それでも...やっぱり...ポジっ記Ⅱ

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桑田真澄の引退に思う

2008年03月27日 | sports
ほぼ同世代(学年では3つ上)の彼は、いつもmasaoのちょっと先を歩いていて、そしてスポーツ好きのmasaoの目に長い間に映っている存在でした。でも、決して【前向きな】目線ばかりじゃなかったんだよね...。

高校(PL)時代は、清原よりも印象深かったかな。優勝したという部分だったり、ピッチングだったり...というよりも、取手第二との決勝戦での戦いっぷりとか、華奢な体にもかかわらず、しかも投手でありながら数本放った本塁打とかが、彼に対する印象。【センス】を追いかけてたのかもしれないかな。

でも、プロ入りのためのドラフト(早稲田進学を決めてたのに巨人が1位指名→入団)だとか、不動産に手を出して巨額の負債を負ったとか、『さらば桑田真澄、さらばプロ野球』(中牧昭二/著)で叩かれたりだとか...。この辺ばかりに目がいくようになってから、【好きな投手】って素直に言えなくなってたんだよね。

江川の時もそうだったけど、晩年に近づくにつれて、目が放せなくなってきたのかな。ここ最近は、ずいぶん彼の動向に注目していたような気がする。メジャー昇格を断念せざるを得ないのは、他の選手の契約条項に起因していると何かの記事で読んだけど、政治力で入団し政治力で引退なんて...なんだか因縁めいているような気がするのはmasaoだけでしょうか?

彼のストイックさとかプレーに対する姿勢とか幅広く吸収しようとする探究心とかは、soccerのヒデにも通じる部分があると思うんだけど、より(今後の野球界に)貢献する姿勢が感じられるのは桑田の方かな。

独特なんだけど卓越した理論を落合氏が中日の監督として発揮している。その落合と同じように、桑田だけが持つ理論が展開され日を楽しみにしていたい...。