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(主に)スポーツコラムのスポログ

仕事中ナンバーウェブを通じ王ジャパンのWBC準決勝進出を
知ったので、お祝いがてらスポーツブログを立ち上げようと…

韓国は惜しくも予選敗退、日本は泡食って予選玉砕!?

2006-06-24 16:45:16 | Weblog
◎正直言ってショックだ、前回大会4強の韓国が1次リーグ敗退とは!?
フランスが本調子でなく、過去2戦を引き分けだけの勝ち点2と振るわなか
っただけに、最終戦の韓国-スイス戦に勝てば予選突破、引き分けでも得失点
差次第でフランスより上へ行ける可能性があっただけに、スイス戦でまさかの
完封負けではジエンドだった。

◎これで、サウジアラビア(アジア予選で韓国をホーム&アウェイの2戦とも
退けている)もスペインに力負け、アジア勢は全滅となった。次回大会から、
オーストラリアがアジア地区での登録となるし、アジア・オセアニア枠の4.5枠
が削減されでもすれば、事実上、サウジアラビア-イラン-韓国-日本-豪州
の5ヶ国のうち、どこかが出場できなくなる恐れが出てくる。

◎アジア諸国は皆、ショックを受けているだろうが、日本のダメージは深い。
直前の強化試合2試合でも「評価に苦しむ」試合ぶりで、コレで行ける!と
いう確信を持たぬままのW杯本戦突入→一勝もできぬまま予選敗退となった。
初戦を後半6分間での3失点逆転負けで落とした後、システムを4バックに
変更した反動で、守備での失点率はダッチロール現象に陥ってしまった。
クロアチア戦では完封できたのに、ブラジル戦では後半だけでも3失点と、
不安定なディフェンスラインが響いた。
初戦で見えた「得点力不足」という昔ながらの欠点に過剰反応してしまい、
「守りから入る」という日本サッカーの本来の姿を忘れてしまい、泡を食った
ように攻撃的布陣にスイッチしてしまう軽薄な戦術眼。
システムを変更するより、選手の入れ替えでも充分だったのではないか!?
ジーコが本当に選手個々のコンディションを把握していたのなら、ブラジル
戦での用兵を、初戦の3-5-2システムの中で試しておくべきだった。
ヒディング監督の用兵は最初から予想できていた筈。ならば、日本は、初戦
でFW陣のコンディション確認のため、全ての交代枠をFWで切るという実験
をやってもヨカッタ。
ただ、MF中村のラッキーゴールで早々に先取点が入ってしまったためか!?
日本にも変な戸惑いが生じてしまった。
その後は、ジーコの心も選手の気持ちも一枚岩にならず、まんまとヒディン
グ監督の術中にハマッてしまう。
ラスト10分、選手たちは意識朦朧とした中で戦っていたのだろう!?
でも、ブラジル戦でよく分っただろうが、超一流のW杯の戦いでは、本当は
「心理戦」なのである。
4-1と大量リードの後のブラジルの心憎いばかりのボール回し。
でも、日本は、悲しい哉、足が止まり出て行けない。
片や、豪州は、後半早々から、10分ごとに攻撃的選手を投入、ジワリジワリ
と心理的プレッシャーをかけ続けた。
日本ベンチは、その間、必死に防戦する日本守備陣を見殺しにした。
コレでは戦いにならないのは明らかだ。

◎ジーコの育成方針である「個々の自由」というコンセプトは素晴らしい。
それでも、当の指揮官に、確たる状況判断と戦術眼がなければ、それは荒唐
無稽というもの。
日本チームの永遠の課題である「得点力不足」と共に、ジーコの「優柔不断」
という欠点も、明らかに浮き彫りになった。

◎「ハデに散った…」という言葉が一番シックリ来るのではないだろうか!?
中村-中田-小野-稲本という、ブラジル流の「黄金の中盤」カルテットで
幕を開けたジーコジャパンだったが、その間、この4人は海外移籍してしまっ
ており、「国内組」との溝が生まれてしまう。
アテネ五輪世代でも、平山も松井大輔も主だった選手は、皆海外へ…
次世代への「伝統継承」という点でも後手に回ってしまった。

◎一つだけ誇れることは、F組では、日本だけがあのセレソン相手にファイン
ゴールを決めたこと、それも、前半に先制しリードを奪ったということ。
オーストラリアもクロアチアも負けたし、一点も奪えなかった。
ココに次世代チームのヒントが隠されているような気がしてならない。
玉田と巻という2トップは、明らかに「機能」していた。
この4年間のうちに、黄金カルテットを中心としたマイアミ世代の勤続疲労
が意外に重く、いつの間にか「世代交代」になっていたとは言えまいか!?
日本チームの平均年齢は「高齢化」していた。
次期代表チームは、「混合チーム」のフュージョンとなるだろう!?
30代に入った川口・中田・中村に、玉田などの20代後半組、それにアテネ五輪
の20代前半組に、希望としては、10代のストライカーが加わったバランス取れ
たチームの育成が急務だ。

