人とのつながりについて、少し書きましたが、
最近読んだ本にこんなことが書いてありました。
「自己決定、自己責任」という世論形成について。
失敗した時のためのリスクヘッジは、個人が孤立した状態では不可能。
集団で「お互いに迷惑をかけあう」ことによって、
集団に所属する個人の失敗が致命的なものにならずにすむ。
個人単体で「自己責任」と言われても、
リスクの分散ができないため非常に生きづらい。
今、集団が機能しない場合、
失敗した時のリスクは行政が負うべきだとする議論が多い。
それには、「失敗していない私が失敗した他人を扶養すべきで、
そのために税金をたくさん払うべきだ」という考えが世の中に浸透する必要がある。
昔の日本はよかったとか、アメリカモデルがよいとか、北欧モデルがよいとか、
???????(ん~よくわからん)だけど、
人とのつながりが精神安定剤になるのは、「ちょっと失敗しても大丈夫!」と思えるからではないかと思った。
夫婦二人で働いてれば、どっちかが病気になっても、どっちかが支えるから大丈夫!ってこと。しかも集団の構成員が多ければ多いほど、リスクが分散できる。
(市販の保険に入っておけば金銭面では解決できますね。健保や介護ほけんもそのためにつくられたんですけどね。。。)
昔の日本は良かったっていうのに近いなあ。そう思うと少しいかがわしいですね。
集団で助け合うには、多少、個人の意向は殺さなければならないし、
ここまで浸透した個人主義が後戻りするとは到底思えない。
それでも夫婦はまだつながっている。と思う。
親子はちょっとあやしい。つながってるけど、あまりつながっていたくないと思う人が多い気がする。
配偶者には頼れる。でも、親や子には頼りたくない、頼るのは申し訳ない、、ましてや兄弟姉妹には頼れないと思う人が多いのでは?ほんとにヤバくなったら頼りますけど、かなり心苦しいです。
夫や妻との信頼関係って、すごいね。本来他人なのにホントすごい。
あと、言葉を選ぶのって難しいです。結婚に価値があるっていう考え自体、、批判の対象です、私は時代遅れなのかもしれません。
不快になった方御免なさい。
私の職場にもシングルマザーの方がいます。そういう生き方こそ認められる社会にしなくてはいけないです。
人は失敗するものだし、いつかは幼児でいつかは高齢者なのです。
頼り頼られる環境は、一時わずらわしいと思う時期があっても、個人の財産だと思います。大事にします。
りんたは、ネコに対して優しくなってきたような気がしないでもないです。
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