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ピリカヌプリ

北海道の自然とアクティビティに関することを発信しています。

八百五十山

2022-01-30 | ノンジャンル
八百五十山へ
この界隈を最近はずっと探索しており、実は昨年はカヤックを使って湖面からも山の様子を伺ったりしてこの日に備えていた。
(もちろん化石観察や釣りのついでだが。)
今日は山からシューパロ湖のかつての集落跡が手に取るように見え、湖の探検を補完できたように思う。

岳友に送ってもらった古い地図
歴史もあり、このあたりの探検は面白い



同じく岳友から
かなり今の鉄道の様子と異なる、今は無き路線多数
この山の近くに森林鉄道が走っていたのは面白い



スキー適地との記述もあり、心躍る




登り始めてすぐに坑口を発見!
歴史ある地域や山はこれだから面白い。
炭鉄港でごはん3杯はいける僕は大好物に大興奮
鼻をくすぐる硫黄泉の心地よい香りに後ろ髪引かれながらも帰り道での探索とし、八百五十へと向かう。

今日のパーティは読書好きが多く、本の話をしながらの登高
極地探検物にみんな造詣が深く、健全なオトコの子が探検好きを維持したまま大人になって冬山登ってんだなぁ…
と愉快な気持ちで笑いが絶えない。
かつて鹿島の人達がスキー場として利用し、ヒュッテもあったここはスキー登山に実に向いている。



頂上稜線に出ると細くて雪庇でかい



頂稜の激ホソ雪庇稜線の一角のピークは落ち着かないのでブリザードの中そそくさと下山
風下に入ると実にマイルドに感じるマイナス13℃

雪は抜群にいい



前見えないくらいスプレー上がる
斜面もスキー適地多い



実に深い



かつてのスキー場跡を滑る
実に快適斜面
登り返して滑った。



滑り終え、満足して集うみんな



スキーカットで人為的に雪を落として雪崩させてみた。
なるほどね、安全なトコでこういう事もやっとかないとね。



待ちに待った坑口と温泉の解明!
にじり寄る僕




手をつけ、暖かい!
と一瞬、思ったけど冷たくないだけだった…




三菱のマークが見えます



テルマエじゃん!
硫黄の色もいい!!


今日もシーハイルな一日でした。


接待登山&労山熊見

2022-01-23 | ノンジャンル
まん延防止措置が取られる寸前の週末は何故か接待登山
接待ゴルフってのは聞くけどねぇ…
職場がらみだし、ドローンまで出して空撮してあげましたとも
それは満足していただいたようです。



上司もこの画像には大喜び
太陽の位置とか計算して写してますからねぇ、毎週遊んでいるのでこういうの得意





ドローンで動画もとってあげました。
でも、こっちはニガテ・・
練習しなきゃなぁ
でも喜んでもらえたので良かった。



ムズいよなぁ・・

翌日はプライベートで労山熊見へ登る


狙い通りの日高の稜線の景観を楽しむ、




シマエナガみたい・・



ショベル使って




雪洞掘ってお昼



ほづゲレンデは雪も良かった
日勝北斜面はまだハイマツ
沙流岳はカッコよく尖り楽しめそうな気配


片岩

2022-01-16 | ノンジャンル
気温上がってドカ雪降れば積雪不安定なのは誰でも分かる事。
そんな中、どこが安全で楽しめるのかは何時も登ってる山ヤにしか分からない。
札幌岳の麓の片岩をターゲットにする。



爽やかな朝日と友に登山開始
情報入れたら探検要素が薄れるので下調べナシで登る。

と、言ってもこのルート取りだといきなり下りから始まるけど



札幌岳がバッチリ見える
その傍らに目指す片岩



豊平峡大橋が見えてきた
なんとなくスタンド・バイ・ミーを思い出して歌いながら歩いてたら笑われた



レールも引いたのにー



ウロコ天国の林道を延々と歩き、尾根に取り付いてからは山の弱点を付くことなく、激ホソヤブ尾根の強点を真っ向から登るヤブ山ストロングスタイルと呼ばれる登山法で登ったが、悪辣過ぎて同行者は3度ほど心がャLリと折れたそうだ。



定天がキレイに見えた

山頂は片岩の名の通り片側が岩になっていて面白ーい!とか思いつつのルート工作では胸までのラッセルに傍目には埋まってるようにしか見えず、こんな時はテムレスだよなぁ、でもリュックから出す事出来ねぇ…
だって埋まってんだもん。


