癒しの泉

もともとは映画好き、最近は舞台好き(特に宝塚♪)の趣味ブログ★宝塚の中では宙組の真風涼帆さんにハマってます!

星組ナポレオン観劇の涯に・・・ムラ遠征レポ by姉

2014-01-18 15:13:15 | 星組「眠らない男・ナポレオン」

姉が1/16にムラに遠征して観劇してきたそうな!!!

2回も観たなんて羨ましすぎる(><)

とにかく、レポが届きましたので、お楽しみあれ♪

 

↓↓↓

 

 

行ってきました。

その前に、遠征2日前にして、ナポレオンの知識がほとんどないことに気づき慌てる。

ウィキったりもするが、戦いの流れなどが今いち頭に入ってこない。

その時、ベルばらの池田先生が描いた「栄光のナポレオン」ってのがネットで読めることを知る。

1巻の途中まで無料立ち読みできるのだけれど、ベルばらのアランやベルナール・ロザリーが登場したりして

テンションが上がり、試し読みで終えるはずが、我慢できず次の巻まで・・・と順調に読み進め、全12巻を読破。気づいたら夜中の3時。あぁ、やってしまった。。。

でも結構面白くて、出来事や登場人物がスラスラ頭に入ってきたのでOK!予習バッチリ!

 

そんなこんなで、1/16(木)15時公演観劇。(ネタバレ有りです)

 

まず一幕終わって。感想は・・・何だ、これは!!想定外に楽しいぞ!!!

予習効果もあって場面の把握がしやすく、曲に身をゆだねながら世界観にひたることができた。

 

一幕はナポレオンがのし上がっていく過程を、曲に載せて流れるような舞台展開で見せてくれるため、どんどん場面が切り替わる。

聞いてはいたが、かなりハイスピード。このやり方は、確かに賛否が分かれそうだー。

自分的には、エリザともスカピンとも違うこの感じが、何だかとても新鮮で、終始ドキドキ・ワクワク。飽きない!

 

ぶっちゃけると、あまりツボにハマらない場面もあるんだけれども、ツボシーンもたくさん!

好きなシーンは、ちえナポ「恋も即断決行!」

ねねジョセフィーヌに一目ぼれしてからのナポレオンは、恋する不器用な少年。

社交辞令の「お食事にいらして」には「はい、では今夜!」

ダンス中に、今まで気にしなかった軍服の匂いを気にして、後日「軍服、洗濯した!」

部下たちは上司のそんな様子に、ニヤニヤ~ ナポ「何見てるんだ!!怒」

客席もニヤニヤな場面でした。

 

ジョセフィーヌとの一夜では、軍服を脱いで、白シャツに。

開襟・腕まくりで露出した浅黒い肌に、白いシャツが映える。ほどけた黒タイがかなり色っぽい。

大きな手が、包むようにジョセフィーヌを優しくなでて・・・ヤバい。。堕ちる。。。

ねねジョセも、同性から見ても魅惑的。めちゃめちゃいい女。

2人共とても色っぽいけど、変ないやらしさはなくて、仕草がとにかく美しい。

ふたりの呼吸が合っていて、うっとりと酔わせてくれる場面。ちえねね、さすがです!

 

その他、嫉妬で悪酔いするちえナポのやり切れない表情に撃ち抜かれたり、

ジョセフィーヌとのすれ違いに苦悩するナポレオンに胸が痛くなったり・・・このお役、かなりツボです。

ちえさんの魅力全開のように感じる。とにかく切ない表情にキュンキュン。

 

 

二幕は、皇帝即位から凋落するまで。かなり心を揺さぶられます。

歯車が狂ったように、色んなことが、だんだんと上手くいかなくなっていく。

 

世継ぎ問題で、離婚を決める場面は、即断決行とは似ても似つかぬナポレオン。

銀橋で歌う「愛の重さを秤にかける どうして苦しい道を選ぶ なぜなら皇帝だから」

ここのちえさんの悩み苦しむ姿・・・ズドーンときます。

 

