ゆる絵画鑑賞☆

名画を身近に、、ときどきディズニー  

ルーヴル美術館展 日常を描くー風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄

2015-03-17 13:56:47 | 展覧会

 

先日行ってきました

 

平日の昼間でしたが、さすが大盛況でした!

 

絵を間近アップで見たかったら、結構辛抱強く順番待ちが必要なレベル

 

ルーヴルのネームバリューってやっぱりすごいんだなぁと。。。

 

 

しかし、内容かなりよかったと思います!

 

テーマが、日常を描いた“風俗画”

 

時代は16世紀から19世紀中ごろまでとのことで。

単純に身近なテーマのものってみていて面白いですが、

バロック、ロココ、新古典、写実、印象等々、、、それぞれ異なる様式の、様々なタッチの絵画が集結しているところが見どころじゃないかと・・!

いつまでも目が新鮮で飽きません。

 

 

風景画とくれば無条件に吸い寄せられてしまう私が気になった作品のうちのいくつか

 

パウル・ブリル『鹿狩り』1590-1595頃 

この画像だときちんと出ていませんが、画面中央から奥にかけての色が、すっごい綺麗なブルーだったんです!エメラルドグリーンというかブルーグリーンというか   

“狩り”という切実で荒々しい行事と、自然の美しさのギャップ、小動物の毛並のふわふわした感じの可愛らしさとのギャップがなんとも魅力的な、、と思いました

 

 

ペーテル・パウル・ルーベンス『満月、鳥刺しのいる夜の風景』1635-40年頃  




これも綺麗な風景で、うっとり。。。。だけども、タイトルに“夜の風景”とあるんですが。

月明かりにしては明るすぎやしませんでしょうかい? 夜?うーん見えなくもないけど、

夜かぁ。。 ある意味ダイナミックを突き抜けてルーベンスらしさということ?

 

とか思いながらしばらく見つめていました(笑)

 

 

 

クロード・ロラン『夕暮れの風景』1639年頃

↑雰囲気買いしたポストカードを貼っています(笑)

一日を終えてぞろぞろとお帰りになってらっしゃるご一行様(´▽`)

光のあたりかたとか、もくもくした木々とか、バランスよく配置されて調和のとれた美しい風景が気に入りました

 

 

 

 

 

 

 

やー

展覧会期間終わりかけの空いてる時にまた観に行ってもいいかなぁ~とも思っていて

人混みに心折れて、間近で見るのを断念した絵画もいくつかあったので。。

 

そして、館内には来週からはじまる『マグリッド展』のポスターもいたるところに貼ってありました

こっちも楽しみすぎるんですけど、同じ場所で マグリッド→ルーヴル っていう贅沢なハシゴができてしまう事態を理解して、どうしようかと思ってます・・・・!! (別にどうもしないけど)






 

 


GOSICK

2015-03-11 08:45:00 | 日々のこと

 

 

ゴシック

 

12世紀頃から、ルネサンスが始まるまでの15世紀後半頃までの美術。

 

教会建築では、アーチ型の天井やガラスをふんだんに使った鮮やかなステンドグラスが特徴。

 

代表作パリのノートルダム大聖堂やシャルトル大聖堂。

 

語源の由来は、「ゴート(ゲルマン)風」という意味で、ルネサンス期のイタリア人たちが野蛮な北方のゲルマン民族を揶揄した表現。

 

 

 

美術史上のゴシックとはざっくりこのような感じですが

 

 

今現在文化やカルチャー、精神論など、様々な意味で使われている単語ですよね。

 

 

 

ただ、

最近の私にとっての“ゴシック”といったら

 

もうこれしかありません。

 

 

 

 

桜庭一樹 著

GOSIC ―ゴシック―

GOSIC Ⅱ -ゴシック・その罪は名もなき―

GOSIC Ⅲ -ゴシック・青い薔薇の下で―

GOSIC Ⅳ -ゴシック・愚か者を代弁せよ―

GOSIC Ⅴ -ゴシック・ベルセブブの頭蓋―

GOSIC Ⅵ -ゴシック・仮面舞踏会の夜―

GOSIC Ⅶ -ゴシック・薔薇色の人生―

GOSIC Ⅷ -ゴシック・神々の黄昏 上・下 -

 

 

・・・はー、一気に打った(`・ω・´)

 

 

ソヴェール王国という、架空のヨーロッパの小国を舞台にしたちょっとオカルトチックなファンタジー&ミステリーシリーズで

設定は完全フィクションだけど、実際の歴史の出来事や世界情勢も絡んで来たり

装丁も可愛らしいし、ま~最初は気軽なラノベ的な気持ちで、一気読みはせずに気が向いたときに読み進める程度だったのですが

最終巻(上・下)になったらもう盛り上がり半端なくて

シーのセンター・オブ・ジ・アースで噴火し始めてから一気に加速するときみたいな

ぐぁーー!って感じでひき込まれて心もってかれました・・

 

 

・・・・(TwT。) ←泣いている。

この“キュートでダークなミステリーシリーズ”でまさかこんなに泣かされることになろうとは・・(TwT。)

 

 

シリーズものって登場人物たちへの想い入れとか親しみがどんどん深くなるから

読み終わったときの寂しさと感動がひとしおで。。

 

図書館戦争のときもプリズンホテルのときも。

 

 

とにかく、胸がいっぱいで放心してしまいます・・

 

 

でも、このゴシックシリーズ、番外編のシリーズや続編の新作がいくつかあるので、

まだしばらく一緒にいられると思うと救われる。。( ̄ーÅ)フヒヒ