えー!
ピークこの上なの?? マジかよ・・・



累々と岩が積み重なった稜線を行く



この両雪庇の奥がピーク



岩岩しい稜線からピークを踏む
親切な方が看板を設置してくれていた。



遅れ気味の岳友の休憩場所確保の様子



しっかり活用の様子
風を防ぐだけで素晴らしく暖かい

下山は積雪がしっかり安定し、立木いっぱいのトゥリーランとする。
これが望外に楽しく盛り上がった。
トゥリーいいわぁー
安心だし




ここまでの辛さを一挙に爽快に変える楽しい滑り



ハイスピードでスティープな森林を滑っていく様はまるでサーカスのようだ。



雪は質も安定もバッチリ



スプレーも派手にあがる
この片岩の東斜面滑った人、ほとんどいないだろうな
もしかして初かも



帰り道 札幌岳とぼくら



サウス岳
かっこいい山だな、風が吹いてかかっていた雲が切れた一瞬
きっと今頃サウスのピークは吹き荒れてるんだろうな。




日暮れまで遊んだよー
下山後、車で音楽聞きながら帰ってると、どうも最近は楽しかった山の時は感動して泣けてくるんだよな。
日高の沢を終えて、クラプトン聞きながら夕焼けに染まる日高山脈見りゃ、そりゃ鳥肌も立つし泣けてくる。
同じ様に札幌の夜景見ながら山崎まさよしでもイケるもんだな。
大事なのは全力で楽しい1日を過ごせたかって事だな。


小喜茂別岳

2022-01-10 | ノンジャンル
何故か忙しい3連休、いきなり予定が空いたので近郊の山へ。

荒れてるかと思ったらそうでもなく、軽く良い雪



いい感じで降ったみたい。



帰りが楽しみ
先行者少なくて荒れてない



お昼はツェルト張って雑炊


玉子おとしてー



クラシカルなスキー登山を楽しんだ。
やっぱりスキーは機動力が高い!
old but goldなルートに来るとそう思う。

 


2022年初漕ぎ

2022-01-06 | ノンジャンル
氷点下の中、水面を漕ぎたくて支笏湖へ。



酷寒の中、夜明け前から出艇準備

そもそもカヤックって北氷洋でエスキモーが使ってた旅や狩猟の道具
カナダではフリーダムマシーンと呼ばれてる自由の道具
真冬の水面を行くのは王道でもあるのだ。



まだ暗い中から漕ぎ出し、水面上で御来光を拝む計画
我々は日出処の民族なのだ。
旭日に感動を覚える大和民族だ。




凍てつく寒さの中、実は水のほうが温度は高い
でも水の中に入ったら死んじゃう



日の出前
太陽早く!



あまりの寒さにサンピラーみたいになっている
マイナス20℃くらいか



ゴアテックスのオーバーグローブについた水滴は
瞬間的に個体になるので払えば取れる
この時期、濡れないんだな。




日の出
こんなに太陽がありがたいとは
モラップ山から差し込む陽の光のあたたかさに感謝

日出処国、ひいずるくに、ひのもと、日本
この国は他国と違って太陽神は女性だね。
アマテラスたる太陽に男性ではなく女性を見る
凍った湖面で凍えながら日の出を待つとその包容力に得心がいく気持ちになる。



上陸して温泉へ



良いところだ
水面からでなければアプローチできないとこがまた良い
からまつの湯みたいにならないだろうと思う



ドライスーツのまま入浴
40℃くらいと実に適温であり、冷えきった体を支笏湖畔から天然湧出している温泉で温め、地球の内なるエネルギーに喜びを感じる。
地球内部のエネルギーに太陽のエネルギーと天体レベルに思いを馳せる、そんな凍ったカヤック旅





更にひと足早いプライベートな氷濤まつりを水面から楽しめた。


なんか可愛い氷、りんごみたい



竜の上アゴ




なんでこいうなるんだろ??


午後、札幌の某ショップで偶然にも赤岩のレジェンドにご挨拶
心臓を患われたそうだが、インドアでのドラツーが楽しいと目を輝かせてお誘いを受ける。
真のフリーダムマシーンとは「連帯を求めて孤立を恐れぬ」自らの心の有り様だと学んだクライミング用品売り場