◎モデルとしては、スイスチームが日本にとてもよく似ている気がした。
韓国戦での最初の得点も190cmの長身DFのヘディングシュートだった。
日本は、中澤に替わる長身DFを早く探さねばならない。
それと、ポスト役をできる巻のようなFW平山の育成も急務。
さらに、MFに1人でも長身の選手が居ると、センターラインが安定しアク
セントにもなるから、先ずその「軸」作りに注力してもらいたい。
私見ながら、以上の「長身センターライン」を確保できることを前提として、
日本のシステムは、「変則3-5-2(3-6-1)」システムがベストだと
いう気がしている。
このシステムでは、4列編成となるが、トップとボトムには必ず長身選手を
配置し、中盤の4人(2列目と3列目)も、長身選手とドリブラーとをクロス
配置してバランスを取るような布陣、コレがフィットするのではなかろうか!?
今大会でのスイスの戦いぶりを研究してもらいたいと思う。

過酷なスポーツ、サッカー!?

2006-06-23 14:56:22 | Weblog
サッカーは、本当に過酷なスポーツである。
ピッチ上を縦横無尽に延べ90分間にわたって走り回る。
手以外のパーツを使い、時には、頭も使う。
それでいて、激しいボディ・コンタクトもある。
サッカーは、ボールをゴールに入れる(運ぶ)競技だが、そのプロセスは、
まさに1対1の「格闘技」に近い。

自分は、学生時代、ソフトボールの選手で、ピッチャーとセンター
という二つのポジションを経験した。
ソフトボールもそうだが、野球の場合、選手はグラウンド上で休憩を取る
ことができる。
休憩という言葉に語弊があるなら、自分のスグ傍にボールが来ていない時
は、何もしなくてもよい…という静止状態のオプションが許される競技だ。
野球の場合、本当に疲れるのは、先ずはピッチャー、続いてキャッチャー
というバッテリーを組む選手の疲労度が高い。
それでも、ボールが静止状態の時なら、少しは体を休ませることができる。

このドイツ大会、結局、体調万全で本調子の選手は何人居たのか!?
中田ヒデは全戦フル出場で、文字通り、精も根も尽き果てた。
中村は、風邪をひき発熱があった。
柳沢は、直前足を骨折した。
坪井は、水分補給の失敗で、脱水症状による太もものけいれん。
加地は、試合中の危険なタックルを受け、足首を捻挫。
稲本も三都主も、試合中に膝に違和感を訴えている。
そして、極めつけは、ブラジル戦での高原の負傷退場だった。
日本チームは、本当に、「戦えるチーム」だったのだろうか!?
協会主導の過密スケジュールで、Jリーグや所属クラブの試合を優先させず、
強行召集で造り上げて行った「代表チーム」は、いつしか、自らの体調さえも
偽って申告するチームになって行ったのではなかろうか!?
あと、ジーコの頑固な用兵のせいで、同じ選手ばかり使い続けてきたから、
「勤続疲労」も相当だったに違いない!?
コメントを聞いてガッカリしたのは、試合開始時間の早さ(炎天下の試合)に
対する恨み節や選手の体調の悪さを、ジーコ自らが指摘したことだ。
戦う環境や条件を整えたりするのは、ジーコを筆頭に協会やスタッフの仕事
ではないのですか!?
サッカーは、誰かが「お膳立て」してくれる競技ではない。
全員が意思統一の下連携し、1人でも気を抜いたり欠けたりすると、そこか
らたちまち綻びが生じる「繊細なスポーツ」なのだ。

多分、こういう風に書いていくと、日本の独特の反動主義で、きっと、
やれ体力づくりだとか、やれ走り込みの強化だとか…モーレツ主義が復権する
ようで恐いのだが、そんな問題ではないでしょう!?と言いたい。
明らかに、サッカーは「消耗戦」なのである。
<3人の交代枠>をフルに使い、選手を休ませあるいは入れ替えて使うことが
できてこそ、一流のチームと言うことができる。
なのに、23人の代表選手を、効率良く配置して使った戦いとはとても思えない。
今大会は、素人目にも、未熟なサッカーだったと思う。
セレソンの国ブラジルから招聘した監督なのに、チームの雰囲気が暗くなって
いき、トルシエの時よりも選手が笑わず固い表情になることが多くなった。
重圧を受け止めることに精一杯で、サッカーを「楽しむ」境地になっていない
雰囲気さえ伝わってきた。
次の代表監督は、ブランドや戦術眼も重要だけど、根本的にネアカな人にやっ
てもらいたい。

