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(主に)スポーツコラムのスポログ

仕事中ナンバーウェブを通じ王ジャパンのWBC準決勝進出を
知ったので、お祝いがてらスポーツブログを立ち上げようと…

練習方法と体力づくりの見直しを!

2006-06-19 13:19:28 | Weblog
◎象徴的な写真だ。
前半、GK川口のスーパーセーブで命拾いしたものの、後半、この決定機に
FW柳沢はアウトサイドで蹴り出してしまう。
直後、柳沢は顔を覆うが、背後にこぼれ球を拾おうと詰めていた王様中田も
天を仰ぐ。
この瞬間、試合結果まで予想できる気がした。
またしても、「消化不良」…FW陣に関しては、力を出し切れなかった。
後半最後に投入された大黒も、彼にしては珍しくゴール前のシュートチャン
スで、文字通りフリーズしてしまう。
あまりにも「得点力不足」と言われ続けたため、絶好のチャンスで体が強張
るのではないだろうか!?
それにしても、バックラインで耐えてしのいで作り出したワンチャンスを、
小気味良くつないで繰り出したラストパス。
大事に行く…という気持ちより、アグレッシブに襲いかかるくらいの気持ち
で、何故ゴールに結び付けようとしないのか!?
あの場面、そのままドリブルでゴールインしてもヨカッタ筈だ。
ボールと一緒に転がり込むくらいの気迫を見せて欲しかった。

◎前々から言われていたことだが、ジーコはチルドレンつまり鹿島出身の選手
重視の用兵である。
この柳沢しかり、また、MF小笠原もしかりである。
高原もそうだが、柳沢も寡黙で、とにかくいつもカッコつけてるFWという
印象は否めなかった。
それと、高原と柳沢のポジショニングが全く逆ではなかったか!?
クロアチア戦では、柳沢を1トップに残し、FW高原までディフェンスに戻
り守る場面が目立った。
そこに、三都主がロングボールを蹴り込むものだから、可哀想なくらい高原
は長距離を走らされていた。
何と言うか、代表チームにある微妙なペアリング(派閥)みたいなものの存在
を垣間見た試合でもあった。

◎今大会が終わったら、真の「攻撃的FW」の育成は急務である。
体格/運動量/技術もさることながら、心理的な「動体視力」とでも言おうか!?
予期せぬ出来事にも慌てず平常心を保てるコントロール力とでも言おうか!?
超・動体視力の持ち主のイチローは、「準備が大事」と常に言っているが、普段
からのシミュレーション能力と言うか、予測可能性を身に着けること。
コレがあるから「プロ」なのではないか!?
同じチームどうしで、シュート練習をしても意味はない。
バッティングマシンよろしく、前方からのパス、それも、静止しかかっている
緩いボールをシュートするのではなく、背後から投げられたボールを取りにいき
シュートまで結びつける練習、「猟犬練習」みたいなものが必要なのではないか!?
今大会日本チームに「ゴールの匂い」は希薄である。
むしろ、「エッ、こんな所で!?」といった感じでチャンスが巡ってきて、その
ことに選手が戸惑い慌てるという感じが目立った。

◎今大会ほど、サッカーと野球の似て非なる「違い」を思い知らされる大会はない。
野球は点(面)のゲームである。
ボールが動き、ボールを動かし、試合が進む。
しかし、走り回るのは選手なのである。
サッカーは、「走り込む」ゲームである。
とにかく、ゴールマウスにボールをねじ込まなくてはならない。
吸い付くようなワンタッチトラップやボールコントロールの高い技術が必要と
されるのはそのためだ。
遠目からのミドルシュートも、高い打点のヘディングシュートも、今の日本は
不得意分野である。
ココは原点に立ち帰り、大黒様よろしく「切れ込むカットインのドリブルシュ
ート」を磨くべきではなかろうか!?

◎それから、今大会の試合開始時刻の不利さをジーミ自ら嘆いていたが、そんな
泣き言を今更言っても仕方がない。(アレには深く失望した)
炎天下の酷暑の中の試合とはなったが、そのお蔭で、私たち国民も良い時間帯
にTV観戦が出来た訳だ。
相手にとっても同じ不利なコンディションなのだから、ココは、素直に日本の
フィジカルの弱さを認めるべきだ。
選手たちは、本当によくやったし進歩の跡は確実に感じられた。
むしろ、チームスタッフなど、周囲のサポートが万全ではなかったことを責め
ておきたい。
試合終了と同時に倒れ込んだ中田や足がつった三都主をクロアチアの選手が伸
ばすようにケアしてくれていた(微笑ましい光景だった…)が、ああいう事態にな
る前に、もっと方策はなかったものか!?と思う。
後半終了前の数分間の出場にも関わらず、満を持して投入された筈の大黒選手
が、最初から動きにキレがなく精彩を欠いていたのが印象的だった。

