野次猫ゆきちゃんの日記

野次馬な猫のゆきちゃんが日記風に語る物語や
日常のよもやま話などなど^_^

番外編/【前編】ゆきちゃん、夏祭りでお面Gメンの精霊さんと出会う。

2023-08-08 22:11:00 | 日記風、猫物語。ファンタジー猫物語、空想猫物語
 『ゆきちゃーん!ヨハンと一緒に氏神様のお祭りに行きましょう!』
 わ〜花蓮さんの浴衣姿も素敵ね〜。
花蓮さんの浴衣はね、とてもシンプルな古典柄でね、白地に麻の葉柄なのよ。
お顔立ちがお綺麗だからこそ、このシンプルな浴衣が良くお似合いになるのね。うっとりよ〜(//∇//)でね、帯は献上柄というものらしくてね、花蓮さんの浴衣にピッタリなのよー。
 
 あ、みっちゃん!『この献上柄はね、4つの縞柄で織られていて、それぞれに意味があるのよ。簡単に言えばね、太い線は親を、細い線は子を表しているのよ。親が子を守る意味があるらしいわ。家内安全を願って織られているのね。素敵よね。』
 ヘェ〜そんな素敵な意味があったのね。
帯に身の安全を思って織られていたのね。

 かく言う、みっちゃんもこれまた、素敵な絽のお着物をお召しでらしてね、淡黄色に墨色の蜻蛉(とんぼ)があしらわれていて、この夏にピッタリ!
涼しげだわ〜。
それに、帯がまた素敵でね、うずまきに水玉模様の紗の袋帯が、蜻蛉を引き立たせているわ。
お見立てが光るわね。
やっぱり、みっちゃんは気品がおわりね〜
お着物だとまたまた卑弥呼感、マシマシなのよ!

 『ゆきちゃんに、招き猫に朱の豆しぼり柄の手拭いでカラー(首輪)を作ったのよ。いかがかしら?』

 わー和柄は初めてよー朱色の豆しぼりが可愛いいわ!みっちゃん、ありがとう。
  感謝感激、雨ウツボ様さまよ!

 『わ〜ゆきちゃん、毛並みに朱色の豆しぼりが映えて、ステキよ!とっても、お可愛らしいわ❣️
なんだか、ゆきちゃん、御神輿も担げそうな程に
お力が漲っていらして、頼もしいわ。ふふふ。』

 ゆきはね、宇壷家の皆さんに可愛がっていただいているお陰で、力が湧いてくるのよ!みっちゃん、花蓮さん、ありがとうございます😭ゆきは幸せものよね!
 すみちゃんお婆ちゃん!ゆきは皆さんから沢山愛情をいただいて、幸せよ。

 『さあ、いってらっしい!』
 あらみっちゃんは行かないのかしら?

 『あ、ゆきちゃん、私は夕方に会社帰りの方々のお茶のお稽古があるのよ。
ゆきちゃん、楽しんでいらしてね!ふふふ。』
 はい!みっちゃん!
私ね、ちょっと自慢なんだけど…エヘン!ゆきは、お出かけ出来るニャンコなのよー
 だってね、小さな頃は、すみちゃんお婆ちゃんのお洋服のポッケに入れていただいてね、よくお買い物に行ったものよ〜、
ポッケより大きくなってからは、カゴのカートに乗せていただいていたから、お散歩の出来るニャンコになったのよ!車の音だって、へっちゃらなんだから。ふん!
誰と競っているの?ゆき!💦💦アハハ。
 すみちゃんお婆ちゃんのお陰ね。
あ、でも夜祭は今日が初めてよ〜ワクワクしちゃうわ〜(๑˃̵ᴗ˂̵)

 『さあ、ゆきちゃん、参りましょう♪
ヨハンはギャラリーで待っているのよ。』
 
 『やあ、ゆきちゃん、手拭いのカラー似合っていて、可愛いいよ!』
 ヨハンさんがね、そう言ってね、ゆきのほっぺにチュッてしてくれたのよー
あーもーゆき、浮かれすぎよ!