王監督をけなす訳では断じてないが、あの王さんでさえ、巨人で監督
を引き受けた時、イバラの道続きだった。
V9の栄光を引き継いだが、選手起用で迷い、あるいは、育成に失敗し、解任
騒動も起きた。
その王さんが、一念発起、巨人ブランドへの拘りを捨て、パリーグのダイエー
監督に就任してから、変わった。
裏にはものすごい努力があったんだろうとは思うが、王さんは、福岡に自らの
「王国」を築いた。
1人の監督が一流になるのでさえ、10年もかかるのだ。
サッカーみたいに、4年ごとに監督も入れ替え、ある意味では代表チームさえ
一掃し、リセットして臨む…というスタイルを続けていると、チームはおろか、
監督の育成もままならないだろう。
「ナショナルチーム」としての強化(育成)計画を真剣に検討して欲しい。
国情的に微妙なものがあるだろうが、ココは、WBCでも素晴らしい活躍を見
せた韓国から、素直に学ぶべきではないだろうか!?

今大会、図らずも「欧蹴」になってしまったナぁ…と思いつつ、多分
予選突破するであろう韓国を、応援することにするか!?
アジア勢では唯一の突破国だし、アフリカ勢ではガーナが居るし。
それにしても、「下馬評」通りの結果になってしまって悔しい。
してみると、日本は、まだまだ「見る目」も甘いってことなんだろうネ!?

しれっとしたチームだこと…

2006-06-23 06:54:35 | Weblog
せっかく、徹夜して観戦したのに…
日本は、やはり「80分」のチームだったのか!?
前半の30分過ぎまでは、マトモな試合だったけど、ロスタイムであっさり
追い着かれ、後半はお決まりの失速…
試合後のインタビューで、先制ゴールを決めた玉田が「アレで、ブラジル
を本気にさせちゃったかも…」だって!?
ということは、やはり、ブラジルは本気でなかったということだ。
マ、様子見をしていたんだ…ということにしておこう。

それにしても、ベンチ入りしていた選手の「しれっとした表情」には
呆気に取られてしまった。
確かに、ジーコの頑固なまでの選手起用にも問題はあったけど、チームメイトが
必死で走り回っているのに、あの態度はないと思う。
うすら笑いを浮かべている選手も居て、猛烈にムカついた。

中田ヒデは、クロアチア戦に引き続いて、試合終了と同時にピッチに
大の字になり、しばらく動けなかった。
悔しいし空しいし寂しいしやるせなくて、堪らなかったのだと思う。
今回出場できなかったDFキャプテンの宮本が駆け寄り声をかけていたが、本当
に彼の存在は大きかったんだ…ということだけは、よく分った。
日本は、開始早々から、どうもDFラインが安定していず、ボールを見過ぎてマ
ンマークがズレる悪い傾向が早々に出ていた。
DFラインが下がり過ぎ、少しでも早く責めたい中盤のMFとの間に、余計なス
ペースが空き過ぎていた。
稲本の動きも精彩を欠いていて、思い切ったタックルが見られなかった。

今日のブラジルの調子では、スピードは大したことはないのに、体を
反転したり、タックルをかわす身のこなしの軽さに翻弄された。
それにも増して、目立ったことは、日本の選手がよく倒れるし、ここぞの場面で
足を滑らせるシーンが目立ったことだ。
フィジカルの差と言ってしまえばそれまでだが、日本人が昔みたいな胴長短足の
体型ではなくなったことも影響しているのだろうか!?

完敗である。
ブラジルは、ジーコジャパンに少しだけ「良い夢」を見させてくれたが、後半は
ストップ&ゴーのリズミカルな攻撃で、日本がやりたいサッカーのお手本を示して
くれた。
ヘディングシュート、ミドルシュート、カットインのドリブルシュートに、トド
メは、反転シュート!
ブラジルよ、愛情のこもったエールをありがとう!
この上は、二連覇を達成して欲しい。
ジーコジャパンを粉砕したのだから…

