ムリョーカ小説集

Мориока моя любовь.
盛冈我的爱。
初めは短編小説にするつもりでしたが、長編になるかも知れません。

よくこの意味を考えよ

2023-06-19 06:48:00 | 序盤

「よく言い聞かせておくが、人の子らには、その犯すすべての罪も神をけがす言葉も、ゆるされる。 しかし、聖霊をけがす者は、いつまでもゆるされず、永遠の罪に定められる」
https://bible.com/bible/1820/mrk.3.28-29.口語訳」
‭‭マルコによる福音書‬ ‭3‬:‭28‬-‭29‬ 口語訳‬

パリサイ人に見る、善悪の感知力の喪失

2023-06-18 14:55:00 | 序盤
人々にむかって、「安息日に善を行うのと悪を行うのと、命を救うのと殺すのと、どちらがよいか」と言われた。彼らは黙っていた。

 イエスは怒りを含んで彼らを見まわし、その心のかたくななのを嘆いて、その人に「手を伸ばしなさい」と言われた。そこで手を伸ばすと、その手は元どおりになった。 

パリサイ人たちは出て行って、すぐにヘロデ党の者たちと、なんとかしてイエスを殺そうと相談しはじめた

‭‭マルコによる福音書‬ ‭3‬:‭4‬-‭6‬ 口語訳‬
https://bible.com/bible/1820/mrk.3.4-6.口語訳

ロシアと中国

2023-06-18 07:15:00 | 序盤

以下に示すように、ロシアの目指すものは世界の共存共栄、相互利益の増進であり、それはBRICS諸国、とりわけ中国とは完全に足並みを一つにしている。

それに対抗する西側諸国は、相変わらず米国一極化した世界支配に執着している。

その原因はおそらく資本主義の植民地政策、つまり主に有色人種国家とその他の支配から脱した国々を、米国軍と米ドルの力で支配して搾取し続ける利権のためだろう。


🇷🇺🇦🇪 第26回サンクトペテルブルグ国際経済フォーラムが開催される中、ロシアのプーチン大統領とアラブ首長国連邦のアール・ナヒヤーン大統領との会談が行なわれた。


💬 プーチン大統領:ロシアとアラブ首長国連邦との関係は、たいへん良い形で進展しています。あえて今は具体的には取り上げませんが、数字の上でも目覚ましいものがあります。重要なのは、こうしたことがロシアとアラブ首長国連邦、双方の利益に適っているということですが、大統領のご支援による部分がきわめて大きいのはもちろんです。


ウクライナでの出来事に関して、拘束者の交換や同種の人道問題の解決に大統領がご尽力下さったことを感謝いたします。これは個々の人間にとって意味のあることですが、それこそが常に最も重要なのです。その点で、大統領には改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。


詳細は


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2023-06-18 06:07:00 | 序盤
第一章
【イエローストーン自然公園】

扉は触れるともなく開き、目の前には数人の男女が談笑していた。
どうやらどこかの自然公園のようだった。離れたところに美しい庭園と出店が並んでいるのを見ると、有名な観光地か何かなのだろう。
微かに硫黄の匂いがした。
アリスは僕の足元で黒いヒョウの姿になって寝そべっており、僕は彼女のお腹に顔を埋めてその温もりを楽しんだ。
ゴロゴロと喉を鳴らしながら彼女は僕の耳元で言った。
この硫黄の匂いは深い深い下の世界から漂ってくるのです。ここは下界を眺めることのできる特別な観光スポットですよと。
彼女が僕の髪の毛を舐め始めると、僕はあまりの痛さに跳ね起きた。
ダメ、ダメと言って僕は彼女の頭を軽く叩くと、アリスは残念そうな目で僕を見た。

暗黒の喇叭は吹かれた

2023-06-18 05:54:00 | 序盤
今朝はラジオで緊急速報が流れた。
ロシアがウクライナに核兵器を使用したのだとアナウンサーは興奮を抑えられないように口早く喋っていた。
僕は、とうとうやったかと思った。
当然やるだろう、米国なら。もしかしたらやったのはイスラエルかも知れないが、ロシアではないだろう。
ふと助手席を見ると、漆黒のアリスがいつのまにか座っていて、なにかの本を読んでいた。車を止めて覗き込むと、それはバッハの音楽の捧げ物の譜面らしかった。アリスから美しい調べが聞こえてきた。

僕はいつの間にかとても広く清潔な部屋の中でアリスと向き合って座っていた。彼女の前には小さな小さなピアノが置いてあり、ピーナツの誰かのような格好で先ほどの譜面を見事に弾いていた。
僕はアリスに、核戦争について自説を喋り始めた。
強欲な資本家達がもっぱら強欲な英米の政治家達を使って人類を支配しようとしているのだと。

するとアリスは厚い毛皮の奥の目を細めて僕にこう言った。
それは一面の真実ですが十分ではないのです、と。強欲だけではなく、善人を、神を、全ての善と真理を穢すことこそ、彼等の願いなのだと。

そして続けて、それを見せる為にある所へ僕を連れて行ってくれるのだと言う。

目の前に扉が現れた。
その扉の上には金の彫り物が掲げてあり、そこにはこう書いてあった。
『今、知ることは許された』と。

--序章終わり