◎韓国は元王者のフランスと引き分け、どうやら堂々と予選突破しそうな勢いだ。
最終戦のスイス戦で負けなければ、ほぼ突破、それも1位通過が濃厚となった。
韓国には、計算通りと言うか!?安定した「全体システム」がある。
この4年で、ウサギとカメほどの差が開いてしまった…と認めざるを得ない。
韓国は確かな実力と自信、日本は不確かな自信と戦い方を身に着けてしまった。

◎チグハグさや矛盾を嘆いていても仕方がない。
ブラジル戦は最終戦、終わったら、結果のいかんを問わず、「ドンちゃん騒ぎ」
でもすればよい。
元々、日本人はお祭り好きな民族。
ブラジル人らしからぬジーコのストイックな縛りのせいで、日本の選手たちは
萎縮してしまっている。
アナタたちは日本のために戦っているのであって、ジーコのためではない。
実は、こんなことを書くのは、伏線があるからだ。
惨敗のオーストラリア戦の直後、DFキャプテン宮本が興味深いことを言って
いた。
「禁を解いて、現場の判断で、ディフェンスラインの上げ下げをした…そして
それは、前半はウマク機能していた」と。
宮本選手は、前任のトルシエ監督の申し子、フラット3というディフェンスラ
インの上げ下げはお手の物なのである。(彼は、前回大会の時も、指揮官の命令
を無視し、やはり現場判断で、コンパクトなゾーンディフェンスに切り替えたと
いう前科があるが)
その宮本選手が最終戦に出られないのは皮肉な話だが、「次世代のディフェン
ス陣」を試すべく、中澤-坪井/三都主-加地の4バックを試してもらいたい。
全員が、次のW杯に出られるかどうかは分らないが、今回の日本チームには実は
「スムーズな世代交代」という、隠された課題があった。
悲しい哉、代表選手の高齢化と今回がピークというチームバランス上での欠点
は嘘を付かなかった…ということだ。

◎頑迷なジーコが、自らその戒めを解けるかどうか!?正念場の時でもある。

ジーコの母国は、やはり強かった!?

2006-06-19 03:47:30 | Weblog
◎終わってみれば、2-0の完封。
パワープレーのヒディングマジックのオーストラリアも、ブラジルに一矢
報いることはかなわなかった。
セレソンは余裕を持ってボールを回していた。
時々、ミスをしても、次のトラップで落ち着かせ、あるいは取り返す。

◎日本もクロアチアもオーストラリアも、このワンタッチトラップができて
いない。
これは、個人技での限界…残念ながら、世界との「差」なのだろう!?
この三国共に、カウンターでのチャンスの際、何故か慌てるのである。
特に、日本-クロアチア戦の後半は、両軍の体力の消耗もあり、ドタバタ
とボールが落ち着かない試合になってしまった。

◎さて、最終戦のブラジル戦、セレソンたちは中盤では結構ボールを持たせ
てくれるので、スペースは確保できるだろう。
あとは、オーストラリアやクロアチアにはない、ストップ&ゴーのペース
切り替えで速攻に結び付けられるかどうかだ。
コレしか、得点のチャンスはない。

◎中田ヒデが「燃え尽き症候群」にならないか!?それが心配だ。
クロアチア戦での彼は、全ての役割をこなそうと、孤軍奮闘していた。
守備的MF→楔の起点→ラストシュートと八面六臂の活躍をしたかと思え
ば、DFとして最終ラインまで駆け戻り、体を張ってのディフェンス。
彼の蓄積した疲労が本当に気になる。

◎ブラジル戦は「0トップ」でイイのではないか!?
つまり、FWは配置しないということ。
本来のトップのポジションにも、MF役の選手を置くことで、日本チーム
の意思を明確にする。
すなわち、走って追い掛け回して(ミドル)シュートをドンドン打つぞ!と。
クロアチア戦で3回ほどあった決定機のカウンター攻撃を、10回くらいは
ブラジル戦で作らないと、3点は取れない。
それから、ラストパスをFWには渡さないこと、むしろ、ロングボールを
FW目がけて放り込み、敢てポスト役になってもらい、そこに2列目3列目
から駆け込んだMFにシュートさせる。
これしか、今の日本には得点する形はない。
(ドリブルでのカットインが一番良い形だと思う)
確かに、ブラジルの個々の選手の突破力も凄いが、日本の何人かの選手の
かわす力も通用する。
中村・加地・三都主・稲本の4人にこの役割を徹底してもらいたい。
残りの選手はシュート役に回る。

◎大急ぎで、クロアチア戦のビデオチェックをして欲しい。
機能していた選手としなかった選手の見極めをすることが一つ。
それから、体調を推し量ることがもう一つ。
最終戦に向けて、2人1組のペアを作り、その組合せでフォーメーション
を練るのだ。
この作業を、全員で意見交換しながらやって欲しい。
今更の練習はもう必要ない。
最終戦は2戦共、同じ時間帯に併行開催されるので、ライバルの戦い方や
戦況をニラミながらの戦いとなる。(もちろん、日本は勝たねばならないが)
ゲームプランとイメージの共有、そうした心理面での強化を図って欲しい。
ブラジルの手の内は分っているし、もう何度も戦っているではないか!?
日本にとって、気後れのする戦いにくい相手という訳ではない。
もうココまで来たら、楽しんで戦う以外にないではないか!?
ブラジルを慌てさせろ!
オーストラリアもクロアチアも力負けし得点できなかったブラジル相手に、
1泡食らわすことができれば、たとえ予選敗退しても恥じることはない。
それだけで充分…結果は自ずとついてくる。

ジーコジャパンにサプライズはあるのか!?

