産だった第5世代CPU(Broadwell)に続く14nmプロセスの2世代目製品ということで2015年8月に製品化。
性能、コスパ、発熱量のバランスが非常に高く魅力的なCPUでした。
そのため、「今後に期待」を持ちながら、更なるプロセスシュリンクと性能向上を期待していたのでした。
ところが、第7世代の「Kaby Lake」、第8世代の「Coffee Lake」、第9世代の「Coffee Lake Refresh」、第10世代の「Comet Lake-S」はすべて14nmプロセスをベースに改良したものでした。
この時点で2020年です。なかなか10nmプロセスに進化できずに喘ぐこととなります。
そして挙句の果てには…。
第11世代の「Rocket Lake」も14nmプロセス(厳密には、10nmプロセスを用いた第10世代モバイルCPUで培った設計を、14nmプロセスにて作り直したもの)となっていました。
2021年3月リリースです。
で、ようやく日の目を見ます。
第12世代の「Alder Lake」にて10nmプロセスとなりました。
半導体不足真っ只中の2021年11月リリースです。
何が気に入らないって、兎に角クロック周波数を上げてライバルに負けないようにする、ということでリーク電流も増えてしまった結果、爆熱、電気バカ食いなCPUとなってしまいました…。
つまり「買いたいと思えるCPUが7年間出て来なかった」ということです。(苦笑)
で、さすがに今回こそは買い替えようと思ったのですが、折からの半導体不足、為替レートの円安、燃料費高騰による運搬費用の高騰という三重苦から、お値段高めになることは覚悟しておりました。
急な買い替えなので予算もほどほどで抑えめにする中、何とか折り合いをつけました。
M/B:ASUS TUF GAMING B660-PLUS WIFI D4
CPU:Core i5-12400F
DIMM:DDR4-3200 16GB×2=32GB(Dual-channel動作)
DISK1:Samsung 970EVO Plus 1TB
DISK2:Samsung 980 1TB
G/B:GALAKURO GAMING GG-RTX2060-E6GB/DF (継続使用)
ということで、ストレスなくまた使えるようになるはず…でした。
組み上げて使い始めたら、急にPCが無反応に。
電源長押しするしかなく、使いながら調べてみました。
そしてよく観察していると、使い始めて20分放置するとマウスカーソルが消えて何にも反応しなくなる。
つまり、諸々の省電力モードの設定が悪さをしているということが推測できたので、手を打つことにしました。
①まずは、レジストリを変更して、非表示となっている「AHCI Link Power Management」を表示させて設定変更。
※レジストリ操作は自己責任でお願いします。
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1.レジストリエディタ(regedit)を起動。
2.以下キーまで進む
\HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Power\PowerSettings\0012ee47-9041-4b5d-9b77-535fba8b1442\0b2d69d7-a2a1-449c-9680-f91c70521c60
3.「Attributes」(REG_DWORD)の値を「0」にする
4.PCを再起動。電源オプションへ。
5.「電源の詳細設定」→現在の電源プランの「プラン設定の変更」→「詳細な電源設定の変更」へ。
6.「ハードディスク」の「AHCI Link Power Management」を「Active」にする。
7.PCを再起動
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②これを設定変更しながら次に気づいたのが、「20分」のキーワード。
そういえば、電源設定で「つぎの時間が経過後ハードディスクの電源を切る」の設定が「20分」になっていた…。
ということでこちらも「0分」に設定すると「なし」に変わり、無効化されます。
③省電力機能はとにかく削るということで、Windows の「ハイバネーション」を無効にします。
「ハイバネーション」とは、PC の電源を切る時にメモリの内容をDISKに保存する機能です。
次回、電源を入れる時はメモリの内容をストレージから復元するので、PC の起動が速くなります。
その代わり、メモリーの容量が大きければ大きいほど、DISKへの書き込み容量も大きくなりますの容量を圧迫します。
また、「ハイバネーション」では大量の書き込みが発生しますので、SSD の寿命を縮める原因にもなってしまいます。
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1.管理者権限でコマンドプロンプトを起動。(「Windows PowerShell(管理者)」でもOKです。)
2.現在の状態を確認します。
「powercfg /a」と入力して、Enterキーを押します。
利用可能なスリープ状態の一覧が表示されます。
デフォルトでは、
「休止状態」
「ハイブリッド スリープ」
「高速スタートアップ」
が利用可能。つまり、ハイバネーションが有効な状態です。
3.ハイバネーションを無効にします。
「powercfg /h off」と入力して、Enter キーを押します。
何も起きませんが、無効になったはずです。
4.確認のため、現在の状態を再度見てみます。
「powercfg /a」と入力して、Enter キーを押してみます。
利用可能なのは、
「スタンバイ(S3)」
だけになっていたらOKです。
「休止状態」「ハイブリッド スリープ」「高速スタートアップ」は利用できなくなりました。
ハイバネーションが無効になった証拠です。
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ということで、これでストレスなくまた使えるようになるはず…でした。
使い始めたら、しばらくして急にPCが無反応になり事象再発です。
電源長押しするしかなく、使いながら思案しました。
しかしながら、こんなに電源長押しの再起動がPCに良いわけがなく、使っている方としてもフリーズ発生に怯えながら使うのは非常にストレス…。
抜本的な対策が必要と考えまして、メモリやM/Bの相性問題発生と予測。
お財布には痛いですが、M/Bを交換することにしました。
交換したM/BはMI製の「MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4」です。
Z690チップセットで電源回りは比較的頑強ながら、価格も高価過ぎないというところが決め手です。
何よりこれまでB660チップセットを使用していたものですから、メモリのOC機能がないので細かいタイミング調整が出来ずにいました。
おそらくメモリタイミングを若干調整すれば、M/B買い替えしなくても動くようになったかもしれない…と思った次第です。
決してASUSの「TUF GAMING B660-PLUS WIFI D4」が悪いわけではなく、むしろ扱いやすい広くおススメできるものだったと思います。
ただ、これのZ690チップセット版はちょっと高価過ぎて手が出ませんでしたので致し方ないかな…。
痛い勉強代でした。
ということで、交換後の構成です。
M/B:MSI MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4
CPU:Core i5-12400F
DIMM:DDR4-3200 16GB×2=32GB(Dual-channel動作)
DISK1:Samsung 970EVO Plus 1TB
DISK2:Samsung 980 1TB
G/B:GALAKURO GAMING GG-RTX2060-E6GB/DF
※M/B交換したのでOSはインストール後に再アクティベーションが必要になり、久し振りにMSのサポートへ電話を掛けて対応いただきました。
これで問題なく動くようになりましたので、やはり何らかの形でM/Bとメモリーの相性問題が生じたのかと思います。
で、現在は…、
M/B:MSI MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4
CPU:Core i5-13600K
DIMM:DDR4-3200 16GB×2=32GB(Dual-channel動作)
DISK1:Samsung 970EVO Plus 1TB
DISK2:Samsung 980 1TB
G/B:GALAKURO GAMING GG-RTX2060-E6GB/DF
ちゃっかり第13世代の「Raptor Lake」になりました!!
長くなるので一旦ここで区切り、次回にしたいと思います。