Positive-Life

teacupのblogサービスが終了とのことで、こちらに引っ越しました。
自分自身の備忘録を兼ねて書いていきます。

Core i5 13600KへCPU載せ替え!

2023年03月19日 02時00分06秒 | 自作PC

前回の続きです。

Core i5 13600Kを選ぶまでのことを書き留めておきたいと思います。

 

"Raptor Lake-S"ことIntel第13世代Coreですが、Z690チップセットでもBIOSのupdateで対応可能なので、当初からCPU載せ替えを意識して組んでおりました。
なので前回blogの通り、PC組んだ際は安価なCoer i5 12400Fでコストを抑えておきました。

徐々に第13世代の情報が出てくるに連れて色々考えることがありました。
CPUのダイと価格の件です。

というのも、第13世代のリリース前の噂でB0, C0, H0 steppingの3つのダイが使用され、
このうち、真に"Raptor Lake"のダイとして製造されるのはB0 steppingのみであること。
残りのC0, H0 steppingは"Alder Lake"(つまり第12世代)のダイが充てられると言われていたのです。

具体的には、"Raptor Lake-S"として登場するのはCore i7以上とCore i5 13600K/13600KFとなり、Core i5 13600以下は"Alder Lake-S"のダイがベース。
例外としてCore i3 13400/13400Fでは、"Raptor Lake-S"ベースのB0 steppingと"Alder Lake-S"ベースのC0 steppingの混在となっています。
つまり、Core i5 13600以下は"Alder Lake"の「焼き直し」ということですので、そこをどう捉えるかですね。

そして価格の件。
第13世代のPBP65Wの無印モデルが2023年1月5日に発売開始したものの、店頭価格を見てびっくりしました。
全体的に無印モデルの価格は前世代と比較するとやや高めなだけでなく、
Core i9 13900がCore i9 13900Kよりも高く、Core i7 13700がCore i7 13700Kよりも高い価格と逆転現象が生じていました。
Core i5 13400ですら初値で4万円…。今でも3.2万円程度でしょうか。
程々の性能でCPU内蔵グラフィック搭載で組み直すことが多いと思うのですが、その際に個人的にはCPUは2万円台前半のイメージがあるんですよね。
グラボが様々な事情で高騰している中、この価格は厳しいなぁと思いました。

まあそんな状況で、個人的には液冷ではなく空冷で何とかしたいと思っており、空冷で使えるギリギリを攻めてみました。
なので発熱の大きいK付きモデルは当初購入対象から外れておりましたが、せっかく買い替えるなら真の第13世代を使いたいという思いがあること、
PBP65WのCore i7 13700よりも安価であることから、Core i5 13600Kのコスパに期待してみました。
勿論、発熱の懸念はありましたが、そこのせめぎ合いもまた楽しめる部分かなと思ったのです。

ここでCore i5 13600Kについて。
B0 steppingで、Pコア6-core/12-thread、Eコア8-core/8-threadでトータル14-core/20-threadの対応。
クロックでもターボ時の最大クロックはPコアが5.1GHz、Eコアが3.9GHz。
K付なので倍率ロックフリーとなっているものの、定格でPBP125W、MTPも181Wと爆熱…。
しかしながら、空冷で使えるというレビューもいくつか出ており、ギリギリを攻めてみました。

実際に組んでみます。
勿論BIOSは事前に最新版にしておきましたので、問題なく認識してくれました。

予算の兼ね合いもあり、CPUクーラーはDeepCoolのAK400。
シンプルでめちゃくちゃコスパのいいCPUクーラーですね。感心しました。
無印モデルなら間違いなくこれでOKですね。

ただ、13600Kには正直厳しいのではないかと思っていたのですが、ベンチマークソフトを回さない普段使いならばCPUは30℃前後で安定しています。
CINEBENCHなどで負荷を掛けると確かに100℃にはなるのですが、サーマルスロットリングによる目に見えてのパフォーマンス低下はギリギリで回避しているようです。
とはいえ、精神衛生上もハードウェア的にもよろしくないので、夏場に向けていずれCPUクーラーは買い替えようと思います。
同じDeepCoolのAK620辺りかな。液冷はやりません!悪しからず。

今でこそ、第13世代の無印が出始めたばかりの1月当初より価格が落ち着きつつありますが、13600K/KFのコスパの高さは輝くものがあると思います。
ミドルレンジ(Core i5)ながら最上位なだけあり、隠れた逸品ではないでしょうか。
#というよりも、無印のB0 steppingモデルを選ぶ価値ってPBPが65Wと抑えられていること以外にあるのかな…、と正直思ってしまいます。