ミリオンダラー・ベイビー

ミリオンダラー・ベイビーってこんな映画だったんだ。
今日の木曜洋画劇場で初めて知った。
主人公があんな結末を迎えるなんて知らなかったなぁ～。
ちょっとネタバレっぽいので、これから見るって人は
見ないほうが良いかも。



私の父親は5年前に死んだ。
まさにミリオンダラー・ベイビーの主人公だった。
って言っても、ボクシングやってたわけじゃない。
頚椎損傷で集中治療室に入り、入院してから約10ヶ月で死んだ。
最後は脳梗塞だった。
ミリオンダラー・ベイビーの主人公より酷かったのは、
父親は喋ることさえ出来なかった。
50音を紙に書いた物を見せて、父親の視線で会話していた。
そんな父親を私は見ていられなかった。
母親は何とか父親を治そうと必死だった。
私を連れて神社の神主みたいな人に会いに行ったりもした。
私はそんな母親も見ていられなかった。

私は現実から逃げていた。


クリント・イーストウッドが人工呼吸器をはずす前にキスをしたように、
私の母親は、心電図が止まった父親にキスをしていた。



ミリオンダラー・ベイビーって映画は、重いね。
「さらば、わが愛」くらい重いね。


それにしても、エロトラックバックはどうにかならないかな？？