ゴシック
12世紀頃から、ルネサンスが始まるまでの15世紀後半頃までの美術。
教会建築では、アーチ型の天井やガラスをふんだんに使った鮮やかなステンドグラスが特徴。
代表作パリのノートルダム大聖堂やシャルトル大聖堂。
語源の由来は、「ゴート(ゲルマン)風」という意味で、ルネサンス期のイタリア人たちが野蛮な北方のゲルマン民族を揶揄した表現。
美術史上のゴシックとはざっくりこのような感じですが
今現在文化やカルチャー、精神論など、様々な意味で使われている単語ですよね。
ただ、
最近の私にとっての“ゴシック”といったら
もうこれしかありません。
桜庭一樹 著
GOSIC ―ゴシック―
GOSIC Ⅱ -ゴシック・その罪は名もなき―
GOSIC Ⅲ -ゴシック・青い薔薇の下で―
GOSIC Ⅳ -ゴシック・愚か者を代弁せよ―
GOSIC Ⅴ -ゴシック・ベルセブブの頭蓋―
GOSIC Ⅵ -ゴシック・仮面舞踏会の夜―
GOSIC Ⅶ -ゴシック・薔薇色の人生―
GOSIC Ⅷ -ゴシック・神々の黄昏 上・下 -
・・・はー、一気に打った(`・ω・´)
ソヴェール王国という、架空のヨーロッパの小国を舞台にしたちょっとオカルトチックなファンタジー&ミステリーシリーズで
設定は完全フィクションだけど、実際の歴史の出来事や世界情勢も絡んで来たり
装丁も可愛らしいし、ま~最初は気軽なラノベ的な気持ちで、一気読みはせずに気が向いたときに読み進める程度だったのですが
最終巻(上・下)になったらもう盛り上がり半端なくて
シーのセンター・オブ・ジ・アースで噴火し始めてから一気に加速するときみたいな
ぐぁーー!って感じでひき込まれて心もってかれました・・
・・・・(TwT。) ←泣いている。
この“キュートでダークなミステリーシリーズ”でまさかこんなに泣かされることになろうとは・・(TwT。)
シリーズものって登場人物たちへの想い入れとか親しみがどんどん深くなるから
読み終わったときの寂しさと感動がひとしおで。。
図書館戦争のときもプリズンホテルのときも。
とにかく、胸がいっぱいで放心してしまいます・・
でも、このゴシックシリーズ、番外編のシリーズや続編の新作がいくつかあるので、
まだしばらく一緒にいられると思うと救われる。。( ̄ーÅ)フヒヒ