2006-06-19 00:39:38 | Weblog
◎たった今、運命のクロアチア戦が終わった。
大方の予想を裏切り、スコアレスドローということになった。
ただ、前半、明らかに日本のほうにツキがあったので、それをモノに
していれば!?という悔いは残る。
後半は、急速に失速したクロアチアに助けられた感じ。
相手が意外に淡白なサッカーに終始していただけに、後半から交代で
入った、稲本・玉田・大黒には、もっと走り回って欲しかった。
今回のジーコの用兵には、やはり、疑問が残る。
今回大会の2トップは、ハッキリ言って不調である。
厳しい言い方をすれば、自信喪失気味のプレーが目立つ。
何故、この2トップにこれほどまでに拘るのか!?
FWがマトモなシュートを打たない(打てない)のでは話にならない。
MFにミドルシュートをより多く打たすためのポスト役ならば、巻を
先発させるべきだ。

◎ただ、かすかな光明は残る。
かつてマイアミの奇跡と呼ばれた、ブラジルに勝った時のチームメー
トでは、守護神川口と中田ヒデが今日は良い仕事をしたし、(暑さボケ
で時々ポカミスをやっていたが…)前回大会のドリームボーイの稲本が
高い守備の意識から、相手を待ち構え、堂々とボールを奪っていた。
前半の川口のスーパーセーブは、アジア大会での奇跡を思い起こさせ
る鬼神ぶりだった。
中村もよく頑張ったけど、風邪をひいて体調不良だったのか!?キック
の精度が微妙に狂っていた。
悲しいことに、日韓大会から4年経ったが、今回は、ドリームボーイ
は現れないようだ。
小笠原は、動きに硬さが目立ち、後半は、小笠原にパスが出た瞬間を
狙って相手DFがボールを奪いに来ていた。
玉田は、足を滑らせる場面が目立ち、あまり良い所を出せなかった。
あと、大黒は体調不良なのか!?立ちすくんでいる様子だった。後半の
一番最後に出たにも関わらず、運動量が上がっていかなかった。

◎次戦に向けて、何か打開策はあるのか!?
相手は、ブラジルである。
恐らく、今日のオーストラリアは難なく下すだろう。
それよりも、DFキャプテン宮本が出場できないのをどう見るか!?
最終ラインに張り付き、リベロしかできない宮本が居なくなることで、
選手全員がカバーリングの意識を高め、多分坪井が復帰するだろうから、
今度こそ、走り回り追いかけ回すサッカーができるのではないか!?

◎いみじくも、中田ヒデが試合後のインタビューで言っていたように、
「今日も、勝てた試合を勝てなかった」のである。
それは、2戦続けて日本チームが同じミスを繰り返した…ということ。
だから、ブラジル戦は、この2戦で良い動きをしていた、川口-中田
-中澤のホットラインを軸に、調子の良い順にFWやMFを配置してい
くという布陣に、思い切って変えるべきだ。
そして、同一ポジションにスペアを用意しておく。
高原-玉田/柳沢-巻/スーパーサブ:大黒に、福西-稲本/小笠原
-小野…という風に、フォーメーションを幾通りも用意しておく。
ロッテのバレンタイン監督張りの柔軟性が欲しい。
それと、今日も、ストップ&ゴーといった、リズムに変化を付けた攻
撃があまりできていなかった。組み立てられず、たまらず横パスまたは
バックパスという感じだった。
ブラジル相手にリズムに変化を付けるのには、相当の勇気がいるが、
今日と同じ時間帯の試合ならば、相手も省エネ的な守備にならざるを
得ない。
そこを突ければ、勝機はある。

◎泣いても笑っても最終戦を残すのみである。
今度こそ、日本はゲームをコントロールして欲しい。
それくらい、堂々と戦って、悔いを残さないでもらいたい。
体力的にキツイのは相手も同じ。
今度こそ、どんな言い訳を言っても意味がない。

◎良い結果を出すイメージだけを頭に描いて、次戦までクールダウンと
体のケアに努めて下さい。
昔の日本サッカーなら、今日の引き分けでヨシとしていただろう!?
オーストラリア戦は勝てた試合を落としただけに、日本のサポーター
も消化不良のような気持ちが残っている。
それだけレベルが上がり、期待値が上がったという証拠ではないか!?

◎ジーコジャパンよ、胸を張れ!

緊急提言!!-日本チームは急遽ガーナチョコレートを食え!