今後のサッカー人気のことが気になる。
と言うよりも、日本人は、野球では世界一になれたのに、ことサッカーとなると
この体たらく…というのは、余程向いていないスポーツということではないのか!?
同盟国アメリカも、パッとしないまま、最終戦をガーナに破れ、一時は優勝候補
の呼び声高かったチェコと共に予選敗退となった。
これは、今後のレベルの底上げを考え、アジア・オセアニア・北米を一くくりにし、
「太平洋地区」とかにしたほうがよいのでは!?
アメリカ-日本-豪州-韓国-西アジアという風に、「サッカー強化同盟」でも
結ぶべきだ。
そのくらい、今大会は、アジア・アフリカ勢の低調が目立った。
悔しいけど、今のレベルでは、F1と何ら変わらない。

失われた4年間とは思いたくないが、日韓共催大会から経過した
時間のうちに、欧州勢と南米勢との差がとんでもなく開いてしまっていたのか!?
日本サッカー界は、何故今、格闘技に根強い人気があり、一方で、ラグビーの
人気が長期低落傾向に入っているのか!?その現実を見つめて欲しい。
今後の打ち手次第では、20年前に逆戻りしてしまう恐れもある。

確かに、世界のスーパープレーが観られるW杯は面白いが、遠い国での
出来事だけに、さほど感情移入できないナぁ…
応援疲れもあるし、何か呼び込みのお兄さんの威勢の良い掛け声につられて入った
高座だったけど、聞いてみれば素人芸だった…みたいな、騙された気分。
寝覚め、いや、起き覚めの良くない、後味の悪い一日の始まりになってしまった

もしかしたら、ひょっとするかも!?

2006-06-23 05:13:06 | Weblog
…と思ったら、リードしていた前半のロスタイム…とうとう、不調の
ロナウドに、ヘディングシュートを決められてしまった。
前半33分、まるでサインプレーみたいに鮮やかなサイド突破の三都主から玉田
へのDFラインの裏を突くラストパス!玉田が落ち着いてワントラップし、利き
足で豪快に左隅へ蹴り込んだ。

ブラジルは、明らかに「本気」ではない。
何よりも、サッカーを楽しんでるし、ロナウジーニョなんか、個人技で突破し
シュートを外してもニヤついてる余裕ぶり。
最初に日本が得点できたのも、まるでブラジルがお膳立てしてくれたかのよう。
ピッチ全体に、何となく「日本に勝たせたい!」という雰囲気があった。

最初の30分で、今日の日本選手の好不調がハッキリ見えた。
先ず、中田ヒデ…先日のクロアチア戦の疲れが残っているのか!?ミスパスが
目立つ。それから、中村も万全ではないようだ。
小笠原は、まだ慣れないのか!?動きが硬い。
抜擢の先発FW巻は、明らかに気負い過ぎで、オフサイドトラップに引っか
かり気味である。もう少し、周りをよく見渡して欲しい。
逆に、三都主と玉田は体が切れている。
三都主なんか、元母国相手ということで、昂ぶりを良いモチベーションに変
えているし、玉田の動きには自信が満ち溢れている。
あと、DFラインは少し引き過ぎだ。
それと言うのも、ボランチMFのプレスが甘いから、個人技で突破され簡単
にゴールエリアに入らせてしまう。
あのクロアチア戦で見せた、2人で包み込むタックルのような守備を見せて
欲しい。
基本的には、攻守の切り替えも早く、リズミカルでキレイな試合運びなので、
もう少し、アグレッシブさが欲しい。

まだ、ブラジルは「本気」になっていない。
クロアチア-オーストラリア戦も、1-1の引き分けで前半を折り返した。
後半の最後の10分で、大ドンデン返しを起こすか!?奇跡が起きるか!?
もっと、バックラインを押し上げて、中盤の高い位置からのパスカットを
起点に、速いカウンター攻撃で、あと2点くらいは取って欲しい!

それは、充分に可能だ。
この感じで行くと、ブラジル戦のスコアは、3-2で日本の勝ち!
クロアチアも、3-2で勝つのではないだろうか!?
という訳で、クロアチアが逆転の予選勝ち抜け、日本は惜しくも敗退!?
縁起でもない予想だね、でも、マトモに観てらんないんだわ…とか言っ
てるうちに、もう、逆転されちゃったよ…フ~む。

超神川口で、「ヨシ、勝つ」でい!

2006-06-22 18:24:18 | Weblog
今大会、シンデレラボーイはまだ出現していない。
いや、待てよ…日本チームには超神川口が付いているではないか!?
だから、川口様で「ヨシ、勝つ」でい!←オヤジギャグ!?

