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もにょらない日々

毎日ちょっとした幸せを見つける

PC新しくしたらログインできなくなったわけではないんだよ

2025-04-24 21:58:27 | 日記

以前の日記でマンションの騒音問題について切々と語った訳だが。

目途が付いてから続きを書こうと思っていたところ、一向に事態が好転しないため更新間隔が開いてしまった。

自分用のメモとしても記録していく予定だったが、とりあえず現状の確認。

結論から言うと、騒音はますますひどくなっている。

中でも一番精神的に来る音が「ズズ」「ズゴゴ」という、水が配管をズっているような音だ。

数週間前から時折聞こえるのだが、冗談ではなく床が割れるかと思うような強烈な音なのだ。

慌ててスマホで録音。管理会社に提出したところ、普通の生活音とは思えないとのこと。

ところが販売会社にその旨伝えてもらった後の返事が「録音された音を聞いていませんが生活音です」

・・・意味が分からない。聞いてもいないのに生活音と断定する理由は何だ。どこからその自信が湧いてくるのだ。

謎すぎる。

ふと、Yahoo知恵袋で参考になる意見があればラッキーくらいのつもりで投稿してみたところ、結構しっかりした回答を頂いた。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11314139526

一番最初に疑ったのが配管の詰まりであったので、結構有力な意見と思われる。

明日、販売会社や施工業者、管理会社が現場確認に来られるのだが、果たしてどんな結果になるのやら。

なるべく穏便に済ませたいね。

 

新築分譲マンションは人を選ぶ・・・のか?

2024-12-10 19:49:15 | 新築分譲マンション

一旦実家に戻ることにして数日。

びっくりするくらい自分の精神状態が良くなっているのを実感した。

実家は木造一戸建てで、大型車も走る道路からほんの少し入った場所に建っている。近くには大きな工場もある。決して静かな場所ではない。

それでも、天井から低周波が響き渡らないというのはこれほど素晴らしいことだったんだ。

ウォーターハンマーの音でびくっとしなくていいというのはこんなにも落ち着くことだったんだ。

と、気づいた。

以前は家で音楽を聴くことなど殆どなかった。あんまり興味がないという理由もあるが、静寂というものが好きなのだ。

完全な無音ではなく、風や鳥の鳴き声などの自然の音だったり、隣近所の生活音、道路からの車の音。そういうものがありつつも、家の中は基本静か。進学と同時に始めた一人暮らしの間ずっとそうしてきたし、一時期実家に戻っていた時にも相変わらずそうだった。

ところがマンションに入居した初日から、さまざまな音をごまかす為仕方なく音楽をかけるようになっていた。

当初はブブブブーンという低周波が気になって気になって、例の「ズゴゴゴゴ」よりはるかにしんどかった。

今でも低周波には全く慣れないし、音が聞こえると鼓膜が震えて耳に痛みが走る。

だがこれが集合住宅の当たり前なのかこのマンション特有の騒音問題なのかも判らなかった。

なにせ最新の高気密住宅に住むのは初めてだ。

文句を言っていい事象なのかどうかも判らない。この音を他人が不快に思うかどうかも判らない。だが自分にとってはひたすら不快で、他の音で打ち消す以外の解決法が見つからなかった。

実家は相変わらず周囲の音がある程度賑やかだ。だが21時過ぎると車の数は減るし、近所の生活音など殆ど気にもならない。朝には通勤車両の音が聞こえ始めるが、所詮は少し離れた道路からだ。

天井から響き渡る低周波やウォーターハンマーとは次元が違う。

そしてその音をごまかすためにかけていた音楽自体も、自分にとってはストレスだったんだなあ、とやっと気づいた。

当然自分で動画を見たり、ゲームをしたりと音を出す時もある。だがあくまでそれは自らが意識して発する音である。そもそも音を聞くことを目的としている行為だ。それらと違って音楽は「仕方なく流している騒音」だったのだ。

久しぶりに生活しているな、と感じた。

本当に久しぶりに、時間がゆっくり過ぎているのを感じた。

※「ザ・ファブル」南勝久

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

しんどい時こそ笑っとけ

2024-12-09 19:23:51 | 新築分譲マンション

管理会社から「ウォーターハンマー音です」と言われた瞬間に、ぎりぎりまで張りつめていたものがふっと緩むのを感じた。

音は自分だけの思い込みではなかったし、ましてや幻聴でもなかった。他の住人も煩いと思っているのだ。

この事実は自分を正気に返らせた。

そして思った。

あ、今の自分、完全に病んでるな。これはまずい、一旦逃げよう。幸いにも逃げ場所があった。同じ市内に実家があるのだ。

一度実家に戻ってゆっくりしよう。せめて1週間くらい、音から離れて生活しよう。

そう決意し、夜のうちに当座の荷物をまとめた。
 
PCさえあれば生活できるし、必要があれば都度マンションに戻ればいい。
 
今後について考えながら、次の日の仕事終わりに荷物を取りにマンションへ戻ってきた。
 
駐車場で声をかけられたのはそんな時だった。
 
見覚えのあるその人は、乾太くん事件で散々お世話になった管理会社の担当者だった。
 
相変わらずの優しい言葉遣いで、ウォーターハンマー音については今月行われる管理組合の理事会で議題にします、と丁寧に説明をしてくれた。
 
対策は既に始まっていたのだ。
 
わざわざすみません、と頭を下げた自分に、担当さんはさりげなく、そして労わるようにこう言ってくれた。
「大丈夫ですか?」
 
・・・ええ、大丈夫です。
 
昨日のあなたの電話で救われました。
 
そして今日、こうして自分に声をかけるために来てくれた、待っていてくれた。
 
解決までにはまだまだ時間もかかるだろう。
 
面倒なことも起こるだろうし、音もなくなりはしない。
 
でも、もうちょっと頑張れます。
 
「ありがとうございます」
 
その言葉にありったけの感謝を詰め込んだ。
 
 
※「マイホームヒーロー」山川直輝(原作)、朝基まさし(作画)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