2006-06-18 12:26:44 | Weblog
◎「チョコレート、チョコレート、チョコレートはガーナ…♪」なんてCMが
あったと思うんだけど、アレを扱っていたのは、明治だっけ!?ロッテだっけ!?
どっちでもイイんだけど、WBCでの活躍にあやかって、ロッテの広報さん
たちが日本チームにガーナチョコレートの差し入れでもしてくれないものか!?
そのくらい、昨日のガーナは強かった。

◎開始早々得点し、チェコの出鼻を挫いたってこともあるが、これ以降、ガー
ナ選手の躍動感がアップし、後半になっても衰えることがなかった。
反対に、チェコの選手は、ネドベド-ロシツキーというホットラインが精彩
を欠き、後半30分過ぎにはほぼ選手全員の足が止まった。
まるで、この間の日本選手のようだった。

◎今大会、アフリカ勢初の勝利となったその原動力は、あくなきゴールへの執
念とチョコレートパワーではなかったか!?(韓国はキムチパワーがあるが…)
恐らく、前半から強行出場する中村選手が「芸術的ミドル弾」で先制点を挙
げてくれれば志気が上がるに違いない。そうすれば、小笠原選手なども後に続
けるだろうし、贅沢な話、後半は俊輔を引っ込めることもできる。

◎余裕を持った戦いなど所詮はムリな願いなのだろうが、このグループFには
まだ、抜きん出た国は一つもない。チョット間違えれば、予測不能な混戦模様
になることも考えられ、そのためには、最終戦のブラジル戦を想定した戦い方
と選手起用が必要になってくる。その意味でも、今日が最後の戦いではない。
また、そうならないことを願うばかりだ。

◎今日は、「15分刻み」でチームを見極めていって欲しい。
先ず、前半のゲームの入り方、アグレッシブさは見せつつもしっかり引いて
守りから入る。その間、一回くらいはあるだろうカウンター攻撃のチャンスで
得点できればしめたもの。
クロアチアの焦りを誘い、昨日のイタリア-アメリカ戦みたいな状況になる
ことも充分に考えられる。
次の15分間は、一転して「動」のフォーメーションとし、走り回りパス交換
を活発に繰り返しながら、クロアチア選手を動かし走らせ疲れさせる。
前半最後の15分間、また「静」のフォーメーションに戻り、引き気味で守る。
ココでリードを守って前半を終えられれば、後半もイケルという機運が高ま
るだろう。
後半早々、恐らく、両軍共に選手の入れ替えをするだろうが、日本は、フォ
ーメーションと意識の共有を徹底し、落ち着いて戦えれば問題はない。
同点に追いつかれた後のオーストラリア戦のように、泡を食って前に出たり、
ボールや選手をやみくもに追い掛け回す必要はない。
ゾーンでじっくりと待ち構えて守られるほうが、前がかりになって攻めてく
る相手には嫌なものだ。
今日の日本は、思い切り「嫌な相手」になりきればよい。
変な話だが、サッカーって試合中に選手が声で威嚇するのは禁じ手なのか!?
相手選手を日本語で罵倒しながら戦うってのもアリかもしれない。
中田ヒデが常に言っているように、日本選手にはもっと声を出して欲しいし、
できることなら、もっと吼えてもらいたい。

◎アメリカは、今大会、今ひとつ調子が上がらないようだが、昨日のイタリア
戦では、退場者2名を出す数的不利をハネ返し、何とかドローに持ち込んだ。
日本も、これにあやかって、退場者を出すリスクは冒すべきではないが、不
屈の闘志と反発心とで、今日の逆境をハネ返して欲しい。
それに、追い詰められているのは日本チームだけではないのだ。

…と思ったが、スター揃いのポルトガルに力負けのイラン!?

2006-06-18 01:36:53 | Weblog
◎ア~あ、イラン…アッサリと負けちゃった。
前半、よくしのいでいるナぁ…と思っていただけに残念!
それにしても、今大会、アジア勢がふるわないネぇ…アフリカ勢も。
かつてのサッカー強豪国が順当に勝ち進んでいる。
自動車のF1と同じで、サッカーもヨーロッパのスポーツなのか!?

◎しかも、今大会、概ねスター選手が良い働きを見せている。
特に、このポルトガルのフィーゴなんてそうだ。
ユース大会からずっと代表メンバーに名を連ね続けたフィーゴも、
今大会を最後に引退を表明している。
前回大会、韓国に負けて予選リーグ敗退が決まったことが、よほど
身に沁みたのか!?今大会、年齢から来る衰えは見られず、キレがある。
一方のフランス代表に復帰したジダンは、精彩がない。
そのお蔭で、アンリまで調子を落としていて、フランスチームは、
まだ勝てていない。(このままでは、前回大会の二の舞か!?)