神様は、何が楽しくてこれほどまでの試練をジーコジャパンに与え
たもうとするのか!?
それは、この最終決戦の日にこそ、真の「ドリームボーイ誕生」のチャンス
を与えて下さったということではなかろうか!?
確かに、GKの神懸り的プレーでゴールを死守しても、勝つことはできない。
今度こそ、日本の得意なスタイルで得点して欲しい。

各スポーツ紙の予想スタメンでは、意外にも、「高原-玉田」のT2
2トップの先発が濃厚としている。
マ、柳沢の先発落ちはそうだろうけど、巻を先発から出すのは実績がないと
いうことで不安があるということか!?
この試合に限って言えば、実績云々は関係ないでしょう!?もっとも、今大会
では、攻撃陣にはさしたる実績がないから、それだけに、ジーコも悩みに悩む
ところなのだろうが。
去年のコンフェデ杯の時のブラジルとの相性を考えるなら、大黒の先発起用
も大アリではないのか!?
日本は、早い段階で先取点が欲しい。
そのことで勇気付けられ、自信が漲るからだ。
だったら、先発メンバーには、ブラジルにとって嫌なメンバーを勢揃いさせ
るべきではないのか!?
この期に及んで、手の内を見せるも見せないもあったものではない!
ジーコにこれだけはお願いしておきたい、この試合だけは、自分のほうから
早く積極的に仕掛けて欲しい。
それは、ブラジルの英雄でもあるジーコあなたの誇りに関わる部分だから。
あのジーコが必死になって、なりふり構わず全力で向かってきているという
気迫を感じることで、セレソンの心にもきっと変化が芽生えるだろう!?
ブラジルにも、中途半端な戦い方でなく、真剣にぶつかってきて欲しい。

それにしても、今夜は早く寝ようか!?それとも徹夜するか!?という
ことで、まだ心が決まらない。
このまま起きていようとも思うのだが、深夜の3時を過ぎて起きていられる
自信がないよ…トホホ。
ブランデーでもガブ飲みしてみるか!?それともカクテルか!?

就任以来、初めて「カーテン」を引くジーコ!?

2006-06-22 14:03:16 | Weblog
「今回ダケハ、勘弁ネ。ブラジルハ祖国、強イノハワカッテイルコト。
私ハ、日本ノタメニ精一杯ノコトヤルダケヨ、ヘッヘッヘ」
―でも、今回は相当不利で不運な状況にあると思いますが…
「ダマラッシャイ!ヒトツダケ、教エテオイテアゲヨウ…今ノブラジ
ルチームハ、ゼンインガワタシノデシノヨウナモノダ」
―と言いますと!?
「セレソンノ国歌斉唱ノ後、日本ハ水戸黄門ノテーマヲ流シ、試合前
ノフラッグ交換ノ時、ワタシノ写真ヲプリントシタモノヲ渡スカラ大丈夫!」
―ハハァーッ!恐れ入りました!

~なんて、脳天気な記者会見だったかどうかは知らないが、ジーコのこんな笑
顔を見るのは、本当に久しぶりだ。
自分を英雄として迎えてくれる祖国を相手に戦う複雑な感情を超克し、祖国
の後輩たちと試合ができることが嬉しくてたまらない…という表情のようだ。
ジーコは、もう完全に吹っ切れているね。

ハッキリ明言したのは、DF坪井の先発復帰だけ。
あとのメンバーは、正直言って分らない。
恐らく、4-5-1の「変則3トップ」になると思うけど、交代要員はFW
1人で、(玉田か大黒の途中投入)残りはMF2人なのだろうか!?(小野とか
中田浩とか)
FWは総入れ替えで、MFもこれまであまり試合に出ていない選手を積極的
に先発させる布陣になるかも!?
文字通りの総力戦で、できるだけ選手を出してやって欲しい。
W杯という短期決戦に限って言えば、「雪辱のチャンス」なんてあり得ない。
出場した時間内での結果が全て。
だから、厳しい言い方だけど、柳沢も高原も、もうタイムアップなのです。
ただ、慎重なジーコの性格を考えると、ゲームの最初のうちは高原を残し、
巻との2トップを試すかもしれないが。

今、現地時間は午前7時過ぎ…選手たちは目覚めた頃だろうか!?
これから、朝のストレッチや散歩…そして、朝食を摂り今夜の試合に備える。
どういう気分なんだろうね。
中村俊輔が「無我の境地」みたいなことを言っていた。
そう、それでイイ…ブラジルは多分、自ら墓穴を掘ってくれそうな…そんな
予感がする。

ダイジョーブ、My Friends!!

