#やまとことばの研究 新着一覧

85.「中筈=鞆」説の答え合わせ 万葉集の第3番歌 梓の弓し 中筈の 音を為すなり その3
中筈=鞆を示してくれる歌を見つけました。元明天皇御製の万葉集76番歌です。(万葉集76)大夫之 鞆乃音為奈利 物部乃 大臣 楯立良思母(書き下

84.『中筈』とは、何か 万葉集の第3番歌 梓の弓し 中筈の 音を為すなり その2
万葉集の第3番歌を見てみましょう。 歌の前にある解説=詞書(ことばがき)には、舒明天皇が内野という所に狩りに出か...

83.枕詞「やすみしし」の研究 万葉集の第3番歌 梓の弓し 中筈の 音を為すなり その1
「やすみしし」という枕詞を考えます。「大王(おおきみ)=天皇」に付く枕詞です。 漢字では「八隈知之」と書かれることが多いのです...

80.《 五七の雨に 六つ八つ風 》 言い伝えと日本書紀の記述
《 五七の雨に 六つ八つ風 》仕事で知り合った90代の農家の方から教えて頂いた言い伝えで...

78.天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ 助詞「に」の魔法
天海丹 雲之波立 月船 星之林丹 榜隠所見 天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林...

77.ちはやぶる龍田川事件 その4 七夕の夜空 天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 榜(こ)ぎ隠る見ゆ
前回、手向けるという言葉の二つの意味を考えました。 さらに、幣(ぬさ)とはなにかということが分かり、菅原道真公...

76.ちはやぶる龍田川事件 その3 紅葉の錦 神のまにまに
幣(ぬさ)を手向ける話の続きです。【紀貫之 古今集299】 秋の山 もみぢをぬさと たむくれば すむわれさへぞ 旅心地する【清原深

75.ちはやぶる龍田川事件 その2 龍は風の神様?
古今集にある「ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川」という在原業平さんの歌が、その前にある帝...

74.ちはやぶる龍田川事件 その1 古今集_龍田川事件
ちはやぶる神代(かみよ)も聞かず 龍田川(たつたがは) 唐紅(からくれなゐ)に水くくるとは この歌の作者である在

73. ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 唐紅に 水くくるとは 在原業平
和歌の枕詞「ちはやぶる」について考えます。 一番有名なのは百人一首にある在原業平さんの歌です。ちはやぶる神代...

72.ちはやぶる 「道速振る」 風の流れの枕詞
今年の夏も暑かったですね。 私は、エアコンを使わず、扇風機の風で快適に過ごしています...