◎アジア勢、特に、イランとバーレーンはよく似たチームで、カウン
ターからの速攻には定評があるものの、攻撃スタイルがやや粗削りで、
ボールコントロールに難点がある。
そのわずかな弱点を、イランはポルトガルに突かれた。
前半こそ、ボールの奪い合いで、めまぐるしく攻守が切り替わった
が、後半になると、イランの選手の足が止まり運動量が落ち、中盤の
高い位置でのプレスをかけられなくなった。
今日の戦いぶりは、飛び出してアタックするよりも、パスコースに
入ってカットするという「省エネ的」守備に徹したようだが、それが
裏目に出た試合だろう。(日本は、これをマネてはならない)

◎イランは、長身FWのダエイが腰痛で出られないことが響いた。
MFのカリミも体調不良で途中交代したが、これも痛かった。
今日のイランは、完全に「決定力不足」に陥ってしまった。
ポルトガルは、守っていて脅威を感じていなかっただろう!?
だが、これが、アジア勢の限界点なのかもしれない。

◎明日の日本は、FWの決定力不足は有名だから、それを逆手に取り、
敢て、ポスト役やつぶされ役を演じて欲しい。(シュートを無理に打
つよりも、危険なエリアでファウルを誘うとか、今日のフィーゴみた
いに、2列目から飛び出してくるMFの小笠原などにラストパスとか
をどしどし供給してもらいたい)
FWが強引に切れ込んで点を取りに行くゾというパフォーマンスを
見せつつも、実際の勝負は、ミドルシュートの精度になると思う。
今大会のボールは凹凸感が少なく、キーパーの予期せぬ変化が起き
るみたいなので、フリーになったらどんどんシュートを打つべきだろ
う。泣いても笑っても明日次第なのだから、悔いのないようシュート
を打ちまくって欲しい。
明日に限り、「もっと、得点機に決めたかった…」という言い訳は
通用しないのだから。(この言葉を吐く時、日本の予選敗退が決まっ
ているだろう!?)

◎最後の試合だと思って、全員で思い切りプレーしてもらいたい!

クロアチア戦を前に、格好の参考書が…!?

2006-06-17 22:59:47 | Weblog
◎今、TVで、ポルトガル-イラン戦を中継している。
試合の様子を見ていて思ったのだが、ポルトガルはクロアチアに似たチーム
なのではないか!?
サイドから切り込んで来るかと思えば、中盤からドリブルで持ち込み、チャ
ンスがあれば、遠目からでもシュートを思い切りよく放ってくる。
この戦術は、明日、日本が4-4-2システムからやりたい戦術だろうが、
これは、クロアチアも取りたい戦術なのである。
守るイランは、カウンター狙いの布陣を引いているが、パスカットした後の
ボールが落ち着かず、トラップミスなどでカウンターチャンスをフイにしてい
る。(日本のほうが、ボールを保持する技術は高いので、この点では心配ない
だろうが…)また、ディフェンスバックのマンマークが少しズレ気味である。
日本は、このイランの守り方を反面教師にすればよい。

◎明日は、今日のような展開になることも充分予想される。
前半、どちらかが押し気味に進めても、先取点が入らなければ優位性は得ら
れない。共に、初戦を落とした者どうしなので、前半、クロアチアに得点を許
さなければ、相手に相当の焦りが生まれると思う。
そして、後半、何とか点を取ったら、例の韓国張りのボール回しで、早々の
逃げ切り態勢に入る。オーストラリア戦の轍を二度と踏んではならない。全員
がゲームプランの意識を共有し、高い位置でボールを奪い、キープするという
気持ちで臨めば大丈夫だろう!?

◎理想的な展開は、今日のイランのように(多少、守備ラインはズレているが)
前半を何とか耐えてやり過ごし、後半の早い段階で30分までに2点取れたなら
ば、最後の切り札大黒を投入し彼一人だけは前線に残し、あとは10人全員で、
カバーリングしながら守る。ボールを奪ったなら、即カウンターで、その日、
MFの小笠原や中田が各1点ずつ取っているようならば最高だ!(セットプレ
ーからの得点ではなく、流れの中からシュートで得点することを望みたい)
そうすれば、あの1998年、仏大会最終予選の時のように、最後は、大黒様が
トドメの得点を決めてくれるだろう!?

◎これから、後半に入るが、この試合、もしイランが勝てたら、明日は、日本
も勝てるのではないか!?(スコアレスドローの可能性も大アリだが!?)
日本は、去年、イランを堂々と破っているではないか!?(2-1で勝った)
楽観的過ぎる見方かもしれないが、クロアチアを恐がる必要は全くない。
オーストラリアに似て、パワーはあるが「粗い」チームだという気がする。

クロアチア戦のキープレイヤーたち…!?

2006-06-16 11:46:40 | Weblog
◎正面でボールを持っているのは小笠原!!
その後ろでタイソンばりの野獣のような表情で見守るは、中田ヒデ。
背後から坪井がマンマークに行き、パスコースで待ち構えるのは三都主。
オット、忘れちゃイケナイ…前回大会のドリームボーイ稲本が後ろから
タックルを狙っている。一番手前のDFは駒野か!?