2006-06-22 01:55:26 | Weblog
◎6/21付のイタリアのスポーツ紙:ガゼッタ・デラ・スポルト紙で、今回大会の
予選第2戦全戦を通じてのベスト11を発表し、日本の守護神:川口がベストGK
に選ばれた。
誠に喜ばしいことだし、いかにも日本らしいと思う。
この写真では、クロアチア戦でのマン・オブ・ザ・マッチ:中田ヒデと抱き合う
川口の背後で、A級戦犯のFWスルナの姿も写っていて、象徴的だ。
この瞬間、日本は「絶対に負けはない!」と確信を持っただろうし、反対に、
クロアチアは「今日は勝てないな…」と諦めムードになったのではないか!?
事実、日本戦後のインタビューで、PKを止められたFWスルナは、「もう
二度とPKを蹴りたくない…」と弱気のコメントを寄せている。

◎コレで良いではないか!?
元々、日本チームの「得点力不足」は有名だっただけに、逆に、「いや待て
よ…日本はディフェンス力のチームだし、何より、神懸り的な守護神カワグチ
というGKが居たっけな!?」と印象付けたことは、大きいと言える。
それは、次戦で戦うブラジルに対し、過去の忌まわしい記憶(マイアミの悪夢)
を思い起こさせるに充分だろうし、格好のプレッシャーとなることだろう!?
日本チームは、戦いを重ねる度に、守備力はアップしている。
クロアチア戦は、日本が完封できた…というだけで、充分意義はある。
むしろ、クロアチアは2戦続けて無得点だっただけに、ひょっとすると、前回
大会のフランスの二の舞になる恐れが出てきた。(あまり好ましくないが…)

◎どうやら、日本-クロアチア戦の結果を見て、オーストラリアのヒディング
監督は、「勝って堂々と決勝トーナメントを目指そう!」と、選手のマインド
コントロールに入ったみたいだが、それは、日本も願ったり叶ったりのことだ。
何故なら、日本には、クロアチアに辛勝してもらいたい…という事情がある
し、オーストラリアに引き分けでもイイや…と思ってもらいたくないから。
かすかな光明だが、日本にも多少は運が向いてきたのだろうか!?
ブラジルは、間違いなく、GK川口やMF中田・中村・稲本らマイアミ世代の
選手を意識してくる。
少なくとも、「何か嫌だナぁ…」と思っている筈だ。
選手は、大急ぎで、ユニフォームの胸の所に、ジーコの現役時代の写真でも
縫い付けてはどうか!?
「このありがたい写真が目に入らぬか!?」という訳である。
水戸黄門よろしく、カシマ黄門様を演じてもらうってことだ。

◎何か、ブラジル戦がとても楽しみになってきた。
できれば、同時進行のオーストラリア-クロアチア戦と「二元中継」の特番
にしてもらいたい。
視聴率は、軽く60%を超え、かつてのお化け番組:NHKの紅白歌合戦全盛
時の最高視聴率80%超えも夢ではない。
仮にもし、本当に、日本が2-0や3-1とかでブラジルを破れば、これは
もの凄いことになること間違いなし!
でも、現実的な予感では、2-2のドローなんて気もしている。(ロスタイム
に大黒様の左足一閃で追いつく…なんて、ドラマチックな展開!?)
で、クロアチアがPKで得た1点を守り抜き、逆転で予選勝ち抜き決定とか!?
(どう考えても、オーストラリアはすんなり予選を勝ち抜けるチームではないと
思うし、申し訳ないけど時期尚早だと思うから)
コレが最も現実的で、めでたしメデタシな結末ではないか!?

◎短期決戦かつリーグ戦のW杯1次予選では、一度狂った歯車を修正し噛み合わ
せるのは至難の技だ。
オマケに、日本の場合、ジーコの打ち手が半テンポずつ遅れた。
次戦ブラジル戦で、ようやくFW陣をいじるらしいが、遅過ぎた嫌いがある。
それより、日本チームは、「勝つための試合運び」を忘れてしまっている。
クロアチアのほうが病状は軽い。
何故なら、もし今度またPKを得た時は、キッカーは、「目をつぶって蹴れば
よい」だけなのだから。
たとえその時決まらなくとも、「目をつぶって蹴ったから…」と言い訳できる
し、そのほうが割り切れる。
日本の場合、クロアチア戦の唯一の決定機を外した柳沢のダメージは深い。
そして、それをカバーしようと、他のFW陣に過重なプレッシャーがかかって
しまっている。(大黒の硬い動きが、如実にそのことを物語る)

◎もう、充分でしょう!?
6/22は、運命の日に違いないが、それは、「サッカー放映史上、最高視聴率を
獲得した日」ということでよいではないか!?
それでも、歴史には残るのだから。
とにかく、映像的にはとてもオイシイ一日になりそうである。

日本チームは上向きなのかも!?