さらに私の涙腺をゆるませるのは、紅マルモンとねねジョセフィーヌ。

マルモンがナポレオンから離れていくシーンは、ほんとに切ない。

紅さんの哀しそうな表情は、胸を突きます。

 

ねねジョセは、ラストのロシア皇帝を迎える場面で、高熱がある為、面談を中止しようとする娘に、

「おもてなしをして、あの人の流刑地を暖かい所にしてもらうの。」という台詞に泣ける。

身を引いてもなお、ナポレオンを想う健気さに、ひたすら泣ける。

 

それにしても、タレーランみっさまの存在感がすごい。

みっさまがしゃべるだけで、舞台がピンと張りつめた空気に。歌の背景には渦巻く陰謀が見える。

底知れない、ただ者でない感がビシバシ出ており、気づくと目がみっさまを追いかけている。素敵。

 

2幕後半のクライマックスは、ナポレオンから周りが離れていく様子を過去の幻想と共に見せる。

ジョセフィーヌの幻も現れて消えていく。すごく好きなシーン。

この一連の楽曲の盛り上がりはすさまじく、星組子の迫力と呼応して、大きなうねりとなって客席に押し寄せる。ここは鳥肌。

最後はナポレオンの功績が称えられ、希望に満ちた終わり方でとてもよかった。

 

 

今回の楽曲は、好みが分かれそう。ハマらない曲もあれば、好きな曲もかなりあった。

琴ちゃんのソロ曲「僕の父は偉大だった」や、愛里ちゃんマリー・ルイーズとナポレオンが歌う曲は、

すごく音の連なりが綺麗で、メロディーラインを聴くだけで、涙腺がゆるんでしまう。

別場面でも登場するのだけれども、1回目の登場が効いていて、良さを増している。

琴ちゃんの歌は、素晴らしいです。難しい歌を自分のモノにして聴かせてくれる。ずっと聴いていたくなる。

 

あとはゾクゾクくる曲。

「嵐のように生きた男」「一羽の荒鷲のように」「眠らない男」

1幕オープニング、2幕クライマックスは、楽曲の力と星組子の力に圧倒。

 

ショーはツボのみ。

 

まず訴えたいのは、真風氏。非常にけしからんです。

紅さんとのデュエット、骨格・男!その後の男役群舞も男!!

男役の色気がダダ漏れています。

あの体格とそれを生かしたダンス。

真風っちのダンス魅力的。もう目が釘付けです。

 

琴ちゃん、ロケットの表情がめっちゃいい。

キザり・ウィンク・脚上げでの自然なスマイル。可愛すぎる。

 

ちえさん登場だけでオーラが一気に変わる。

オラオラの射るような視線がたまらんです。

やっぱり今回のちえさん、好きです。ぐっときます。

 

帽子取ってからの群舞が素敵。みんなシャツがはだけてます。

入れた方がいい気がするけど・・入れなくてもいい!!(どっちw)

ワイルド全開!!星男全開!!!

ちえ・ベニ・真風トリオにまさこさん、

さらに今回はみっさままで、バリバリキザっていらっしゃるので、

ほんとに目が足りません。

あ、ここのまさこさんは危険です。やられます。色気!!

 

ねねちゃん登場。二人のデュエット。

パンツスタイルどうかと思ったけど、これはこれで、新鮮。

2人とも衣装は映像で見たのより、生の方が断然綺麗。

キラキラとライトに反射して、まばゆいほど。

もう夢の世界。ちえねね万歳!ってなります。

 

というわけで、結論・ナポレオン観て良かった!!

2回見たけど、じわじわまた見たくなってくる不思議な魅力が。

本当に大変な公演だと思うけど、星組・専科の皆さん、頑張れーーー!!!

 

長文・乱文失礼しました!

 

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