◎6/18のクロアチア戦で、恐らく活躍する選手の顔ぶれである。
ただ、先発でフル出場してもらいたいのは、救世主:小笠原だ。
フィジカルが強く、その強烈なミドルシュートは折り紙つき!!
今、最も頼りになり、フレッシュな選手だから、稲本や中田浩と組んで
も面白いと思う。(中田浩は無回転シュートに定評がある)

◎後半からでもイイから、遠藤や坪井、それに、大黒は出してもらいたい。
非常な采配に徹し、フィジカルに不安があったり、明らかに調子の悪い
選手は、少なくとも、前半からは起用しない。
思い切って、2トップの総入れ替えもアリだ!
得点力/シュートの質/利き足/プレースタイル…等、よく見極めて!

◎聞くところによると、ヒディング監督は、次戦のブラジル戦では負ける
ことを想定し、日本戦でイエローカードをもらった3人を先発させないと
いう。リスクをより少なくするためだろうが、クロアチアには勝てる!と
踏んでいるのだろうか!?これが、日本戦勝利で出た心の余裕と言うかスキ
ならば、しめたもの!クロアチアは、オーストラリアより明らかに強い。

◎先日のブラジル-クロアチア戦を観ていて、これがW杯らしいという、
引き締まったプロの試合をしていると思った。
それに引き換え、日本-オーストラリア戦は、地元の大学生どうしの
戦いみたいなドタバタ劇だった。
ということは、オーストラリアも「絶対的優位」に居るとは言えない。

◎日本は、現在最下位であり、不利な状況にあることには違いないが、
クロアチア戦に勝つことで、一挙に「混戦模様」になることも確実!
そうなると、日本に負けたクロアチアが奮起し、最終戦でオースト
ラリアを破り意地を見せる…というシナリオもあり得る。
その時は、オーストラリアは、1勝2敗で予選敗退となってしまう。

◎開幕前、ドイツのメディアは、日本が台風の目になると予想していた。
これこそ、その「悪夢のシナリオ」ではないか!?
あながち、荒唐無稽とは言えない…
それも、日本がクロアチアを破ることで現実味を帯びてくる。
果たして、日本にそんな「反発心」が残っているだろうか!?

またしても、世紀の誤審!?これは、ひょっとして…!?

2006-06-15 15:03:57 | Weblog
◎FIFA広報部長の発表で、先の日本-オーストラリア戦において、主審の
アブドゥルファタハ氏の誤審を認め、氏の次戦での副審降格が発表された。
問題の場面は、後半40分、オーストラリアのペナルティエリアへドリブ
ルで切り替えした駒野選手がケーヒル選手に足をかけられ転倒した場面。
実は、この瞬間のことは覚えていない。(情けない話だが…)
自分自身、同点に追いつかれて動転してしまい、マトモに見られなかっ
た…というのが、真実に近い。

◎で、もしあの時、ケーヒル選手がファウルを取られていたら、状況は、
どうなっていたか!?
!その1!駒野選手に「ペナルティキック」が与えられる。
!その2!その結果、ケーヒル選手には「イエローカード」が示される。
既に1枚もらっていることから、累積2枚目ということになり、
自動的に「レッドカード=一発退場」となる。
大変です!!
タラレバの話はしたくもないが、その時点で、日本は、楽々と追加点を
上げ、同時に、1人減った相手に対し、韓国張りのボールキーピングサッ
カーを展開、悠々と逃げ切っていたことでしょう!?
(駒野選手がPKを外すとは思えないし、万一外しても、その後は、最低
でもドロー、もしかしたら、日本が怒涛のゴールラッシュを決めていた…
という、実に皮肉な、真逆の展開も予想できた訳です)
やはり、あの試合、間違いなく勝てたし、悪くても引分が妥当だった。

◎コレって、何かによく似ていませんか!?
そうです、WBCの日米決戦の時の疑惑の判定と酷似していますね。
ただ、あの時、王監督は猛抗議をしたのに対し、わがジーコ監督は、
特に抗議するという風でもなかった。むしろ、直前の同点に追いつかれ
たショックで、選手ともども完全に我を忘れている様子だった。(私も
実は、よく覚えていないのです…)

◎一応、オーストラリア戦には負けたけど、アレは幻だった…とでも、
気持ちを切り替えて欲しい。
FIFAも日本には同情的だし、過ちを認めているではないか!?
次戦、駒野選手はスタメン出場するか分らないが、心の中で、あの時
倒されたのにPKを取れなかった悔しさを忘れないでもらいたい。
マ、俊輔のダイレクトゴールもキーパーチャージすれすれのプレーの
お蔭で生まれたものであり、後味は良くないが、あの時と同じミスを、
守護神川口が犯したせいで追いつかれたのだから、同点の場面までは、
よしとしようではないか!?
しかし、運命の後半40分、そこで、決定的に流れが変わった。
体力も尽き、中盤でのプレスも効かなくなって、豪快なミドルシュー
トで勝ち越されてしまう…まさに、あの「1分間」が明暗を分けた。