自縄自縛程タチの悪いものはない

2024-12-07 20:16:02 | 新築分譲マンション

ウォーターハンマーを始めさまざまな騒音に悩まされていることを切々と語ってきた訳だが、では今が一番辛いのかというと、そうでもない。

一番しんどかったのは間違いなく乾太くん事件の最中だったし、一番病んでいたのは10月下旬頃、騒音がどんどんひどくなっていった時期だ。

その頃は会社から家へ帰ることが恐怖となっていた。

車通勤をしているのだが、家へ近づくにつれ鼓動は激しくなり息が出来なくなる。ハンドルを握る手が震える。

帰りたくない、でもしんどい、休みたい、でも家が怖い、音が怖い、帰りたくない。ぐるぐる同じところを思考が回転していく。

音がさらに大きくなって家に住めなくなったらどうしよう、金がない、将来設計が崩れる。マンション売るか? いやでも売れるのか? このうるさいマンションが。

思い余って査定を依頼した。返答はほぼほぼ購入時と同額で売却始められますよ、とのことだった。

だが。

1年未満で部屋を売る理由は必ず聞かれますよ、とも言われた。ウォーターハンマーに悩まされているマンションなんて誰が買うものか。

気持ちはますます追い詰められていく。マンションの中で、たった一人、自分だけがこの音で苦しんでいるんじゃないか。他の人は外の風音くらいにしか感じてないんじゃないか。そして実際に大した音ではなく、自分の脳内で音を極限まで拡大させているだけなんじゃないのか。

もしかして自分がおかしいんじゃないのか。

 

そんな時にマンションの1年点検の事前アンケートが来た。点検個所はオーナーの申告制となっている。

思いの丈をその1枚の紙に全てぶつけた。それを眺めつつまだ書き足りないことはないかと無理やりにでもマンションの粗探しをした。思いついては打ち消し、書き始めようとしては手を止めて深呼吸。記入欄を大幅にはみ出した文字だらけのそれを、3日ほど経ってやっと提出した。

そして提出した直後からすさまじい後悔が襲ってきた。

書いたことに間違いはない。だがもし、日々苦しめられているこの音が、他の人に聞こえていない音だとしたら? すさまじい騒音がすると思い込んだがゆえの幻聴だったら?

これを見た管理会社の人が不快に思ったら? 見せられた施工会社の人が誹謗中傷だと感じたら?

いや違う、自分がおかしいんじゃない、自分が悪いんじゃない、悪いのはこの音を発生させている原因だ。それは何だ。何が原因なんだ。

今までウォーターハンマーだと思っていたゴリゴリという音が心を押しつぶし、階上の住人が原因ではないかと錯誤した。

そして管理会社へ連絡した。「上の部屋の音が辛くて生活できないです」。
 
まともな日本語にもなっていなかったかもしれないその叫びに、管理会社の担当さんは言ってくれた。
「それ、ウォーターハンマーです。他の部屋からも話が上がっています」
 
ウォーターハンマーです。ウォーターハンマーです。ウォーターハンマーです。
 
あんなに怖かったその単語が一片の救いとなった。
 
あの日提出した1枚のアンケート用紙にびっしり書き綴った文章には、たった一言の本心が隠れていた。助けてください、と。
 
 
 
 
※「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」うすた京介
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

数千万の買い物が失敗でしたとは認めたくないのが人情

2024-12-06 19:33:20 | 新築分譲マンション

マンションの騒音について色々書いてきたが、それでは引っ越してよかったことはないのか? というと。

ちゃんとある!! あるんだよ!

ここに引っ越す前に住んでいたのは築50年オーバーのぼろぼろ一軒家だった。

古い家のデメリットは今更言うまでもないだろうが、ちょっと羅列してみる。

・耐震性がないに等しい。強い風が吹いただけで家が揺れる。

・夏はサウナ、冬は北極。底冷えが半端ない。隙間風は基本。

・土間が寒い上に邪魔、転げ落ちる。

・無駄な空間がやたらと多い。その割に台所が狭い。

・天井が低い。壁が砂壁。

・壁や天井、床、押し入れ全てが古く汚い。

・GW頃には白アリが発生する。

・あらゆる虫が年中侵入してくる。

・蟹が廊下を歩いている。(これは地域性

これが全部解決したんデスヨ! すごくね? すごすぎね?

また、このマンション、ウォーターハンマーが活発な時間帯=住人が水道やガスを使用している時間帯を除くと、基本的に割と静かなのだ。夜中になるとコップを机に置くのもはばかられるくらいに静か。住人が大体同じ時間帯で生活してるっぽいのでそこも安心。

 

それにしても築50年の襤褸屋から新築分譲マンションだなんて振り幅大きすぎだね。美点も欠点もそりゃあ目立つ訳だ。

うーん、なんで新築分譲マンション買おうと思ったんかなーあの時の自分。そういう瞬間って、誰しも人生で何度かあるよね。

で、結局買って満足してんのか後悔してんのかっていうと・・・

未だ答えが出せないでいるのだった。

 

※「3月のライオン」羽海野チカ