 あらーヨハンさんは近江ちぢみの麻の生成り色の涼しげな浴衣をお召しで、粋だわ!素敵ねー、横に花蓮さんがいらっしゃると尚、一層、オーラが増すわね!素晴らしいわ。

  【やれやれ、やっと、お祭りへ〜】

 テンック、テンック…ピーヒャラ、ピーヒャラ…
 山車の上でお囃子に合わせて、狐面での踊り…これぞ、お祭りって感じね。
 何よりも氏神様の神社って⛩土が多いでしょ〜それがいいのよね〜土の上を沢山あるけるし、そのまま土の上に屋台とかでしょ。異世界よね〜何だかゆき、神隠しにでもあった気分よー!っと、この時まではね、私、ヘラヘラしていたのよー💦💦

 『ゆきちゃん、金魚さんを掬うわよ!見ていてくださる?』
 花蓮さんがおっしゃると掬うじゃなくて救うみたいな感じね^_^
 
 金魚さん、お可愛らしいわね!
みなさん、頑張って泳いでいらっしゃるわ。
『赤〜いおべべの〜可愛い〜金魚〜』って、すみちゃんお婆ちゃんが歌ってくださった事、思い出すわ…でもね、わたしはニャンコでしょ〜どーしても、猫魂が出てしまうのよ😅気持ち良さげに泳ぐ金魚さんが、あまりにもお可愛らしすぎてね、水の中をパシャパシャしてしまうのよ。あ、でもね、直ぐに我に帰るからね、まあ、金魚さんを少しだけ驚かせてしまうのだけど😓今日はグッと堪えるのよ〜!
  
 皆さん大事にされるといいわね!

 そんな事考えていたらね『ゆきちゃん、助けてくださーい!』って、1匹の赤い金魚さんが?
私に話しかけて来たのよ💦💦
 『ゆきちゃん!私は蛙精霊国(泉国)で蛙と金魚の仲立ち役のものです。我ら金魚には手足が無いので、金魚たちを世に送り出すには、蛙の精霊さんのお力が必要なのです。そんな折、行き違いで現世行きの金魚部屋から出られなくなってしまったのです。どうしたら?と途方に暮れていたところにゆきちゃんが!お助けください!』
 
 えー💦💦まるちゃんのお国の方なのね〜。
どうしよー、とりあえず、花蓮さんにスリスリしてみましょ💦💦
 『ヨハン?この金魚さん、他とは違うと思わない?なんか光を放っているのよ。』
 『救わないといけないみたいだよ。
ゆきちゃんがソワソワしているよ。
 ゆきちゃんもこの金魚さんを救いたいのかな?』あ〜ヨハンさん〜😹スリスリして、お願いするわ〜。ありがとう😊

 あー花蓮さんとヨハンさん、なんて素敵なのかしら〜掬うが救うになるわね〜
  
 金魚さん!無事に花蓮さんに掬って?救っていただけて、良かったわね!
 『ゆきちゃん、ありがとうございます!私はまだお役目があるので、助かりました。』
 『金魚さん、この後どうしたらいいのですか?』
 『はい、お手数なんですが、宇壷家のとっくり、えりまき様ご夫妻の御池に放って下さい!池からは、蛙精霊国(泉国)にも繋がっておりますので、そちらから戻れます!』

 『あ、ゆきちゃん!この金魚さん、亀さんご夫妻のお池に放ちましょう♪』
あ〜良かったわ〜。何だか、忙しいお祭りね。フウ〜爪研ぎたいフウ〜
まあ、一件落着ね!ふふふ。

 『あ、ゆきちゃん!お面よ!』

    【 長くなりそうなので
     近日、後半に続くに
     致します】
  次回もよろしくお願い致します!