◎WBCの王ジャパンは、ココから切り替えて、キッチリ修正してきた。
ジーコジャパンにも、同じ切り替えはできるだろうか!?
最も気がかりなのは、選手が自信喪失気味になっていないか!?という
こと。特に、FW2人にはそれが心配だ。
あの試合、お互いにDFとキーパーのミスで1点ずつ失ったが、それ
以外では、日本ペースだった。
だから、オーストラリア戦の結果は忘れ、これからが1戦目だという
気持ちで、システムも選手もリフレッシュし、クロアチアを倒すことだ
けを考えて、作戦を決めて欲しい。
逆説的だが、オーストラリア戦の選手の調子やシステムのフィット感
などは、あまり参考にならない…と言うべきだろう。

◎クロアチア戦では、「4-4-2」システムで行くという見方が大勢
である。
それに反対する訳ではないが、選手の半分くらいを、思い切って入れ
替えてみてはどうか!?
つまり、DFのうち、センターバックの宮本と中澤、サイドバックの
三都主と加地(復帰するらしい!?)は変更せず、2トップを高原と巻に、
トップ下2人を小笠原と玉田(負傷した中村は外す)に、守備的ボランチ
2人を、中田と稲本に、思い切って変更してはどうだろう!?
この試合で、最も大事なことは、フィジカル面に不安がある選手は、
決して使ってはならない…ということ。
利き足の左足親指を踏まれた俊輔と負傷から復帰したばかりで試合勘
が今イチの柳沢、それに、後半バテていた駒野はベンチスタートさせる。
あと、既にイエローカードをもらっている三都主などのスペアのため
の選手も用意しておかねばならない。
ひょっとしたら、開始早々、壮絶な打ち合いのような展開になること
も予想されるから、リザーブには活きの良い選手を確保しておく。この
際、ポジションがどうとかは、最早関係ないのだ。
切れるカードは三枚、使う場面は、前半の15半過ぎと後半の開始早々、
最後に、後半の30分過ぎの三回だ。
前半の15分間で、高原の調子を見極める。
ダメと見て取ったら、スパッと変える。(そうならなければイイが、
変えるなら、柳沢でなく、揺れるボールを蹴られる中田浩か遠藤だ。
この時点で、恐らく、試合はミドルシュートの応酬になっているだろ
う!?)何がなんでも、前半で、最低でも2点は取らねばならない。
後半の開始早々は、加地の調子次第で、疲れが見えていたら、駒野に
チェンジ。(これは、充分あり得る事態だ)
最後の後半30分過ぎまで我慢できれば、満を持しての大黒投入である。
この時、もし日本がリードしていて、相当激しく走り回っている展開
になっていれば、この大黒投入は、クロアチアにとってダメージになり
最も嫌な展開だろう!?(大黒は騎馬武者みたいなものだから)
DFを変える時、駒野でなく坪井でも面白いかもしれない。
日本に有利な余裕の持てる展開ならば、追い掛け回す坪井投入は、大
アリだと思う。
そうしておいて、クロアチアに常に追い立てられているというプレッ
シャーをかけ続け、最後に、満を持しての大黒投入だから、きっと彼は
猟犬みたいに獲物=ボールを奪いに行き、ゴールを取りに行くだろう。

◎という訳で、スコアの予想はできないが、クロアチア戦は日本の完勝
間違いなし!(WBC決勝戦のキューバ戦のように、大味なスコアにな
ることも、大いに期待できる)
日本が、ゲームプランを共有し、時間を有効に使い、耐える我慢する
と言うよりは、「満を持して」という感じでプレーしてもらいたい。

◎あぁ、これで、日曜日は美味いビールが飲める!?


ジーコジャパン、果たして準備は万端だったのか!?

2006-06-14 14:04:33 | Weblog
◎この写真は、川淵キャプテンが代表チームを激励に訪れた時のもの。
この時のキャプテンのコメントがとても気になっている。
「あんなに、消耗した日本の選手を初めて見た…」
ちょっと待って下さいよと言いたい。
日本チームはオーストラリアより先にドイツ入りしていた筈。
なのに、その時の天候を基準にして、戦術等組み立ててはいなかった
だろうか!?

◎日本の選手は、自国とはまるで違う真夏の太陽と乾燥した暑さなどに
とても戸惑ったことと思う。
だが、選手が進んで水分補給には行っていなかったように見えた。
(特に、坪井の故障は、脱水症状によるものと言われている)
ジーコやチームスタッフは何をしていたのか!?
選手を灼熱のグラウンドに置き去りにしたまま、積極的に入れ替えを
するとか、チーム力のトータルでの消耗を少しでも減らす努力を怠った。
それから、ユニフォーム。
天候に合わせて汗を吸うタイプ/発散させるタイプのものとか、数種
のものを用意していたのだろうか!?
TVで観た限りでは、選手の背中は汗でベットリと張り付いていた。
アレでは可哀想。

◎チームスタッフは、愛情と期待を込めて選手たちをサポートしてやっ
て欲しいものだ。
このままでは、まるで初出場のチームみたい…と、嘲笑されて終わる
だけかもしれない。
ちゃんと情報収集しているのか!?
それさえも、気になって仕方がない。

次戦クロアチア戦のシステムは、「4-4-2」!?