2006-06-21 13:22:16 | Weblog
◎日本:3→0/クロアチア:1→0/オーストラリア:1→2/ブラジル:0→0。
これは、2戦終了時での「失点推移」である。
WBCであれば、失点率がモノを言ったから、明らかに、オーストラリアは悪い
方向へ向かっている。
一方、ブラジルは、数字だけ見ると、意外にも「ディフェンスの良いチーム」と
いうことになる。(クロアチアも、前評判通り堅守のチームだった)
さて、日本…初戦の3失点は痛すぎるが、それでも、クロアチアを完封した。
それも、クロアチアに対してもそうだが、ブラジルに対して、あの「マイアミの
悪夢」を思い出さざるを得ないような、守護神川口の神懸り的なセーブで退けた。
相変わらず、ブラジルは楽観的だし強気だが、日本戦を前に調子が今イチ上がら
ないFWロナウドに対しては、格好のプレッシャーとなるに違いない。
彼らを削りに削って挑発してやればよい!
強気と弱気が交錯するFW陣こそ、ブラジルの真の弱点だ。

◎それだからこそ、巻をトップ(ポスト)に唯一残しての「4-5-1」システムが
最良の布陣ではなかろうか!?
中盤を厚くして、センターバックとボランチMFの4人で2トップを包み込む。
とにかく、シュートを打たせない、仕事をさせなければよいのだ。
そのうち、焦れてミドルレンジからの「早撃ち」が目立ってくるだろう!?
その時を見計らって、ペアでボールを取りに行く。
あのクロアチア戦で見せたように、FWにボールが渡った瞬間が狙い目だ。
どんな優秀なFWでも、ボールが動いている時は、マークに来ている選手の姿を
正確に捉えることはできない。
相手より走り回り走り勝ち、日本はどこから飛び出してくるか!?分らないと思わ
せればシメタもの。
そうすると、今度は、MF陣の個人技に頼った強引な突破が増えてくるだろう。
前がかりになり、サイド攻撃より中央突破で勝負を挑んでくる。
そこで、次は、サインプレーで、加地か三都主がサイドをスルスルと駆け上がり、
ゴール前にクロスを放り込むのだ。

◎ブラジル相手に、試合をコントロールするというのは、至難の技だし恐い。
でも、できるだけ中盤でボールを「回させ」、焦れてミドルシュートを打たせる
という<中盤釘付作戦>が功を奏せば、勝機はある。
後半は、サイドにスペースが空き、また、その反動で、中盤にも良いスペースが
できるかもしれない。
とにかく、日本は、ボールを奪ったら、5タッチ以内のパスでゴールへ突進し、
シュートで終わる。
これを繰り返せばよい。
もし、前半を失点0で折り返せたら、ブラジルのモチベーションが下がるだろう
から、自陣でのボール回しが増えてくるだろうと思われる。
ココで意外に凡ミスが多いので、今度は、猟犬ハンター大黒様のお出ましだ。
玉田と組み合わせても面白い。
この2人を、後半から「満を持して」投入できるようなら、それは日本ペースだ。

◎最終戦、幸いなことに、現地時間の午後9時キックオフとなっている。
それも、2戦の同時進行だ。
前半を終えて、両試合共「0-0」などドローである場合、日本よりもクロアチ
ア、そして、オーストラリアにプレッシャーがかかる。
ココでオーストラリアがまたパワープレーを仕掛けてきたら、クロアチアに勝機
が訪れる。クロアチアのほうがゲームコントロール力は上だし、何より堅守を誇る。
(オーストラリアもクロアチアも、後半をボール回しに終始しての引き分けなど、
決して望んでいないだろう!?)
実は、今大会、最もダメージを受けているのは、クロアチアである。
だから、なりふり構わず、くんずほぐれつの打ち合いになるかもしれない。
前半は、様子見するだろうが、後半は動かざるを得ない。
例えば、そこで、後半早々、日本が大黒投入でイキナリ得点!とでもなったら、
極めて面白い。
ブラジルは焦るだろうし、オーストラリアとクロアチアは泡を食うかもしれない。

