普段から、たくさんの利用者さんが利用しております。
その利用者さんから、とても有難い投稿がありましたのでご紹介させていただきます
この投稿文を読んで、どれだけ利用者さんから必要とされ
喜んでいただいているか、本当にうれしい限りです
これからも健康維持と安心・安全なまちづくりを目指していきたいと思いますので
スタッフ一同よろしくお願い致します
投稿文
コーディネーター様始め関係者の皆さん、毎日ご苦労様です。
皆さんの努力が認められ、平野区全域に地域活動協議会が設置され、活動に必要な補助金も一部 大阪市より支給されるということをインターネットで知りました。
良かったですね。
活動は第1ステージを終え、これからは第2ステージが始まることになりますがより一層頑張って下さい。
私は去年の5月に投稿して以来毎日利用させて貰っている者です。
去年の秋から利用者が急速に増え始め、今や満員盛況の日もある程活況を呈する様になったのはコーディネーター様始め関係者皆さんの努力によるものと感心しています。
第1ステージを終えたのを機に、釈迦に説法になりますが、私なりに、なにが活況を招いたのかを述べたいと思って投稿しました。
世界一の長寿国で世界一の借金大国である我が国で最大の懸案事項が、近い将来、1947年以降生まれの戦後世代が70歳を超え始めると激増が予想される社会保障費対策であることは衆目の一致する処です。
この対策は国と地方自治体の行政手腕に茹ねられますが、財源不足の予測が声高に叫ばれるだけで、具体的な方針を示し得ず、手さぐりで対応策を模索しているのが実情です。
問題の性質上、画一的な解決策は見つけにくい面があります。
何故なら、好ましい解決策は地域特性が加味された、きめ細かい対応がなされる地域密着型の地道な活動でなければならないからです。
今後各自治体で様々な対応策が発表され、互いにそれら施策を参考にしながら徐々に地域ごとに一番適している対応策に絞られていき、複数の対応策で対処するのではないかと予測しています。
どんな対応策になるにしても共通するキーワードは「きめ細かい配慮」で運営されること、あたかも病人にたいする看護士のような応対が必要になるという考えで、ふれあい 健康の館の対応と利用者の増加を連日見てきました。
その結果判明したのは、ここの一番の特徴が「健康寿命」を延ばす事をアイディンティとしていることにあるという事です。
「健康寿命」を延ばすために必要な健康器具を無料で開放し、サロン的雰囲気を醸し出し、利用者が毎日来場するのを習慣化するために、コーヒー、パン付きのブレックファーストを100円というリーズナブルな値段で提供し、とりわけ効果があったのは、コーディネーター始め関係者が個々の利用者に細めに声をかけるという上述の「きめ細かい配慮」が行われたことです。
その結果、リピーターが徐々に増えていき、その人らからの口コミが評判を呼び。来場者が増えていったと私は推定しています。
二番目の特徴は、利用者同士は互いに長い付き合いがある者同士なので友人の健康状態を気付かう意識が非常に高いコミュニュティであるということです。
顔をみせないと病気ではないかと心配してくれる、日本古来の良き伝統であり、近来、都市化とともに消滅しつつあるコミュニュティがここにはまだ息づいているということです。
厚生労働省も「健康寿命」を延ばす事を国の大きな目標として掲げています。
日本人の「健康寿命」は2013年で男性71.19歳、女性74.21歳で男女とも世界トップです。
同年の「平均寿命」は男性80.21歳、女性86.61歳です。
「平均寿命」-「健康寿命」が介護などを必要とする年限になりますが、「健康寿命」を延ばして介護などが必要な年限を短くしようという構想です。
加齢とともに筋力が衰え、外出が少なくなり家に籠りがちになりますが、外出が少なくなることが「健康寿命」を縮める最初の1歩になります。
社会保障費の増加は医療費と介護費用の増加によって起こりますが、これに対応する最大の予防医療が「健康寿命」を延ばすことにあります。
そのためには取り敢えず家から出て貰う必要がありますが、ふれあい 健康の館はそれを促す最初の一歩になっています。
上述の様に、ふれあい 健康の館は「健康寿命」を延ばす事をアイディンティとしていますが、その実現策の仕組みは第1ステージとして、先ずふれあい 健康の館に来て貰って、「健康寿命」に有用な健康器具を使い、互いに喋りあうことで、知らず知らず「健康寿命」の芽を獲得させ、頃合いを見て第2ステージに進む構想だと私は思っています。
第2ステージの中身は今後叡智を集めて煮詰められるでしょうが、今回平野区全域に地域活動協議会を設置するのは「健康寿命」の芽の獲得を平野区全体に広げようという構想だろうと考えています。
「健康寿命」の重要性は、利用者は知識として持っていましたが、それを身に着ける方法を探しあぐねて居る所にタイミングよくふれあい 健康の館が提供され「健康寿命」を延ばすのに最適であることが認識され、口コミでその効果が友人にも広がった結果が活況を呈する様になったと私は想定しています。
今後。社会保障費削減のために各自治体で知恵を出し合う訳ですが、成功するかどうかの決め手は施策の良し悪しではなく、利用者の「健康寿命」への理解度で決まると思っています。
行政が如何に声を大にして「健康寿命」等の対応策を叫んでも、利用者がその大切さを理解していない限り上手くいかないはずです。
幸い ふれあい 健康の館の利用者は上述の一番目、ニ番目より重要な自分の「健康寿命」は自分で作るもので、人から与えられるものではないという意識を持っており、その意識の高さにマッチした設備と応対が利用者を増やした最大の要因だったというのが活況を呼び込んだと私は考えています。