2006-06-14 12:08:17 | Weblog
◎リッティもリラックスして臨めば勝てる!と言ってくれているし、オージー
キング:KAZも「W杯を楽しめ!」と言ってくれている。
日本は、システム選択のミスマッチに選手の意思の乖離と監督の采配ミスで
負けた。
だから、ある意味では、誰にも責任はない。
体力的にも疲弊し、糸が切れた凧のような状態になってしまえば、あのブラ
ジルでさえ負けただろう!?
初戦の敗退は、そのくらいに割り切って忘れてしまえばよい。
日本は、負けるべくして負けたのだ。
それを望んで戦った訳では決してないが…

◎さて、長らく日本代表にくすぶり続ける「システム論争」の話をしたい。
言うまでもなく、「4-4-2」と「3-5-2」の対比である。
このシステムの最も大きな違いは、ディフエンスラインが4人か5人か
ということではなく、中盤を4人で構成するか入れ替わりながら3人位で
構成するかという違いのほうが大きい。
「3-5-2」システムのほうが、実は、システムの中盤構成の自由度
は大きいのだ。ディフェンスラインの3人は最終ラインとして固定するが、
中盤の2人もディフェンスに参加し、実質5バックとして機能することを
期待されるものだ。事実、ヒディング監督は、このシステムの唯一の弱点
を忠実に突き、三都主と駒野の両サイドバックを後方に釘付け、文字通り
封じ込んでしまった。こうなると、前5人で単調な戦い方をするしかなく
なる。大きなサイドチェンジでピッチを広く使った攻撃もできず、事実上
のスモールサッカーとなった。囲碁で言えば、陣取り合戦に日本は敗れた
のだった。

◎翻っての「4-4-2」。中盤の自由度よりフォーメーションとしての
完成度が求められるシステムでは、トップ下には、中村と小笠原といった
キック力に長けた選手を配置する公算が高い。中村がゲームメイクして、
小笠原が二列目からガンガン飛び出しミドルシュートを放つ…というスタ
イルを前面に押し出せれば面白い。トップ2人は、敢てポスト役に徹し、
ディフェンスのマークを引き付けズラさせることが期待される。
前半は、前回と同じく高原-柳沢の2トップを試し、機能しないかフィ
ットしていないと見て取ったならば、早い段階で、玉田-巻/大黒-巻の
2トップに入れ替える。
そして、ポスト役の巻へのロングボール投入という空中戦と、中盤3人
を主体としたワンタッチパスでの速いカウンター攻撃、あるいは、ミドル
シュートといった攻撃を、交互に繰り広げ、クロアチアの守備陣を混乱に
追い込む。
この段階で、2点くらい入っていれば、上出来である。
(クロアチアが何点取っているか!?は全く関係ない)
とにかく、日本は、強い意思を共有しつつ、自分たちからドンドン動き
仕掛けていくことだ。
大事に行く必要はない。
最初からガンガン飛ばしていく。
クロアチアを圧倒するパフォーマンスを、最初の15分で見せられれば、
相手は必ず守備陣が混乱する。
戦術に対応して選手を交代させる場面が必ず出てくる。
相手のシステム変更、つまり、DFを厚くするとか「消極策」を打たざ
るを得ないよう追い込めばしめたものだ。

◎このシナリオは、後半になればなるほど効いてくる。
(この時点では、日本が2-0とか、2点差以上リードして前半を折り返
していることを想定している)
クロアチアの選手交代直後の切り替えがポイントである。
日本は、トーゴ戦での韓国みたいに、自信を持ちつつボールキープでき
るかどうか!?
星勘定はすべきでないが、日本は、2点差以上の勝ちでクロアチアより
上に出られる。
この時、韓国張りのボールキーピングをしながら、クロアチアの飛び出
しを誘うのである。
相手が充分前がかりになってきた所に、ロングボール一発の空中戦か、
ストップアンドゴーのカウンター攻撃一発で、トドメの一点をもぎ取る。
これで、クロアチアの息の根を止められる筈だ。
(本当にコレが出来れば、クロアチアはじりじりしたあまり、レッドカー
ド一発退場!という、墓穴を掘ってくれるかもしれない!?)

◎これが、今唯一考えられるベストシナリオである。
もちろん、どんな戦略にもリスクはつきもので、相手も同じように考え、
先に先取点を許した場合、あるいは、ミドルシュートでの得点の応酬みた
いな打ち合いの試合になった場合など、オプションを用意しておく必要は
ある。
ただ、最も重要なのは、「90分間のベストシナリオ」を選手全員で共有
できるか!?そのことのみである。
この期に及んで、システム論争も、オフェンス-ディフェンス間の諍い
も、全く必要ない。
そんなものは、無視してしまえ!

◎サムライブルーの魂で、玉砕ではなく「玉戦」してもらいたい。
結果は、おのずとついてくる。
ジャパンなら、それはできる!