株価6000円台が見えてきた？

アメリカの新大統領バラク・オバマが熱狂のうちに就任し、お祝いムード一色である。しかし、ニューヨークダウは300ドル以上の値下げ。完全に冷や水を浴びせたような形になった。

ぼくは、あの熱狂ぶりほどには新大統領は何もできないのではないかと思っている。早晩馬脚を現すような気がしてならない。期待感が大きすぎる故に、失望も大きいはずだ。市場もご祝儀相場とならないのは、その辺をきちんと読み込んでいるからではないのだろうか。

アメリカはドル安を歓迎しているというが果たしてどうなのか。既に製造業を捨ててしまった今、アメリカが輸出の柱にできるものは軍需関連くらいだろう。こういうものは為替にあまり関係しないものではないだろうか。逆に輸入品が増えた今、ドル安は家計をより苦しくさせるはずだ。アメリカの家計が苦しい今、輸入品それも生活消費財の値上げにつながるドル安を歓迎するとはどうも思えないのだが。

日本の株価も連日値を下げていて、年末年始の上げ相場の貯金も完全に吐き出してしまった。いよいよ、6000円、5000円という数字も現実のものとなってきた。決算が近づくほどにそれは現実となるのではないか。今年の底は４月頃ではないかと見ているのだが、果たしてどうか。

じっくりと相場の動きを睨み、あわてて出動することのないようにしなければ。


★オバマ大統領についてはブログでＮＯ・ＨＥ・ＣＡＮ’Ｔ！！と題して書いています。

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