私は昔から色々なガジェットに手を出していて、その中で一番気に入っているガジェットがポメラDM100です。
引き算の思想から生まれた電子メモツール、ポメラはDM10で一気に話題となり、進化系のDM20で折りたたみポメラのほぼ完成系となり、さらにDM100では折りたたまないポメラのほぼ完成系となりました。
DM100が出てから３年以上経ちますが、未だに私も移動時間のアイデアをまとめるツールとして現役で活躍しています。
そんなガジェットを出してくれる愛すべきキングジムが数週間前にポメラのウェブサイトにて、次世代ツールの発表のティザービデオを公開しました。
ティザービデオによると、2015/12/8発表のその次世代ツール、大きい方が打ちやすい、小さい方が持ちやすい、必要なものは付いているというメッセージでした。
ポメラのサイトで公開するくらいなので、ポメラユーザー向けの製品と思いきや、発表された製品はポメラの折りたたみキーボード搭載の小さなノートPCでした。
キングジム XMC10
小さなノートPCというと、古くは東芝のウルトラマンPC(古！！)やIBMのバタフライに興味を持ちつつ、実際にCASIOのFIVAやトラックボールのLet's Noteを長らく愛用していた私にとっては興味があってもおかしくないのでしょうが、ポメラの延長として期待して発表を心待ちしていたので、残念ながらポメラの進化系としてはガッカリな感じでした。
実際にPCとしてはどうなのかなと思って心躍らせて新宿の某家電量販店の店頭デモ機を触ってみたのですが、残念ながら食指が動きませんでした。
以下、私の簡単なPORTABOOK XMC10の所感をまとめます。
・以下の理由から、価格が９万円を超えるほどの価値は感じられず。
・ディスプレイを開けてキーボードを組み立てる、この２ステップが結構やりにくい。慣れれば問題ないかもしれませんが、可動部分が多く劣化しそう。
・ポインティングデバイスが全く微調整できずイライラ。これを採用したセンスが理解しがたい。
・画面が暗い感じで見にくい。ポメラの延長としてみた場合はよくできました、ですがノートPCでみた場合はよくできたとは言い難いです。
・重さが予想以上に重いし厚さが分厚い。これなら薄いMacBook Airや、白黒でも軽くて文章が打てるDM100で十分です。
・キーボードはしっかりしていましたが、気のせいか左右の水平位置がずれているような印象がありました。（展示品のクオリティだから？）
私も新幹線での出張が多いので、新幹線でこのポータブックをどのように使うか想像してみたのですが、ポインティングデバイスがダメな点でまずNGでした。
画面の暗さは恐らくコントラストをいじれば何とかなりそうですが、この程度のPCを９万円で出すくらいなら、薄い他社のノートPCを買った方が幸せかな、って思います。
このPCに心を惹かれるのはガジェットが好きな（昔の）私とか、ポメラのキーボードに並々ならぬ愛着を持っていてWindowsが必須な方くらいではないかと思います。
ただ、キングジム社の新しいマーケットセグメント開拓のチャレンジ精神は相変わらずだと思いますし、ぜひその勢いでさらに改良したPORTABOOKを出していただき、XMC10を酷評している人たちに後悔させていただきたいと思います。
本音を言いますと、自称コアなポメラユーザーの私としては、XMC10に貴重な開発リソースを使うくらいであれば、DM100の表機能でセルの幅や高さを可変にしてくれる方に開発リソースを投資して欲しかったです。
DM100は私にとってアイデアを推敲する上でなくてはならないツールで、移動時間の良き友となっていますが、唯一もったいないと感じているのが表機能です。
セルの幅や高さが固定なため、文字数を多くするとはみ出てしまって使い物になりません。
たまに表機能を小さな文字サイズで使いますが、視認性が悪いので、セルの幅を可変にするあるいは改行でセルの高さを可変にしてくれるととても使い勝手がよくなります。
これができれば、マトリクスでのアイデア出しがポメラでできて、ポメラが単なるテキスト作成だけでなくアイデアを書き留め、さらに創造につながる生産性の高いツールに飛躍します。
もちろん、ポメラは引き算の思想で成功したツールですのでこれ以上の機能追加は邪道な気もしますが、引き算＋既存の機能を最低限改良して、マーケティング活動することで成長する余地があると思っています。
