2年前に急死した芥川賞作家、西村賢太氏の未完の遺作。かなりの長編で、しかも展開も遅く脈絡なく書き連ねる作者の思いは何なんだろう?と不思議に思いつつ、しかし、独特の文体による古風な言い回しや...
西村賢太の小説は「何処から読んでもいい金太郎飴」と総括したら失礼にあたるだろうか。全...