◎最後に、「得点推移」。
日本:1→0/クロアチア:0→0/オーストラリア:3→0/ブラジル:1→2。
してみると、やはり、オストラリアは明らかな下降傾向、クロアチアはまだ調子
が出ていないことが見て取れる。(ブラジルは上昇ムード、日本も悪くはない)
「得点力不足」の日本だが、初戦は、とにかく得点し後半の体力の消耗からくる
守備の破綻から負けた。2戦目は、得点できなかったがシュートは増えていたし、
失点しなかった。(今考えれば、クロアチアを完封した川口の功績は大きい)
だから、やるべきことは簡単、日本は攻撃の形をより多く作り出し、最後は必ず
シュートを打つというフォーメーションをオーストラリア戦の3倍は作ることだ。
確率論的だが、シュート数というチャンスメイクでの指標に拘り分母としての数
を増やせば、「3点」は取れる。
極端な話、15分間に一度もボールに触れなかったりシュートを打たなかったFW
などは、その時点で交代だ。
交代要員は3人だが、全てFWでよい。
総動員体制で、攻め守るのだから、最早ポジションは関係ない。
ゴールという遠い目標ではなく、目先のボールを取るということにもっと集中
してもらいたい。
あとは、つなぐだけだ。
こうして、ジーコジャパンの4年間の集大成:「スモールサッカー」が完成する。
それも、因縁のブラジル戦で…

王国の王様と王ジャパンの王子!?

2006-06-20 13:01:05 | Weblog
◎孤高の王様がブッ倒れている。
そこへ歩み寄り手を差し伸べているのは、クロアチアのプルショ。
悲しいけど感動的なシーンだった。
敵も認めた川口と中田の鬼神のような働き。
「お互い、疲れたよね…」と無言で語っているかのように。

◎さすがのジーコも腹を決めたらしい。
あと、予選突破を早々に決めたブラジルが、ベテランのDF陣を中心に、
2~3人の主力を温存する意向という。
ロナウドは先発で出すのか!?(本調子ではないから、ロビーニョが先発
から出てくるよりマシ!?)

◎それにしても、日本の主力選手たちの体調管理はどうなっているのか!?
初戦で足がつったDF坪井は、明らかに水分補給をしなかったミスだ。
高原・柳沢は、本調子でないことを隠していたのか!?
中村は風邪をひいていて、39℃近い発熱があったらしい。
久しぶりに出場の稲本も、試合中に軽く捻挫したとか!?
何なんだ、このチーム!?
W杯を物見遊山のつもりで参加しているのだろうか!?
選手たちは、WBCのイチローや同じチーム内に居る中田の姿をどのよ
うに見ていたのか!?
「アイツらは個人主義だから…」
「彼らは特別だから…」
等々、最初から別格扱いをしていないか!?
でも、皆プロの土俵で戦うプレーヤーなんでしょう!?
炎天下の試合が続き、体力的にも、そして、精神的にもキツイというこ
とは重々承知している。
それはそれとして、ピッチに立つ日本選手たちが「ひ弱」に見えたのは
何故なんだろう!?
体格はもちろんだが、醸し出す雰囲気の中に覇気が感じられないのだ。
TVからでも独特のオーラが伝わったきたのは、中田・中村・稲本くらい
で、それは、前回大会から何も日本の戦力値が上がっていないことを意味
する。

◎さて、最終戦のブラジル戦、ジーコ監督は思い切った布陣でギャンブル
に出ると見られている。
私たちもそうして欲しい。
消化不良のまま、予選敗退なんて、最悪のシナリオだ。
ブラジルを大いに慌てさせ、両軍の選手が泡を食ってピッチを走り回り、
カウンターからの得点の応酬みたいな試合をやって欲しい。
終了のホイッスルと同時に、全員がへたり込むような…

◎そのための布陣…2トップを止めにして、長身FW巻を1トップにし、
ポスト役とする。その2シャドウの位置は、中村と中田を置き、押し上げ
気味の変則3トップとする。その後ろにミドルシュートを打てる小笠原を
中盤の司令塔として配し、サイドの守備的MFとして、稲本と福西をディ
フェンスラインのセンターバックの前に置く。ここまでは、コンパクトな
布陣を保つ。最終ラインは4バックで、センターバックは、中澤と坪井、
サイドバックは、三都主と加地。このサイドバック2人は、バランスを保
ちながら交互にサイドを駆け上がる。稲本と福西はどちらかがカバーリン
グをしながら、内側へ絞りながら中へ切れ込んでいく。理想は、ゴール前
の所で、クロアチア戦で見せたように、FW陣へ出たラスト前のパスを狙
い、例えば、中田&福西等ペアで挟み込むようにボールを奪うことだ。そ
こから、ワンタッチパスで2~3回のパス交換でシュートまで持っていく。
また、DFラインでボールを取った後の巻へのロングボール、あるいは、
サイド攻撃からのクロス(巻はポスト役)、このバリエーションの繰り返し
から、3点は取れるのではないか!?

◎相手がブラジルであろうと、どこであろうと最早関係ない。
自分たちの意図するプレーができるかどうか!?
そして、ゲームプランを共有しているか!?
そのことだけにかかっている。
あとは、効率的な選手交代で、常にリフレッシュして欲しい。