キングジムのポメラ担当者の方、ぜひご検討をお願いします！！
ポメラ DM100
引き算の思想から生まれた電子メモツール、ポメラはDM10で一気に話題となり、進化系のDM20で折りたたみポメラのほぼ完成系となり、さらにDM100では折りたたまないポメラのほぼ完成系となりました。
DM100が出てから３年以上経ちますが、未だに私も移動時間のアイデアをまとめるツールとして現役で活躍しています。
そんなガジェットを出してくれる愛すべきキングジムが数週間前にポメラのウェブサイトにて、次世代ツールの発表のティザービデオを公開しました。
ティザービデオによると、2015/12/8発表のその次世代ツール、大きい方が打ちやすい、小さい方が持ちやすい、必要なものは付いているというメッセージでした。
ポメラのサイトで公開するくらいなので、ポメラユーザー向けの製品と思いきや、発表された製品はポメラの折りたたみキーボード搭載の小さなノートPCでした。
キングジム XMC10
小さなノートPCというと、古くは東芝のウルトラマンPC(古！！)やIBMのバタフライに興味を持ちつつ、実際にCASIOのFIVAやトラックボールのLet's Noteを長らく愛用していた私にとっては興味があってもおかしくないのでしょうが、ポメラの延長として期待して発表を心待ちしていたので、残念ながらポメラの進化系としてはガッカリな感じでした。
実際にPCとしてはどうなのかなと思って心躍らせて新宿の某家電量販店の店頭デモ機を触ってみたのですが、残念ながら食指が動きませんでした。
以下、私の簡単なPORTABOOK XMC10の所感をまとめます。
・以下の理由から、価格が９万円を超えるほどの価値は感じられず。
・ディスプレイを開けてキーボードを組み立てる、この２ステップが結構やりにくい。慣れれば問題ないかもしれませんが、可動部分が多く劣化しそう。
・ポインティングデバイスが全く微調整できずイライラ。これを採用したセンスが理解しがたい。
・画面が暗い感じで見にくい。ポメラの延長としてみた場合はよくできました、ですがノートPCでみた場合はよくできたとは言い難いです。
・重さが予想以上に重いし厚さが分厚い。これなら薄いMacBook Airや、白黒でも軽くて文章が打てるDM100で十分です。
・キーボードはしっかりしていましたが、気のせいか左右の水平位置がずれているような印象がありました。（展示品のクオリティだから？）
私も新幹線での出張が多いので、新幹線でこのポータブックをどのように使うか想像してみたのですが、ポインティングデバイスがダメな点でまずNGでした。
画面の暗さは恐らくコントラストをいじれば何とかなりそうですが、この程度のPCを９万円で出すくらいなら、薄い他社のノートPCを買った方が幸せかな、って思います。
このPCに心を惹かれるのはガジェットが好きな（昔の）私とか、ポメラのキーボードに並々ならぬ愛着を持っていてWindowsが必須な方くらいではないかと思います。
ただ、キングジム社の新しいマーケットセグメント開拓のチャレンジ精神は相変わらずだと思いますし、ぜひその勢いでさらに改良したPORTABOOKを出していただき、XMC10を酷評している人たちに後悔させていただきたいと思います。
本音を言いますと、自称コアなポメラユーザーの私としては、XMC10に貴重な開発リソースを使うくらいであれば、DM100の表機能でセルの幅や高さを可変にしてくれる方に開発リソースを投資して欲しかったです。
DM100は私にとってアイデアを推敲する上でなくてはならないツールで、移動時間の良き友となっていますが、唯一もったいないと感じているのが表機能です。
セルの幅や高さが固定なため、文字数を多くするとはみ出てしまって使い物になりません。
たまに表機能を小さな文字サイズで使いますが、視認性が悪いので、セルの幅を可変にするあるいは改行でセルの高さを可変にしてくれるととても使い勝手がよくなります。
これができれば、マトリクスでのアイデア出しがポメラでできて、ポメラが単なるテキスト作成だけでなくアイデアを書き留め、さらに創造につながる生産性の高いツールに飛躍します。
もちろん、ポメラは引き算の思想で成功したツールですのでこれ以上の機能追加は邪道な気もしますが、引き算＋既存の機能を最低限改良して、マーケティング活動することで成長する余地があると思っています。
キングジムのポメラ担当者の方、ぜひご検討をお願いします！！
ポメラ DM100